『テセウスの船』原作ラスト結末ネタバレ!音臼小を狙った理由や犯人の目的について解説

2020年の1月よりスタートしたTBS日曜劇場『テセウスの船』。この作品、一言でいえば「タイムスリップ×サスペンス」。

31年前の過去へと送られた主人公が、死刑囚となった父の無実を証明するため、連続殺人事件の真相を追うというストーリーになってます。

「本格サスペンス」と銘打っているだけあり、早くもSNSなどでの犯人考察が盛り上がっています!

そこで今回は、東元俊哉による『テセウスの船』の原作漫画に焦点を当てようと思います。

物語のネタバレも多分に含んでいるので、未読の方は要注意。「どうしても結末が気になる!」という方だけご覧ください。

『テセウスの船』のあらすじネタバレ

殺人事件が起きた平成元年にタイムスリップ

平成元年に北海道の音臼村で発生した無差別殺人事件。その容疑者として逮捕されたのは、村の駐在所警官・佐野文吾でした。

佐野は一貫して容疑を否認しますが、犯行で使われた青酸カリが証拠となり、死刑判決を受けるのでした。

残された佐野の家族は大きな非難を浴びることになり、世間の陰に身を潜めるようにして生きてきました。

佐野の息子である田村心(しん)も、そんな父のことを忘れようと務め、妻とともに新たな家庭を築こうとしていました。しかし、最愛の妻は心と子どもを残してこの世を去ってしまいます。

佐野の冤罪を疑っていた妻が遺した言葉がきっかけとなり、心はもう一度父の事件と向き合うことに。

ところが、現場となった音臼村を訪れた彼を深い霧が襲います。

気が付くと、彼は事件が起きた平成元年へとタイムスリップしていたのです。

事件を回避するために動く田村心

佐野家へと居候することになった心は、すぐに父が事件の犯人ではないことを悟ります。彼は正義を守る警官であり、家族思いの父親でした。

その信念を知った心は、彼に自分が未来から来た事実を打ち明け、ともに事件の捜査を開始します。

佐野が犯人とされる凄惨な事件が発生する数か月前から、音臼村では奇妙な事件が立て続けに起きていました。

その未来を知っている心は、ひとつひとつの事件を回避することで過去を変えようとします。

しかし、そんな心と佐野の奔走の甲斐も虚しく、音臼村の女の子が何者かによって殺害されてしまいます。

悲劇を避けられなかったことを嘆く心。気が付くと、彼はふたたび現代へと戻っていました。

『テセウスの船』の犯人ネタバレ

ついにたどり着いた真犯人とは

結局、その世界でも佐野は音臼村の事件の犯人として逮捕されていました。しかし、事件直前の村に心がいたという事実は、明かに現代へと影響を与えていたのです。

その世界では、心の母と弟は事件を苦に心中していました。残された家族は心の姉である佐野鈴と、刑務所に収監されている佐野文吾だけ。

二人との再会を果たした心は、あらためて事件の手がかりを探します。そんな中、音臼村の事件の真相を知るというかつての村人が現れることに。その口から語られたのは、衝撃の真実でした。

真犯人は、当時音臼村の小学生だった加藤みきお。

犯行の理由は、同級生だった「佐野鈴を独占するため」。

巧みな計略で佐野文吾に罪をなすりつけた彼は、事件後に孤児となった佐野鈴のもとへ接近し、いまや彼女の内縁の夫となっていました。

ついに真実を知り、音臼村の跡地で加藤と対峙する心。ですが、そんな二人をまたもや深い霧が襲います。

『テセウスの船』のラスト結末ネタバレ

過去へと戻り最後の対決

心は平成元年の音臼村へと戻ってきました。今度こそ惨劇を回避しようとする心は、文吾とともに事件への警戒を高めます。

しかしその時、すでに小学生の加藤は未来から来た加藤と出会っていました。

未来を知る加藤は、鈴をはじめとする佐野の家族を誘拐し、邪魔者である文吾を殺そうとします。

その罪を未来の加藤が背負うことで、小学生の加藤は望み通り鈴と結ばれると考えたからです。

村で警戒を続けている佐野を、ふいに飛び出してきた加藤の凶刃が襲います。

ところが、そんな二人の間に割って入ったのは心でした。自分の身代わりとなって倒れる心に、佐野は父親として最後の言葉を語りかけます。

結局、未来の加藤は射殺され、心は命を落としました。小学生の加藤は、無差別殺人こそ起こさなかったものの、関連する事件の犯人として捕まることになります。

時が経ち、幸せそうに暮らしている佐野家のもとに、事件後に誕生した「この世界の」佐野心が帰ってくる場面で、物語は幕を閉じます。

犯人は音臼小を狙った理由と目的は?

犯人である加藤みきおは、なぜ音臼小学校の事件を起こしたのでしょうか?以下で詳しく解説していきます。

加藤には父親がおらず、母親からは虐待を受けていました。その母親も早くに亡くし、祖父母に引き取られた彼は音臼村に引っ越してきます。

音臼小に転校してきた彼は、心に闇を抱えていました。

そんな時、たまたま彼の隣の席に座っていたのが、心の姉である佐野鈴です。明るく笑う鈴は加藤にとって希望の光となり、やがて好意を抱くようになります。

しかし、鈴は加藤だけを見てはくれませんでした。彼女が父親の文吾に憧れを抱いていることを知ると、加藤は屈折した憎悪の念を抱くようになります。

すでに千夏ちゃんを毒殺して悦びを覚えていた彼は、鈴と喧嘩をしていた明音ちゃんにも敵意を向けます。

明音ちゃんを殺すことで、文吾が警官として無能であることを鈴に示す目的もありました。

こうして準備を進めていった加藤は、ついに音臼小毒殺事件を決行。鈴のクラスメイトを殺害し、その罪を文吾に被らせることで、彼女が自分の方だけを向くように仕向けたのです。

事件後、わざと青酸カリを舐めて被害者となった加藤は、教師だった木村さつきの元に引き取られます。そして思惑通り鈴に接近、彼女の罪悪感を利用して配偶者となったのです。

両親の愛を知らずに育った加藤みきおですが、彼の心の闇が「鈴を独占したい」という倒錯した感情と重なったことによって、音臼小の惨劇は起きてしまったのです。

ドラマ版の真犯人は原作と違う可能性が?

ここまで原作のネタバレを書いてきましたが、ドラマ版『テセウスの船』に驚きの情報が飛び込んできました。

都内で実施されたあるイベントで、原作者の東元俊哉から「ドラマは原作と犯人が違う」とのメッセージが届いたそうなんです。

たしかに第2話の段階で、すでに原作とは違う展開を見せていたドラマ版。「もしかして…」とは思っていましたが、原作とは別の真犯人になりそうですね。

これはますます考察が盛り上がるのではないでしょうか?『テセウスの船』は動画配信サービス「Paravi」でも観ることができるので、見逃した方はぜひ利用してみてくださいね!

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