この記事では、フジテレビの人気番組『ザ・ノンフィクション』を見逃がしてしまった方に向けて、過去の放送回を無料で見る方法や過去の放送内容をまとめて紹介しています。
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目次
『ザ・ノンフィクション』の見逃し動画を無料でフル視聴する方法
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『ザ・ノンフィクション』の神回を紹介
フジテレビで人気のドキュメンタリー「ザ・ノンフィクション」はFODプレミアムで一部の放送回を見逃し視聴可能です。
こちらでは、神回と呼ばれた放送回をいくつかピックアップして紹介しています。
「人殺しの息子と呼ばれて・・・」(前編・後編)
北九州市で起こり、日本全国に衝撃を与えた「北九州連続殺人事件」の犯人を親に持つ、24歳会社員の男性を取材した番組です。
両親が逮捕されたために保護を受けて生活してきたこの男性は、少年時代から社会の冷たさの中に身を置いて生きてきました。
両親に対する思いや養護施設で経験した心ない声や仕打ちについて、インタビューで語られています。
せつなくて故郷~女になって47年目の故郷~
戦後すぐに故郷の鹿児島県枕崎を出て上京した、新宿ゴールデン街の名物ママ「真紀」さんを取材した番組です。
若いころに男性から女性に性転換手術を受けた真紀さんは、故郷に対する望郷の念がありながら、性転換後に一度も帰郷することがありませんでした。
そんな真紀さんが、高齢の母親に会うため、女性になってからおよそ半世紀ぶりに故郷の枕崎へ帰郷する様子を取材しています。
この番組は大きな反響を呼び、「アンコール特別編」も製作されました。
この特別編も、FODプレミアムで見逃し視聴可能です。
AKB総選挙 今度こそ・・・。
AKB総選挙では、上位陣に多くの注目が集まっていました。
しかし、選挙には全体で250名以上のアイドルが立候補し、華やかな舞台に立てるのはわずか一握りです。
ランキング入りの最低ラインである80位も、2/3以上のアイドルが入れないことになります。
この番組は、80位の当落線上で生き残りを懸けて奮闘するアイドルや家族の日常に密着した番組です。
次世代エースと期待されながら前年圏外の屈辱を味わった宮崎美穂さん、前年度に速報71位から圏外落ちし過呼吸に陥るほどのショックを受けた経験を持つ大島涼花さんを取材しました。
『ザ・ノンフィクション』過去放送回の番組内容を紹介
過去の放送内容と視聴者の感想を紹介しています。
2022年12月18日放送回
- 日中共同制作第11弾
遠く故郷を離れて ~この国で命を救う人になる~
「もう受け入れは無理ですって…」
2022年夏。終わりの見えないコロナ禍に、病院は悲鳴を上げていた。山間部に多くの過疎地域を抱え、交通手段も限られる鹿児島県・大隅半島で、地域医療の“最後の砦”ともいわれる大隅鹿屋病院。この病院で研修を続けているのが、中国からやってきた朱海医師(36)。
幼い頃から、日本のアニメが大好きだった彼は「日本で救急医になる」という夢をかなえるため、6年前に家族を連れて来日。中国での医師のキャリアを捨て、日本の医師国家試験に挑戦。不合格が続くこと4年…決して諦めることなく猛勉強を続けた結果、日本の医師資格を手にした。研修先に決まったのは、医師不足に悩む“陸の孤島”・大隅鹿屋病院。救急患者から終末期医療の高齢者まで、朱海医師の元には様々な患者がやってくる。言葉の壁に苦戦しながらも地域医療の最前線で奮闘する朱海医師を指導役の先輩医師たちは厳しくも温かくサポートする。
夜勤の休憩中、テレビ電話をするのは、大阪で暮らす妻と小学生の一人娘。日本語を話せない妻と中国語が話せない娘。最愛の家族が、単身赴任の朱海医師の心の支えとなっている。
2022年9月。観測史上最大級の台風が、鹿児島に上陸。暴風雨で病院は停電。そんな中、救急搬送されてきた患者が病院に到着する…
日本で命を救う人になる…そんな一人の中国人医師の奮闘を見つめた日中共同制作の第11弾。
【語り】生田絵梨花
視聴者の感想や評価
40代
2022年12月11日放送回
- ラブレターを書く人 ~愛を伝えたい人々と代筆屋~
大切な人に「愛」を伝えたい…でも、いざとなると言葉が見つからない。
そうした人たちの思いを手紙につづるのは「ラブレター代筆屋」の小林慎太郎さん(43歳)。会社勤めの傍ら、8年前から代筆屋を始め、これまでに160通以上のラブレターを書いてきた。当初、想定していた若い女性からの“胸キュン”な依頼はほとんどなく「離婚をなかったことにしてほしい」「病気の妻に感謝の気持ちを伝えたい」など、切実な思いを何とか相手に伝えたい人からの依頼が多い。
「解散が決まった地下アイドルにラブレターを送りたい」という依頼者は45歳の寺木さん。ファン歴はまだ半年だが、彼女に会うために仕事終わりや休日を使い、週に3回以上、ライブ会場へ足を運ぶ。そんな寺木さんが伝えたい「愛」とは…
「40年前に離ればなれになった娘に会いたい」という81歳の阿部さんは、父の愛を伝える手紙を小林さんに依頼してきた。4歳の時に妻と離婚し、以来、一度も会ってない娘。手元にあるのは、娘の写真をプリントしたハンカチだけ。写真は一枚ももっていない。当時から、中華料理店を一人で営む阿部さん。「私が大きくなったらお父さんのお店を手伝ってあげる」という娘の言葉が宝物のような思い出だ。
そんな阿部さんの思いを伝えるために、小林さんはどんな「愛の言葉」をつづるのだろうか…誰かに愛を伝えたい人々とその思いを手紙につづる男の心の交流を見つめた…
【語り】奈緒
視聴者の感想や評価
40代
30代
2022年12月4日放送回
- 美咲をさがして ~帰りを信じた家族の3年~
愛する娘の帰りを待ち続けていた人がいる…
小倉とも子さん(39)。2019年9月、山梨県・道志村にあるキャンプ場で、突然行方が分からなくなった小倉美咲さん(当時7)の母親だ。美咲さんがいなくなってからの2年半は、離れ離れとなった悲しみを抱えながら、捜索に明け暮れていた。山梨に足を運ぶこと60回以上。さらに「娘に似た子がいる」という目撃情報が届けば、その地へ確かめに向かう日々。「どこかで美咲が見ているかもしれない」とメディアの取材に応じ、情報提供を訴え続けてきた。テレビに出れば出るほど、悪意に満ちた誹謗中傷にさらされた。それでも、娘を捜すことを決して諦めなかった。そんなとも子さんの元に、2022年春、行方不明となったキャンプ場の近くから、子どものものと見られる人骨が発見されたという知らせが入る。娘の無事を信じる一方で、美咲ちゃんのものと思われる衣類が次々と見つかっていく。この現実を前に、とも子さんは…
突然、思いもよらぬ事実と向き合わざるを得なくなったとも子さん。美咲さんの姉(長女)との平穏な暮らしをどう取り戻していくのか…
ある日、娘がいなくなってしまった母親と家族の葛藤の日々を見つめた。
【語り】国仲涼子
視聴者の感想や評価
30代
30代
2022年11月27日放送内容
・母と娘のラーメン ~ピンチをチャンスに変える人~
東京・神田小川町。ランチ時になるとビジネスマンが押し寄せるラーメン店がある。店を切り盛りするのは女性店主のカンラスさん(40歳)。フィリピン出身のシングルマザーだ。13年前にこの場所で店を開き、故郷の豚肉料理にヒントを得た「とろ肉」が名物の人気店だ。
「ホテルで働かないか?」と誘われ、貧しい家族の生活を支えるため19歳で来日。だが、実際の仕事はフィリピンパプでの接客だった。それでもカンラスさんは懸命に働き、実家に仕送りする日々。そんな中で、客の日本人男性との間に子どもを身ごもる。しかし、出産のために一時帰国すると男性との連絡は途絶えた。そして彼女は悩んだ末に、生まれたばかりの娘と2人、日本で生きていくことを決めた。彼女が選んだのは、ラーメン店でのアルバイト。しかし、その店もわずか1年で閉店。職を失うことになったカンラスさんは、自らラーメン店を経営することを決断する。
他の店で食べられない味を生み出し、ラーメン激戦区の中で生き抜いた彼女の店は、今や人気店に。心の支えとなっていた娘は19歳になった。
2020年、日本を襲った新型コロナの嵐。そして、とどめを刺すような物価高騰…必死に守り抜いてきた店は、時代の波にもまれ、閉店の危機にさらされる…
遠く離れた故国を離れ、生きるためにラーメンと向き合う母と、その背中をずっと見てきた娘。大都会の片隅で、肩を寄せ合い生きる母と娘を見つめた…
【語り】松本若菜
視聴者の感想や評価
40代
30代
30代
2022年11月6日放送内容
・そこにいていいんだよ ~もじゃくん夫婦と不登校の子どもたち~
学校に行けない子どもたちが、安心できる「居場所」を作りたい…そんな思いを抱えて小学校教師を辞めた夫婦がいる。
友達関係での不安や悩み、いじめ、複雑な家庭環境、貧困…様々な生きづらさを感じて、不登校になってしまった子どもたちが通うのが、「学べる居場所・かけはし」だ。運営するのは、「もじゃくん」こと廣瀬貴樹さん(39歳)と、「ちーさん」こと妻・千尋さん(41歳)。もじゃくんは大学卒業後、14年間、小学校の教師をしていたが、「生きることに不安を抱える子どもにとことん寄り添い、救いたい」と退職し「かけはし」を作ることに。ちーさんも夫の夢を一緒にかなえようと退職し、2021年春に「かけはし」の活動をスタートした。しかし、「かけはし」の運営は“手弁当”で行い、生活費はアルバイトで稼ぐ日々。夫婦の収入は教師時代の10分の1となったという。民間運営のため、公的な支援もなく、貯金を取り崩しながら、廃校となった学校や公的施設を借りて、子どもたちを受け入れている。同級生との会話や大きな音を極度に嫌がり、学校に通えなくなった8歳の男の子。元々は、明るい性格だったが、徐々に口数が減り、学校に行かなくなった13歳の少年…そんな子どもたちに笑顔を取り戻し、子育てと将来への不安を抱える親たちの支えとなる「かけはし」の活動。身を削りながら奔走する元教師夫婦の奮闘を追った…【語り】高梨臨
視聴者の感想や評価
30代
30代
40代
2022年10月30日放送内容
・あの日 僕を捨てた父は ~孤独な芸人の悲しき人生~ 後編
アパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らす男がいる…
ゲーム芸人・フジタ、45歳独身。信じがたい孤独の中で少年時代を過ごした過去。小学校入学直前、母親が急死し、父と二人きりで暮らすことに。ところが、父はフジタをひとり残したまま家に帰ってこなくなった。フジタのクラスメートの母と恋仲になったのだ。父が家を出ていってから約35年…恨み続けた父と女性は、今も内縁関係を続けていた。「なぜ、自分を捨てたのか?」…長年の怒りをぶつけたいフジタだったが、父の様子がおかしい…診断の結果は「認知症」。そして病は生活に影を落とし始める。カードローンのキャッシングで膨らんでいく借金。スーパーに行けば「買い物したモノを盗まれた」と主張。防犯カメラを確認したところ、父が買い物をした形跡自体がなかった。支給されてもすぐに底を突いてしまう年金。挙げ句の果てに父は「息子が年金を盗んでいる」と思い込んでしまう…しかし、父はどんなに生活に困っても、内縁の妻に渡す「月末の3万円」だけは忘れない。フジタに金を借りてまで、女性に会いに行こうとする父。ずっと憎んできた2人のために、金を渡すことになるとは…フジタの心は大きく揺れていた。ひたすら父を憎み、孤独を生きてきた芸人・フジタ。父を問いただすつもりが、病気によって、またしても父に振り回される日々。「せめて記憶があるうちに…」父と息子は、数十年ぶりの旅に出る…【語り】宮崎あおい
視聴者の感想や評価
30代
2022年10月23日放送内容
・あの日 僕を捨てた父は ~孤独な芸人の悲しき人生~ 前編
アパートの1室で大量のゲームソフトに囲まれて暮らす男がいる…
部屋はおろか、廊下や台所に積み上げられたゲームソフト。残された1畳ほどの空間で寝るか食べるかゲームをするか。そんな日々をもう何十年続けただろうか。集めたゲームソフトは約3万本。レアなゲームは衝動買い、そのため、お金はなく借金は絶えない。男の名は藤田真也。45歳・独身。もうひとつの顔は「ゲーム芸人・フジタ」だ。幼い頃から没頭してきたゲームの腕でファンを魅了する。だが、華麗な技の裏側には、彼の悲し過ぎる生い立ちが深く関わっていた。それは、フジタが小学校入学直前のこと。母親がクモ膜下出血で突然、この世を去り、フジタは父親と2人で暮らすことに。しかし、その父が家に帰らなくなる。父はフジタの同級生の母、シングルマザーの女性と恋仲になってしまっていたのだ。小学2年生で始まった一戸建てでの「独り暮らし」。自分をこんな目に遭わせる父を憎み、その苦しさと寂しさを紛らわすために、フジタはゲームに熱中してきた。それから約35年…2021年の正月、フジタを突然、呼び出した父親は83歳になっていた。「自分が死んだら全財産をお前に遺す」と言い、遺言状を書きたいと言い出したのだ。そして、その直後から、父親に異変が起きる。それは、認知症の始まりだった…ひたすら父を憎み、孤独を生きてきた芸人と父親の再会。フジタを待ち受けていたものとは…【語り】宮崎あおい
視聴者の感想や評価
30代
30代
2022年10月16日放送内容
・人力車に魅せられて2 ~夢と涙の軽井沢物語~
東京・浅草で、人力車に夢を乗せて街を駆ける若者たち。
浅草観光の名物とも言える「人力車」。10社以上がしのぎを削る中で、赤いはんてんがトレードマークの「東京力車」は、SNSを駆使した発信を続けるなど、今や女性俥夫の数は浅草一。その門をたたく若者も多い。そんな研修生の中で最年長のアツシ(当時30歳)は、10カ月で13回の卒業検定を受けるも、俥夫になることはかなわず、浅草を去っていった…
その模様を描いた2022年7月の放送直後に、フジテレビに掛かってきた1本の電話。放送でアツシの姿を見た、長野・軽井沢の人力車会社の社長からだった。
「まだ、やる気があるならぜひ、うちで働かないか」。
その知らせを聞いたアツシは、すぐに軽井沢へ向かった。もう二度と追うことはないと思っていたアツシの夢が、再び動き始めた。心機一転、新たな街で俥夫になるための研修を始めたアツシだが、軽井沢には、浅草とは異なる厳しさが待ち受けていた。避暑地として軽井沢が賑わう夏限定の雇用。そのためには、1週間の研修で俥夫にならなければならない。アツシにとって初めての軽井沢で、観光ガイドの知識を一から覚える必要があった。浅草にはない坂道や舗装されていない段差のある道、信号機のない道を行き交う車…2カ月ぶりに人力車を引くアツシは、この街で、念願の俥夫になれることはできるのか…
人力車に魅せられた人々と一度は夢をあきらめたアツシの一夏を追った。
【語り】山本美月
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30代
40代
2022年10月9日放送内容
・東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~
大きなバッグを背負い、自転車やバイクで街中を駆けるフードデリバリーの配達員たち。都会の新たな風景として定着したフードデリバリーは、コロナ禍で需要が一気に拡大。スマホと自転車があれば、きょうから収入が得られる仕事は、失業者やコロナ禍で収入が減った人を支える「雇用の受け皿」にもなっている。
「僕にできる仕事はフードデリバリーしかない」…そう話すのは、元銀行員の高山さん(仮名・30歳)。一日1万円を目標に、月に30万円ほどを稼ぐ高山さんは、社会人5年目の時に仕事のプレッシャーからメンタルに不調をきたし退職。その後、家に引きこもるようになった。家賃と生活費を稼ぐため始めた個人投資もうまく行かず借金を抱え、ホームレスになった。今はカプセルホテルを拠点に借金返済のため、毎日、自転車を漕ぎ続ける。
「友達が一日に3万円稼いでいて、うらやましくて始めた」と語るのは、コロナの影響で、イベント設営の派遣先を解雇された、和田さん(42歳)。2021年1月、貯金が底をつき、ネットカフェで暮らすホームレスとなった。自転車でフードデリバリーを始めると、週4日で9万円以上を稼ぎ、月収は40万円を超えた。しかし、「地に足がついてない状態。いつまで需要があるか分からない」と、将来の不安を口にする。
コロナ禍で加速したフードデリバリーという仕事、貧困から抜け出そうともがく配達員たちの日々を追った…【語り】芳根京子
視聴者の感想や評価
30代
2022年10月2日放送内容
・ボクのおうちに来ませんか2 ~モバイルハウスと新たな家族~
「好きなことだけをして自由に暮らしたい」…
移動式の家、「モバイルハウス」で自由な生活を謳歌していた赤井さん(33)と千隼さん(30)。家賃の支払いに縛られることなく、山で野生動物を獲り、風呂代わりに川で水を浴びる。そんな彼らを取材した前回放送からおよそ2年…2人の生活に大きな変化が起きていた。「結婚はしない」と言い切っていた赤井さんに恋人ができた。彼女は2人の子を持つシングルマザー。もしも彼女と結婚したら、今よりも多くの「お金」が必要になり、「責任」も増えてしまう。迷いを振り払うように、赤井さんは子どもたちを連れて、モバイルハウスで旅に出る…リヤカーを改良した、わずか一畳ほどのモバイルハウスに暮らしていた漫画家の千隼さん。今は月のほとんどを都内のマンションで過ごす。1年前、交際を続けていた恋人と結婚。今は、妻が暮らすマンションで漫画を描く毎日。千隼さんの月収は10万円ほどで、夫婦になった2人は「子どもが欲しい」と考えてはいるが、妻からは「もっと収入を増やしてほしい」とお願いされる。漫画を描き続けたい千隼さん。連載の仕事を得ようと出版社に掛け合うが、そう簡単にいくはずもなく、プレッシャーから逃れるように、月に数日、山中のモバイルハウスにこもっている。愛する人と一緒にいたいけれど自由も失いたくない。「自由」と「責任」のはざまでゆれる男たちの幸せ探しを見つめた…【語り】多部未華子
視聴者の感想や評価
30代
30代
2022年9月25日放送内容
・ボクと父ちゃんの記憶2022後編 ~18歳の夢 家族の夢~
2022年春…高校を卒業した大介さん(18)は、造園会社に就職し、社会人としての一歩を踏み出した。幼い頃から父に自然や環境のことを教えてもらった大介さん。その先には、「いつか独立して農家になる」という夢がある。それは、今は離ればなれになっている家族の未来を思い描いた夢でもあった…
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の大介さん。父の介護を続ける「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。それから15年。病が進行し、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。そんな父を介護施設に入所させることを決断した母。離れて暮らせば、父の記憶から家族の存在は消えてしまう…それは実質的に、父との「別れ」を意味していた。
父・佳秀さんが、家からいなくなって10カ月。まだ一度も面会を許されていない父の66歳の誕生日。大介さんは初任給でケーキを買い、母は手作りのお弁当を用意するが、直接、対面することは許されなかった。
「父ちゃんに会いたい」。大介さんと家族の気持ちが募る中、涙の別れから1年が過ぎようというころ、ようやく再会の時が訪れる…
【語り】富田望生
視聴者の感想や評価
50代
30代
30代
2022年9月18日放送内容
・ボクと父ちゃんの記憶2022前編 ~母の涙と父のいない家~
この家から父がいなくなり3カ月が過ぎた。父の介護生活から変わり、時間に余裕ができた一方で、父の不在を実感し、母は涙していた…
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の大介さん(17)。父の介護を続ける「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。それから15年。病が進行し、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。そんな父を介護施設に入所させることを決断した母。離れて暮らせば、父の記憶から家族の存在は消えてしまう…それは実質的に、父との「別れ」を意味していた…
父との別れから8カ月。あれから、月に1度のオンライン面会が許されるだけで、父と家族は一度も直接会うことができていない。父がいなくなったことを実感する日々の中で、高校の卒業式を控える大介さんは、ささいなことから、母と激しく衝突する。
2022年春。大介さんは、造園会社に就職し、社会人としての一歩を踏み出した。幼い頃から父に自然や環境のことを教えてもらった大介さん。その先には、「いつか独立して農家になる」という夢がある。それは「家族の未来」を思い描いた夢でもあった。
父との涙の別れ、それぞれの新たな生活。大介さんが手にした初任給で買ったものは…大好きな父がいなくなった家族の1年を追った。
【語り】富田望生
視聴者の感想や評価
30代
30代
2022年8月28日放送内容
・母と娘の芸者物語 ~箱根で生きる女たち~
こんなはずじゃなかった…
2020年の春。突然やってきたコロナ禍で、箱根の芸者・茶々さん(32)は人生の岐路に立たされていた。この道14年、生まれた家は祖母から3代続く芸者一家で、母親に憧れて芸を磨き、今まさに大きな決断をしようという矢先…茶々さんの夢は、母親が経営する置屋から独立し、自分の置屋を新たに開業すること。自ら若い芸者を育てて箱根を盛り上げていくはずだったのだが…
お座敷やイベントが入らない日々が何カ月も続き、収入は途絶えてしまう。ついに、一人、一人と芸者たちが、箱根を去っていく事態に。目標を失った娘に対し、女将である母が意外な行動に出る…そんな、かつてない危機を迎える箱根の花柳界に飛び込んだ女性がいる。二十歳のるかさんは、アメリカから帰国したばかりの今どきの女の子。実は、彼女の母も元芸者。売れっ子だった母のようになりたいと意気込み、稽古を重ねるのだが、お座敷もなく、客の前で踊りを披露する場もない。芸者になって半年が過ぎ、るかさんの姿は違う場所にあった…
100年以上前から続く、箱根芸者の伝統。母から娘へと受け継いでいく芸と誇り。コロナ禍の直前から3年にわたる取材。2組の母と娘の行方は…
【語り】飯豊まりえ
視聴者の感想や評価
40代
2022年8月21日放送内容
・彼女が旅に出る理由 ~すれ違う母と娘の行方~
番組スタッフがカフェでの取材中、カメラの前でケンカを始めた母と娘…
都会の生活に疲れ、お金に縛られない自由な暮らしに憧れる娘は、定住先を見つけるための旅を始めたという。しかし、その生き方が全く理解できず、旅を辞めて働くべきだと言う母…互いの意見をぶつけ合うが、話は平行線をたどる。
旅先で購入した“軽バン”に乗り、気の向くままに全国を旅して回る28歳のミサト。東京の専門学校を卒業後、有名老舗ホテルに就職するも、人間関係に折り合いが付かず退職。その後、勤めたベンチャー企業でも、働く意味が見つけられなかった。これまでの人生をリセットするべく、旅に出たのが、27歳の時。訪れる先で出会う、新たな価値観に心を揺さぶられ、理解し合える仲間も増えていったミサト。旅をすることで自分の生き方に少しずつ自信が芽生える一方で、旅の資金80万円はどんどんと減っていき、残りは5万円…都会で働き、お金に縛られて生きるよりも、自由な旅を続けて、心の豊かさを大事にしたいミサト。そんな生き方を母にも理解してもらいたいと、旅の道中で立ち寄る実家で、母と話し合うのだが、堅実に生きる母とは一向に折り合いがつかない。心配ばかりする母に強く反発し、ミサトはまた旅に出る…
旅に出て1年、底を尽きかけるミサトの旅の資金。「お金がない」という現実を前に、定住先を見つけたミサトが下した意外な決断。すれ違ってばかりの母と娘の行方は…
【語り】きゃりーぱみゅぱみゅ
視聴者の感想や評価
40代
30代
30代
50代
2022年8月7日放送内容
・ありのままでいいじゃない ~いしいさん家の人々~後編
暴言を吐こうと、暴れようと、どんな人間でも受け入れる「家」がある…
千葉県にある「いしいさん家」は、認知症や統合失調症などの患者を預かる介護施設。ここには、暴力・暴言といった問題行動を理由に、他の施設から“お断り”された人たちが集まっている。自宅での介護も難しいため、家族にとっては“駆け込み寺的存在”となっている。
一風変わったこの施設を運営するのは石井英寿さん(47)。既存の介護施設のありかたに疑問を感じ、「誰もがありのままに過ごせる場所を」との理想を掲げ、16年前に立ち上げた。
怒鳴る・暴れる・徘徊する…そんな利用者に対しても石井さんとスタッフは笑顔で接し、他の施設にはない介護を実現してきた。だがある日、統合失調症の男性(46)がスタッフに手をあげてしまう。さらに、他の利用者の問題行動も激しさを増し、スタッフたちの不満が爆発。「利用者は守るのに、私たちスタッフは守ってくれないのか」。
理想と信念を貫こうとする石井さんと現実に向き合うスタッフが対立した結果、5人のスタッフが退職してしまう事態に。危機的状況に陥った「いしいさん家」。孤立した石井さんは不眠不休で働き続けるのだが…社会に居場所をなくした人々と、彼らを懸命に支える人々。理想と現実のはざまで揺れる介護施設の1年を追った。
【語り】森川葵
視聴者の感想や評価
30代
30代
2022年7月31日放送内容
・ありのままでいいじゃない ~いしいさん家の人々~前編
暴言を吐こうと、暴れようと、どんな人間でも受け入れる「家」がある…
千葉県にある「いしいさん家」は、認知症や統合失調症などの患者を預かる介護施設。ここには、暴力・暴言といった問題行動を理由に、他の施設から“お断り”された人たちが集まっている。自宅での介護も難しいため、家族にとっては“駆け込み寺的存在”となっている。
一風変わったこの施設を運営するのは石井英寿さん(47)。既存の介護施設のありかたに疑問を感じ、「誰もがありのままに過ごせる場所を」との理想を掲げ、16年前に立ち上げた。
そんな施設には個性的な面々が…認知症の女性(73)の口癖は「バカ野郎」。何が気に入らないのかいつも不機嫌で、スタッフを叩いたり、引っかいたりと問題行動が止まらない。統合失調症の男性(46)は、人に話を聞いてもらえないとストレスを溜めてしまうという特性の持ち主。そのストレスが頂点に達すると、感情を抑えきれず、怒りを爆発させる。そんな“ワケありな人々”に対しても、石井さんとスタッフはユーモアあふれる接し方で介護してきた。
だがある日、ふとしたことがきっかけで、男性が“事件”を起こす。他の人々の問題行動も激しさを増し、スタッフから不満の声が上がり始め、とうとう施設は危機的状況に追い込まれていく…「どんな人でも受け入れる」という理想は崩れてしまうのか…
社会に居場所をなくした人々と、彼らを懸命に支える人々の1年を追った。
【語り】森川葵
視聴者の感想や評価
30代
50代
20代
2022年7月24日放送内容
・片付けられない部屋 ~ゴミの中に埋もれた思い出~
都内のアパートで暮らす26歳のみずきさん。家賃3万円台のワンルームは、足の踏み場もないほどのゴミで溢れている。食べ終わった食料品の袋やペットボトル、大量の衣類…みずきさんがゴミを捨てられなくなったきっかけは、自身の過去にあった。
10代で両親が離婚。長男のみずきさんは、親の夢でもあった「研究者」を目指すため、幼い頃からの猛勉強の末に、東京大学に現役で合格。はた目には順風満帆に見えた人生だが、みずきさんは、成長と共に変化する見た目に違和感を覚えていた。だんだん“かわいくなくなっていく”自分の姿…「自分を変えたい」と、大学入学を機に手に取ったのは女性服。
しかし、突然、変貌した姿を見た周囲の人たちは、次第にみずきさんから離れていく。「人は離れていくけど、物はずっとそばにいてくれる」。以来、誰かからもらったものを手放せなくなった。たとえそれが、他人の目にはゴミとしか映らなくても…
そんなみずきさんの唯一の理解者が、親友のミクさん。久しぶりに、ゴミでいっぱいのみずきさんの部屋で遊んだ二人が偶然見つけたのは、みずきさんが苦しかった時期に、同級生がくれた心遣いの差し入れ。ミクさんから背中を押され、みずきさんは、数年ぶりに連絡を試みる。
ゴミの中に埋もれる「思い出」と本当の自分。それをもう一度確かめたいと、みずきさんは部屋のゴミを片付けることを決意する。そこから出てきたモノは…
【語り】岡田結実
視聴者の感想や評価
30代
2022年7月17日放送内容
・泣き虫舞妓物語2022 ~夢と希望と涙の行方~ 後編
2021年春…コロナ禍にあえぐ京都の花街にやってきたのは、22歳の彩音さん。上七軒のお茶屋「大文字」にとって、大学を卒業して修業に入る新人は初めてのこと…
中学を卒業した15歳で、この世界に入り、舞妓を目指し、芸妓になるのが“常識”なのだが、彩音さんは、幼い頃から憧れ続けた花街に、親の反対を押し切って飛び込んだのだ。本来、舞妓は芸妓になるための修業期間であり、芸を身につけた者だけが芸妓となり、花街で生きていくことができる。もう舞妓にはなれない彩音さんは、舞妓を経験せずに、いきなり芸妓を目指すことになった。
しかし、コロナ禍でお座敷や舞台もなく、実践経験を積めない不安な日々…そんな中で稽古を重ね、芸妓になるための試験を受けることになる。部屋から出てきた彩音さんが流した涙の意味は…
一方、彩音さんと寝食を共にする先輩は、3つ年下の舞妓、寿仁葉さん(19歳)。すでに舞妓4年目で、芸妓になれるかどうかのカウントダウンが始まっていたのだが、同じ芸妓を目指す、新人・彩音さんの熱意に圧倒的な差を感じていた。「私はこの世界に向いていない」と言い出した寿仁葉さん。心配して駆けつけた先輩の前で漏らした本音は…
まったく異なる境遇でありながら、ひとつ屋根の下で、共に芸妓を目指す19歳の先輩と22歳の後輩。二人は夢をかなえることができるのか。女将が決断をする日が迫っていた…
【語り】川栄李奈
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30代
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30代
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2022年7月10日放送内容
・泣き虫舞妓物語 2022 ~夢と希望と涙の行方~ 前編
15歳の春…大きな夢と希望を胸に、1人の少女が故郷を離れた。京都の花街で憧れの舞妓になるために…
寿仁葉(じゅには)さん(20歳)は、中学卒業後、高校には進学せずに、長崎の実家を出て、この世界に飛び込んだ。順調に舞妓デビューをかなえ、修業を続けていたのだが、次第にその歯車が狂い始めていく。
寝食を共にしてきた先輩舞妓が置屋を去り、自身の後見人として面倒を見てくれていた芸妓も花街を離れていったのだ。女将は、寿仁葉さんの心の弱さを心配していたのだが、頼りにしていた先輩たちが次々といなくなってしまったことで、その心配は現実のものとなってしまった。相談相手もいない独りぼっちの修業生活。そんな中、やってきたコロナ禍…京都の町や花街から人影が消えた。お座敷はほぼなくなり、稽古も中止。花街から出ることもかなわず、ひとり、部屋にこもる日々が続いた。いつしか昼夜逆転の生活となり、稽古が再開しても、起きられず、体が言うことをきかない…ついに「私はこの世界に向いてない。こんなやる気のない子はいてもしょうがない」と涙をこぼす寿仁葉さん。
5年目を迎える舞妓は、まもなく“卒業”し、芸妓になるのがこの世界のルール。寿仁葉さんの将来を案じる女将は決断を迫られていた。そして、追い込まれた彼女は…
【語り】川栄李奈
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30代
30代
2022年7月03日放送内容
・人力車に魅せられて ~夢と涙の浅草物語~
人力車に夢を乗せる若者たちがいる…
東京・浅草観光の名物とも言える「人力車」。10社以上がしのぎを削る中で、赤いはんてんがトレードマークの「東京力車」は、SNSを駆使した発信を続けるなど、注目を集め、今や女性俥夫の数は浅草一。その門をたたく若者も多い。
俥夫になるための卒業検定に7回落ちても諦めない男性は、大学卒業後に就職した商社を辞め、人力車の世界に飛び込んだ26歳。すぐに諦めてしまう自分を変えたくて、歴代最長の9カ月、“研修生”を続け、俥夫を目指す女子大生。公務員の職を捨ててまで、俥夫を目指す27歳…そんな中、研修生で最年長、30歳のアツシは、コロナ禍でテーマパークのパフォーマーの職を失い、人力車に懸けていた。持ち前の接客力で、すぐに俥夫になれると思っていたものの、研修期間はすでに4カ月が経過。卒業検定も8回目を数えていた…
そんな彼らの背中を押すために、指導役を頼まれた先輩俥夫。これまで数多くの研修生を指導し、俥夫になる夢をかなえてきたのだが、卒業検定に落ち続けるアツシの指導には、予想を超える壁が立ちはだかっていた。
夢のため、一度しかない人生のため、浅草の町で人力車の仕事に魅せられた若者たちの汗と涙の日々を追った…
【語り】山本美月
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30代
2022年6月26日放送内容
・都会を捨てた若者たち 後編 ~27歳の決断~
自然の中で、お金やエネルギーに頼らない暮らしをしたい若者たち…
栃木県那須町にある「非電化工房」は、自然と調和した暮らしを目指し、自分の力で生きていく技術を学ぶ場所だ。2021年の春、ここにやってきたのは27歳の大地。幼い頃から、プロ野球選手になることを夢見て、名門高校に進学するも夢は叶わず。大学ではアメフトで日本一を目指すもレギュラーにはなれず、大手企業に就職するも1年あまりで辞めてしまった。常に「競争社会」を生き抜いてきた自分に疑問を感じ、人間関係も苦手で「本当の自分」を探すために、この地へやってきた。同じく27歳の樹乃香は、都内の大学を卒業後、就職したものの毎朝の満員電車に心が折れてしまう。自然に囲まれた地で、カフェを経営したいという夢を持って、ここへやってきた。常に、みんなの輪から独り離れて行動する“一匹おおかみ”の大地をメンバーの中で唯一、気に掛ける樹乃香。会話や食事を重ねるうちに、いつしか2人の間に恋心が芽生え、交際がスタートする。
ここで学ぶうちに「広大な山を自分の力で開拓する」という夢を抱くようになった大地は、「山探し」に動き出す。一方、地元に戻って「カフェ」をつくりたい樹乃香。
互いに追い求めるのは別々の夢…理想と現実のはざまで大きく揺れる2人。卒業が迫る中、樹乃香の父の重い病が判明する。27歳の2人が下した決断は…
【語り】志田未来
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30代
2022年6月19日放送内容
・都会を捨てた若者たち 前編 ~27歳の迷い道~
自然の中で、お金やエネルギーに頼らない暮らしをしたい…
都会に背を向けて生きることを志す若者たちが1年間の共同生活を送る。栃木県那須町にある「非電化工房」は、自然と調和した暮らしを目指し、自分の力で生きていく技術を学ぶ場所。2021年の春、5人の若者がその門を叩いた。いずれも東京での暮らしに疑問を感じてここにやってきた20代のメンバー。和気あいあいと作業に取り組むメンバーと離れ、独りで過ごすのは、27歳の大地。幼い頃から、プロ野球選手になることを夢見て、名門高校に進学するも夢は叶わず。大学ではアメフトで日本一を目指すもレギュラーにはなれず、大手企業に就職するも1年あまりで辞めてしまった。常に「競争社会」を生き抜いてきた自分に疑問を感じ、人間関係も苦手で「本当の自分」を探すために、この地へやってきたのだ。そんな“一匹おおかみ”の大地をメンバーの中で唯一、気に掛けていたのが、同じく27歳の樹乃香。都内の大学を卒業後、就職したものの毎朝の満員電車に心が折れてしまう。自然に囲まれた地で、カフェを経営したいという夢を持って、ここへやってきた。「みんなの輪に入らないの?」と大地に寄り添う樹乃香に心を許していく大地。一緒に時間を過ごすうちに、2人の間に芽生え始める恋心…都会を離れ、自然の中で生きていく「夢」を追いかける27歳の2人が、理想と現実の狭間で揺れ動いていく…【語り】志田未来
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2022年6月5日放送内容
・うちにおいでよ ~居候たちの家~
都内で暮らす森川家の食卓は普通の家庭とはちょっと違う…
両親と3人の子供たちの他に、テーブルを囲む2人の男女。実は、この2人は家族ではなく、「困った人がいたら放っておけない」母の愛さん(41)が連れてきた“居候”なのだ。
1年前からこの家で暮らすコウジ(仮名・29)は、幼い頃から、両親から医者になることを強いられ、家族に息苦しさを感じていた。実家を飛び出した後、とあるイベントで、愛さんと知り合ったのだ。「うちにおいでよ」…と、愛さんに招かれ、居候生活が始まった。
子供たちのお姉さん的存在のユリ(仮名・30)は、大学を卒業後、会社を3カ月で辞めて海外に飛び出した。結婚を反対されたことがきっかけで、親と距離を置くようになる。
森川家で暮らし始めたきっかけは、コウジとの出会い。ユリがコウジとの子どもを身籠ったことを知り、愛さんが家に呼び寄せたのだ。そんな森川家に、さらにもう一人、同居人が増えることに…今度は、香港からやってきた11歳の少年だ。愛さんは、どうしても少年を森川家に住ませたい「ある理由」があった。
“居候”が増えたことで、家計や居住スペースなど、新たな問題を抱えることになった森川家。そして、迫るユリの出産予定日…「家族会議」の末に愛さんが出した結論とは…
不思議な同居生活を続ける森川家と“居候”の人々。それぞれが「家族」の答えを探していく姿を見つめた。
【語り】ヒロコヒー
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2022年5月29日放送内容
・27歳 流しの歌姫 ~夢のステージに立ちたくて~
2021年秋…夜の六本木で、飲食店の扉を次々とたたいて回る女性がいた。
流しの歌手・あい(27)。日本中のスナックやクラブなどの飲食店に飛び込み、客のリクエストに合わせて歌声を披露、居合わせた客からチップをもらう。そんな生活を7年も続けてきた。幼いころから、歌うことが大好きだった彼女にはどうしても叶えたい夢がある。それは、いつの日か「ライブの聖地」日本武道館で、ワンマンライブをすること。
プロデビューもしていない無名の歌い手が「武道館でライブをする」という前代未聞の挑戦。武道館ライブの準備金として、飛び込みで歌い、チップを集める日々…最初は半信半疑だった人々も、夢を実現するために歌い続ける姿にひかれていく。あいの存在は、次第に「夜の街」で評判を呼び、酒場で出会った人々や企業の社長たちが、あいへの支援を約束してくれるように。その輪は徐々に広がっていき、途方もない夢の実現に向けて、支援者が集まり始める。
誰も成し遂げたことのない「夢」を追って奔走する27歳。流しの歌姫の夢の行方は…
【語り】優河
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2022年5月22日放送内容
・夜の街で輝きたくて… ~闘う女たちの見る夢~
もう一度、輝きを取り戻したい…
千葉・西船橋のキャバクラで働く輝(きら)さん(29)は、18歳から「お水の世界」で働くベテランキャバクラ嬢だ。30歳を目前に控えた彼女は、コロナ禍の影響も重なり、月の収入は15万円ほど。かつての1割にまで減少していた。安定した収入を求め、200万円の借金までして始めた歯のホワイトニングサロンも、思うように売り上げが伸びない。さらに、キャバクラでは20代前半の若い女性たちが台頭し、客からの指名も減っていく日々…そんな輝さんが、2021年夏、あるイベントに挑もうとしていた。初めて開催される「ナイトクイーングランプリ」。全国のクラブ、スナック、キャバクラなど「お水の世界」で働く女性たちが集まり、容姿や売り上げだけでなく、個人の魅力や個性を競うというコンテストだ。
このコンテストで認められ、自分の価値を高めたい…お店で不振が続く輝さんは、他のキャバ嬢にはない、あることを“武器”にコンテストに挑んでいた。一方、コンテストを主宰するのは、日本水商売協会の会長・甲賀香織さん(41)。夜の街で働く女性のため、疲弊する水商売業界を活気づけようと自ら協会を立ち上げた。
再び、夜の街の輝きを取り戻したい…身重の体で、なんとかコンテストを成功させようと奔走していた。苦境に陥る夜の街で、それぞれの輝きを求める女性たち。その闘いの日々を見つめた。【語り】小芝風花
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2022年5月15日放送内容
・NYフェスティバル2022受賞記念 ボクと父ちゃんの記憶 ~別れのあと 家族の再会~
2021年10月に放送され、国際メディアコンクール・ニューヨークフェスティバルのドキュメンタリー・普遍的関心部門で銅賞を受賞した作品と家族の「その後」をお届けする。
2021年夏。私たちが出会ったのは、緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の大介さん(17)。父の介護を続ける、いわゆる「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。それから15年、病の進行は進み、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。いつも笑顔で、優しいスーパーマンみたいだったお父さんが…
進行していく父の認知症を前に、一家は父を介護施設に入所させる決断をする。毎日、顔を合わせることで、ようやく繋がっている父の中の家族との記憶。もしも、この家を出て、介護施設に入れば、認知症が一気に進行してしまうかもしれない。コロナ禍もあって、入所すれば、半年以上、家族との面会は許されない。父の頭の中から、自分たち家族の存在は、完全に消え去ってしまうのではないか。それは、実質的に、父と家族の「お別れ」を意味する…
あの別れから4カ月。大介さん一家を訪ねると、介護生活から変わり時間に余裕が出来た一方で、父の不在を実感する母。そして、少しずつ生まれていく家族との距離。
2022年春、父の66歳の誕生日を祝うため、家族はケーキを差し入れに行くのだが…【語り】富田望生
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2022年5月8日放送内容
・ワケあり人生と部屋探し ~無理とは言わない不動産屋~
引越しに迫られても、なかなか部屋を貸してもらえない…
高齢や生活保護、心の病を理由に住まいを借りるのが難しい「ワケあり」な人々の部屋探しを手伝うのが、横浜市にある不動産店の代表・齋藤瞳(43)だ。客のほとんどは「部屋を借りたい」と申し入れてもなかなか難しい人たちだ。オーナー側は、隣人トラブルや事故、家賃滞納を恐れ、部屋を貸すことに慎重になってしまう。
齋藤は、自分を頼りにやってきた客に対し、決して「無理」とは言わない。部屋を探し「契約して終わり」ではなく、客のその後の人生に関わっていきたいと言う。
仲介手数料、いわゆる営業利益は家賃1カ月分。ところが、部屋を見つけるのに半年かかることも珍しくない。2021年夏、齋藤が出会ったのは、大家から立ち退きを言い渡された親子。70代の母と40代の息子だ。聴覚過敏や「人の目が気になる」と、心の病を抱える息子は、ただでさえ限られる物件でも、転居を決断することができない。退去の期限は「年内」…齋藤は親子の新居を見つけることができるのだろうか…部屋を借りられない客に、齋藤は新居だけでなく、仕事まで用意し「お客さんが今日も元気に働いている」ということを安心材料にしている。部屋を貸しても心配はないと、オーナーや管理会社が納得してくれるように。山あり谷ありの客の人生に耳を傾ける、「無理」とは言わない不動産店の部屋探しを追った…【語り】江口のり子
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2022年5月1日放送内容
・たどりついた家族 ~海の向こうの戦火と涙~
2022年春…赤いランドセルを背負った少女が新宿区の小学校へ入学した。
レギナちゃん(6)は、わずか3週間前、戦火の中を脱出し、日本へとたどり着いたウクライナからの避難民だ。新宿区に住む和真さん(35)・アナスタシアさん(22)夫妻。日本とウクライナで暮らしていた2人はマッチングアプリを通じて知り合い国際結婚。日本で新婚生活を始めた。
あれから2年半…突然、母国を襲ったロシアによる侵攻。アナスタシアさんの故郷には、母・マーヤさん(44)と年の離れた妹・レギナちゃん(6)、弟・マトヴェイくん(4)が暮らしていた。昼夜を問わず町に鳴り響く空襲警報と防空壕に逃げこむ毎日…
3月上旬、母子は、アナスタシアさんが暮らす日本へ避難することを決意する。アナスタシアさん家族の1万kmにおよぶ脱出行が始まった。避難民であふれる列車に揺られ、バスを乗り継ぎ、歩いて国境を越え、隣国ポーランドまで40時間の道のり。そして飛行機を乗り継ぎ、故郷を出てから2週間後の3月17日、3人は日本へたどり着いた。全く言葉の分からない異国の地で始まった新生活。和真さん夫妻の自宅に身を寄せながら、レギナちゃんは小学校に入学。マトヴェイくんは幼稚園へ通うことに。一方、母・マーヤさんは、ウクライナへ帰りたいという切実な思いを抱えていた…戦火に翻弄され、遠く離れた日本へたどり着いたある家族の2カ月を見つめた…【語り】芳根京子
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2022年4月17日放送内容
・花子と大助 ~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~
妻が「余命半年」の宣告を受けたのは今から4年前のこと…
夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子。コンビ結成から43年、結婚生活46年。今ではめずらしい、夫婦でのコンビ芸人。漫才師としての確固たる地位を築き、2017年には紫綬褒章を受賞、名誉も手にしたおしどり夫婦だ。
しかし、その道のりは、決して順風満帆というわけではなかった。花子の胃がん、大助の脳出血と腰の大手術…何度も生死の境をくぐり抜けてきた2人。そして今、花子が闘っているのが「症候性多発性骨髄腫」。血液のがんだ。
全身にがんが転移し「あと1週間遅かったら死んでいた」と医師に言われるほどの状態から始まった治療。「余命宣告」を受けたほどの病状は、奇跡的な回復を見せ、花子の体からがんが消えていく…苦しい治療とリハビリに耐えるのには、理由があった。
「もう一度、なんばグランド花月のセンターマイクの前に立つこと」
かつて大助が倒れた際は、夫が戻るべき場所として、花子がひとりで守った「センターマイク」。今は初めて自分のために「再びセンターマイクの前に立ちたい」と願っている。芸人の命でもある「話術」は、戻りつつあるものの、自分の足で立ち、漫才をやりきるだけの回復までには、まだまだ出口の見えないリハビリを続ける必要がある。花子の願いはかなうのか…夫婦でがんと闘う4年をカメラが見つめた…
【語り】青葉市子
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2022年4月10日放送内容
・泣かないでアコーディオン ~シングルマザーの大道芸人~
ネオンきらめく、とある歓楽街の片隅で暮らす母と息子がいる。
大道芸人のあんざいのりえさん(44歳)は、アコーディオンひとつで、一人息子のろっちゃん(4歳)を育てるシングルマザーだ。大学卒業後すぐに、夜の駅でアコーディオンを弾き始めたのりえさん。以来23年、大道芸人としての誇りを胸に生きてきた。中でも上野公園は、パフォーマーたちが芸と人気を競い合う“主戦場”。母・のりえさんにとっては、自分の存在価値を実感できるホームグラウンドでもある。この場所で息子のろっちゃんは「座長」と呼ばれ、多くのお客さんに愛されていた。ところが、コロナ禍となり、収入のほとんどを占めるイベント出演が軒並みキャンセルに。感染防止対策で上野公園の大道芸も中止となってしまう。仕事も収入も失ったのりえさんは、これを機に芸の幅を広げようと日々アコーディオンの練習に取り組むものの、一向に出口の見えないコロナ禍の中、持病が悪化し体が動かなくなってしまう。貯金を切り崩す生活にも限界が見えはじめ…そんな中、半年ぶりに入ったイベントの仕事で、ろっちゃんが思わぬ行動に出る。果たして母とろっちゃんは、再び上野公園でお客さんの前に立つことができるのだろうか…コロナ禍に翻弄される大道芸人の母と息子の、愛と闘いの日々を追った。【語り】川栄李奈
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2022年4月03日放送内容
・新・上京物語2022 後編 ~旅立ちの時~
火事と夫婦と生きがいと ~高円寺「薔薇亭」の1年~
2020年の年の暮れ…東京・高円寺で50年愛され続けた洋食店が全焼した。店の名は「薔薇(ローズ)亭」。無口なマスター・正氏さん(80)の作る安くて大盛りの料理と、派手な髪飾りでお客さんを我が子のようにもてなすママ・千種さん(78)の人柄が名物の人気店だった。
火事から1カ月、夫婦は営業再開に向けて動き出すのだが、家賃の高騰や人気商店街ゆえの物件不足など、厳しい現実に直面する。そんな矢先、マスターの体を襲う異変により2人は店の再開断念を決断する。50年間、夫婦の歩みそのものだった店を失った2人は、趣味や習い事など「新たな生きがい」を探し始めるが、突然、訪れた「夫婦水入らずの時間」をどう過ごしていいか分からない。小さな家で顔を合わせればいがみあう2人…
客との触れ合いが忘れられないママは商店街に出かけ、かつての客たちとの出会いに癒しを求める。一方、気持ちの行き場を失ったマスターは自室に閉じこもるようになっていった。そんなある日、ママの79歳の誕生日パーティーを夫婦が「子どもたち」と呼ぶ常連客たちが開催する。「もう一度、あの味が食べたい」「昔のようなママとマスターに戻ってほしい」という願いが夫婦の関係を好転させていく…
人生にとって「生きがい」とは…「夫婦」とは…ある老夫婦の火事からの1年を見つめた。
【語り】池脇千鶴
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2022年3月27日放送内容
・新・上京物語2022 後編 ~旅立ちの時~
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2021年4月。料理人を目指し上京してきた3人の若者がいた。栃木県から上京してきた同じ高校出身の千春さん(18)と楽壱(らいち)くん(18)。彼らより1つ年上で、茨城県からやってきたあかりさん(19)。就職先は、洋食界の巨匠・大宮勝雄シェフ(71)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。
新人を指導するのは、9年目の七久保先輩(26)だが、3カ月たっても、仕事を覚えてくれない新人たちに疲れ果てていた…18歳の時、栃木県から上京してきた七久保先輩。腕を磨き、新丸ビル店を任せてもらえるまでになった。入社時からの夢は「海外で活躍する料理人になること」。しかし、新型コロナウイルスのまん延で、海外へ渡る夢は、先延ばしとなり、目標を失いかけていた。
一方、そんな先輩のもとに配属されてきたのが新人の千春さん。中学時代から料理人を目指し、3人の新人の中でも特に料理への思いは強い。入社当初は接客がメインのホール担当だったが、半年を経て、念願の調理担当になったのだ。
しかし、現実は厳しく、調理場で七久保先輩に怒られる毎日…次第に「自分は料理人に向いてないのではないか」と悩みを深めていく。上京したその先に抱く夢をかなえようとする先輩と、夢と現実の狭間で揺れ動く18歳の新人。一流の料理人を目指した上京物語の続きに待っていた「旅立ちの時」が近づく…
【語り】上白石萌歌
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30代
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2022年3月20日放送内容
・新・上京物語2022 前編 ~18歳 夢のあとさき~
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2021年4月。料理人を目指し上京してきた3人の若者がいた。栃木県から上京してきた同じ高校出身の千春さん(18)と楽壱(らいち)くん(18)。彼らより1つ年上で、茨城県からやってきたあかりさん(19)。就職先は、かつて「料理の鉄人」にも出演した洋食界の巨匠・大宮勝雄シェフ(71)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。
新人3人の中で、料理への思いが特に強い千春さん。仕事が終わっても、寮の自室で自炊し料理の腕を磨いていた。千春さんが料理人を目指すきっかけ…それは中学時代、がんとの闘病生活で食欲のない祖母のために料理を作ったこと。食の大切さを実感し、料理人を目指す千春さんは、往復2時間半も掛けて調理科のある高校へ進学。パティシエ部とそば打ち部に所属し、料理漬けの高校生活を送った。夢に向かって、真っ直ぐに突き進んできた千春さん…
しかし、彼女の配属はホール担当。一方、同期入社の2人は調理担当に。時が経つにつれて同期と大きく差をつけられていく千春さん。気持ちが焦れば焦るほど失敗し、空回りしていく…一人悩みを抱える中、彼女が向かったのは…大きな夢と立ちはだかる現実を前に揺れる18歳の上京物語を追った…
【語り】上白石萌歌
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2022年3月13日放送内容
・生きることって… ~山とマタギと私たち~
秋田県の山村に、猟銃を持った若い女性が向かっていた…
永沢碧衣さん(27)が訪ねたのはマタギの里。マタギとは独自のしきたりを守りながら集団で狩猟を行う人々。その頭領である鈴木英雄さん(74)のもとで、修行を続けているのだ。今、マタギの第一人者である鈴木さんのもとには、若者が続々と修行に集まっている。幼い頃から自然が好きだった永沢さんは、美術大学を卒業後に就職し、その後、東京の飲食店で働いたものの、自然と触れながら大好きな絵を描くために故郷に戻った。そこでマタギと出会い、猟をするようになる。「生き物を殺して食べる」ということがどういうことなのかを知りたかったのだ。
大阪大学で「脳細胞の研究」をしていた山田健太郎さん(27)は、周囲が当然のように就職していく中で「マタギになりたい」と単身、マタギの里に移住した。彼らの出現に驚いたのは「マタギは自分の代で終わり」と覚悟していた鈴木さんの方だった。代々、マタギを受け継ぎ9代目に当たる鈴木さんの息子は、今は町に出て会社勤め。マタギの里も高齢化と人口減少のために、後継者がいないのだ。そんな時に、都会から20代の若者たちが「マタギを教えてほしい」と集まってきたのだ。時代の流れで消滅の危機にあるマタギの元に、「生きることの意味」を求めて集う若者たち。第一人者である老マタギと、そこで猟を学ぶ若者たちの1年を追った…【語り】富田望生
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2022年2月27日放送内容
・ボクらの丁稚物語2022 ~涙の迷い道と別れ道~ 前編
令和の時代に若者たちを徹底的に叱って育てる会社がある…
横浜市にある家具の製作会社「秋山木工」。一流の職人を目指し入社した新人たちは、住み込みで5年間修行する、いわゆる“丁稚奉公”。酒もタバコも恋愛も禁止、ケータイ電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。おまけに修行期間は、男性も女性も丸刈り。2017年春。秋山木工の門を叩いた3人の若者と出会った。
京都大学を中退して来た内藤くん(23)は、実家の家具会社を継ぐために…。加藤くん(22)は京都で8代続く、実家の造園会社のリーダーとなるために…糖尿病を抱える佐藤くん(17)は、支えてくれた家族に恩返しをするために…
2019年春。“丁稚”となった2017年組の3人に「後輩」ができることに。「流されやすく甘えがちな自分の性格を改善し、人として成長したい」と入社してきた山田くん(18)。入社を認められ、伝統の丸刈りにすることができたことにうれし涙を流す。同じ釜の飯を食い、共に修行を続ける4人の丁稚の間に、次第に生まれていく大きな溝…「言うことを聞かない」と後輩に不満を募らせる2017年組と「もっとしっかりしてくれ」と不満をぶつける山田くん。そんなある日、山田くんが突然、会社から姿を消してしまう…
「このまま職人を目指すのか…」自身の将来を考え、悩み迷い続ける4人の丁稚たち。一流の職人への道を歩む令和の丁稚たちの5年間の記録。
【語り】大島優子
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2022年2月20日放送内容
・山奥ニートの結婚 ~一緒に赤ちゃん育てませんか~
最寄駅から車で2時間、平均年齢が80歳に迫る「限界集落」に、約40年ぶりとなる赤ちゃんがやってきた…
和歌山県の山奥で「働きたくない若者たち」が共同生活を送っている。自らを「山奥ニート」と呼ぶ20~30代の約10人が一つ屋根の下で暮らすシェアハウス。彼らは皆、社会や家族とのつながりから離れ、互いに干渉することもない「理想郷」を追い求め、この地にたどり着いたのだ。3年前、愛知県からやってきた30代のももこさんは、2021年5月、突然の結婚発表でみんなを驚かせた。お相手は、同じシェアハウスの年下男性。しかも、ももこさんは妊娠しているという…「私はここで子育てがしたい」と話すももこさん。自由気ままな暮らしを続け、社会の現実とは距離を置くことを望んで生きる山奥ニートたちが新しい命という「現実」に向き合うことになったのだ。
出産を控える夫婦が頼りにしていたのは、隣の山の限界集落に暮らす中岡さん(86歳)。
ももこさんは彼女から子育てを教わろうとするが、シェアハウスで子育てをしようという夫婦に中岡さんは不安を募らせていく…赤ちゃんという「現実」は、若者たちの理想郷に何をもたらすのか…山奥ニートたちの1年を追った。
【語り】suis(ヨルシカ)
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2022年2月13日放送内容
・もう限界かもしれません ~コロナと父娘のラーメン屋~
「もう限界かもしれません」…
この一文から始まる張り紙が物議を醸し、話題となった1軒のラーメン店がある。2021年5月、コロナ禍での度重なる休業要請で、苦境に立つ経営への思いを店先の張り紙で訴えたのは、店主のえつ子さん(35歳)。ずっと水商売の世界で生きてきた彼女が、心機一転、ラーメンの世界、それも激戦区である東京・荻窪で勝負しようと決めたのは理由がある…
えつ子さんの父・裕也さん(54歳)は、埼玉県を中心に居酒屋やキャバクラを展開する飲食店グループを経営する社長。順調に売り上げを伸ばし、事業を拡大していたのだが、コロナ禍となり、グループの売り上げは10分の1に。そこで、えつ子さんは、“夜の街”よりも影響を受けづらいと考えたラーメン店を開店したのだ。しかし、コロナ禍の現実は厳しく、2020年6月の開店以来、ずっと赤字続き。無料サービスを充実させても、新作ラーメンを出しても、いっこうに客足は伸びない。父が経営する店も経営難は加速し、キャバクラは休業を強いられていく…追い詰められていく父と娘は、ついに大きな決断を求められる。
一向に出口の見えないコロナ禍の中で、飲食業界の現場では一体、何が起きているのか…ある父娘の姿を通して、その実態を追った。【語り】松本まりか
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30代
2022年2月6日放送内容
・おせっかい男とワケありな人々~あなたのお家 探します~
アフロヘアがトレードマークのその男は、長身で、ちょっぴりコワモテな風貌…
高橋大輔(40)は、その見た目とは裏腹に、不動産業者の代表だ。
屋号は「おせっかい不動産」。唯一無二の不思議な仲介業者の一番の特徴が、その名の通り「おせっかい」だ。
彼の担当する客のほとんどが、複雑な“事情”を抱える「ワケありな人々」。時には病院から…時には障害のある人から…そのほとんどが“普通”の不動産業者では対応すらしてくれない人たちだ。
「自分以外に誰もやらない」と語る高橋は、ワケあり客たちを断るどころか歓迎し、必ず希望に見合った物件を見つける。
高橋の仕事は部屋探しだけでは終わらない。その客たちに「おせっかい」をしていくのだ。「困っていそうだから、こっちが好きでやること」。余計なお世話かどうかは気にしない。ある日の依頼は、火事で全てを失った男性。さらに、「ステージ4」のがんを患う生活保護受給者…そして、亡くなった人の部屋の後片付け…「この人のためにできることは何か?」高橋が始めた「おせっかい」とは…
そして、高橋の元に初めて30歳の女性新入社員が飛び込んでくる。
彼らの「おせっかい」によって、ワケありな人々の“何か”が変わっていくのだろうか…【語り】多部未華子
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30代
30代
2022年1月23日放送内容
・結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 後編
コロナ禍で孤独を深め、結婚相談所に入会して婚活を始めた、飲食店従業員のミナミさん(仮名・31歳)。恋愛経験がなく、男性とのコミュニケーションが苦手なミナミさんは、婚活アドバイザーの指南を受けながら、お見合いで出会った40代の資産家男性とのデートを重ねていた。彼は、「専業主婦になって温かい家庭をつくりたい」というミナミさんの条件を全て叶えてくれる相手だった。
ところが、時を同じくしてお見合いをした、30代の介護士の男性に心を奪われてしまうミナミさん。人生で初めて抱く恋心に心は弾むのだが、さほど年収が高くない彼と結婚したら「共働き」「ワンオペ・ワーキングマザー」という未来が待っていることをアドバイザーから告げられる。理想の結婚生活は送れないと知ってもなお、介護士の彼とデートする度に恋心は募るばかり…
一方、人を思う気持ちを知ったことで、ミナミさんは外見も内面も大きく変わっていく。これまで、恋愛経験がないがゆえに相手の欠点ばかりが目についてしまっていたが、資産家の男性を見る目も徐々に変わり、彼の優しさが胸に染みるようになる。
人生初の恋か、それとも将来の安定か…二人の男性の間で揺れ動くミナミさん。ついに決断をするのだが、その先には思いもよらない事態が待っていた。
婚活を通して自身と向き合い、成長していくミナミさんの姿をカメラは見つめた。
【語り】水原希子
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30代
30代
30代
40代
2022年1月16日放送内容
- 結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 前編
コロナ禍は「結婚」にも暗い影を落としている…
2020年の国内婚姻件数は52万5490組と、前年より12%以上も減り、戦後最少の水準となった。「リモート」や「外出自粛」、「ソーシャルディスタンス」が、人々の距離を遠ざけ、出会いのチャンスを奪っている現実…そんなコロナ禍で「婚活」を始めた女性がいる。飲食店従業員のミナミさん(仮名・30)は、度重なる休業要請による待機生活で孤独を深め、「結婚して温かい家庭をつくりたい」と願うようになった。恋愛経験がなく、男性とのコミュニケーションが苦手なミナミさんは、結婚相談所に入会し、婚活アドバイザーの指導を受けることに…
お相手選び、お見合い、デート…楽しいとばかり思っていた婚活は、決して簡単な道のりではなかった。それは、自分が歩んできた人生を見つめ直し、自分の内面ととことん向き合う作業。そんな中、ミナミさんはお見合いで出会った40代の資産家男性とのデートを重ねる。穏やかで心優しい彼は、「専業主婦になりたい」というミナミさんの条件をすべてかなえてくれる相手だった。
ところが、時を同じくしてお見合いをした、30代の介護士男性に心を奪われてしまうミナミさん。初めて抱く恋心に心は弾むのだが…
人生初の恋か、それとも将来の安定か…2人の男性の間で揺れ動くミナミさん。
果たして彼女は、望んだゴールにたどり着くことができるのか…コロナ禍の婚活をカメラは見つめた…【語り】水原希子
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30代
30代
30代
30代
40代
30代
2021年12月19日放送内容
- この町で人生を変えたくて ~結婚とお金と生きがいと~
連夜、若者たちでにぎわう1軒のバー。
今、世界で最もダイナミックに変化を遂げる町の中心にその店はある。急速な発展を続ける中国・深圳。1700万人に膨れ上がった人口の平均年齢は33歳。数々の世界的企業が次々と生まれる都市だ。バーの切り盛りをするのは、ゆきさん(35)。店に集うのは、海を渡り、深圳で暮らす日本人の常連客たち。夢や生きがいを追い求めてこの町にやってきた若者たちだ。店長のゆきさんは、小さな頃から日本で生きづらさを感じてきたという。仕事は長続きせず、世界中を旅しながら自分の居場所を探し求め、たどり着いたのが深圳。日本では、婚活に熱中するも連戦連敗。ところが、深圳に来てすぐに運命的な出会いがあった。友人の紹介で知り合った夫のリャンさん(32)。世界的IT企業のソフト開発エンジニアだ。異国の地で実現した「結婚」。しかし、次第に2人の関係は変化し、ケンカが絶えないように…投資会社に勤める鈴木さん(26)は、駆け出しのアナリストながら数億円の運用を任され、いつの日か大きな富を手にし「成功」することを夢見ている…電子機器のエキスパート、高須さん(47)は、世界中から深圳に集まってくる最先端技術を世界へ発信、日本企業との橋渡し役をしながら、日本では味わえなかった刺激的な日々を送っている…「結婚」「お金」「生きがい」…この町で人生を変えたいと海を渡った「夢」の行方は…【語り】中山美穂
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30代
2021年12月12日放送内容
- スマホとホームレス ~無料Wi-Fiに集う若者たち~
「無料Wi-Fi使えます」「スマホ充電できます」…
都内の公園、生活困窮者のための炊き出し会場に掲げられた看板。そこに続々と集まってくるのはスマホを手にした若者たち。彼らは職や家を失ったホームレス。その命を繋ぐツールが「スマートフォン」。電話料金が払えず、使えなくなったスマホだが、無料Wi-Fiを利用し、インターネットに接続すれば、炊き出し場所の検索、安価なネットカフェの予約、支援相談窓口への相談もできる。まさに彼らにとって通話のできなくなったスマホは、生きていく上での“最後の命綱”なのだ。だから、きょうも彼らは、無料Wi-Fiスポットを求めて都会の街をさまよう。そんな貧困に苦しむ若者たちを救おうと闘う男がいる。佐々木大志郎さん(42)は都内で生活困窮者の支援を続ける団体のメンバーだ。彼のもとには、毎日のように困窮した若者たちからSOSが舞い込む。仕事を失い離婚、3歳の一人娘に会いたい思いを抱えながら行き場を失い苦悩する30代の男性。順風満帆だった生活からコロナ禍で解雇され、ホームレスとなった元イタリアンの料理人。家族との断絶に悩みながら、貧困から抜け出そうともがくトランスジェンダーの男性…
スマホと無料Wi-Fiが繋げるホームレスたちの命、現代の貧困の風景を追った…
【語り】芳根京子
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30代
30代
2021年12月05日放送内容
- 笑顔の一枚とあなたの記憶 ~家族へのおくりもの~
37歳の息子を突然失った母は、毎朝、息子の写真に手を合わせるたびに思うことがある。
「もっと良い写真があれば…」。遺影写真は友人と一緒に撮ったスナップ写真を引き延ばしたもの。その顔は少しピントがボケている。
「自分の写真はちゃんと残しておきたい」という母が向かったのは、東京・中野にある写真スタジオ・素顔館。ここは「遺影写真」専門の写真館だ。素顔館の館主・能津喜代房さん(73歳)は13年間で5000人以上の「遺影写真」を撮ってきた。「元気な時の一枚は家族への贈りもの」と語る能津さんは、その人の一番良い表情を引き出し、シャッターを切る。かつては、数々の賞を受賞する広告カメラマンだった彼がなぜ、「遺影写真」を専門に撮るようになったのか…そこには、大きな人生の後悔があった。
能津さんの元を次々と訪れる「遺影写真」の撮影希望者。それは決して高齢者だけではない。依頼者は54歳の男性。腎臓にがんを患っていた。妻と2人の子供に元気な時の自分の写真を残し、手術に向かう…
末期がんで余命宣告を受けた貴美子さん(68歳)は、父に贈られ大切に育ててきたバラの花と一緒に写真を撮りたいと言う。「かわいい時のおばあちゃんを忘れないで」。孫にそう言って撮影した貴美子さんの「遺影写真」は、思いもよらぬ運命へと彼女を導いていく…
一枚の笑顔の写真が紡ぐ、家族の記憶と絆の物語。
【語り】麻生久美子
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30代
2021年11月28日放送内容
- 私が守りたいもの~北の大地 牧場一家の12年~
私たちがその家族に出会ったのは12年前…
大林美和さん(当時34歳)が嫁いだのは、北海道・新冠町の小さな牧場。札幌で生まれ育ち、スローライフに憧れた美和さんは結婚して7年。父がつくった牧場を継いだ夫と保育園に通う2人の息子とともに、競走馬を育てる毎日。
命と向き合う仕事は、早朝から深夜まで続く重労働。もちろん休日もない。嫁いで来た当初、毎日馬房で泣いていたという美和さん。長引く不況で競争馬は売れなくなり、生活は苦しくなるばかり。そんな時、稼ぎ頭だった牝馬が放牧中に足を骨折してしまい、やむなく安楽死処分に。牧場経営を揺るがす大ピンチに陥り、夫は経営難で無気力になってしまう。美和さんはそんな夫を支え、経営を少しずつ立て直していくのだが…そして2017年、美和さんは、都会に住む不登校の小学生、双子のきょうだいを預かる決意をする。雄大な自然や馬に囲まれたこの場所なら、2人の傷ついた心をいやすことができると美和さんは信じていた。美和さんの息子2人との不思議な共同生活。次第に息子たちと一緒に学校へ通い始めるきょうだい。大林家で暮らし始めて1年、この地で卒業式を迎えることになる…美和さんが子供たちに伝えたいこと。そして、どうしても守りたいものとは…カメラが見つめた北の大地で生きる家族の12年の物語。【語り】酒井美紀
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30代
2021年11月14日放送内容
- 切なくていじらしくてメチャクチャなパパ~家族が映した最期の立川談志~
今からちょうど10年前…2011年11月21日、「天才」の名をほしいままにした男がこの世を去った。落語家・立川談志(享年75)。歯に衣着せぬ過激な言動や破天荒な振る舞いばかりが注目された談志が、家族の前で知られざる素顔をのぞかせる未公開映像が見つかった。テープにして約750本、1000時間、マネージャーを務めた長男・慎太郎が12年にわたって撮影したものだ。 そこには、孫と遊ぶ優しい表情、これまで公開されたことのない最愛の妻との日常や、ビートたけし、中村勘三郎、森繁久彌、和田アキ子など大物芸能人たちとの私的な交流なども映されている。
さらに、談志本人が部屋で一人撮影した「自撮り」映像も多数、残されていた。カメラに向かって語っているのは、襲いかかる「老い」への不安、いら立ち。「生きるというのはつらい」「死にたい」。半世紀にわたって表舞台に立ち続けた談志が、日々衰えていく肉体にうろたえ、ときに心が壊れそうになりながら、もがき、苦しむ。それでも自らをカメラにさらし「落語家なんだから、恥もすべてぶっさらす」とうそぶく。それは「落語とは人間の業の肯定」と語り続けた男の宿命だった。そして談志は、落語家にとって命ともいうべき声を失い、七転八倒する姿を、死の直前までカメラにさらし続けていく。天才落語家であり、一家の主である父・立川談志。その最期の日々をカメラは映し出していた…【語り】満島ひかり
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30代
2021年11月07日放送内容
- 「おかえり」の声が聞きたくて ~歌舞伎町 真夜中の処方箋~
新宿・歌舞伎町…ホストクラブのネオンと喧噪が響く街角に、夜8時に開店する薬局がある。深夜に薬局を訪れる客の8割は女性。ほとんどが“夜の街”で働き、歌舞伎町に暮らす人も。そんな彼女たちから「歌舞伎町のお父さん」と呼ばれ信頼を寄せられているのが、たった一人で薬局を切り盛りする、中沢宏昭さん(43歳)だ。
ただ、中沢さんとおしゃべりをする女性、人生相談をしにくる女性、話題は、仕事や恋愛の悩みなど実に様々だ。夜な夜な薬局にやってくる客は、処方箋を手に薬を求めるだけでなく「自分の居場所」を求めて、ここへやってくる。
そんな中沢さんのもとを決まって「火曜日の夜」に訪れる女性がいる。20代の智花さんは、高校生の頃から気持ちの浮き沈みに悩み、心療内科への通院を続けている。
この薬局に通い始めたのは1年ほど前。常連客の中では珍しく、智花さんは歌舞伎町で働いているわけでもなく、住人でもない。それでも智花さんがここに通う理由は、中沢さんが「おかえり」と言ってくれるから。地方から上京し、都会で一人暮らしをする智花さん。中沢さんがまるで家族のように、迎え入れてくれることが、彼女にとって心の安らぎになっているのだ。
そんなある日、智花さんが、薬を大量に飲み救急車で搬送されたという知らせが…世界有数の“夜の街”、新宿・歌舞伎町の「真夜中の薬局」で交わされる心のやり取りをカメラは見つめた。
【語り】森川葵
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30代
2021年10月24日放送内容
- 奇跡の夏に輝いて ~ピュアにダンス 待寺家の18年~
今年、奇跡のような夏を迎えた家族がいる。番組が18年間追い続けた待寺家。取材を始めた頃は、まさかこんな日が来るとは夢にも思わなかった…
出会った時、13歳だった待寺優はダンスに夢中、弾けるように踊っていた。
ダウン症のある優は、“ダンスが好き”という一心で踊り続け、道を切り開いてきた。
これまで、自分の障がいに向き合って葛藤し、両親は優のサポートに対する考え方の違いで対立したりと、いくつもの困難にぶつかってきた。
そして時が過ぎ、少年は、今年31歳になった。ダンサーとしてのピークは過ぎ、今は、いつか両親がいなくなったとき、どのように自立し生きていくのかが大きな問題だ。「ダンスをできる限り続けさせてあげたい」母と、「ダンスより自立への力をつけさせるべき」と考える父が対立する。優自身も将来への不安を抱えていた。
2020年、人生最大のチャンスが目の前にやってくる…
障がいのあるパフォーマーたちを世界中の人たちが見つめる最高のステージ。東京2020パラリンピックの開会式への出演だ。一生に一度の大舞台。優はその舞台に立ちたいという夢を持ち、選考会に挑む。しかし、優の夢を阻んだのは、世界を揺るがす新型コロナ。果たして、優の挑戦の結末は…2021年夏、待寺家に訪れた奇跡の夏の物語。【語り】宮崎あおい
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30代
40代
2021年10月17日放送内容
- ボクと父ちゃんの記憶 ~家族の思い出 別れの時~
いま、父の中から家族の記憶が消えようとしている…
緑に囲まれた千葉・睦沢町で暮らす高校3年生の息子、大介さん(17)は、父の介護を続ける、いわゆる「ヤングケアラー」だ。父・佳秀さん(65)は、50歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断された。それから15年、病の進行は進み、家の中を歩き回り、今では家族との会話もままならず、トイレに一人でいくこともできなくなった。いつも笑顔で、優しいスーパーマンみたいだったお父さんが…
母・京子さん(53)と大介さん、2人の妹が続けてきた介護生活は、いま“限界”を迎えようとしていた。進行していく父の認知症を前に、一家は父を介護施設に入所させるかどうかと悩み始める。
毎日、顔を合わせることで、ようやく繋がっている父の中の家族との記憶。もしも、この家を出て、介護施設に入れば、認知症が一気に進行してしまうかもしれない。コロナ禍もあって、入所すれば、半年以上、家族との面会は許されないという現実。この家を出て行けば、父の頭の中から、自分たち家族の存在は、完全に消え去ってしまうのではないか。それは、実質的に、父と家族の「お別れ」を意味する…
カメラは、若年性認知症の父の介護で揺れる息子と、その一家のひと夏を見つめた。
【語り】 富田望生
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30代
30代
2021年10月03日放送内容
- 母と息子のやさしいごはん ~親子の大切な居場所~
母と息子が切り盛りする小さな定食屋では、いつも口論が絶えない。接客担当の母・貴美子さん(63)と料理担当の息子・大貴さん(27)の2人。
2020年1月、文京区・本郷で開店したものの、翌月には新型コロナに見舞われ、客足は伸びず赤字続き。どう見てもうまくいっていないこの店を続ける理由…それは、母と息子の過去にあった。幼い頃から成績優秀で「将来は弁護士になる」と夢を語っていた大貴さんは、中学生の時、突然の不登校に。その現実を受け入れられず、息子に厳しく接し続けた母。「死にたい」と追い詰められた息子は、発達障害の疑いがあるとの診断を受ける。ようやく不登校の「本当の理由」を知った母は、自分を責め続けた。
しかし、自宅で引きこもる中、初めて作った料理を母に褒められたことが大貴さんの人生を変えることに。「料理であれば、自分も周りを喜ばせることができる」と料理人の道を歩み始めたのだ。その姿を一番近くで見ていた母は、人生を賭けて息子を支える決意をする。こうしてオープンしたのが、大貴さんが思う存分、料理を作ることができる定食屋だった。
ところが、赤字もお構いなしに町の定食屋に見合わない高級食材を仕入れる大貴さんのこだわりと、長引くコロナ禍で、店の経営は火の車に。息子の大切な居場所である店を懸命に守ろうとする母だが、蓄えもついに底をつきかけ。母が息子のために開いた小さな定食屋の行方は…
【語り】 広末涼子
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30代
2021年9月26日放送内容
- ちょっと心配な家族がおりまして~母と私と姉夫婦の話~
あなたには「心配な家族」はいませんか?
2020年、子どもを産み、実家で産休中の「私」の元に、驚きの知らせが飛び込んできた。長姉のチエ(44歳)が貯えを使い果たし、生活資金を得るため、暮らしている一戸建てを売るというのだ。預金通帳の残高は、わずか「4873円」だという…姉は、中学2年生の時、突然、不登校になり、のちに「うつ病」と診断された。部屋にこもったままの姉は、家族にとっての長年の気がかり。そんな姉が部屋から出て、通信制の大学に通い出した26歳の時、講師をしていた24歳年上のシゲキさんと出会う。家柄の良い資産家の息子で、大学で法学を教える立派な人。結婚を決めた2人に「これでチエちゃんの将来も安心」と、家族は胸をなでおろした。
シゲキさんが親から譲り受けた家で暮らす姉夫婦だったが、シゲキさんの両親が亡くなると雲行きが怪しくなる…実は両親から経済的援助を受けながら暮らしてきた姉夫婦。シゲキさんには、生活を支えていくだけの収入はなく、姉は、症状が改善せず、働くことはできない…ついに、両親の遺産も含め、貯金を使い果たしてしまったのだ…
追い込まれた姉夫婦は、親から譲り受けた家を売り、姉は、40代半ばにして人生初の仕事探しを始めるのだが…心配する私たち家族をよそに「大富豪になる日は近い」「なんとかなるニャン」と、意に介さない“浮世離れ”した姉夫婦。2人の行方は果たして…【語り】 仲里依紗
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40代
30代
50代
2021年9月19日放送内容
- 人生の終わりの過ごし方 ~「ダメ人間マエダ」の終活~ 後編
自らを「ダメ人間」と呼ぶマエダは44歳のパチスロライター。
都心の裕福な家庭の一人息子として生まれ、幼稚園からエリート街道を歩むものの、同級生の中でただ一人、大学に進学せず、ギャンブルにのめり込み、トラック運転手や豆腐店、転売業など職を転々としてきた。20歳で最初の結婚をしたが、今は「バツ2」で現在は、年老いた母と二人で暮らしている。30代半ばで、ようやく巡り会えた天職がパチスロライターの仕事。 “ゲス”なキャラクターとスーツ姿で、ファンに愛されてきた。2020年2月。そんなマエダが余命宣告を受ける。医師からは「余命は3カ月から半年」と言われた。マエダは友人たちに全てを語り、「最後まで楽しく死にたい」と、自らの“終活”に付き合ってもらうことに。
「やりたいことは我慢しない」と、酒を飲み、タバコを吸い、麻雀に興じ、旅に出るマエダだが、余命宣告から半年が過ぎ、体は悲鳴を上げ始めた。がんの進行は止まらず入退院を繰り返す中、手術も難しい状況となり、母と2人、緩和ケア専門のホスピス探しを始める。全身の痛みと歩行困難な中、年老いた母の肩を借り、足をひきずりながら歩く。大量の痛み止めの薬を飲みながら「今、敗戦処理をしてるんだなと思うと悲しくなっちゃう」と自分の運命を嘆くマエダ。
「自分らしく生きること」「最後まで幸せに生きること」だけを願ったマエダの終活を追った1年の物語の結末は…
【語り】 宮崎あおい
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20代
30代
30代
2021年9月12日放送内容
- 人生の終わりの過ごし方 ~「ダメ人間マエダ」の終活~ 前編
自らを「ダメ人間」と呼ぶマエダは44歳のパチスロライター。
都心の裕福な家庭の一人息子として生まれ、幼稚園からエリート街道を歩むものの、同級生の中でただ一人、大学に進学せず、ギャンブルにのめり込み、トラック運転手やパチスロ店、豆腐店、転売業など職を転々としてきた。
20歳で最初の結婚をしたが今は「バツ2」で、元妻たちとの間には3人の子供がいるが会うことはない。現在は、年老いた母と二人で暮らしている。
40代になり、ようやく巡り会えた天職がパチスロライターの仕事。記事を書き、番組やDVDにも出演、“ゲス”なキャラクターとスーツ姿で、ファンに愛されてきた。2020年2月。そんなマエダが余命宣告を受ける。過去に手術したがんが進行し、全身に転移。医師からは「余命は3カ月から半年」と言われた。マエダは友人たちに全てを語り、「最後まで楽しく死にたい」と、自らの“終活”に付き合ってもらうことに…
日々、がんの進行が進み、治療や薬の副作用で体が悲鳴を上げても、酒もタバコもやめず、仲間たちと一緒にうまいものを食べる。そんなマエダの姿に仲間たちも特別扱いすることなく、マエダの“終活”に寄り添い続ける。
そして2020年6月、余命宣告の時期に差し掛かったころ、マエダは、新型コロナに感染し入院してしまう…「自分が死ぬまで撮影してほしい」と語るマエダの“終活”をカメラは見つめ続けた…
【語り】 宮崎あおい
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30代
30代
2021年8月29日放送内容
- 夜の街に別れを告げて~人生を変えたい彼女たちは…~
終わりの見えないコロナ禍に見舞われ、苦境が続く“夜の街”。相次ぐ緊急事態宣言で客足も途絶え、回復の見込みは立たない。そこで長く働き、生活をしてきた女性たちは今、将来に強い不安を感じている。「昼の仕事に就きたい」…企業の新規採用も厳しい中で、“夜の街”に別れを告げようとする彼女たちは今…
横浜出身のルカさん(24歳)は、去年11月から、中卒・高卒者限定の就職支援をする「ヤンキーインターン」に参加。自分の顔の整形費用を捻出するため、夜の街で働き始め、キャバクラやクラブなどを転々としてきた。昼の仕事に就いて、「何事にも自信を持てない自分を変えたい」と半年間の研修に飛び込んだルカさん。自信のなさゆえの人見知りな性格がわざわいし、電話営業なども腰が引けてしまう。ここでも自分を変えることはできないのか…ルカさんの新たな苦悩の日々が始まった。
静岡から研修へやってきたマリカさん(21歳)は18歳のころからやガールズバーやスナックで働いてきた。コロナ禍で収入が減る中、“夜の街”を離れることを決心した。営業活動など初めて経験する仕事にも、持ち前の社交性を発揮し、講師からも絶賛されるほどの順調な滑り出しだったが…開始から3カ月後、マリカさんは研修を辞めることを決意。なぜ彼女は東京を離れるのか…
長引くコロナ禍をきっかけに「人生を変えたい」と奮闘する彼女たちの1年を追った。
【語り】 芳根京子
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30代
30代
2021年8月08日放送内容
- 笑顔で生きよう~お母さんと僕の約束~
「私が病気と闘う姿を記録してほしい」…
2020年冬、私たちが出会ったのは、料理研究家の高木ゑみさん(35)。8歳の一人息子と2人で暮らすシングルマザーだ。2020年10月、長引くコロナ禍の中でも、オンラインで料理教室を開催するなど、精力的な活動を続けていたゑみさんは、腰に強い痛みを感じる。病院に行き検査をすると、そのまま緊急入院。腰の痛みの原因は、肺から転移したがんによるものだった。突然、医師から宣告された「ステージ4」のがん。すでにがんは体のあちこちに転移していたのだ。
そんな彼女が始めたのは、病気のことを包み隠さず、世の中に伝えること。入院中の病室から、いつもと同じようにメイクをし、常に笑顔を絶やすことなく、毎日のように病状や今の心境を報告していった。
気がかりなのは8歳の息子のこと。ゑみさんは「この子のためにも生きる」と、前向きに病気を乗り越えようとする姿をSNSで発信を続けていく。去年12月、35歳の誕生日を迎えたゑみさんの病状は回復を見せ、退院できることに…彼女はすぐに、オンライン料理教室やセミナーを開始、新商品の開発に乗り出した。治療の影響で髪が抜けても、ウィッグをつけ楽しんで見せることで、“笑顔で生きる”を実践。息子との平穏な暮らしを少しずつ取り戻していった。
がんと闘いながらも、いつも明るく笑い続ける母と、そんな母が「世界で一番大好き」という一人息子の日々をカメラは見つめた…
【語り】 上戸彩
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60代
30代
30代
2021年8月01日放送内容
- 女装と家族と終活と ~キャンディさんの人生~
69歳の女装愛好家、キャンディ・H・ミルキィさんが女装を始めて40年以上、かつては原宿の歩行者天国に出没し、話題の人となった。
23歳で結婚し、3人の息子にも恵まれたが、キャンディさんの女装趣味が収まることはなく、真実を知った妻は「生理的に受け入れられない」と家を出ていった。女装によって崩壊してしまった家族。今は一人で暮らすキャンディさんの元を訪れる息子。当時の「父親」を息子たちはどう思っていたのか…
今、70歳を手前にしたキャンディさんは、肺の病を患っている。症状は悪化するばかりで、残された時間を意識した「終活」を始めたという。最後の最後までやりたいことを貫く人生。そんなキャンディさんを訪ねて来たのは、4歳年上の姉。幼い頃、隠れて姉の服を着ていたことが、女装の原点だった。弟の女装姿を初めて目の当たりにする姉は一体、何を思うのか…
「コスプレ」や「LGBT」などの言葉もなかった時代から、世間の偏見や差別にめげることなく、女装を続けて来た一人の男の人生を追った…
【語り】 水川あさみ
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30代
40代
2021年7月25日放送内容
- 老舗の寿司屋に婿が来た ~4代目は元美容師~
成田山新勝寺へ続く参道沿いに、親子3代、80年以上の歴史を持つ寿司店がある。現社長である3代目の和也さん(59)の子供は、一人娘のすみれさん(24)。伝統ある店を継いでくれる跡取り息子はおらず、自分の代で店を閉じることも考えていた…
そんな時、現れたのが一人娘の交際相手である雅貴さん(31)。長年勤めている美容院を辞め、「婿入り」を志願。結婚して寿司職人として一から学びたいというのだ。
「一人前になるまで10年」と言われる職人の世界。これまで料理どころか、包丁すらまともに握ったことがなかった雅貴さんが、まず飛び込んだのは、基礎技術を2カ月で学べる養成学校。共に学ぶ生徒の中では優秀な成績で卒業、伝統ある店に飛び込み、修行を始めるものの…
雅貴さんは、次第に合理的とは思えないスタッフの動きや勤務管理の方法に疑問を感じ始める…
そんな雅貴さんが訴えた相手は、店を60年近く切り盛りしてきた、妻・すみれさんの祖母である大女将。これまで大女将に意見をする新人など、誰一人いない。それでも雅貴さんは、自分の考えをぶつけてしまう。一方、日にちが近づいていたすみれさんと雅貴さんの結婚式の行方は…
伝統ある寿司店に飛び込んだ“お婿さん”と一家の10カ月を追った。【語り】 川栄李奈
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30代
2021年7月04日放送内容
- ボクがなりたいもの~芸人になる。と上京した娘~
「東京でお笑い芸人になる」と言って、娘が家を出たのは9年前…
27歳の「幸世(さちよ)」は、芸歴7年の売れないお笑い芸人。毎月のようにオーディションやコンテストに挑戦するものの落選続きで、芸人としての収入はほとんど無い。
女性として生まれた幸世だが、中学生の頃に「自分は男性だ」と違和感を覚え始める。それでも家族や友人には言えずに過ごしてきた。高校卒業後、幼い頃からの夢だったお笑い芸人になるために上京。月に1度のホルモン注射を打ち続け、少しずつ顔つきが男性らしくなり、声も低くなっていった。
「誰も男性として認めてくれないつらい経験を「笑い」にして伝えたい」と、幸世は自身の体験を元にネタ作りをしているが、その思いとは裏腹に、客席からは笑いは起きず、戸惑いの空気が流れるばかり…自分を追い越して売れていく後輩芸人たちの姿に焦りが募る。生まれ育った静岡には両親と姉がいる。上京後にカミングアウトされた両親は、幸世のことを理解しようと努めるものの、今も複雑な気持ちを抱えている。元漁師の父親は、58歳になった今も、睡眠時間を削り、水産加工工場など3つの仕事を掛け持ち、母親は占い師をして、幸世のサポートを続けている。いつまでも親に援助を求める幸世に憤る父は、芸人になった娘のネタを一度も見ようとしない。
「芸人になるため」そして「男性になるため」に上京した娘とその両親。ある家族の葛藤を見つめた。
【語り】 松岡茉優
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30代
30代
40代
2021年6月27日放送内容
- はぐれ者とはぐれ猫 ~小さな命を救う男の闘い~
名古屋の町に、ある怒りと闘いながら日々を生きている男がいる。
革ジャンがトレードマークの阪田泰志(36)。彼が全てを注ぎ込む仕事は“猫の保護活動”。自由奔放な気分屋で、普通の会社員になることは考えたこともなく、自らを“活動家”と呼ぶ“はぐれ者”だ。
7年前に自分の行き場を失った時に一人で始めた保護活動だが、運営するシェルターは火の車。1000万円もの借金を抱えながら、たくさんの猫を保護し続けている。ペットブームやコロナ禍の巣ごもり需要…猫を飼いたいという人々が増える中、その一方で保護の相談が後を絶たない。その数は、毎月20件以上もあるという。ある日、依頼があって向かった先にいたのは“捨てられた子猫”。保護すると、驚くような悲惨な姿だった。一体誰がこんなことを…市の動物愛護センターからも猫を引き取り、新たな飼い主を見つけるまで、昼夜を問わず、世話をし続ける生活。
阪田は“人間の身勝手な行動”で、猫が犠牲になっていることが許せないのだ。そんな阪田の元に届いた一通の手紙。薬物所持での罪で刑務所に服役する女性が「飼い猫を預かってほしい」と頼んできたのだ。
さらに、崩れかけた家族関係によって起こった“多頭飼育崩壊”。劣悪な環境の中でやせ細る猫たち。怒りをこらえていた阪田だが…小さな命を救う闘いを続ける男と行き場を失った猫たちの向こう側に見えてきたものとは…【語り】 松本穂香
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50代
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60代
30代
2021年6月20日放送内容
- ママにしてくれてありがとう~血のつながらない母娘の12年~
都内にある一戸建ての家。ここに暮らす大家族がいる。 “ママ”の美香さん(55)と“ダディ”のトニーさん(61)と6人の子供たちに血のつながりはない。美香さん夫婦が育てているのは、いずれも育児放棄や虐待、経済的理由など、複雑な事情を抱え、実の親と一緒に暮らすことができなくなった子供たちだ。 美香さんの家で暮らす“きょうだい”の中で、最年長のあき子さん(23)は、家庭内暴力が原因で物心がついた頃、
児童養護施設に預けられ、美香さんの家にやってきたのは、12年前のこと…。 あき子さんの部屋には、心に刻まれた深い傷を物語るものがある。箱にしまわれた大量の「小さな折り鶴」。あき子さんはつらいことがあると鶴を折り続けてきた。家庭内暴力で傷ついた母の姿。学校で受けたいじめ。「自分は本当に生まれてきてよかったのか?」あき子さんはずっとそう考えて生きてきた。
そして、その思いを拭い去ることができないまま、里親である美香さんの家を出られないままでいる。 “前に進めない”あき子さんの姿を見守ってきた美香さんは、ある日、意外な提案をする。「あなたのお母さんを捜そう」。 20年近く、音信不通で生きているかどうかも分からないあき子さんの実の母親。「自分は本当に生まれてきてよかったのか?」それを確かめるため、血の繋がらない母と娘の「実の母親捜し」が始まる…
【語り】 趣里
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30代
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2021年6月06日放送内容
- 酒と涙と女たちの歌 ~塙山キャバレー物語~ 後編
どんな過去を背負っていても、必ず居場所はある…
茨城県日立市。チェーン店が並ぶ国道沿いに、まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角がある。13軒の小さな飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」。
ここで生きるママたちは、自分たちのつらい経験すら武器にして、人生に疲れた客の心をそっとすくい上げてくれる。17歳の時に母親から置き屋に売り飛ばされたという「めぐみ」のママ。「開き直らないと何もできない」と、壮絶な過去も笑い飛ばし、破格の値段で客たちをもてなす。そんなママが気にかけるのは、幼なじみの男性客…
塙山キャバレーでラーメン店を営んでいたが、火事で5軒を延焼させた男。一度は自殺も考え、今は生活保護を受ける身となった男性を、めぐみママは何かと励ます。
一方、かつて別れた娘と20年ぶりの再会を果たした「ラブ」のママ。最初は和やかな二人だったが、次第に娘から厳しい言葉を投げられる。さらに息子二人もやってきて“捨てた”我が子のつらい過去を聞くことに。一度は壊れてしまった家族の修復は、やはり一筋縄ではいかなかった。
そして、塙山キャバレーで火事を起こした男は「めぐみ」の馴染み客と花見へ。桜の余韻に浸りながら、2人は今までの人生を静かに語り合った。こんな人と人との出会いが、この街にはある。
そして、コロナ禍での苦境に耐えるママたちの元へ明るい知らせが…【語り】 吉岡里帆
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30代
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2021年5月30日放送内容
- 酒と涙と女たちの歌 ~塙山キャバレー物語~ 前編
トタン張りの小さな建物が肩を寄せあうように立ち並ぶ飲み屋街。女たちが守るその場所は、人生の重荷を下ろし、心をほどく場所なのかもしれない…
茨城県日立市。チェーン店が並ぶ国道沿いに、まるで終戦直後にタイムスリップしたような佇まいの不思議な一角がある。13軒の小さな飲み屋が並ぶ「塙山キャバレー」。
店を守ってきた女たちは過酷な人生を歩んできた。「めぐみ」のママは17歳の時、眠っている間に母親から芸者として身売りされたという。なんとか逃げ出し、たどり着いたのがこの街だった。
「京子」のママは夫に続き息子を亡くしたばかり。それでも笑顔で店に立つ。ここはそうした訳ありのママたちが、力を合わせて守り続ける特別な場所だ。
そんなママたちの店を「心の拠り所」に、様々な過去を抱える人々が夜な夜な塙山キャバレーに集まる。この街で自ら営んでいた店で、周囲の店も燃やしてしまう火事を起こし自殺を考えた男。突然、妻を亡くし、一人家に引きこもっていた男。コロナ禍で演奏の場を奪われたバンドマンたち…ママたちは、そんな客の話を黙って聞き、時に説教し、時に歌うことで、彼らの心をほぐしていく。
2020年も終わろうとしていた夜、塙山キャバレーに事件が…自らの過去を決して語らなかった「ラブ」のママを一人の女性が訪ねてきた。ママが20年前に生き別れた娘だった。複雑な過去を抱える母と娘の20年ぶりの再会。果たしてその行方は…【語り】 吉岡里帆
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2021年5月23日放送内容
- 夢と涙の六本木 2~ミレイとモモの上京物語~
東京・六本木。華やかなスポットライトの下で踊るのは、ショーダンサーのミレイ(20歳)。ショー以外の時間は接客をするのだが、実は彼女は、お酒も接客も苦手。それでもミレイには六本木のステージに立つ理由があった。自らの夢を叶えるために…
2020年秋、コロナ禍の東京に、ミレイは母の反対を押し切り、故郷・熊本から上京。女手一つで自分を育ててくれた母との別れ。必死に涙をこらえるミレイと母。これまで二人三脚で歩んできた母娘の思いが溢れ出す。
初めての一人暮らし、初めて働く東京…次第にミレイの心はすり減り、ついにショーの練習を休んでしまう。自宅には疲れ切ったミレイの姿があった…
そして、同じ店で働くもう一人の二十歳。2年前、香川から上京したモモは、最初は店に馴染めなかったが、今はすっかり人気者になっていた。常連客を増やすために、SNSでの発信や動画投稿に取り組んだ結果、フォロワー総数は40万人を超えた。「人気者」になるために、六本木にやってきたモモ。その夢が現実となってきた今、モモは想像しなかった問題に直面する。注目を集めるほど増えていくSNSでの誹謗中傷、「キモい」「死ね」…そんな中、営業中のフロアからモモの姿が消えた。カメラが追うと、そこには泣き崩れるモモの姿があった。
夢を追い上京してきたミレイとモモ。「六本木で輝きたい」と必死にもがく、2人の二十歳をカメラは見つめた…
【語り】 小芝風花
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30代
2021年5月16日放送内容
- 東京、タクシー物語。前編~シングルマザーと新人ドライバー~
2021年春…緊急事態宣言下の東京の街を走るタクシードライバーがいた。
恭子さん・45歳。6歳の一人娘を持つシングルマザーだ。彼女がタクシー業界に飛び込んだのは3年前。故郷・茨城の映画館で長年働いていた彼女が転職を決意したのは「離婚」が原因だった。当時2歳だった娘の将来を思い「もっと稼げる仕事」を探した結果、行き着いたのが「東京のタクシー運転手」だったのだ。ところがタクシー業界は、去年からのコロナ禍で倒産、廃業が相次ぎ、多くの運転手が去っていった…その一方で、新たにタクシーの世界に飛び込んでくる若者たちもいる。コロナ禍で就職先を失った人々が、やってくるのだ。150人が所属する会社で女性ドライバーは恭子さん一人。そこに2人の新人女性ドライバーが入社し、恭子さんが指導役を任されることになった。
25歳のちひろさん(仮名)は国立大学出身。コロナ禍で職を失い、30社以上も面接を受け、やっと入れたのがタクシー会社。23歳の直子さん(仮名)は、一流店で働いていた元・料理人。仕事での挫折を機に、タクシー業界の門を叩いた。
希望を胸にタクシードライバーとして走り出す2人の女性。しかし、街に溢れるのは「空車」のタクシーの列。緊急事態宣言で夜の街からは客の姿は消えていった…かつてない苦境に立たされる中で、東京の街を走り続ける3人の女性タクシードライバーの生き様をカメラは追った。
【語り】 永作博美
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2021年5月09日放送内容
- 東京、タクシー物語。前編 ~コロナとシングルマザーの運転手~
2021年春…緊急事態宣言下の東京の街を走るタクシードライバーがいた。
恭子さん・45歳。6歳の一人娘を持つシングルマザーだ。彼女がタクシー業界に飛び込んだのは3年前。故郷・茨城の映画館で長年働いていた彼女が転職を決意したのは「離婚」が原因だった。当時2歳だった娘の将来を思い「もっと稼げる仕事」を探した結果、行き着いたのが「東京のタクシー運転手」だったのだ。深夜乗務が基本となる仕事では、一人で子育てはできない。タクシー会社が運営する保育園に娘を預けながら、会社が借り上げた部屋に、70歳の母と3人で暮らす日々…「娘の将来のために…」タクシー運転手へ転身し、収入を確実に増やしていった恭子さんだったが、2020年春…新型コロナが全てを変えてしまった。度重なる緊急事態宣言で、街からは人が消え、タクシー運転手の頼みの綱とも言える深夜の乗客も激減してしまったのだ。かつてない大打撃を受けているタクシー業界。恭子さんの月収も以前の半分以下になってしまう。持病を抱える母と暮らす彼女は、コロナに感染する不安とも常に背中合わせ。そんな最悪の2020年を終えて、コロナの終息を願い迎えた2021年は、2度目の緊急事態宣言の発令から始まった…そして4月、3度目の緊急事態宣言。
まったく終わりの見えないコロナ禍の中で、きょうもタクシーを走らせるシングルマザーの闘いを見つめた…
【語り】 永作博美
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2021年5月02日放送内容
- 銀座の夜は いま…2 ~菜々江ママとコロナの1年~
取材を始めたのは2019年秋。女性キャスト総勢50人。月の売り上げは1億円超え。
当時、銀座でもっとも勢いのあるクラブと言われていたのが「クラブNanae」。経営者である唐沢菜々江ママ(47)は銀座で働いて22年。銀座の伝統を守りながら、型にはまらない柔軟な手法で客足を伸ばし、開業1年で絶大な人気を誇るクラブに成長させたのだが…2020年春。その状況は一変する。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、菜々江ママは営業休止を強いられた。その厳しい現実を放送したのが2020年5月。カメラは菜々江ママの「それから」の1年を追い続けた…緊急事態宣言が延長された結果、営業休止は2カ月半におよび、その間、店の収入は途絶え、月に2500万円以上の固定費が重くのしかかる。膨らみ続ける赤字…店を存続させるため金策に奔走するのだが、菜々江ママの体に異変が起きる…
ようやく、「クラブNanae」の営業が再開するものの「夜の銀座」は世間から敬遠され、コロナ以前に比べお客さんは激減。お金を稼ぐどころか「収入がない」と店を離れていくホステスや従業員たち。「銀座の一流」を誇りにしていた店は、大混乱に陥ってしまう。そして、追い討ちかけるように、2度目の緊急事態宣言の発令。終わりなきコロナ禍で、菜々江ママは、大きな決断を求められる…
誰もが経験したことのない事態の中、夜の銀座で生きる人々の苦悩の1年を追った。【語り】 小池栄子
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2021年4月18日放送内容
- 放送1000回SP~後編~
今回の放送で1000回目を迎える『ザ・ノンフィクション』。四半世紀を超える長い歴史の中で『ザ・ノンフィクション』は一体、何を描いてきたのだろうか。
「後編」は、2011年の東日本大震災以降に放送された番組。ある日突然、大切な家や故郷、愛する人の命を奪われるという現実は、日本人の価値観を大きく変えた。「人生にとって本当に大切なものは何なのか…」日本中が悩み始めた時、番組が目を向けたのは「自分らしい生き方」を追い求める人々だった。超高学歴なのに「働かないで楽しく暮らす方法」を追求する人、生まれながらの性に違和感をおぼえ“本当の自分”を取り戻そうともがく人…『ザ・ノンフィクション』は、その時代時代を生きる人々の「心」を描き続けてきた。
そして、長寿番組だからこそ実現できる長期間にわたる映像記録も、『ザ・ノンフィクション』の大きな特徴である。17年にわたり、ダウン症の子供を持つ家族を記録した「ピュアにダンス」シリーズは、人間の成長と子供たちが持つ可能性を見つめ続けた。寺で共同生活をする熱血和尚と傷ついた子供たちを11年にわたり記録した「おじさん、ありがとう」は、国内外で数々の賞を受賞する感動作となった。
1000回目の放送で、最多となる36回目の<語り>を担当するのは女優・宮﨑あおい。数多くの作品に関わってきた彼女の<語り>とともに『ザ・ノンフィクション』の軌跡をたどる
【語り】 宮崎あおい
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2021年4月11日放送内容
- 放送1000回SP~前編~
1995年10月にスタートした『ザ・ノンフィクション』は4月18日(日)の放送で1000回目を迎える。26年にわたる放送の大きな節目にあたり、2週にわたって「放送1000回SP」を放送する。時代を生きる人々のありのままの姿を届けてきた番組の歴史を振り返りながら「『ザ・ノンフィクション』は何を描いてきたのか?」を検証していく特別企画。
阪神・淡路大震災やオウム真理教で日本が激震する年に始まった番組は、今でこそ、市井の人々を取り上げる番組というイメージが強いが、1995年10月15日の記念すべき第一回放送の主人公は、野茂英雄さん。日本人メジャーリーガーの“パイオニア”となったアスリートの挑戦から『ザ・ノンフィクション』の歴史はスタートした。
折しも「平成の大不況」と呼ばれた時代。被写体は、苦しい時代を懸命に“生きる”人々へとシフトしていった。ホームレスの夫婦、うず高く積まれた段ボールをリヤカーに乗せて運ぶ人、借金にまみれて社会からドロップアウトしていく人…
そんな人々の背中を押すように、2003年に誕生したのが「生きてる。生きている。」のフレーズでおなじみの番組テーマ曲「サンサーラ」だ。そして今回「放送1000回SP」の<語り>を担当するのは女優・宮﨑あおい。最初にこの番組のナレーションを読んだのは18歳の時。以来、最多の34回の放送を担当してきた彼女の<語り>とともに番組の軌跡をたどる…
【語り】 宮崎あおい
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2021年4月04日放送内容
- 新・上京物語 後編 ~夢と別れのスカイツリー~
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2020年6月、製紙工場の煙突が立ち並ぶ町、北海道・苫小牧市から料理人を目指し上京した18歳の一摩(かずま)。就職先は、かつて「料理の鉄人」にも出演した洋食の巨匠・大宮勝雄シェフ(70)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。離婚、死別により両親がいない一摩を、我が子同然に育ててきたのが、祖父・美智男さん(63)と祖母・静子さん。美智男さんはかつて、東京の伝説的なフランス料理店で活躍してきた。修業時代に苦楽を共にしたのが大宮シェフ。かつての盟友に孫の一摩を預けることにしたのだ。
こうして東京の一流店で、料理人修業をスタートさせた一摩。憧れの大宮シェフや、厳しくも面倒見の良い先輩たちに囲まれながら、仕事を覚えようともがく日々。
しかし、初めて経験する料理人の世界、慣れない都会暮らしも加わり、次第に仕事を休みがちになっていく…そして、上京から約3カ月のある日、一摩からシェフに連絡が…「話があります」。その頃、故郷・苫小牧では、一摩を送り出した美智男さんが、全身に転移したがんと闘っていた。医師には「余命はもって年内」と告げられていた祖父。
「一流の料理人になる」と祖父母に誓い、やってきた東京。そして、大好きな祖父。19歳になった一摩に「別れの時」が迫っていた…
【語り】 上白石萌歌
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2021年3月28日放送内容
- 新・上京物語 前編 ~煙突とスカイツリーと僕の夢~
春…夢と希望を抱いて故郷を旅立ち、東京を目指す若者たち。
2020年5月、新型コロナの影響でなかなか上京できない一人の青年がいた。
製紙工場の煙突が立ち並ぶ町、北海道・苫小牧市から料理人を目指し上京する、18歳の一摩(かずま)。就職先は、かつて「料理の鉄人」にも出演した洋食の巨匠・大宮勝雄シェフ(70)が経営する有名店「レストラン大宮」だ。そんな一流の店に、料理を学んだ経験のない一摩が入れた理由…それは祖父の美智男さん(63)にあった。両親が離婚し、父とも死別した一摩は、幼い頃から祖父母に育てられてきた。祖父・美智男さんは、若い頃、東京の伝説的なフランス料理店で活躍。その美智男さんと修業時代を共にしたのが、大宮シェフだったのだ。
がんを患い、料理の世界を引退、療養生活を送っている美智男さんは、大切に育ててきた孫をかつての盟友・大宮シェフに預けることを決めたのだ。
そんな二人の思いを背負い、上京した一摩。大宮シェフや先輩たちは、温かく迎え入れてくれたものの…生まれて初めて見る東京、初めての職場、初めての料理…何もかもが初めての新生活に、初日から完全に飲み込まれてしまった一摩は、思いも寄らぬ行動に出る…
故郷から遠く離れたスカイツリーのふもとで、夢と現実の狭間でもがく、18歳の青年の上京物語を追った…
【語り】 上白石萌歌
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2021年3月21日放送内容
- ふたりの1年生 ~新米先生と海の向こうから来た女の子~
2019年9月、新型コロナウイルスが来る前の小学校…ピカピカの1年生の教室。 担任は、社会人になってまだ半年の新米教師、橘川先生(23歳)。 ただでさえ大変な教師1年目に担任まで…そんな新米先生のクラスの中に、授業についていけず、クラスにもなじめないひとりの女の子がいた。
中国からやってきた小さな留学生、ナイヒちゃん(6歳)。入学から半年が過ぎても、日本語が分からない…そのため、友達もできず、クラスの中で孤立していた。 「ナイヒちゃんに楽しい学校生活を送らせてあげたい…」新米先生は試行錯誤の日々。
「日本で自分の店を持ちたい」という母親と共に中国からやってきたナイヒちゃんは、忙しい母親に「甘えたい…」と涙する日も。母親も「日本語ができなく宿題もできないナイヒの姿を思い出すと泣きたくなる」と涙で語る。 2学期後半、新米先生とナイヒちゃんにとって大きな試練となる「学芸会」。
自信がなく日本語を口にするのが怖いナイヒちゃんに3つのセリフが割り当てられた。「声が出ない」ナイヒちゃんを全力でサポートする新米先生。
果たして学芸会の行方は… 心を通わせ、共に成長しようとする“ふたりの1年生”。そんな中、世界を襲った新型コロナ。学校は閉鎖されてしまう… 新米先生と海の向こうから来た小さな女の子の2年間の心の交流を見つめた…
【語り】 池田エライザ
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2021年3月14日放送内容
- わすれない 僕らが歩んだ震災の10年<後編>
東日本大震災から丸10年。
あの日に起きたこと、人々を襲った悲しみと苦しみ、失ったものを、「忘れてはいけない」という思いで追い続けているドキュメンタリーシリーズ「わすれない」。今回つづるのは、家族や仲間、故郷を失った少年と少女が歩んできた10年。先週に続く<後編>をお送りする。「もう取材はこれで…」そう口を開いたのは、石巻・大川小の「てっちゃん」、21歳になった只野哲也さん。全校児童の約7割、74人の幼い命が津波で犠牲になった大川小学校で、多くの仲間と最愛の母・妹・祖父を失いながら奇跡的に助かった彼の10年…向けられるたくさんのカメラとマイク。人々に注目され続け、一挙手一投足までをメディアに取り上げられる日々。そんな哲也は今、苦しみの中にいる。明かされたのは、警察官になるという目標を失い、大学も中退したという事実…
私たちは、そんな彼が歩み、背負ってきた10年を巡る“旅”に出る。そして、初めて語ってくれたのは「このままだと生きているようで生きていないような…」という苦悩だった。「これからは、誰かのためじゃなく自分のために時間を使いたい。だからもう取材はこれで…」打ち明けてくれた彼の本心。その言葉をあとに、私たちは哲也のもとを離れた。
あれから10年の3月11日をてっちゃんは、どんな気持ちで迎えたのか…【語り】 薬師丸ひろ子
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2021年3月07日放送内容
- わすれない 僕らが歩んだ震災の10年<前編>
東日本大震災からまもなく10年。
あの日に起きたこと、人々を襲った悲しみ、苦しみ、失ったものを「忘れてはいけない」…そんな思いから、フジテレビでは「わすれない」と冠したドキュメンタリーを、被災者のその後や津波の検証など20本以上放送してきた。
今回は、宮城と福島で、家族や仲間、故郷を失った2人の少年と少女が歩んできた10年を、2週にわたりつづる…「もう取材はこれで…」そう口を開いたのは、石巻・大川小の「てっちゃん」、只野哲也さん。21歳になった哲也は、目標を失って大学も中退、一人悩んでいた。
全校児童の約7割、74人の幼い命が津波で犠牲になった大川小学校。多くの仲間と最愛の母・妹・祖父を失いながら生き残った哲也は、以来「奇跡の子」として多くのメディアに取り上げられ続けた。
今回、10年の歩みを振り返る“旅”で、初めて明かしてくれた本当の思いとは…もう一人は、あの日、卒業式を間近に控えていた小学6年生の島絵理奈さん。友達にサヨナラも言えないまま始まった避難生活。放射能から逃れ、福島と埼玉で引越しを繰り返す絵理奈。一時帰宅で目の当たりにした変わり果てた故郷。雑草に覆われ朽ちた家を見て絵理奈は言葉を失う。「もう帰れない」そう思わずにはいられない現実…
22歳になった絵理奈が案内してくれたのは、大好きな故郷の思い出の地、そして彼女自身も心を揺さぶられた場所。そこで語ってくれた「10年」の思いとは…【語り】 薬師丸ひろ子
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2021年2月28日放送内容
- 声優になりたくて ~カナコとせろりの上京物語~
今、子供たちの憧れの職業となっている「声優」。『鬼滅の刃』の大ヒットもあり、その人気に拍車がかかる中、多くの若者たちがプロの声優を目指し、養成所や専門学校へ通い「輝ける未来」を目指す日々を送っている…
30歳になったことを機に、会社を辞め、大阪から上京したカナコさん(30)は、大手声優養成所の研修生。東京での生活は失業保険を頼りに友人とルームシェアをしながら夢を追っている。まずは最初の関門。約200人から15人に絞り込まれる選抜試験に勝ち残ることを目指すのだが…
同じ研修生のせろ里さん(22)もプロの声優になりたい一人。去年の春、大学を卒業し、内定していた就職先を蹴って鹿児島県から上京。声優の卵たちが集まる「声優シェアハウス」に暮らすのだが、現実は厳しく、昼夜3つのアルバイトを掛け持ちながら、カラオケボックスで発声練習に励む日々…
そんな2人に立ちはだかる最初の壁、入所して3カ月後の選抜試験。果たして2人は生き残ることができるのか…夢を追う2人の女性の上京物語を見つめた…
【語り】 福田麻貴(3時のヒロイン)
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2021年2月21日放送内容
- ボクらの丁稚物語 ~泣き虫同期 4年の記録~ 後編
入社すれば、ケータイも恋愛も、酒もタバコも禁止。さらに男女の区別なく、みんな丸刈り…一流の家具職人を目指し、住み込みでの修行生活。神奈川・横浜市にある家具製作会社「秋山木工」は、令和となった今でも、いわゆる「丁稚制度」を続けている会社だ。 2017年の春。私たちは、自ら「丁稚」の世界に飛び込む4人の若者と出会った… 京都大学に在学中に引きこもりになった内藤くん(23)は、自分を変えるために大学を
中退し、秋山木工の門を叩く。久保田くん(18)は、技と心を磨き一流の職人となるためにやって来た。初めて作る家具は、女手一つで自分を育ててくれた母親にプレゼントしたいと語る。茨城県から来た佐藤くん(17)は、糖尿病を抱えながら職人を目指す。加藤くん(22)は、京都で8代続く造園会社の後継ぎ。職人たちを率いるリーダーとなるべく、人間性を磨きにここへ来た。 入社して1年半、また一人、秋山木工を去ってい
く丁稚が…年下ながらリーダー格だった久保田くんだった。手作り家具の将来に不安を感じたのだ。 残された3人は「手作りの技」の誇りをかけて、新たな挑戦を始める。若手職人の日本一を決める技能五輪全国大会への挑戦。ただし、23歳以下という年齢制限のため、出場できるのは佐藤くんだけ。持病を抱える佐藤くんが、3人の代表として大会に挑むのだが… 一流の家具職人を目指し、丁稚の道を選んだ若者たちの4年間を追った。
【語り】 川栄李奈
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2021年2月14日放送内容
- ボクらの丁稚物語~泣き虫同期 4年の記録~前編
入社すれば、ケータイも恋愛も、酒もタバコも禁止。さらに男女の区別なく、みんな丸刈り…一流の家具職人を目指し、住み込みでの修行生活。神奈川・横浜市にある家具製作会社「秋山木工」は、令和となった今でも、いわゆる「丁稚制度」を続けている会社だ。
2017年の春。私たちは、自ら「丁稚」の世界に飛び込む4人の若者と出会った…彼らにはそれぞれ「ここで修行する理由」がある。
京都大学に在学中に引きこもりになった内藤くん(23)は、自分を変えるために大学を中退し、秋山木工の門を叩く。久保田くん(18)は、技と心を磨き一流の職人となるためにやって来た。初めて作る家具は、女手一つで自分を育ててくれた母親にプレゼントしたいと語る。茨城県から来た佐藤くん(17)は、糖尿病を抱えながら職人を目指す。加藤くん(22)は、京都で8代続く造園会社の後継ぎ。職人たちを率いるリーダーとなるべく、人間性を磨きにここへ来た。彼らを待ち受ける5年間の修行生活。入社初日から、社長に怒鳴られ、厳しい職人の世界を目の当たりにし、家族から送られて来た手紙に涙する…時にぶつかり合う、年齢も境遇も異なる同期の4人。「本当に職人になれるのか」「この世界でやっていけるのか」…悩んだ末に、会社を去っていく者も…
一流の家具職人を目指し、丁稚の道を選んだ若者たちの4年間を追った【語り】 川栄李奈
視聴者の感想や評価
30代
60代
2021年2月07日放送内容
- 私が踊り続けるわけ ~53歳のストリッパー物語~
男たちの“秘密の楽園”…とは、昔の話。いまや客席に若い女性たちの姿も目立つ「ストリップ劇場」。そのステージに立つ、国内最高齢といわれるレジェンドがいる…
星愛美、53歳。年間を通して全国のストリップ劇場を巡業しているストリッパーの中で、日本では最高齢といわれる。彼女のステージは、若い踊り子も圧倒されるほどエネルギッシュで、迫力に満ちている。普通なら、引退しているはずの年齢である彼女は、なぜステージに立ち続けるのか…
10代で落ちこぼれ、社会に反発していた少女はやがて、AV女優、ストリッパー、ホステスなどの職業を転々とするうちに、がんを患い7年もの闘病生活。再び働ける体になった時に、再び選んだ仕事がストリッパーの道だった。
そんな彼女が魂を込めたステージは男性だけでなく、若い女性をも魅了する。見ていると「幸せになる」…いつしか、愛美が出演する全国のストリップ劇場を追いかけ愛美をサポートする「星組」というファンのグループもできた。
愛美は、ファンのためにステージに立ち続けたいとは思うものの、年齢による衰えや股関節の激痛、新型コロナへの恐怖などで限界を感じ、引退すべきか苦悩する。しかし、それでも愛美には、ストリッパーを辞めない深いわけがあった…【語り】 本仮屋ユイカ
視聴者の感想や評価
50代
辞めることをいつも考えながら続けられていることに、共感するとともに尊敬の念を感じました。とてもカッコよかったです。こんな歳の取り方、ご本人は辛いこともたくさんあると存じますが、とても素敵です。女性の生き方も多種多様ですが、仕事の中身ではなく、周りの人たちの幸せに寄与できるお仕事ができる星さんは本当のプロだと感動しました。
40代
30代
2021年1月24日放送内容
- 母さん、もう一度 闘うよ ~高校中退…息子たちの再起~
順風満帆だった歩みから一転、大きな挫折を味わい、高校を中退した若者たちが集まる場所がある… 18歳の恭平は、幼い頃から野球一筋、プロ野球選手になることを夢見てきた。高校は甲子園に出るため他県の強豪校に進学。両親も息子の夢が現実になると信じていた。
しかし待っていたのは部内の陰湿な“いじめ”。恭平は退部に追い込まれ、結局、高校も中退。人生の目標を見失ってしまう… そんな恭平のために、母が毎朝5時から握るのは、特大おにぎり。高校を中退した恭平には今、毎朝、通う場所があるのだ… 「もう一度、野球がやりたい」「野球で夢をかなえたい」様々な事情で一度は夢破れた者たちばかりが集う野球チーム「BBCスカイホークス」。ここは、大好きな野球を楽しむ場所ではない。再び「野球」を通じて、自らの人生を切り拓くために闘う場所なのだ。プロ野球選手を目指す恭平の闘いが、再び始まる…
2020年、新チームのキャプテンに任命されたのは、群馬からやってきた17歳の成覇(じょうは)。彼もこのチームで再起を目指す一人だ。 甲子園を目指す強豪校でレギュラーになりながらも、校内でトラブルを起こし、高校中退を余儀なくされた。成覇の目標は、通信制で高卒資格を取り、大学で野球を続けること。 思いもよらぬ大きな挫折で夢破れた若者たち…その時、親はどうするのか。再び「野球」に打ち込み、人生を切り拓こうとする若者と家族の1年を追った…
【語り】 松本穂香
視聴者の感想や評価
60代
30代
2021年1月17日放送内容
- シフォンケーキを売る ふたり ~リヤカーを引く夫と妻の10年~
都心から電車で1時間…東京・青梅にリヤカーでシフォンケーキを売る風変わりな夫婦がいる。久保田哲さん(49)と妻のかおりさん(44)。 哲さんが引くリヤカーは、ルートは決まっておらず、まさに神出鬼没。「幻のケーキ屋」とも呼ばれ、SNSでも話題の人気店だ。
夫婦がケーキ店を始めるまでの経緯も風変わりだった。IT企業に勤める上司と部下だった2人が結婚したのは16年前。幸せで、平穏な日々…そんな生活に異変が起きたのは、夫婦になって5年後のこと。会社の人間関係に悩んだ哲さんが、うつ病になったのだ。休職、そして退職…それまでの順風満帆な夫婦の生活は一変した。
絶望の中で出会ったのが、かおりさんの母が焼いたシフォンケーキ。そのおいしさに、哲さんは「これを売って生きていこう」と決意。リヤカーを選んだのは、歩くことが病気の回復に繋がること、人に会うことがつらくなったら逃げられる…というのが理由だった。
夫婦でケーキを焼き、売り始めて10年、おいしいと評判のケーキと穏やかな人柄で人気になった店を、試練が襲う。新型コロナウイルスによる影響で、人々は外出を控え、活気が失われていく町…このままでは、ケーキ店を続けることができなくなってしまう。この困難を乗り越えるために、夫婦が動き出す…
【語り】 池脇千鶴
視聴者の感想や評価
30代
50代
出世や仕事が起動に乗っているなどの生活がいわゆる豊かな生活だということではない!目の前にいる人に対して気持ちが向けられるか、気持ちを寄せてもらえることの幸せさをご夫婦を通し、再確認したように思えました。
40代
こだわりがあるなと思ったら、夫は、うつ病を患い会社を辞めて、やっとこの仕事を始めたそうです。無理をせずに、自分のやりたいことをしているのです。それでも、多くの人に喜んでもらおうと、知らず知らずに無理をして、体調を崩すようです。生きる意味を考えながら、懸命に生きている夫婦がまぶしく見えました
60代
30代
2020年12月27日放送内容
- 民放連賞・テレビ教養番組 最優秀賞「おじさん、ありがとう」~熱血和尚が遺したもの~
2019年6月に「ザ・ノンフィクション」で放送され、民放連賞・テレビ教養部門の最優秀賞、ATP賞グランプリ、ニューヨークフェスティバル2020 ドキュメンタリー宗教/哲学部門・銀賞など国内外で数々の受賞をした作品と「その後」の最新映像をお届けする。
愛知県・岡崎市の山の中に、小さな寺がある。そこはかつて「平成の駆け込み寺」と呼ばれ、非行や虐待、いじめ、薬物依存など、様々な理由から親元で暮らせなくなった子供たちの「居場所」だった。 その寺で壮絶な思春期を過ごしたショウとタクマ。非行グループに属していたショウは、バイクの窃盗を繰り返し、13歳にして少年鑑別所に送致される寸前だった。兄貴分のタクマもまた「九州の中学生ヤクザ」と異名を取るほどのワル。
二人の出会いは11年前、寺の住職である廣中邦充さんの元にショウが預けられた日にさかのぼる。 廣中さんは20年にわたり、問題を抱える子供たちを無償で預かり、更生に導いてきた。子供たちからは「おじさん」と呼ばれ、第二の父親のような存在だ。おじさんや仲間たちから温かく迎えられ、ショウは少しずつ落ち着きを取り戻していくが、ある日、事件が起きる…
一方、子供たちの精神的な支えであった廣中さんは、ステージ4の肺がんに侵され、その後、脳転移が発覚する… ショウとタクマ、そして熱血和尚と悩める子供たちの心の触れ合いを見つめ続けた、11年間の映像記録。
【語り】 森川葵
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60代
30代
30代
2020年12月20日放送内容
- 母さん ごめん ダメ息子の涙 ~六本木キャバクラボーイ物語~
夜の六本木で、彼に出会ったのは2年前…この街でキャバクラのボーイをするゆうせい(26歳)は、アルバイトの身にも関わらず、仕事中に酒を飲むなど好き放題。遅刻や給料の前借りも当たり前。いきあたりばったりのその日暮らしを続けていた。 大学卒業後に就職した大手企業をわずか3日で辞めてからは、定職に就く気もなく、無計画に生きるゆうせい。愛想をつかした母親から実家の鍵を取り上げられていた。
家を借りる金もないゆうせいは、女性の家に転がり込み、家賃や生活費も全て女性持ちという居候生活。今夜の食事ももちろん彼女のおごりである。かつて、ゆうせいは将来有望な野球少年で、甲子園常連の強豪校に入るなど、プロ野球選手を目指していた。それを一番近くで支えて来たのが母親だった。幼い頃から一人息子の夢を一緒になって応援して来た母…それが今や、金のないゆうせいが頼るのは、母親に持たされた家族カード。
支払いが母親なのをいいことに、ゆうせいはクレジットカードも使い放題。洋服を買い、温泉宿に旅行に行ってしまう。ある日、実家宛てに送った買い物を引き取りにゆうせいは実家に向かう。鍵がないので、開いている窓から忍び込むゆうせい。そして、鉢合わせた母の怒りが爆発する…息子の自立を願う母親と「親の心子知らず」でその日暮らしの生活を続ける息子。母と子の関係に変化は訪れるのか…これは、ある母と“ダメ息子”の3年にわたる記録である…
【語り】 仲里依紗
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30代
30代
2020年12月13日放送内容
- 悪ガキと ひとつ屋根の下で ~夢の力を信じた10年の物語~
東京・足立区の借家。そこでは4人家族と共に、血の繋がらない4人の男たちが共同生活をしている。彼らは、家庭や学校で問題を起こし、この家で生活するようになった。そんな彼らの“父親代わり”をしているのは“会長”こと古川誠一(52歳)。自らジムを運営し、格闘家を育てるトレーナーとして評判が高い古川会長は、彼らを毎日、自らの格闘技ジムに通わせている。精神を鍛え直し、強い人間に育てているのだ。
今、古川会長のジムは、子育てに行き詰まった親たちからの“駆け込み寺”になっている。 曽祖母に暴力をふるい、会長に引き取られた小学4年生のユウセイ。このままでは、暴力で問題を解決するような人間になりかねない。会長はユウセイに愛情と厳しさを持って、鍛え直すことにする。小学5年生のコジロウは、家族に暴力をふるい警察を呼ばれる騒動に。苦悩する母親を救ったのが古川会長だった。コジロウを自宅で引き取ることにしたのだ。
そんな中、10年前から古川会長の自宅で共同生活を送る、かつての“悪ガキ”・中野滉太が格闘技の世界で成長を遂げ、初のタイトルマッチが決定する。「チャンピオンになって会長に恩返ししたい」と語っていた滉太だったが…試合前日、“事件”が起きる。滉太が病院に担ぎ込まれてしまったのだ… 子供たちの力を信じる古川会長とひとつ屋根の下で暮らす“悪ガキ”たち。これは彼らの奮闘と成長を追った10年の記録である。
【語り】 芳根京子
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40代
30代
50代
40代
2020年12月06日放送内容
- ボクのおうちに来ませんか ~モバイルハウスで見る夢~
「モバイルハウス」と呼ばれる「移動する家」に住む若者が増えている。 赤井成彰さん(31)もそのひとり。小型トラックの荷台に、約80万円で小さな家を作り、そこを自宅にしている。暑い夏は北海道で暮らし、寒くなったら暖かい場所へ… 北海道大学を卒業し、大手企業で働いていた赤井さんは今、住所にも、家賃にも縛られず、自分なりの「幸せな生き方」を模索している。 最近は、神奈川県・相模原市の山の中で暮らす赤井さん。野菜を作り、川での水浴びがお風呂替わりだ。そんな生活には“相棒”がいる。
漫画家の小栗千隼(ちはや)さん(28)。彼の家は、リヤカーの荷台に木の箱を取り付けた、製作費10万円の「モバイルハウス」…寝返りをうつのも難しいこの家で、日々暮らしている。 そんな小栗さんには、付き合って2年の恋人がいる。「現実的なタイプ」と語る彼女は最近、都内にマンションを購入。マイホームを手に入れた彼女は、二人の将来について、不安を抱えている。
そんな中、リヤカーハウスで暮らす小栗さんは、雨に濡れず、寒さも感じない彼女のマンションに居心地の良さを感じ、いつしか入り浸るように。赤井さんはひとり、山の中で寂しさを感じていた… 幸せな生き方とは何か。快適な暮らしとは何か。それを探し求める若者たちを追った…
【語り】 多部未華子
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30代
結婚を考えている彼女はマンションを購入しているし、夢を取るか彼女の幸せを取るかの問題でしょうね
30代
50代
2020年11月29日放送内容
- おかえり お母さん ~その後の「ぼけますから、よろしくお願いします。」~
2018年に公開されたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」 認知症の母と老老介護する父の暮らしを、映像作家の「私」が撮った作品は「まるで自分の親を見ているようだ」と人々の共感を呼び、全国で18万人以上を動員。異例の大ヒットとなった。
今回お送りするのは、映画の「その後」の物語である。 広島県呉市で暮らす90代の両親と、東京で働くひとり娘の「私」(監督・信友直子)。映画の完成後も「私」は両親を撮り続けた。
異変が起きたのは2018年10月。母が脳梗塞で倒れたのだ。幸い一命はとりとめたが左半身に麻痺が残った。母は「家へ帰りたい」とリハビリを始め、父は毎日面会に行って励ました。そして父は、いつ母が家に帰ってもいいようにと98歳で筋トレを始める。
ところが、母は歩けるまでに回復したものの、新たな脳梗塞が見つかり全身麻痺に。それを聞いて寝込んでしまう父。「私」は、一度でいいから母を家に帰してあげたいと「ある秘策」を考える。
2020年3月。コロナ禍で仕事がなくなり、実家に帰った「私」。そして、ゆっくりお別れできる時期を見計らったかのように、母の病状は少しずつ悪くなってゆく… 60年以上連れ添った父と母が、人生の最後の日々をどう生き、別れ、残された父がそこからどう立ち上がってゆくのか…これは私的な看取りの記録だが、誰もが自分や自分の親の姿を重ね、感じてもらえる物語である…
【語り】 信友直子
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30代
30代
30代
2020年11月22日放送内容
私、生きてもいいですか ~心臓移植を待つ夫婦の1000日~ 後編
体に機械を埋め込みながら、心臓を待ち続ける人々がいる…血液を送る心臓のポンプ機能が低下してしまう難病、「拡張型心筋症」と闘いながら心臓移植を待ち続ける容子さん(当時51)とクマさん(当時41)。
2人の体には、補助人工心臓(通称・バド)という、モーターの力で心臓の動きを助ける機械が埋め込まれている。 2011年に「植込み型バド」が保険適用されて以来、心臓移植を待つ患者は急速に増え、今や毎年約160
人がバドを入れて移植待機となっている。しかし、日本のドナー数は海外に比べて桁違いに少なく、心臓移植の平均待機年数は現在約6~8年という。この長い年月をどうやって乗り切るのか…移植待機2年半のクマさんは、バドのケーブルの入り口から体に入った細菌が血液に回る感染症で長期入院を余儀なくされていた。妻の友子さんは夫の実家で暮らしながら、アルバイトを2つ掛け持ち、生活を支えていたが、ある日試練が訪れる。
クマさんのバドの中に血栓ができている疑いがあり、機械自体を取り替える大手術に臨むことになった。ところが、術後に状態が悪化し、生死の境をさまようことになってしまう。
一方、移植待機5年目を迎え、いよいよ移植の順番が近づいて来た容子さんだが、ある出来事がきっかけで深く心が傷つき、移植への心構えもままならない状態に…心臓移植の待機患者とその家族の、生きることへの渇望と心の揺らぎを追った3年間の映像記録。
ナレーター:吉田羊
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30代
2020年11月15日放送内容
私、生きてもいいですか ~心臓移植を待つ夫婦の1000日~ 前編
関東地方のとある病院で、一人の男性が人生を賭けた大手術に向かおうとしていた。元料理人のクマさん(当時41)。その彼を見送るのは、大学生と高校生の子供を持つ、容子さん(当時51)。
二人は奇しくも同じ病院で、同じ病と闘いながら、ともに心臓移植を待つ“戦友”だ。 二人が闘う「拡張型心筋症」は心臓が肥大し、血液を送り出す心臓のポンプ機能が低下してしまう原因不明の難病だ。悪化すれば、心臓移植しか助かる道はない。
しかし、日本はドナーの数が海外に比べると桁違いに少なく、国内で行われる心臓移植は年間約50~80例程度。それに対し、850人以上が心臓移植を待っていて、多くの患者が移植までたどり着けずに亡くなってしまう現状がある。生きるために、容子さんとクマさんは、体に補助人工心臓(VAD)を埋め込み、いつ来るかわからない移植を待ち続けている。
病は二人の人生を大きく変えてしまった。容子さんは、愛する子供たちと離れて暮らすことになり、「自分は人が亡くなるのを待っているのか?人の心臓をもらって生きる価値が自分にあるのか?」と思い悩む。クマさんは仕事をクビになり、妻の友子さんのアルバイト代に頼って生活することにふがいなさを感じていた。
そんな中、ケーブルの入り口から入った細菌がクマさんの体をジワジワとむしばんでいく… 心臓移植の待機患者とその家族の、生きることへの渇望と心の揺らぎを追った3年間の記録。
ナレーター:吉田羊
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30代
30代
50代
2020年11月08日放送内容
たたかれても たたかれても… ~山根明と妻のその後~
2018年夏…日本中の注目を集めていた男がいた。男の名は「山根明」。当時の日本ボクシング連盟の終身会長だ。山根はボクシング関係者300人以上から「助成金の不正流用」や「審判不正」の告発を受け、その独特のキャラクターから、世間の猛バッシングを浴びた。そして、20代の頃からの暴力団関係者との付き合いについて、選手を育成する立場としての責任をとり、会長職を辞任した。
その当時、自宅に詰めかける報道陣に対して、身をていして夫の「盾」となったのが、28歳年下の妻・智巳さん。あの時、日本中からたたかれた夫とその妻…
あの騒動から1年。山根はいまだに「会長」という呼び名で親しまれ、大阪でクラブを経営する妻・智巳さんの仕事を手伝い、ひ孫の前で見せる笑顔は、かつて“アマチュアボクシングのドン”と呼ばれた面影はない…夫婦は「あの日」が、まるで幻だったかのように穏やかな日々を送っていたのだが…
2019年夏、山根が突然、新たなボクシング団体の立ち上げを発表する。80歳を目前に、妻が二度と戻らないと信じていたボクシングの世界へ再び戻ろうとする夫…
そして2020年、新型コロナの影響で智巳さんのクラブも経営危機に。スタッフの生活と借金返済のために金策に奔走する妻。そんな妻の姿を見て、夫が店に客を集めるために差し出したのは、人生の全てともいえる“宝物”だった。
あの日、日本中から、たたかれた夫と寄り添い続けた妻…カメラは夫婦の「その後の日々」を見つめた…ナレーター:壇蜜
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30代
20代
40代
2020年11月01日放送内容
母の涙と罪と罰 2020 後編 ~元ヤクザ マナブとタカシの5年~
前科者、元ヤクザ、薬物依存、そこから抜け出し、生き直したいという人々…そんな彼らを支えていくことに人生をかけている男がいる。遊佐学(45)は、自身も元ヤクザで、覚醒剤で逮捕された前科がある。服役した学を故郷の母は信じて待っていてくれた。家族に支えられて、新しい人生を歩み始めることが出来たのだ。
今度は自分が誰かの支えになりたいと、依存症の回復施設で働き始めた学。「必ずやり直せると人に信じてもらうことが力になる」しかし、突然クビになってしまう。次の仕事が見つからず、生活も苦しい中、学は元受刑者の支援を決意する。
今年3月、学は刑務所から出所したばかりの高野さん(仮名・66)を自宅に引き受けた。覚醒剤の使用を繰り返し、12度の服役、合わせて30年間を刑務所で過ごした。妻や子供にも見放されてきた彼にとって学は唯一の希望だった。 1カ月後、学のサポートで一人暮らしを始めた高野さんが始めたのは、父の墓捜し。今回、刑務所の中で知った父の死。唯一自分を見捨てないでいてくれた父にどうしても手を合わせたかった。
しかし、手がかりはあまりにも少ない。そして、高野さんはある決意をする。30年、連絡を取れなかった娘、40年、絶縁状態だった母に会いに行くというのだ。果たして受け入れてくれるのだろうか…今度こそやり直したい。今度こそ普通の生活を手に入れ、家族との関係を取り戻したい。しかし、“事件”は起きてしまう…
ナレーター:安達祐実
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30代
30代
2020年10月25日放送内容
母の涙と罪と罰 2020 前編 ~元ヤクザ マナブとタカシの5年~
前科者、元ヤクザ、薬物依存、そこから抜け出し、やり直したい人々…そんな彼らを支えることに人生をかけている男がいる。遊佐学(45)は、自身も元ヤクザで、覚醒剤で逮捕された前科がある。服役した学を故郷の母は信じて待っていてくれた。家族に支えられて、新しい人生を歩み始めることができたのだ。 「必ずやり直せると誰かに信じてもらうことが力になる」今度は自分が誰かの支えになってあげたい。
依存症の回復施設で働き始めた学だが、突然クビになってしまう… 取材を始めた2016年、学は教会に住み込み、そこでヤクザを辞めて社会復帰を目指す青年、タカシ(当時28歳)の面倒を見ていた。人生をやり直したいと願うタカシは、介護施設で働くものの、長続きせず、部屋に引きこもってしまう。そしてある日、覚醒剤に手を出し、逮捕されてしまうタカシ。釈放されたタカシは、その後どんな生き方を選ぶのか…
一方、仕事を失ってしまった学の生活は苦しくなっていくばかり。しかしそんな中で、学は、新たな元受刑者の支援を決意する。過去に覚醒剤の使用を繰り返す、12回の逮捕で計30年間を刑務所で過ごした高齢男性を自宅で引き受けるのだが… これは元ヤクザの2人。学とタカシの5年の物語である。
ナレーター:安達祐実
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2020年10月11日放送内容
禍の中でこの街は 前編 ~新宿二丁目 コンチママの苦悩~
新宿二丁目…LGBTが集うこの街で、50年以上のもっとも長い歴史を持つショーパブ「白い部屋」。20代から70代までのキャストが華やかなショーを繰り広げる。
浮世を忘れさせる華やかな空間は、半世紀にわたり、多くの客を魅了してきた。この店を創業したのは72歳のコンチママ。この街の“生き字引”ともいえるコンチママは、18歳の時に大阪から上京し、新宿二丁目に流れ着いた。二十歳の時に人に誘われて始めたのが「白い部屋」だ。
2020年、「白い部屋」とコンチママを新型コロナが襲う。2カ月半におよぶ休業。その間、店の収入は途絶え、月に100万円以上の固定費が重くのしかかる。膨らみ続ける赤字。コンチママは店の存続をかけて金策に奔走するのだが…
一方で、店を支えてきたキャストたちも休業中の給料はゼロ。店と自分たちの将来について、いつ終わるとも知れない不安を抱える日々が続く…
緊急事態宣言の解除を受け、「白い部屋」は営業再開を目指すも、コンチママとキャストたちの間には、心のすれ違いが生まれていた。長年、店を支えて来たベテランキャストたちが、店を離れることを決意したのだ…コロナ禍の中、新宿二丁目で生きる人々の苦悩をカメラは追った。
ナレーター:松本まりか
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2020年10月04日放送内容
あの日 妹を殺されて 後編 ~15年後の涙と誓い~
かつて罪を犯し、刑務所や少年院から出てきた人物の身元を引き受け、仕事と住居を提供し「親代わり」になっている男がいる。大阪で会社の社長を務める、草刈健太郎(47歳)。
罪を犯した人間の採用面接を行なうために訪れた全国の刑務所・少年院は50カ所を超える。もちろん、仕事と住む家を与えたからといって、全員が更生できるわけではない。
裏切られても、決してあきらめず、元犯罪者の支援に取り組むのには深い理由が…15年前、最愛の妹を留学先のロサンゼルスで殺されたのだ。犯人はアメリカ人の夫。
犯罪被害者の遺族となった草刈がなぜ、元受刑者の更生に懸命になるのか。
『加害者を減らせば、妹のような被害者も少なくなる。この取り組みは妹にやれと言われている気がする』と語る草刈は、かつて罪を犯した人間に、「仕事」と「住む家」を与え犯罪抑止に尽力すると妹に誓ったからだ。更生の道を順調に歩み、草刈の活動に共感、賛同し、活動を共にする若者が出てくるまでになった。しかし、現実は厳しく、草刈の元を巣立っていった若者が、再び草刈に助けを求めてくることもしばしば。中には再犯に走ってしまった者もいる。
そんな草刈の元に届いた一通のメール。
かつて妹と元夫が共に働いていた会社の上司が、15年の長い歳月を経て、草刈に「どうしても伝えておきたいことがある」と言うのだ。
あれから15年…事件の真相に草刈が流した涙と新たな誓いとは…ナレーター:中島美嘉
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30代
2020年9月27日放送内容
あの日 妹を殺されて 前編 ~罪を憎む男が選んだ道~
かつて罪を犯し、刑務所や少年院から出てきた人物の身元を引き受け、仕事と住居を提供し「親代わり」になっている男がいる。出所しても、2人に1人は再犯してしまうという現在、「お金」と「寝る場所」がないから犯罪に走る…という現実がある。「仕事」と「住む家」があれば、人は罪を犯さないとその男は信じ、再犯防止活動に精力的に取り組んでいる。
大阪で会社の社長を務める、草刈健太郎(47歳)。
罪を犯した人間の採用面接を行なうために訪れた全国の刑務所・少年院は50カ所を超える。
もちろん、仕事と住む家を与えたからといって、全員が更生できるわけではない。
裏切られても、決してあきらめず、元犯罪者の支援に取り組むのには深い理由が…。15年前、最愛の妹を留学先のロサンゼルスで殺されたのだ。犯人はアメリカ人の夫。
犯罪被害者の遺族となった草刈がなぜ、元受刑者の更生に懸命になるのか。その理由を草刈はこう語る…『加害者を減らせば、妹のような被害者も少なくなる。この取り組みは妹にやれと言われている気がする』
しかし、現実は厳しく、今まで18人を採用してきたが、10人以上はすでに、自分のもとを離れていった。中には再犯に走ってしまった者もいる。誰よりも犯罪を憎む男が選んだ険しい道程を見つめた…
ナレーター:中島美嘉
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2020年9月20日放送内容
コロナと中華街 ~私はこの街で生きていく~
6月上旬、緊急事態宣言が解除された後も、人通りの戻らない街があった…年間2400万人が訪れる横浜中華街。日本で最初に新型コロナに関するニュースの“発信源”となったダイヤモンド・プリンセス号が、横浜港に停泊していたことにより、どこよりも早くゴーストタウンと化してしまったのだ。
観光客の姿も消え、ほとんどの店が営業を休止する中、営業を続けてきた店がある…大通りから入った路地で40年間、店を続ける「龍鳳酒家」。
日本で生まれ育った両親と一人娘が営む、地域に愛される人気店だ。
コロナ禍で客足はすっかり途絶え、収入が激減する中、店の生き残りをかけて、ワンコイン・500円の中華弁当を地域に配達する。
それでも、かつての売り上げには程遠く、長年、店を守り続けてきた父はついに「店をやめるしかない」と口にし始める…一方、「絶対に店をつぶしたくない」と弁当が詰まったリュックを背負い、自転車のペダルを踏むのは、一人娘の郁瑛(35)。日本人として中華街で生まれ育ち、今も店の上に暮らしながら、“若女将”として店を切り盛りしてきた。彼女に取っては、この中華街、そしてこの店が自分の故郷であり、居場所でもある。「他に行く場所なんてない」そう語る郁瑛は、なんとか中華街の明かりを灯し続けるべく、奮闘するのだが…
ナレーター:森田望智
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新型コロナウイルスにおける緊急事態宣言・7月の緊急アラートで店舗経営が厳しくなっていく中で危機を乗り越えようと奮闘します。
この店の2代目の梁瀬郁瑛(いくえい)さんが、子育てをしながら市場に仕入れに行ったり、お弁当を待ち望むお客様の元へ自転車で一軒からでも弁当を配達して、何としても店を守っていこうという姿に心打たれるものがありました。
コロナウイルスが中国から出た事やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の集団感染もあり、中国人全体に対する根拠のない誹謗中傷や妨害工作等苦しい事もあったようですが、創業者のお父さんも厨房に戻り料理を作る姿は、今後に向けて希望を持たせるものと感じました。
是非ともコロナウイルスが収束して安心して食卓を囲む事の出来る店であって欲しいと強く願います。横浜中華街は横浜を象徴する文化の一つなので消してはならないものです。
50代
30代
このまま踏ん張って続けてほしいと思いました。ニュースでコロナで閉店の不景気数を表していましたが、このお店のように本当に苦しんでいるお店がもっと見えないだけであってたくさんあるという現実を間に受けました。
40代
2020年9月13日放送内容
東京でビッグになりたい ~所持金10万円の上京ホームレス~
「前澤社長を超えるようなビッグな人物になりたい!」と野心を燃やすのが、都内の公園でホームレスをする22歳のケイタだ。
今年2月、熊本から10万円を手に上京。公園暮らしを続けながら、アポなしで有名社長を突撃訪問!ビッグになるチャンスを探す日々をSNSに投稿・記録し続けている。
有名社長にダイレクトメッセージを送ったり、実業家が利用していそうな高級ホテルに張り込んだり…突拍子もないアタックを繰り返すケイタだが、そんなことでツテが見つかるほど、現実は優しくない。さらには新型コロナ拡大による外出自粛がケイタの前に立ちふさがる。
家も仕事も、もちろん名刺さえ持たない彼の残金も底を尽きかけた頃、参加した名刺交換会で勧められたスマホでもできるFX取引を始めることに…これがケイタの運命を大きく変えていく。
2万円を元手に1週間で15万円近くを稼ぎ、その後もトントン拍子に残高を増やしていくケイタは、次第にお金の魔力にとらわれていく…
3日間風呂にも入らなかったケイタが1万円のシャツに身を包み、ハチミツで飢えをしのいでいたのが、高級焼肉三昧。1時間近くも汗だくになって歩いていたのも、今や徒歩5分の距離でもタクシー移動。
「東京でビッグになりたい!」夢を熱く語っていたケイタの野望はどこへ向かうのか…
ナレーター:コムアイ
視聴者の感想や評価
40代
30代
30代
40代
30代
本人が思うビッグとは「一回で10万円をためらうことなく払える人」らしく、FXで稼いだお金を持って熊本に帰りました。夫はFXをやって最初は上手くいってましたが、結局は借金を背負いました。ケイタもいつまで上手く行くのでしょうか。
50代
上京の資金10万円を渡した父親は既に離婚して一人で実家に居ましたが、今回ケイタさんがFXで利益を得たということの裏には、その為に損をした人がいるという事実を語っていた事が印象に残りました。ケイタさんのこの成功が一瞬の夢に終わる事が親として心配しての一言だったと思います。私も、投資にはリスクが付き物で、上手く回らなくなった時にどの様に冷静に考えられるかがこれからのケイタさんの課題だと思いました。ZOZOの前澤さんと食事が出来るほどのビッグな人間になる事を陰ながら期待します。
50代
2020年8月30日放送内容
最終学歴は中卒だけど… ~ボクの働く場所~
2020年1月。夢と決意を胸に抱き、上京した若者たち。
最終学歴は「中卒」。高校を中退した者や、そもそも高校に進学する気がなかった者…思うような職には就けず、やりたいことも見つからない悶々とした日々を過ごしてきた。「自分を変えたい」「人生を変えたい」と願う彼らが目指したのは「ヤンキーインターン」という就職支援サービス。
「東京で新しい仕事と人生を見つける」…原宿にあるベンチャー企業が主催するこの再教育プログラムは、地方の中卒・高卒者を対象に、食・住・職を無償で提供し、企業への就職を支援するもの。参加者は6カ月の間に、営業や仕事のスキルを身につけ、就職活動に臨むのだ。
「起業家になって世の中を変えたい」と夢みる18歳は、積極的な取り組みで、営業研修でもインターン史上最高の成績を上げ、正社員待遇に抜てきされるのだが、次第にヤンキーインターンを続けることに疑問を感じていく…
「東京で職を得て、家族を幸せにしたい」と願う21歳は、3日目の朝に姿を消してしまう。彼が見せた涙のわけとは…
彼らはヤンキーインターンを最後までやりとげ、企業の内定をつかむことはできるのか。懸命に未来を切り開こうとする“中卒”の若者たちの行方は…ナレーター:門脇麦
視聴者の感想や評価
50代
30代
青年たちは営業を学び就職することを目指します。しかし、成績優秀ながら自信をつけて他の道を目指そうとする青年もいました。若い彼らにはやり直すと言うより、まだ始める時間がいっぱいあります。高校の3年間以上の経験を積んで社会に出てくれば怖いもの無しだと思います。
50代
30代
2020年8月23日放送内容
歌舞伎町 便利屋物語 ~人生を変えた この街で~
日本一の歓楽街、新宿・歌舞伎町。
そんな24時間、眠らない街で、様々な人々を支え続ける人がいる。
便利屋「親孝行」の由藤神一さん(37)だ。
昼夜を問わず、24時間休みなしでお客さんの要望に親身になって対応する神一さん。
何事も手を抜かない姿勢から、“夜の街”で生きる人々からの信頼が厚く、仕事の注文が絶えない。依頼内容は、トイレのつまりから電球の交換、エアコン清掃、店内改装、ペットの世話から、なんとベビーシッターまで…実は神一さん、どんな依頼にも対応するため、20以上の資格を持っている。そのため、仕事は歌舞伎町にとどまらず、渋谷や銀座などにも神一さんを頼る顧客がたくさんいるのだ。
自宅に帰れない日も多く、まさに身を粉にして、歌舞伎町で働く神一さん。
そこまでする理由には、この街で人生を変えた神一さんの過去があった…今年で10年になる便利屋稼業。故郷・北海道を離れ、自分を救い育ててくれた第二の故郷・歌舞伎町に恩返しをする思いで、懸命に働き続ける日々。そんな中、神一さんは驚きの決断を下す…
ところが、時を同じくして、歌舞伎町を襲う新型コロナの嵐。否が応でも、神一さんはその渦に巻き込まれていく…ナレーター:松本穂香
視聴者の感想や評価
まだ30代でお若く、どのような人生を歩んできたのかと思っていたのですが、当人も歌舞伎町で以前働いていて、しかも女性から男性への性転換者である事も分かってさらに驚きました。鍵を50個以上預けられているのはそれだけ信頼されているからでしょう。
30代
彼は、自分を人のためになっていると思わず、人に助けられている。支えてもらっていると言います。人に対して、したあげていると思うのとさせて頂いていると思うのと、物の捉え方が違うことで幸せにも不幸せにもなるんだと考えさせられました。
40代
また、実家に帰って、昔からお世話になっている人からの、幼い頃の話を聞いている姿や、女として生まれながら、自分の性に違和感を持って、最終的に性適合手術をして男性になったいきさつを知って、衝撃的でしたが、とてもかっこいい姿を見られて良かったです。コロナの影響もあるかと思いますが、これからも頑張ってほしいと思います。
30代
人と関わって得た信頼。元女性だからこそ、配慮も細かいし、色んな人に支えられて来たからこそ、仕事に対する想いも深い。お店側のニーズに沿ってありとあらゆる作業が出来る上、親御さんの活躍の場を地元に作り、さらにふるさとの人が入れる介護施設まで作ろうとしているなんて…周りの人たちに本当に信頼されているのがわかります。感心して見入ってしまいました。心から応援したくなる、そんな方でした。
この番組、たまにテーマが重く、どうしようもない現実と向き合わざるを得ない、大変な生活をしている人も出てくることもありますが、久しぶりに清々しさを感じる内容でした。
40代
神さんは歌舞伎町で有名なホストクラブ愛の愛田社長に可愛がって貰っていて、社長の遺言で棺桶を金色にしたり、遺品整理をしたり、お店の片付けもしていました。とても元女性とは思えません。コロナのせいで地元に帰ろうかとも考えましたが、歌舞伎町にはなくてはならない人のようで東京で頑張っているようです。私も北海道出身なので応援したいです。
50代
2020年8月16日放送内容
それでも僕は生きていく ~ももちゃんとの約束~
“126万人に1人”といわれる希少難病・アイザックス症候群など4つもの重い病を抱えながら生きる男がいる…香取久之さん(49)。症例が極めて少なく、症状も見た目からわかりづらいため、周囲に病気のつらさを理解してもらえない…。発症当時は自殺を考えるほど苦しんだ香取さんだが、いつしか 「自分と同じように、1人で生きづらさを抱えて苦しんでいる人々を救いたい」という思いを抱き、7年前に大手企業を辞めた。
仲間たちとNPO活動を続けるものの、収入源はわずかな募金のみ、1500万円以上の貯金をつぎ込んだ上に、3000万円もの借金を背負ってしまったことで、家族との間に溝が生まれてしまう。なんとか借金を返済しようと事業を始めるが、まったく軌道に乗らず、毎月100万円近い赤字。その上、ステージ4の大腸がんに侵されていることが判明する…
すでに肺や肝臓にも転移し、5年生存率は10数%。抗がん剤の副作用にも苦しめられ、身体も心もボロボロな中、それでも活動を辞めない香取さん。
なぜなら、香取さんは1人の少女と「ある約束」を交わしていたのだ。10歳までの生存率が10%未満といわれる深刻な病を抱える、米田ももちゃん(10)。
車椅子の生活を送るももちゃんのため、起死回生の一手を打つ香取さん。そして、ももちゃんに訪れる小さな奇跡…
4つの重い病、借金、ステージ4のがん…次々と訪れる苦境に耐えながら、命懸けの活動を続ける一人の男の姿を追った。ナレーター:小池栄子
視聴者の感想や評価
内容は香取さんの手がけるビジネスの話が中心でした。メールでしか取材に応じなかった奥様が気の毒です。香取さんは優しい人だと思うのですが、借金まで作って次々とビジネスに手を出して、もっと奥さんと子供にも目を向けて欲しいと思いました。
途中で出来た奈良の難病の女性、母親に冷たくされてきたのに認知症の母の介護を病気の自分がしていて、ビジネスもしっかりやっていて大したもんだと思いました。
そしてなかなか登場しなかったタイトルにもあったももちゃん。コギーという車椅子で自分の脚でこげたシーンは感動しました。ただ、香取さんがももちゃんのお母さんにこれを売りつけるのかと思うと複雑な気持ちになりました。ビジネスのことよりも正直香取さんの病気のことについて取り上げて欲しかったです。
30代
50代
30代
2020年8月9日放送内容
東大生の僕が手に入れたもの~「東京大学相撲部」悩める青春~
今、世間の注目を集める“東大生ブランド”。連日のようにメディアに登場する東大生は、「頭がよいのに面白い!カッコいい!」という、従来のイメージを覆す活躍を続けている。
しかし…もちろん、そんな人たちばかりが、東大生ではない。『あれが全体って見られると厳しい。そこはしっかりと伝えておきたい。』と熱く語るのは、伝統ある「東京大学相撲部」の部員たち。学内でも存在感は“薄め”の相撲部は、毎年、新入部員を確保するのがやっとの状態。厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた“学歴エリート”の彼らだが、相撲では思うように勝てず…彼女もできず…と悩める日々を送っている。
「やりたいことがない」と将来の夢を持てず、進路に悩む2年生部員は、人生で初めての“挫折”を味わう。そのとき彼が取った意外な行動と秘められた思いとは…
人一倍“学歴”へのこだわりを持つ4年生部員は、自らのエリート意識を打ちのめされ、絶望した過去があった。勝てない…モテない…思い描いたキャンパスライフとは、かけ離れた生活を送っていた彼が、東京大学での4年間で手に入れたものとは…
東大には入ったものの…そのブランドと現実の狭間で揺れる、彼らの汗と涙の日々を追った…
ナレーター:指原莉乃
視聴者の感想や評価
50代
30代
50代
東大と言えば今やクイズ番組等で拝見する印象は頭脳派でもありながらルックスも兼ね備えてブランド力は最強ですが、(そのような人を陽キャというらしい)対して相撲部はクラスに馴染めない人が多く、どうしたら彼女ができるのか、就活がうまく行くのか。などリアルな悩みを吐露していました。
しかし私はそこに人間としての成長のドラマを感じ暖かい物を感じましたし、すっかり好印象を持ちました。
30代
2020年8月2日放送内容
おなかも心もいっぱいに ~はっちゃんの幸せ食堂~
たった500円で食べ放題。
群馬・桐生市にある小さな食堂は、いつもたくさんの客で溢れている。バイキング形式で並ぶ料理は、筑前煮やカレイの煮付け、焼きナスや山菜の天ぷらなど、懐かしい「おふくろの味」が15品以上。地元だけでなく、県外からも多くの客が訪れる人気の食堂だ。そんな食堂を22年間、たった一人で続けているのが、今年85歳になる田村はつゑさん。通称・はっちゃん。一年中、素足に下駄で料理から片付けまで全て一人でこなしている。500円では採算が取れず、食堂は毎月7~8万円の赤字。それでも「お腹いっぱいになれば人は幸せになる」といつも笑顔で元気一杯だ。
なぜ、はっちゃんは食堂を始め、赤字でも続けているのか…そこには、小学校にも通えず読み書きすら学べないまま10歳から働き続けてきた壮絶な人生と、57歳の時に人生を変えた、ある「恩人」との出会いがあった。
はっちゃんの食堂にも新型コロナの影響がおよぶ。客は激減し、はっちゃんは食堂の営業を休止する…「人は触れ合わないとダメだよ」そうつぶやくはっちゃんは、まるで生きがいを奪われたかのよう…そして2カ月半後、ようやく食堂の再開を決めるのだが…
ナレーター:黒木華
視聴者の感想や評価
50代
30代
その昔、バイクで日本列島を旅する際に宿が見つからなかった為、泊めてくれた満生さんとの20年ぶりの再開にはとても心温まりました。
子供の頃は朝5時から働き詰めで、学校に行けなかったために、ひらがなしか読めないようですが、その分、肌と汗で人間力を学んで来た事は人として最高の財産ではないでしょうか。
30代
30代
2020年7月26日放送内容
父と息子とはぐれた心 ~引きこもった僕の1年~
大学に通っていた息子(24歳)が、卒業間近に突然、自宅に引きこもった。真っ白な顔でゲームに没頭し、昼夜逆転の生活を繰り返す息子…悩んだ末に両親は、富山市にある自立支援施設「はぐれ雲」に息子を預けることに。
「はぐれ雲」では引きこもりや不登校を経験した10~40代の人々が、ひとつ屋根の下で暮らし、就労訓練などを受けながら自立を目指している。
すさんだ生活を送っていた息子は、最初は戸惑いながらも徐々に集団生活になれていくが、両親からの連絡は無視し、関係を拒絶していた。
引きこもりの原因はなんなのか?無気力な息子を見ながら、両親は「何がいけなかったのか?」と自問自答する日々…「変わりたい」と願う両親と息子。しかし、その関係は簡単には修復できない。引きこもりの日々から脱し「はぐれ雲」で過ごした1年間。両親と子どもの葛藤と苦悩、それぞれの「再生」にかける姿を見つめた…
ナレーター:富田望生
視聴者の感想や評価
30代
40代
50代
30代
2020年7月19日放送内容
お父さんと13人の子ども 後編~7男6女 闘う大家族~
大阪に暮らす澤井さん一家は、36歳から15歳までの7男6女、13人の子供がいる大家族。一家は大阪駅前の地下街で、まさに「家族経営」の居酒屋を営んでいる。高校を卒業した8人のきょうだいが働く店は、昼も夜も大盛況。定食のランチメニューは、380円の激安価格。さらに、澤井家の子供たちは、空手の大会でも大活躍する有名なスポーツ一家。「お父さん」こと澤井淳一郎さん(55)を中心とした団結力はとても強い。
澤井家に“事件”が起きたのは、3年前…お父さんが「跡継ぎ」に決めていた長男が、誰にも何も言わず、突然、家を出ていってしまった。以来、長男とは音信不通の日々…固く団結していたはずの澤井家にヒビが入ったのだ。そして、進学校に通い、成績優秀にも関わらず、大学進学を諦めた三男も、居酒屋での仕事に「迷い」を感じ始めていた。仕事に身が入らない三男はある日、父と衝突する。家族の団結を願う父と、自分の可能性を試したい三男。
そんな中、忍び寄る新型コロナの影。澤井家の居酒屋、大家族の生活に迫り来る危機。
そして、15人大家族の大黒柱である、お父さんを襲う異変…
「家族って何やろね」そうつぶやくお父さんと大家族は、この大きな試練を乗り越えることができるのだろうか…ナレーター:ファーストサマーウイカ
視聴者の感想や評価
40代
30代
一家の大黒柱のお父さんがコロナで重症化して命の危機になったのは大変だったとは思います。しかし、家族も感染して治ってそんなに経たないうちに家族旅行に出かけたことは大問題です。フジテレビに抗議したいと思った程でした。
子供たちも高校を卒業すると強制的に父の居酒屋で働かされるのは可哀相です。30代後半の長女はそのせいで結婚もしていません。自分の娘たちにナース服で接客させていることにも引きました。
男の子たちの名前がとにかくひどい名前です。頭がよく勉強をすることが好きな息子も大学進学を諦めたことが可哀相でなりません。子供たちには自分のやりたい夢に進んで欲しいです。
30代
2020年7月12日放送内容
お父さんと13人の子ども 前編~7男6女 闘う大家族~
大阪に暮らす澤井さん一家は、36歳から15歳までの7男6女、13人の子供がいる大家族。一家は大阪駅前の地下街で、まさに「家族経営」の居酒屋を営んでいる。高校を卒業した8人のきょうだいが働く店は、昼も夜も大盛況。定食のランチメニューは、380円の激安価格。さらに、澤井家の子供たちは、空手の大会でも大活躍する有名なスポーツ一家。「お父さん」こと澤井淳一郎さん(55)を中心とした団結力はとても強い。
澤井家に“事件”が起きたのは、3年前…お父さんが「跡継ぎ」に決めていた長男が、誰にも何も言わず、突然、家を出ていってしまった。以来、長男とは音信不通の日々…固く団結していたはずの澤井家にヒビが入ったのだ。そして、進学校に通い、成績優秀にも関わらず、大学進学を諦めた三男も、居酒屋での仕事に「迷い」を感じ始めていた。仕事に身が入らない三男はある日、父と衝突する。家族の団結を願う父と、自分の可能性を試したい三男。
そんな中、忍び寄る新型コロナの影。澤井家の居酒屋、大家族の生活に迫り来る危機。
そして、15人大家族の大黒柱である、お父さんを襲う異変…
「家族って何やろね」そうつぶやくお父さんと大家族は、この大きな試練を乗り越えることができるのだろうか…ナレーター:ファーストサマーウイカ
視聴者の感想や評価
50代
30代
2020年7月5日放送内容
真夜中の洋菓子店 ~ケーキよりも大切なもの~
深夜11時、静まり返った奈良の街に、明かりを灯す一軒の洋菓子店。
その名は「にこにこ庵」。夜ふけに次々と訪れるお客さんたち。そのワケは、店主・木村洋司さん(56)の“ケーキ愛”。「全てが自分の子ども」と話すほどケーキに愛情を込める木村さんは、全て売り切れるまで決して店を閉めない。そのため、ほぼ毎晩、店の厨房の床で仮眠をとりながら、お客さんを待ち続ける日々を過ごしていた。
一方、そんな生活を送る木村さんに複雑な思いを抱いていたのが妻・美絵子さん(54)。店に食事を届けたり、夜中に寝てしまう夫を起こしたり、15年前の店のオープンからずっと影ながら夫を支え続けてきた。その思いを知ってか知らずか、妻子を放ったらかして、家庭を顧みず、ますますケーキ作りに没頭する夫。ケーキと夫、時々、妻…の不思議な“三角関係”。
そんな中、妻・美絵子さんは、ついに洋司さんに「店をやめてほしい」と切り出す。時を同じくして襲う新型コロナの嵐。悩んだ挙句、洋司さんが出した決断は…
真夜中の洋菓子店を舞台に、ちょっと不器用なケーキ職人と、それを支え続ける妻の姿を見つめた。
ナレーター:高梨臨
視聴者の感想や評価
30代
50代
夜中まで店を開けている理由は単純「自身の作った子供たち(ケーキ)がかわいそうだから」一個でも残ろうものなら、Twitterで告知し、しかもちゃんと常連の方が買いに来る。ご近所さんからも愛されていることが凄く伝わりました。閉店してしまったようで、とても残念です。
30代
2020年6月28日放送内容
シングルマザーの大家族~パパが遺してくれたもの~
續(つづき)夕美子さん(48)は、4男6女合わせて10人の子供を持つ母親。たくさんの子どもに囲まれ、賑やかで幸せな日々を過ごしてきた。
しかし、3年前の7月、夫の浩一さんが、突然、病気で他界。42歳の若さだった。
10人の子どもを遺して逝ってしまった父。稼ぎ頭を失った夕美子さんは女手ひとつで子どもたちを育てていくことになった。ところが、次男(23)は定職につかず、三女(17)は高校を中退し、引きこもり状態に…
夕美子さんは、育児に奮闘するかたわら就職活動に励むものの、どれも思い通りにいかない。
子どもたちともすれ違い、限界寸前の一家にさらなる“事件”が起きる。そんな窮地で「助け舟」となったのは、母親の一番の理解者である長女(28)。
夕美子さんは、長女と共に家族を再生しようと試みる。
10人の子どもを遺しこの世を去ったパパが“遺してくれたもの”とは一体何なのか。
シングルマザーの大家族が、苦難の末に気づいた大切なものとは…ナレーター:芳根京子
視聴者の感想や評価
50代
30代
40代
20代
更に酷いのはその間ペットたちを置き去りにして放置していたことです。本当にありえないですしこんな人はペットを飼う資格はありません。そして母親は娘の勉強を見てる時に頭を叩いてました。子供にやつあたりしているようにしか見えませんでした。とにかくこの母親無理です。特にペットを放置していたことや病気持ちの次女に無理をさせていたことが腹が立ちます。
30代
2020年6月21日放送内容
孤独死の向こう側 ~27歳の遺品整理人~
誰にもみとられることなく自宅で亡くなり、死後、長らく発見されない人々…
いわゆる “孤独死” が近年増加の一途を辿っている。そうした中、「孤独死は誰にでも起こりうる」と訴え、その独特な活動で注目を集める27歳の女性がいる。遺品整理人の小島美羽さんだ。
彼女は「孤独死の現場」を“ミニチュア”で再現し、なぜ孤独死が起こるのか、その本質を伝え続けてきた。そしてきょうも…多発する孤独死の現場に小島さんの姿があった。遺品整理人は、孤独死などで亡くなった人の部屋を清掃し、残された遺品の中から、思い出の品を遺族に引き渡すのが勤め。小島さんが遺品整理人を志したきっかけは、17歳で父と死別したこと。「何もしてあげられなかった」という後悔の念から、自分と同じ境遇にある遺族を救いたいと考えた。そして2014年、東京・板橋にある遺品整理会社に入社、社長の増田裕次さんと二人三脚で日々、孤独死の現場と向き合っている。
増田さんは会社を立ち上げ20年、かつては「遺品整理人」と言っても誰も理解してもらえず、「縁起が悪いから近寄るな」と言われたこともあった。孤独死に対する世間の認識は、なかなか変わらないまま。増田さんと小島さん、二人には超えるべき課題が山積していた… 「孤独死をどう伝えていくか」をめぐり、ぶつかる二人…27歳の遺品整理人が見つめる「孤独死の現場」、その向こう側にある物語を追った…ナレーター:吉岡里帆
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50代
30代
40代
2020年6月14日放送内容
19歳の漂流 ~妊娠…出産…家族を求めて~
DVや望まぬ妊娠など、誰にも頼れない問題を抱える少女たちを救い続ける女性がいる。NPO法人「BONDプロジェクト」の橘ジュンさん。年間3万件近くのSOSが寄せられる中、去年秋、一人の女性が橘さんの元を訪れた。19歳のセナ。
彼女は、生まれた直後に乳児院に預けられた後、里親に育てられた。しかし、中学生の時非行グループに加わったことがきっかけで事件を起こし、少年院に1年間入ることになる。
その後は、水商売の世界で生きてきたセナ。しかし去年、元交際相手との間に子供を妊娠。相手からの返事も来ない中、セナは子供を産む決断をする。
一方、そのセナに寄り添い、支え続けてきた橘さん。実は11年前に橘さんが活動を始めるきっかけとなったのも、セナと同じ状況に追い込まれた19歳の女性との出会いだった。それが、歌舞伎町でネットカフェ暮らしをしていた、マリ。東北地方から上京し、夜の街で生きてきた彼女もある日、妊娠が判明。誰にも相談できないまま、中絶ができる期間を過ぎ、時に橘さんとぶつかり合いながらも無事に男児を出産する。
その後も薬物事件を起こすなど、なかなか生き方を変えられずもがくマリを、支え続ける橘さんの葛藤と、その一方で、我が子を生んだセナの喜びを通して、今、誰にも頼れないまま社会を漂う女性たちの姿を追った…ナレーター:安達祐実
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30代
30代
40代
40代
2020年6月7日放送内容
「生まれてくれて ありがとう ~ピュアにダンス 待寺家の17年~」
17年間見つめた、ある家族の歴史…
ダウン症のある息子と生きてきた待寺家。我々が出会った時、息子・優は13歳。以来、彼の成長と共に喜び、悩み、涙した。そして2020年、優は30歳を迎えた。
両親も年をとり、この先自分たちがいなくなった後、一人で幸せに生きていけるのか…「自立への道」を探して葛藤する日々を見つめる。生まれてダウン症と分かった時、両親は「暗黒の世界に突き落とされた」という…
当時は情報もサポート体制も少なく、周囲の偏見も強かった。どう育てたら良いのか…
暗中模索しながら必死に育ててきた。そして、優は自分の運命を大きく変える「ダンス」に出会う。ダンスグループに入って才能を認められ“ダウン症のダンサー”として注目されるようになっていった。ダンスは両親にとっても「光」。母親は息子を全力で支え続けた。
しかし注目されることで、優は自分がダウン症であることを突きつけられて葛藤してしまう。夫婦の間にも、サポートの考えの違いで対立が生まれた…
そして今、年齢的にダンスグループの中心を外れ、福祉作業所に通う日常を送っていた優に、ダンス活動の集大成とも言える夢のような話が舞い込む。再びダンスに打ち込む優。
しかし、そこには非情な運命が待っていた…30歳の誕生日、驚きの言葉を両親に伝える優。待寺家の17年の軌跡、そして波乱に満ちたこの1年、優と共に前を向いて進んできた家族の記録。
ナレーター:宮崎あおい
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2020年5月10日放送内容
「花子と先生の18年 〜人生を変えた犬〜 前編」
東京でハナ動物病院の院長を務める獣医師の太田快作さんと愛犬の花子に密着。学生時代に殺処分を待つ保護犬だった花子を引き取ったことで人生が変わったと語る太田さんは、動物保護に全てを捧げている。しかしある日、花子が突然倒れてしまう。彼は、病院での診療を続けながら、献身的に花子の介護を始める。
ナレーター:石田ゆり子
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2020年5月3日放送内容
銀座の夜は いま…菜々江ママの天国と地獄
銀座歴20年のホステスであり、高級クラブの若きオーナーママである唐沢菜々江さんに密着。彼女が経営するのは東京・銀座の一等地にある「クラブNanae」で、月に1億円を売り上げる銀座の一流クラブ。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、東京都の外出自粛要請や政府の緊急事態宣言によって客足が遠のいてしまう。
ナレーター:小池栄子
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30代
30代
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2020年4月19日放送内容
「52歳でクビになりました。〜クズ芸人の生きる道〜」
芸歴30年のお笑い芸人、小堀敏夫に密着。小堀は、WAHAHA本舗に所属し、主宰の喰始(たべはじめ)からは「クズ芸人」と呼ばれている。芸人として何一つ努力もせず、お笑いライブに参加はするものの、やる気は全くない。そんな彼が、ついに所属事務所をクビになってしまう。
ナレーター:吉岡里帆
視聴者の感想や評価
30代
それでも、あがいている人は面倒見ると言われたのは、少しは救われた気分になれましたが、厳しいです。そこまで言われた小堀さんのストレス解消がパチスロというのも悲しいですが、ギャラ飲みという小遣い稼ぎがあるとは意外でした。それでも80才近い親に仕送りされていたとは情けないです。
一方、室田と言う相棒がいて、小堀さんが、かつて落語家を目指したそうですが、がっぽり建設というコンビが解消になったのが、つまずきだったようです。でも自己破産者の第二の人生という自虐ネタが受けていたので、何とか頑張って欲しいですが、ネタ見せを、すっぽかして喰いさんにワハハ本舗もクビだと言われ、お笑い全日本カップにも惨敗し、ゲイバーで働いたのも続かず、浜松に流れ、これからも、どうなるのか心配です。
それとも、好きな事を一人でやって生きているのは幸せなのか考えてしまいます。このコロナ騒動で活動の場を奪われて、生活は、どうなるのでしょうか?。こういう人にも給付金が払われるのでしょうか?。社会の見えない分野で必死に生きている人に迫るドキュメントは毎週、興味を持って見たいです。
50代
40代
20代
40代
30代
このことからお笑い芸人で生計を立てることは難しいことなのだなと思いました。印象に残ったのは、事務所内オーディションで喰さんが小堀さんに対して言った言葉です。それは、客が笑わないから駄目なのではなく、客を笑わせられない自分が悪いという言葉です。お笑いの芸能界は人を笑わせることが大事なので、そのために必死になって精進することが大事だと思いました。
事務所を解雇された小堀さんは、男性が女装して働くゲイバーで働くことを決意し、そこで訪れるお客さんに芸を披露するために、また芸能活動に真剣に向き合うことになります。芸能界事務所を解雇されてもお笑い芸能に真剣に向き合う小堀さんは努力家だと思いました。これから先も諦めずに頑張っていってほしいと思います。今回の番組で世の中簡単にうまくいくことはないことを痛感しました。なので、私も最後まで諦めずに、自分の将来と向き合っていきたいと思います。
20代
30代
40代
2020年4月12日放送内容
「余命3年の社長と刑務所を出た男 後編〜塀の外の挫折と旅立ち〜」
刑務所を出た元受刑者を採用する建設会社の社長に密着する後編。彼は余命3年と宣告されるが、再犯者を減らしたいという思いから採用活動を続ける。そんな中、3度の服役をした50代の男性が更生への思いを熱く語り入社するのだが、働き始めてわずか5日で寮から姿を消してしまう。
ナレーター:佐藤仁美
視聴者の感想や評価
20代
30代
30代
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20代
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今回は社長だけでなく、元受刑者(2名)を中心にお母さまや支える従業員の方々も織り交ぜながら、番組が進行していきました。どんなに手を差し伸べる人がいたとしても、受刑者が本当の意味で社会のなかで更生するということはして難しいんだなと感じました。受刑者の方の生きずらさは理解でき、そういう過去を持つ人に出会ったとしてもフラットな態度を取りたいとは思いますが、正直自分の感覚からすると元受刑者の方々は自分に甘いし結局負の連鎖を感じるなと思いました。
ですがこのような企業がなければ救われない人がいるのも事実です。この会社の活動は本当に頭が下がる思いです。これから支援や同じような思いを持つ企業が広がって、犯罪にはしらなくても生きていける人が少しでも増える世の中になったらいいなあと思った1時間でした。
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2020年4月5日放送内容
「余命3年の社長と刑務所を出た男 前編〜塀の外の夢と現実〜」
刑務所を出た元受刑者を採用する建設会社の社長に密着。彼は「再犯をなくしたい」と全国を奔走するが、難病を抱え、余命宣告を受けていた。そんな中、コンビニ強盗を繰り返し2度の服役を終えた男性が入社し、更生を誓い働き始める。
ナレーター:佐藤仁美
視聴者の感想や評価
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2020年3月29日放送内容
「夢と涙の六本木 〜モモとチャムの上京物語〜」
東京・六本木で夢を追うモモとチャムに密着する。モモは六本木でダンサーとして働くため香川から上京。しかし、なかなか職場になじめず、泣き崩れる場面も。一方、チャムは栃木から上京し、夜の六本木で働いていたが、ある日突然無断欠勤をしてしまう。チャムの元を訪れると、彼女はある思いを吐露する。
ナレーター:鈴木杏奈
視聴者の感想や評価
30代
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2020年3月15日放送内容
「3つの病と闘う怜奈 〜結婚5年目のさざ波〜」
3つの病と闘う福田怜奈さんに密着。彼女は幼少期から病気を患い、現在でも脳脊髄液減少症、反応性低血糖症、難治性重症便秘症と闘いながら生きている。自分自身が糖質制限をしていることから、超低糖質のスイーツを開発・販売する会社を始めるが、いつも支援してくれる夫との間には溝が生まれ始めていた。
ナレーター:高梨臨
2020年3月8日放送内容
「映画館に暮らす一家の物語 ~廃墟に移住した切替家の6年~」
廃虚に移住した切替(きりかえ)家に密着する。電気工事会社を営む切替さん一家は、千葉から秋田・大館市に移住した。家族の引っ越し先である家賃5万円の格安物件は、廃虚の映画館だった。雪国なのに風呂もなく、ロビーをリビング代わりにして暮らす切替家。そして、映画好きな父親は、この家を映画館にすることを決意する。
ナレーター:夏帆
視聴者の感想や評価
40代
2020年3月1日放送内容
「花子と大助 〜余命宣告から夫婦の700日〜 後編」
「余命半年」と突然の宣告を受けた漫才師・宮川花子に密着する後編。夫・宮川大助のために続けてきた夫婦漫才は、いつしか花子のかけがえのない人生に。過酷なリハビリに耐えられるのは、大助と共にまた舞台で「センターマイクの前に立ちたい」という願いからだった。夫婦で病と闘った700日を公開する。
ナレーター:青葉市子
2020年2月23日放送内容
「花子と大助 〜余命宣告から夫婦の700日〜 前編」
2018年に「余命半年」と突然の宣告を受けた漫才師・宮川花子に密着する。花子は腰部に骨髄腫ができてしまい、歩くことが困難なほどだった。だが、病のことを知っているのは娘、弟子、マネージャーのみで、実母にも告げていなかった。夫・宮川大助と共に病と闘った700日の記録を公開する。
ナレーター:青葉市子
2020年2月16日放送内容
「もう一度 お父さんに逢いたい 〜ホストの僕とフィリピンパブ嬢の母〜」
放送日:2020年2月16日 フジテレビ フィリピンパブ嬢の母を持つホストのレオさんに密着する。4人兄弟だが「父親は全員別々」という境遇で育った彼は、13歳の時に両親が離婚した。日本人の父にはその時に一度会ったきりだと語る。もう一度父と話したいという彼は、母に10年もの間話題にすることさえなかった父のことを聞き出し、父親捜しの旅を始める。
ナレーター:小芝風花
2020年2月9日放送内容
「はぐれ者で生きていく 〜借金とギャンブルと夢の行方〜」
放送日:2020年2月9日 フジテレビ ギャンブルで300万円の借金を抱えて婚約者に別れを告げられ、アパートから追い出される快楽亭ブラ坊に密着。彼はプロの落語家だが、寄席や大ホールの高座に上がることはできず、弟子入りした師匠もまた、借金が原因で落語界からはみ出した“はぐれ者”であった。そんな生き方を選んだ弟子と師匠の1年間に迫る。
ナレーター:壇蜜
2020年2月2日放送内容
「モモコと熱血和尚〜おじさん、ありがとう〜」
15歳の非行少女・モモコは、無断外泊、深夜徘徊(はいかい)を繰り返し、愛知県にある小さな寺の和尚である廣中邦充さんに預けられた。かつて「平成の駆け込み寺」と呼ばれた場所で、子供たちの精神的な支えとなり続ける廣中さんに密着する。しかし、廣中さんは脳にがんが転移していることが判明する。
ナレーター:恒松祐里
2020年1月19日放送内容
「私って嫁ですか 妻ですか 〜農家に嫁いだ友紀子の結婚〜」
500年続く専業農家の長男の「嫁」である岩立友紀子さんに密着。彼女は農家の世界に飛び込むと「農家の嫁不足」を目の当たりにし、農家の男性を対象にした婚活サイトを立ち上げた。そして、現在は「農家の嫁」の新しいスタイルを確立することを目指しており、「農家の嫁」とはどうあるべきなのかと悩む姿を追う。
ナレーター:いとうあさこ
『ザ・ノンフィクション』はどんな番組?
フジテレビ放送の『ザ・ノンフィクション』は、1995年10月にスタートしたドキュメンタリー番組です。
有名人だけでなく、一般人も取り上げる「人間ドラマ」部分を大切にした、本格的なヒューマンドキュメンタリーが特徴の番組です。
この番組を楽しみにしているファンは多く、現在も放送日には高視聴率を記録しています。
その人気ぶりは芸能界にも多くのファンがいるほどで、2020年2月には他局ながら「アメトーク!」で「ザ・ノンフィクション大好き芸人」の特集が組まれたほどです。
かつては面白さを全面に押し出したバラエティー番組で人気を博したフジテレビですが、『ザ・ノンフィクション』は面白さを一切追及していません。
あくまで「人間ドラマ」部分にスポットライトを当てた骨太の番組構成が、ファンに受けています。
フジテレビ『ザ・ノンフィクション』は数々の受賞歴あり、リアルを追求した番組作りで高い評価
フジテレビ「ザ・ノンフィクション」は、海外でも高く評価され、様々な賞を受賞してきた番組です。
エンタメを追求せず、ありのままを伝えようとする番組作りの姿勢は、多くのファンに好感を持たれています。
有名人以外も取り上げるため、この番組でなければ知ることのなかった業界の裏側やニュースの裏を知るきっかけにもなる番組です。
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