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目次
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- ゲキカラドウ
- おじさまと猫
- 俺の家の話
- バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~
- 天国と地獄~サイコな2人~
- この恋あたためますか
- 危険なビーナス
- おカネの切れ目が恋のはじまり
- 浦安鉄筋家族
- レンタルなんもしない人
- 私の家政夫ナギサさん
- 捨ててよ、安達さん。
- 恋はつづくよどこまでも
- テセウスの船
※一部放送されていない回や、配信終了している場合もありますので、公式サイトで確認して下さい。
『人生最高レストラン』過去放送回の番組内容を紹介
2023年2月25日放送回 ゲスト:高橋茂雄
ゲストは、今田耕司さん。若手時代から数々の人気バラエティに出演して、今年で芸歴37年目!後輩芸人からの暴露でちょっと恥ずかしい?素顔を明かされながら、おいしいものと共に、いたずらっ子だった少年時代、まるで刑務所のような全寮制の高校時代、そして第一線で活躍し続ける芸人人生を振り返った。
大阪・谷町九丁目「40年通う!老舗のうどんとお寿司」
*店舗情報:「谷九 ふる里」
大阪府大阪市天王寺区生玉寺町1-32
東京・東高円寺「松本人志と通った!思い出の町中華」
*店舗情報:「満州王」
東京都杉並区高円寺南1-11-1
東京・白金「自分へのご褒美!しゃぶしゃぶ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「今福」
東京都港区白金1-12-19
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2023年2月18日放送回 ゲスト:高橋茂雄
ゲストは、寺島進さん。悪役から人情派まで様々な役を演じる、ちょっと強面の名バイプレイヤーの寺島さんが、恩師・北野武監督との出会いから、尊敬するがゆえに借金してアメリカまで追いかけてしまった仰天エピソードなどを語りながら、おいしいものと共に約40年にわたる俳優人生を振り返った。
東京・祖師ヶ谷大蔵「北野武監督と食べる!絶品やきとん」
*店舗情報:「やきとり たかはし」
東京都世田谷区祖師谷1-9-12小林ビル1F
群馬・高崎「通う度においしくなる!中華そば」
*店舗情報:「中華そば こましょう」
群馬県高崎市田町75-2
東京・祖師ヶ谷大蔵「自分への最高のご褒美!極上うな重」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「うな鐵」
東京都世田谷区祖師谷1-10-3
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2023年2月11日放送回 ゲスト:高橋茂雄
ゲストは、サバンナ高橋茂雄さん。2017年1月の番組スタート時から常連客として出演している高橋さんが、祝結婚でゲストとして登場!普段はゲストに鋭く斬り込む高橋さんだが、加藤さんや島崎さんに愛妻・清水みさとさんとの馴れ初めをネホリハホリ聞かれて、照れまくりでセキララ告白!もちろん、おいしいものと共に自らの芸人人生、そして人生を変えた“最高の安らぎ”サウナへの思いなども語った。
大阪・千日前「下積み時代の思い出が詰まった!居酒屋メシ」
*店舗情報:「居酒屋たこしげ」
大阪府大阪市中央区千日前1-4-1
大阪・吹田「後輩と楽しむ!名店の天ぷら」
*店舗情報:「旬彩天つちや」
大阪府吹田市豊津町41-4
長野・信濃町「サウナの後に食べる!ラムマーボご飯」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「LAMP野尻湖」
長野県上水内郡信濃町野尻379-2
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2023年2月4日放送回 ゲスト:佐藤栞里
ゲストは、佐藤栞里さん。好感度抜群!老若男女誰からも愛されるキャラクターで引っ張りだこ!その愛されキャラ全開にしながら、おいしいものと共に、自らの生い立ちから、仕事がなかった意外な苦労時代などを語った。
神奈川・鎌倉「大切な仕事の前に食べる!カレーライス」
*店舗情報:「キャラウェイ」
神奈川県鎌倉市小町2-12-20
新潟市「遺伝子レベルで大好きな!ハンバーグ」
*店舗情報:「BRONCO(ブロンコ)」
新潟県新潟市中央区米山1-8-5
東京・麻布十番「愛してやまない!ご褒美のハンバーグ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「Edoya」2019年に閉店
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2023年1月21日放送回 ゲスト:神田愛花
ゲストは、神田愛花さん。2012年にNHKを退職後、フリーアナウンサー転身10年!その天然キャラで人気を集め、バラエティ番組に引っ張りだこ!芸人並みに面白い“神田ワールド”全開で、おいしいものと共に自らのアナウンサー人生を語った。
東京・恵比寿「週3で通った!絶品焼き肉」
*店舗情報:「焼肉トラジ 恵比寿園店」
東京都渋谷区恵比寿1-6-9
東京・渋谷「海外旅行が楽しくなる!スタミナ中華」
*店舗情報:「パンダエクスプレス 渋谷ミヤシタパーク店」
東京都渋谷区神宮前6-20-10ミヤシタパークサウス3F
福岡・六本松「恩師と食べた思い出の味!焼ラーメン」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「とり福」
福岡県福岡市中央区六本松2-6-8
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2023年1月14日放送回 ゲスト:松本若菜
ゲストは、松本若菜さん。昨年ドラマでの怪演が話題を呼び、「東京ドラマアウォード2022」の助演女優賞を受賞!デビュー15年目にして大ブレイクを果たした遅咲き女優が、その美貌からは想像できない衝撃の素顔をのぞかせながら、自らの女優人生を語った。
「売れっ子女優の常備食!最愛の一平ちゃん」
*商品情報:明星食品「一平ちゃん 夜店の焼そば」
鳥取・米子「東京では食べられない!絶品ラーメン」
*店舗情報:「ラーメンもっと? 彦名店」
鳥取県米子市彦名町1532-1
愛知・豊川「人生最大の衝撃!うな重」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「Donmai京楽軒 豊川インター店」
愛知県豊川市新豊町1-153
40代
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2023年1月7日放送回 ゲスト:笹野高史
ゲストは、笹野高史さん。20代からおばあさん役を演じて俳優生活50年!出演作品は約600本!日本を代表する名バイプレイヤーが若すぎる74歳の素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
山梨・富士吉田「夫婦で驚いた!コシ強うどん」
*店舗情報:「手打ちうどん ムサシ」
山梨県富士吉田市上吉田6-10-19
東京・八王子「地元名店の隠れメニュー!カレー南蛮蕎麦」
*店舗情報:「匠 一澤」※住所非公開
京都・東山「師匠に教わった!京風おでん」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「ゑび秀」※住所非公開
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2022年12月24日放送回 ゲスト:長濱ねる
ゲストは、長濱ねるさん。アイドルグループ欅坂46を卒業後、今や朝ドラに出演するなど女優としても活躍。そのほんわかとしたイメージとは異なる意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、仕事のことや故郷への思いを語った。
東京・虎ノ門「お酒デビューの思い出!絶品赤身肉」
*店舗情報:「肉塊UNO」
東京都港区西新橋2-15-17 リッツ虎ノ門ビル1階
東京・表参道「家で作りたいほど大好き!半熟うまき」
*店舗情報:「青山 川上庵」
東京都港区南青山3-14-1
長崎・上五島「故郷の獲れたて!アジの刺身」(※人生最高の一品)
*長崎県南松浦郡新上五島町
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2022年12月17日放送回 ゲスト:北村有起哉
ゲストは、北村有起哉さん。昨年「Amazonプライム」のCMで女優である妻・高野志穂さんとの夫婦共演が話題に!上方落語家、トランスジェンダー、テロリスト…多彩な役を見事に演じ分け、唯一無二の存在感を放つ北村さんが本音をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
東京・高円寺「地元のソウルフード!ハンバーグ」
*店舗情報:「NEW-BURG(ニューバーグ)」
東京都杉並区高円寺北3-1-14
東京・六本木「駆け出し時代を支えてくれた!串焼き」
*店舗情報:「AGATHA(アガサ)」
東京都港区六本木4-12-7 RBビル6F
「人生最愛で人生最高!妻の手料理」(※人生最高の一品)
30代
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2022年12月10日放送回 ゲスト:観月ありさ
ゲストは、観月ありささん。15歳で連続ドラマ初出演以来、30年連続で連ドラ主演を務めるという偉業を成し遂げ、歌手としても昨年30周年記念を迎えた観月さんが、大の肉好きな素顔をのぞかせながら、第一線で輝き続ける人生を振り返った。
東京・世田谷区野沢「7人前をぺろりと食べた!焼き肉」
*店舗情報:「一龍」
東京都世田谷区野沢4-8-22
京都・木屋町「京都へ行くと必ず食べたくなる!肉料理」
*店舗情報:「肉料理 荒川」
京都府京都市中京区西木屋町通四条上る紙屋町372-4
東京・原宿「海外の大物ミュージシャンと食べた!焼き鳥」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「鳥久」
東京都渋谷区神宮前3-27-17
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2022年12月3日放送回 ゲスト:中山秀征
ゲストは、中山秀征さん。芸歴37年!荒れ狂う時代の芸能界を生き抜いていたテレビ界のレジェンド・タレントが今だからこそ語る秘話を告白しながら、おいしいものと共に自らの芸能人生を振り返った。
東京・六本木「結婚に結びついた!しゃぶしゃぶ」
*店舗情報:「しゃぶ禅 六本木店」
東京都港区六本木3-16-33 青葉六本木ビルB1
東京・中野「駆け出しの頃を支えてくれた!大将の定食」
*店舗情報:「伊賀」
東京都中野区中野3-8-2
東京・西麻布「芸能人の醍醐味を味わった!高級焼き肉」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「游玄亭 西麻布本館」
東京都港区西麻布3-24-18 叙々苑ビル
40代
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30代
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2022年11月26日放送回 ゲスト:秋元康
ゲストは、秋元康さん。とんねるず、美空ひばり、AKB48、乃木坂46…稀代のヒットメーカーの素顔は、業界きっての食通!尋常ではない食への情熱をのぞかせながら、おいしいものと共に、約40年間第一線で活躍し続けてきた作詞家人生を語った。
東京・大井町「まるで戦場のような食事会!?絶品町中華」
*店舗情報:「萬来園」
東京都品川区東大井5-6-8
東京・世田谷代田「寿司屋で食べる!アイデア鍋」
*店舗情報:「鮨 ほり川」
東京都世田谷区代田1-46-3 フェニックスマンション1F
東京・上目黒「心からホッとする!けんちん汁」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「季節料理 ふじ」
東京都目黒区上目黒5-18-22
40代
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2022年11月19日放送回 ゲスト:江口のりこ
ゲストは、江口のりこさん。独特の存在感が光る個性派女優・江口さんは、素顔も超個性的。忖度なし!正直すぎる発言を連発しながら、おいしいものと共に正直に生きてきた人生を語った。
東京・下北沢「劇団の稽古帰りに通った!中華そば」
*店舗情報:「一龍」
東京都世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル1F
東京・神田淡路町「偶然に出会った!老舗スイーツ」
*店舗情報:「近江屋洋菓子店」
東京都千代田区神田淡路町2-4
東京・浅草橋「大好きな店長が作る!カニクリームコロッケ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「洋食 大吉」
東京都台東区柳橋1-30-5 KYビル B1F
40代
40代
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30代
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2022年11月12日放送回 ゲスト:大久保嘉人
ゲストは、大久保嘉人さん。J1歴代最多得点記録191ゴール!ワールドカップ出場2回!闘志溢れるプレーでファンを熱狂させた日本サッカー史上屈指のストライカーが、ちょっとヤンチャなエピソードやガキ大将パパの素顔を披露しながら、おいしいものと共に自らのサッカー人生を振り返った。
神奈川・川崎「サッカー日本代表が集う!!焼き肉」
*店舗情報:「焼肉べこ亭 たまプラーザ本店」
神奈川県川崎市宮前区犬蔵2-10-1
大阪・長居「最愛の妻との思い出!お好み焼き」
*店舗情報:「鼓」
大阪府大阪市住吉区大領4-1-5 サニーハイツ長居1F
長崎・雲仙市国見「地獄の日々を支えてくれた!天むすセット」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「さぬき茶屋」
長崎県雲仙市国見町土黒丙871
40代
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2022年11月5日放送回 ゲスト:アンミカ
ゲストは、アンミカさん。どんなにツラいことがあっても、持ち前の明るさとポジティブ精神で前向きに生きるアンミカさんが、貧しかった少女時代から壮絶な恋愛遍歴、そして最愛の夫とのラブラブな夫婦生活まで、自らの人生をおいしいものと共に振り返った。
東京・六本木「号泣しながら食べた!鉄板焼き」
*店舗情報:「鉄板焼 けやき坂」
東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 4F
大阪・桃谷「亡き父との運命を感じた!韓国料理」
*店舗情報:「福一」
大阪府大阪市生野区桃谷5-8-3
東京・芝「新たな家族との縁を繋いだ!とうふ料理」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「東京 芝 とうふ屋うかい」
東京都港区芝公園4-4-13
30代
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2022年10月29日放送回 ゲスト:高橋文哉
ゲストは、高橋文哉さん。「仮面ライダーゼロワン」の主役に抜擢され、2019年に俳優デビュー!大ヒットドラマ「最愛」の高い演技力で注目を集め、いまドラマや映画に引っ張りだこ!まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人気俳優が意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、俳優としての仕事について語った。
長野・軽井沢「憧れのシェフが作る!チーズフォンデュ」
*店舗情報:「Restaurant Hamy’s 軽井沢」
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1263-5
東京・麻布十番「大ヒットドラマ「最愛」の撮影を支えた!ペペロンチーノ」
*店舗情報:「Prego」
東京都港区麻布十番1-3-7 ベルレイン麻布1・2F
東京・練馬「過酷な現場のご褒美!豚トロ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「焼肉酒場よんちゃん」
東京都練馬区豊玉北5-15-10 ウィンビル1F
30代
40代
30代
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2022年10月22日放送回 ゲスト:松本伊代
ゲストは、松本伊代さん。16歳で歌手デビューして芸能生活41年!57歳になっても変わらない天然キャラで愛され続ける伊代さんが、おいしいものと共に、アイドル時代からヒロミさんとの結婚生活まで赤裸々に語った。
東京・曙橋「超多忙なアイドル時代を支えた!深夜ラーメン」
*店舗情報:「一心らーめん」
東京都新宿区荒木町9-24
東京・目黒「夫婦の思い出が詰まった!本格中華」
*店舗情報:「中国料理「旬遊紀」」
東京都目黒区下目黒1-8-1ホテル雅叙園東京
東京・麻布十番「家族と味わう!高級中華丼」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「登龍 麻布店」
東京都港区麻布2-4-5
40代
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2022年10月15日放送回 ゲスト:船越英一郎
ゲストは、船越英一郎さん。民放キー局5局全てに主演ドラマシリーズを持ち“2時間ドラマの帝王”の異名を持つ船越さんが、サスペンスの定番“崖のラストシーン”など撮影?舞台裏を告白。また、“メロメロふにゃこし”の意外?素顔を覗かせながら、おいしいものと共に、40年に及ぶ俳優人生を語った。
東京・代々木上原「行きづらくなった?名店のハンバーグ」
*店舗情報:「Mon Boeuf」
東京都渋谷区上原1-35-6 第16菊池ビル1F
神奈川・湯河原「家族と故郷の思い出!ステーキ」
*店舗情報:「ステーキハウス西湘」
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上42
東京・中目黒「通い詰めた!大好物の天然とらふぐフルコース」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「中目黒 夢鉄砲」
東京都目黒区青葉台1-25-13グランデュオ中目黒B1F
40代
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30代
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2022年10月8日放送回 ゲスト:きゃりーぱみゅぱみゅ
ゲストは、きゃりーぱみゅぱみゅさん。今年、アメリカで開催された世界最大級の音楽フェスに出演してステージは大盛況!日本の“カワイイ文化”のアイコンとして、その魅力を世界に発信し続ける彼女が、おいしいものと共に、10周年を迎えたアーティスト人生を語った。
東京・目黒「思い切り親孝行した!思い出の寿司」
*店舗情報:「鮨りんだ」
東京都目黒区下目黒2-24-12 イメージスタジオ109-1F
大阪・浮田「心を癒してくれた!不思議なナポリタン」
*店舗情報:「コアラ食堂」
大阪府大阪市北区浮田1-1-17
東京・日本橋「やみつきになる!最愛のモンブラン」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「アンジェリーナ」
東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館 B1F
40代
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2022年9月24日放送回 ゲスト:浅田真央
ゲストは、浅田真央さん。フィギュアスケート界のスーパースターであり、国民的アイドルの彼女は、実は食べることが何より大好きな食いしん坊!番組打合せの際には、ナント8軒も紹介したいお店を用意するほど!そんな浅田さんが金メダル級の絶品料理と共に、自らのスケート人生を語った。
愛知・名古屋「取材NG!?最強のテールスープ」
*店舗情報:「精楽園」
愛知県名古屋市中区新栄2-1-29
東京・旗の台「1年中食べる!大好物のかき氷」
*店舗情報:「Bum Bun BLau Cafe with BeeHive」
東京都品川区旗の台2-7-3
京都・右京区「悩んだ時期を支えてくれた!ハモの卵とじ丼」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「天ぷら 松」
京都府京都市右京区梅津大縄場町21-26
30代
30代
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2022年9月17日放送回 ゲスト:IKKO
ゲストは、IKKOさん。芸人以上にイジられ…どんなバラエティでも全力投球100%!人を決して傷つけないスタイルで老若男女から圧倒的人気を誇るIKKOさんが、おいしいものと共に自らの美容家人生を振り返った。
福岡・中州「地元・福岡の伝説のすき焼き」
*店舗情報:「にしやま」
福岡県福岡市博多区 中洲3-7-4
神奈川・横浜 本牧「修業時代のご褒美!かつ丼」
*店舗情報:「栄屋そば店」
神奈川県横浜市中区本郷町3-179
神奈川・横浜中華街「修業時代の涙の味!マーライコー」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「菜香新館」
神奈川県横浜市中区山下町192
「公子さんのマカロニグラタン」
30代
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40代
30代
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2022年9月10日放送回 ゲスト:武田鉄矢
ゲストは、武田鉄矢さん。心に沁みる歌声で「贈る言葉」「人として」など多くの名曲を世に送り出し、また俳優としても「3年B組金八先生」「101回目のプロポーズ」など数々の名作で人々を魅了。そんな武田さんが、名曲と名作の秘話を語りながら、愛する故郷・福岡のおいしいものと共に自らの人生を振り返った。
福岡・中央区桜坂「福岡に帰ると必ず食べる!ナポリタン」
*店舗情報:「風ふくkitchen」
福岡県福岡市中央区桜坂1-3-22
福岡・博多「9ヵ月待ち!超人気屋台の串焼き」
*店舗情報:「須崎屋台 かじしか」
福岡県福岡市博多区奈良屋町5-14
福岡・博多「一子相伝の鯛茶漬け」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「割烹よし田」
福岡県福岡市博多区店屋町1-16
30代
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50代
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2022年9月3日放送回 ゲスト:高橋真麻
ゲストは、高橋真麻さん。俳優・高橋英樹さんを父に持つ元フジテレビアナウンサーの真麻さんが、愛する夫との出会いや結婚生活を語りながら、局アナ時代、フリー転身後のアナウンサー人生をおいしいものと共に振り返った。
東京「局アナ時代を支えた!本格中華」
*店舗情報(取材):「陳麻婆豆腐 東急プラザ赤坂店」東京都千代田区永田町2-14-3赤坂東急プラザ2階
東京「夫との交際記念日に食べた!台湾火鍋」
*店舗情報(取材):「天香回味 銀座中央通り店」東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE9F
東京・五反田「幼い頃から家族と味わった!ステーキ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「ステーキハウス リベラ 五反田店」東京都品川区東五反田3-6-18
50代
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30代
2022年8月28日放送回 ゲスト:田中卓志、山根良顕
ゲストは、アンガールズの田中卓志さんと山根良顕さん。結成4年目にして「ジャンガジャンガ」ネタでブレイク!“キモかわいい”が流行語になるほどの人気者に!今やゴールデンタイムの番組MCを務めるようになった田中さん&意外にも筋肉イケメンに変身した山根さんの二人がおいしいものと共に、二人三脚で歩んできた芸人人生を語った。
広島市「恐怖も一緒に味わった!広島お好み焼き」
*店舗情報:「お好み焼 若貴」
広島県広島市中区紙屋町2-3-21紙屋町ロイヤルビル3F
「極貧下積み時代のご褒美メシ」
*田中卓志
*店舗情報:「吉野家」
*山根良顕
*店舗情報:「らあめん花月嵐 東村山店」
東京都東村山市本町2-3-77
東京・自由が丘「恩人と慕う先輩がご馳走してくれた!絶品和食」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「ままもっこ」
東京都世田谷区奥沢7-4-10
50代
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2022年8月20日放送回 ゲスト:近藤春菜
ゲストは、ハリセンボンの近藤春菜さん。コンビは結成20年目!そして、多彩なそっくりキャラを武器に「じゃねーよ!」でますます大活躍!そんな春菜さんが超ミーハーで涙もろい素顔をのぞかせながら、自らの芸人人生を語った。
福岡・天神「安室ちゃんも愛した!とんこつラーメン」
*店舗情報:「博多らーめん Shin-Shin 天神本店」
福岡県福岡市中央区天神3-2-19
東京・狛江「両親と食べた!涙のラーメン」
*店舗情報:「バーミヤン 狛江店」
東京都狛江市中和泉5-17-30
東京・豪徳寺「我が家のようなお店の天然ぶりの照焼き定食」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「旬菜魚いなだ」
東京都世田谷区豪徳寺1-47-8
40代
40代
30代
2022年8月13日放送回 ゲスト:加藤茶
ゲストは、加藤茶さん。昭和、平成と日本のお笑い界をリードしたザ・ドリフターズ。その中心メンバーである“お笑い界のレジェンド”が、伝説のお笑い番組「8時だョ!全員集合」をはじめ、超貴重な伝説秘話を語りながら、おいしいものと共に自らのコメディアン人生を語った。
東京・神保町「芸人の原点を思い出す!ラーメン」
*店舗情報:「きたかた食堂」
東京都千代田区神田神保町1-6 神保町サンビルディング 1F
東京・六本木「最愛の人と出会った!ステーキ」
*店舗情報:「割烹 龍馬」
東京都港区六本木7-13-8 フュージョンビル3F
神奈川・川崎市柿生「肉好きが唸る!日本一のとんかつ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「とん鈴」
神奈川県川崎市麻生区上麻生6-39-31
30代
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2022年8月6日放送回 ゲスト:あばれる君
ゲストは、あばれる君。毎日のようにロケで大自然を飛び回り、子どもたちから絶大な支持を得る“お茶の間の人気者”の新鮮なスタジオトークが炸裂!16歳で付き合って18年…貧乏下積み時代を支えてくれた奥様との秘話などを語りながら、芸歴13年の芸人人生を振り返った。
東京・阿佐ヶ谷「どん底時代のご褒美!ステーキ」
*店舗情報:「カウボーイ 阿佐ヶ谷店」
東京都杉並区阿佐谷1-4-11
福島・いわき市小名浜「人気ロケ芸人が出会った!感動の担々?」
*店舗情報:「厨房 朱雀」
福島県いわき市小名浜蛭川南49-1
福島・白河「学生時代の思い出が詰まった!焼き肉」
*店舗情報:「焼肉ムトウ」
福島県白河市昭和町263
「芸人としての活躍の原点となった!山岳メシ」(※人生最高の一品)
30代
30代
2022年7月30日放送回 ゲスト:鈴木紗理奈
ゲストは、鈴木紗理奈さん。MC加藤浩次さんと22年共演した「めちゃ×2イケてるッ!」などバラエティタレントとして活躍する一方、海外映画祭で最優秀主演女優賞に輝くなど今や女優として大注目!そんな紗理奈さんが、加藤さんとぶっちゃけガチトーク展開!加藤さんも知らないエピソードを繰り広げながら、おいしいものと共に自らの人生を語った。
東京・広尾「デビュー当時からのご褒美!フカヒレの姿煮」
*店舗情報:「春秋」
東京都港区南青山7-14-5
東京・六本木「めちゃイケ女子会の絶品!台湾火鍋」
*店舗情報:「石頭楼アネックス」
東京都港区六本木7-5-4
東京・池尻大橋「最愛の息子と食べる!土鍋ごはん」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「KAN」
東京都目黒区東山2-1-1オリエンタル東山第5 1F
40代
30代
20代
2022年7月23日放送回 ゲスト:空気階段
ゲストは、空気階段の鈴木もぐらさんと水川かたまりさん。全く売れない時代を経て、ラジオ番組で業界人から注目を浴び、そして昨年の「キングオブコント2021」優勝を機に日本中で人気沸騰中!今や単独ライブチケットは驚異的な売り上げを記録!超売れっ子お笑いコンビの二人が、真逆のヤバい素顔をのぞかせながら、これまでの芸人人生を語った。
神奈川・武蔵中原「上京して通った!スタミナセット」
*店舗情報:「らーめん明日香」
神奈川県川崎市中原区上小田中5-2-10
東京・高円寺「先輩芸人と楽しむ!絶品太巻き」
*店舗情報:「山形料理と地酒 まら」
東京都杉並区高円寺南4-30-8 サウスコア1F
東京・新宿「下積み時代を支えた!本格立ち食いそば」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「いわもとQ 歌舞伎町店」
東京都新宿区歌舞伎町1-4-8 らんざんビル1F
30代
2022年7月16日放送回 ゲスト:梨花
ゲストは、梨花さん。雑誌の表紙を飾った回数は日本史上最多250回以上!さらに、表紙を飾った雑誌は100万部を突破!ライフスタイルなどを綴った著書も累計発行部数100万部超え!また、セレクトショップ開店時には、約2000人の大行列で名所に!そんな数々の伝説を持つカリスマモデルが、8年目を迎えたハワイ生活を赤裸々に告白しながら、おいしいものと共に、自らのモデル人生を語った。
東京・港区「火照った体を落ち着かせる!深夜食堂」
*店舗情報:「甚六」
東京都港区白金6-23-3 WATOREI白金1F
*店舗情報:「焼肉處 西麻布 十々」
東京都港区西麻布3-24-20
*店舗情報:「天現寺亭」
東京都渋谷区広尾5-25-6
東京・新宿「帰国後のルーティン!とんかつ」
*店舗情報:「とんかつ和幸匠庵 伊勢丹新宿店」
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店内7F
「梨花ママのだし巻き卵」(※人生最高の一品)
30代
40代
30代
2022年7月9日放送回 ゲスト:さだまさし
ゲストは、さだまさしさん。今年70歳!歌手デビュー50周年を迎えた“音楽界のレジェンド”は、これまでに600曲以上を手がけ、日本人アーティスト最多記録更新中のコンサートは、前人未踏の4537回を記録(2022年7月9日現在)!お馴染みの軽快な“さだトーク”を繰り広げながら、おいしいものと共に自らの音楽人生を語った。
岩手・盛岡「メニューはたった一品だけ!中華そば」
*店舗情報:「中河」
岩手県盛岡市本町通1-7-37
北海道・札幌「わざわざ立ち寄る!塩ラーメン」
*店舗情報:「ラーメン専門 三代目月見軒 本店」
北海道札幌市北区北33条西2-2-21北33条ビル
福岡・博多「我が家のような店の博多ラーメン」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「博多ラーメン しばらく 平和台店」
福岡県福岡市中央区大手門1-2-19
40代
40代
30代
30代
20代
2022年7月2日放送回 ゲスト:杉野遥亮
ゲストは、杉野遥亮さん。昨年、ドラマ・映画・舞台に11本出演して大ブレイク!“2021年下半期にブレイクした男性タレント”第1位に輝いた、いま大注目の若手俳優が、妄想好きで天然な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの仕事に対する思いを語った。
神奈川・二子新地「人生最悪の頃に食べた!ちゃんこ鍋」
*店舗情報:「ドスコイ酒場ちゃんこ芝松 二子新地店」
神奈川県川崎市高津区二子1-2-5
東京・八重洲「初めて親孝行した!焼き肉」
*店舗情報:「焼肉矢澤 東京」
東京都中央区八重洲1-5-10トーイン八重洲ビル1F
京都・愛宕山「自分を見つめ直した!カップ麺」(※人生最高の一品)
*情報:「総本宮 京都 愛宕神社」
京都市右京区嵯峨愛宕町1
50代
30代
30代
40代
50代
20代
2022年6月25日放送回 ゲスト:反町隆史
ゲストは、反町隆史さん。「GTO」や「ビーチボーイズ」、そして「相棒」など、デビューから20年以上、俳優として第一線を走り続け、今では「イケメンおじさん俳優人気ランキング」で堂々の1位。そんな反町さんが、ハマったらとことんハマってしまう超こだわり君の素顔とおもしろトークを炸裂しながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
滋賀・大津「強い生命力を実感する!熊鍋」
*店舗情報:「比良山荘」
滋賀県大津市葛川坊村町94
モンゴル・ウランバートル「過酷な撮影の唯一の楽しみ!どんぶり」
*店舗情報:「サクラベーカリーカフェ」
Tserendorj street, 4th khoroo 65-25, Sukhbaatar District, Ulaanbaatar MONGOLIA
「心に深く刻まれた!中華そば」(※人生最高の一品)
*店舗情報:2015年に閉店
40代
30代
30代
2022年6月18日放送回 ゲスト:藤井フミヤ
ゲストは、藤井フミヤさん。アイドル的人気を博した伝説のバンド「チェッカーズ」のリードボーカルとして一世を風靡し、その後ソロとしても大ヒット曲「TRUE LOVE」をはじめ、第一線で活躍し続けるフミヤさんも今年で60歳。いつまでも若々しいフミヤさんがおいしいものと共に、40年以上に及ぶ自らの音楽人生を振り返った。
福岡・久留米「チェッカーズのソウルフード!焼きそば」
*店舗情報:「中央亭」
福岡県久留米市中央町27-8
福岡・博多「コンサート終わりのご褒美!いかしゅうまい」
*店舗情報:「味市春香」
福岡県福岡市博多区東光2-5-16
静岡・熱海「嵐の夜に家族を救ってくれた!イカの手打ちパスタ」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「テール・エ・メール」
静岡県熱海市渚町19-11サンポート1階
40代
40代
30代
30代
20代
2022年6月11日放送回 ゲスト:オズワルド
ゲストは、オズワルドの畠中悠さんと伊藤俊介さん。M-1グランプリ3年連続ファイナル進出!2021年は準優勝!今年こそは優勝の大本命と呼び声の高い人気実力派お笑いコンビの二人が、それぞれの素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に芸人人生を語った。
千葉・津田沼「土下座しながら食べた!高級唐揚げ」
*店舗情報:非公開
北海道・函館「父と通った!思い出の鉄道ラーメン」
*店舗情報:「ブルートレイン」
北海道函館市湯川町1-26-22
東京・渋谷「オズワルドの漫才を支えた!豚しゃぶチャーハン」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「兆楽」
東京都渋谷区宇田川町31-5
20代
2022年6月4日放送回 ゲスト:鷲見玲奈
ゲストは、鷲見玲奈さん。2年前にフリーアナウンサーに転身後、“仕事にNGなし”を掲げてバラエティ番組に引っ張りだこ。プライベートでは今年1月に結婚。公私共に絶好調の鷲見さんが、ヤバすぎる超ズボラな素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの人生を語った。
神奈川・鎌倉「初デートで食べた!鎌倉カレー」
*店舗情報:「珊瑚礁 本店」
神奈川県鎌倉市七里ガ浜東3-1-2
三重・伊勢「人生初の一人旅の思い出!伊勢うどん」
*店舗情報:「大衆食堂いそべや」
三重県伊勢市本町19-17
静岡・伊豆稲取「お忍び旅行で食べた!金目鯛の寿司」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「魚八寿し」
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取371-4
30代
20代
2022年5月28日放送回 ゲスト:岸谷五朗
ゲストは、岸谷五朗さん。三宅裕司さん率いる「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」で下積み時代を過ごし、その独特の存在感で映画、ドラマでも大活躍。1994年に盟友・寺脇康文さんと結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」は、累計動員数100万人超えの大人気。生粋の“舞台人”として生きる岸谷さんが、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
埼玉・南浦和「兵士Aに憧れた!うどん」
*店舗情報:「めん処 一ぷく」南浦和店は閉店しています。
現在は北朝霞店、新座店、橋本店が営業中。
東京・大森「家族や仲間と食べる!牡丹海老」
*店舗情報:「たか濱」
東京都大田区大森北1-1-2ブルク大森4F
福岡・博多「俳優人生38年のご褒美!鮭明太」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「味市春香 なごみ」福岡市博多区博多駅前3-18-8
20代
2022年5月21日放送回 ゲスト:風間俊介
ゲストは、風間俊介さん。“歌わない踊らないジャニーズ”として、10代からドラマや映画、舞台に多数出演。現在は、俳優のほか、バラエティから情報番組までマルチに大活躍。そんな風間さんが最大の魅力“普通っぽさ”全開で、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
東京・亀戸「今も昔も一番リラックスできる!串揚げ」
*店舗情報:「串揚げ 一喝」
東京都江東区亀戸5-3-9里見ビル1F
大阪・谷町四丁目「朝ドラの思い出が詰まった!居酒屋ご飯」
*店舗情報:「和魂 ほむら」
大阪府大阪市中央区谷町3-2-14ヨーク谷町ビル
「食べたくて食べたくて仕方がなかった!カルビクッパ」(※人生最高の一品)
※ケータリングサービスとなります。
40代
20代
30代
20代
2022年5月14日放送回 ゲスト:友近
ゲストは、友近さん。街のオジサン“西尾一男”から、演歌歌手“水谷千重子”まで…強烈なキャラクターになりきる唯一無二のコント芸の秘密が明らかに!モットーは『人生コント』と語り、少女時代から日常がコントだったという友近さんが、美味しいものと共に自らの芸人人生を振り返った。
愛媛・松山「日本一クセになる!名物大将の極上焼き肉」
*店舗情報:「くいしん坊」
愛媛県松山市南斎院町947-1
大阪・肥後橋「女優?友近のご褒美!コラーゲンたっぷり高級クエ鍋」
*店舗情報:「九絵家」
大阪市西区江戸堀1-27-8 昭和江戸堀ビル1F
愛媛・今治「幸せになれる!最愛のお好み焼き」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「昌万」
愛媛県今治市大浜町1-3-16
20代
2022年5月7日放送回 ゲスト:中山美穂
ゲストは、中山美穂さん。1980年代を代表するスーパーアイドルであり、女優としても数々の大ヒット作に出演。そんなたミポリンが意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に超多忙なアイドル時代の?エピソードなどを語った。
「アイドル時代の唯一の楽しみ!ロケ弁当」①
*店舗情報:「鳥久 本店」東京都大田区蒲田1-8-12
「アイドル時代の唯一の楽しみ!ロケ弁当」②
*店舗情報:「津多屋」東京都練馬区上石神井1-25-1
「アイドル時代の唯一の楽しみ!ロケ弁当」③
*店舗情報:「金兵衛 代々木上原本店」東京都渋谷区西原3-1-5
東京・笹塚「家族団らんの楽しみ!極上焼き肉&すだち冷麺」
*店舗情報:「焼肉店にくる」東京都渋谷区笹塚1-10-6 笹塚ビル 1・2F
東京・南青山「わがままを言える!最愛のイタリアン」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「トラットリア・フィレンツェ・サンタマリア 南青山店」東京都港区南青山4-1-1
40代
30代
2022年4月30日放送回 ゲスト:見取り図(盛山晋太郎・リリー)
ゲストは、見取り図の盛山晋太郎さんとリリーさん。M-1グランプリで3年連続ファイナルに進出!その実力から今や超引っ張りだこの人気お笑いコンビが、おいしいものと共に、どん底時代を経て這い上がってきた芸人人生を語った。
東京・蒲田「新幹線で泣きながら食べた…唐揚げ弁当」
*店舗情報:「鳥久 本店」
東京都大田区蒲田1-8-12
おいしすぎる!東京の収録弁当①
*店舗情報:「オーベルジーヌ」
東京都新宿区四谷3-1 福島ビル2F
おいしすぎる!東京の収録弁当②
*店舗情報:「喜山飯店」
東京都杉並区上高井戸1-23-15
大阪・大国町「芸人人生を共に歩んできた…唯一無二のカツライス」
*店舗情報:「大井」
大阪市浪速区大国2-7-19ハイツ岡山
大阪・元町「苦しいどん底時代を支えてくれた…焼うどん」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「居酒屋まいまい」
大阪市浪速区元町2-7-2 サギスビル1F
20代
20代
2022年4月23日放送回 ゲスト:川島明
ゲストは、麒麟・川島明さん。バラエティ番組はもちろん、朝の情報番組「ラヴィット!」MCを務めるなど、いま超引っ張りだこ!
テレビで観ない日はない人気芸人となった川島さんが、知られざる黒歴史を告白しながら、おいしいものと共に、芸人人生を語った。
長野・茅野「そこでしか食べられない!超希少な絶品そば」
*店舗情報:「信濃路遊膳 そばのさと」
長野県茅野市塚原2-15-16
大阪「苦しい下積み時代を支えてくれた!ハンバーグ」
※既に閉店しているため、情報がありません。
東京・目黒「どん底から大喜利芸人の頂点へ!最高の一杯」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「しもめ太郎」
東京都目黒区下目黒1-5-16目黒サンライズマンション本田ビル1F
40代
50代
20代
2022年4月16日放送回 ゲスト:久本雅美
ゲストは、久本雅美さん。ワハハ本舗の看板女優として、またバラエティタレントとして第一線で活躍し続ける久本さんが、笑いと苦悩のエピソードを語りながら、おいしいものと共に、自らの演劇人生を語った。
東京・中野「今一番安らげる!創作フレンチ」
*店舗情報:「ビストロ トランク」
東京都中野区中野3-36-4
東京・高円寺「演劇人生を支えてくれた!最愛の焼き鳥」
*店舗情報:「大和鳥」
東京都中野区大和町2-44-8
大阪・上町「必ず号泣する!ミシュラン一つ星の居酒屋」(※人生最高の一品)
*店舗情報:「ながほり」
大阪府大阪市中央区上町1-3-9
30代
30代
20代
2022年4月9日放送回 ゲスト:佐藤隆太
ゲストは、佐藤隆太さん。「ROOKIES」「海猿」など、熱い演技で確固たる地位を築いた人気俳優も、今や3児のパパ。スタジオでは、先輩パパのMC加藤浩次さんと“理想の親子関係”の話題で大盛り上がり。家族思いの素顔をのぞかせた。そして、俳優人生のスタートを切った初舞台?話、“兄貴”と慕う伊藤英明さんとの?エピソードなどを語りながら、おいしいものと共に、自らの俳優人生を語った。
京都・北白川「俳優人生のスタート!思い出のラーメン」
*店舗情報:「天下一品 総本店京都府京都市左京区一乗寺築田町94メゾン白川1F
福岡・小倉「わざわざ足を運ぶ!超名店の極上寿司」
*店舗情報:「天寿し 京町店」福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9
北海道・旭川「家族全員で笑顔になれた!ジンギスカン」(※人生最高の一品)*店舗情報:「旭川成吉思汗 大黒屋 旭川5丁目店」
北海道 旭川市4条通5丁目3・4仲通
40代
30代
2022年4月2日放送回 ここだけの話SP
▼豪華ゲストが思わず語った…ここだけの話が続々▼加藤浩次&矢部浩之の初ガチトーク▼本木雅弘がロックンローラー内田裕也にタジタジ…結婚㊙話▼栄養バランスがおかしい!?柴咲コウ㊙食生活▼上白石萌音がなぜか…公開謝罪▼伊藤沙莉の心霊体験▼半沢直樹にイジられた!アンジャッシュ児嶋▼向井理の下積み時代?話▼金メダリスト大野将平の地獄の日々▼大久保佳代子が激白!加藤浩次?過去▼チキンだった…山田裕貴の恋愛㊙話
▼俳優、女優、アーティスト、アスリート、お笑い芸人…多彩なゲストの「食」と「人生」を聞き上手の加藤浩次がネホリハホリ!「食」の話題から、ゲストの「人生」を深掘りして素顔&魅力に迫る!
まもなく迎える放送250回を記念して、豪華ゲストのおいしい極上トークを厳選してお届け!これを観れば満腹必至!聞き上手のMC加藤さんだからこそ、ゲストも思わず語ってしまった㊙話は超必見です!お楽しみに!
30代
40代
30代
2022年3月19日放送回 ゲスト:伊藤英明
ゲストは、伊藤英明さん。大ヒット「海猿」シリーズをはじめ、デビュー以来ずっと第一線で活躍し続け、今では肉体派俳優としても存在感を放つ伊藤さんが、実は『ずっと自分に自信がなかった…』という意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、俳優人生を語った。
■お品書き大阪・福島「愛妻との思い出が詰まった!おでん」
JR大阪環状線の福島駅から徒歩5分にある、1989年創業のおでんの名店「花くじら」。ここは、大阪出身の妻に連れて行ってもらったのをキカッケに、伊藤さんが大阪に行く度に訪れるというお気に入り店。本店は、ミシュランガイド「ビブグルマン」にも掲載され、年配のサラリーマンから若い世代まで大人気。特に冬場は、長い行列ができるほど。毎日のように通う常連客も多い。出汁は、カツオと昆布がベースで、ここでしか味わえないおいしさと評判。おでんの種類は豊富で、定番はもちろん、オリジナルの創作おでんや、関西ならではの鯨肉おでんもある。伊藤さんオススメは、「ころ」と「さえずり」。「ころ」は、鯨の背中の皮を油で揚げて絞り乾燥させたもの。「さえずり」は、鯨の舌で独特な食感と味わいがたまらない一品。どちらも希少部位で、昔はおでんには欠かせない具で、売り切れ必須の人気メニュー。
*店舗情報:「花くじら 歩店」大阪府大阪市福島区福島2-7-4
宮崎市「海猿の思い出が詰まった!激辛麺」
宮崎県のご当地グルメ「辛麺」。その元祖として知られるのが、「辛麺屋 桝元」。もともとは小料理店で、シメのメニューとして出していた「辛麺」が大人気となり、わざわざ辛麺を食べにくるお客で溢れ返ったことから、1987年“宮崎辛麺”専門店に。今や九州を中心に神奈川、千葉、大阪など約50店を展開する。辛さの中に旨味がある味に、一度食べたらやみつきになる人が続出し、「辛麺」ブームを巻き起こした。実は、伊藤さんもハマった一人。それは、映画「LIMIT OF LOVE 海猿」の撮影で宮崎に滞在していた時のこと。過酷な撮影ということもあり、毎日のように焼き肉を食べていた伊藤さん。焼き肉店では冷麺やクッパなどを食べず、「辛麺」でシメる日々を送っていたという。「辛麺」のスープは、牛エキスのスープに、にんにく、独自の比率で合わせた挽き肉(牛・豚・鶏)、特製醤油、そして唐辛子(※数種類をブレンド)を加え、20種に及ぶ材料の旨味がスープに移るまで煮立てる。その後、たっぷりのニラ、溶き卵を投入し、辛みの中に旨味が渾然一体となった“桝元の辛麺スープ”が完成する。麺は、通称“こんにゃく麺”。そば粉と小麦粉を配合した、まるでこんにゃくのような食感でコシのある麺で、食物繊維を多く含み、ダイエットに最適と若い女性に支持されている。こだわりは、茹で時間。わずか10秒の違いで食感が全く変わるそうで、茹であがったらスープを素早くかけて仕上げるのがコツだという。辛みが旨味へ…すするごとに『辛いけど旨い』とクセになる、まさに“辛うま”の逸品。
唐辛子の量で調整する辛さのレベルは、“1~50”まで。“6辛”までが普通の辛さ。以前は、“100辛”まであり、実は伊藤さんは“100辛”を食べたという。そこで今回、特別に「元祖辛麺“100辛”」を再現してもらった。材料は全く同じで、異なるのはオリジナル唐辛子をスプーン100杯入れることだけ。その一杯は…スープはほぼなし、ドロドロになった唐辛子が一面を覆い尽くしたものだった。ちなみに、“50辛”は何度も食べたそうで、単に激辛なだけでなく、唐辛子の中に微かな甘みを感じることもあったとか。
*店舗情報:「辛麺屋 枡元 中央通り店」宮崎県宮崎市中央通8-29 池亀ビル1F
京都・祇園「俳優人生の師と食べた!おでん」(※人生最高の一品)
伊藤英明さんの“人生最高の一品”は、俳優人生の師と食べた「おでん」。それは、伊藤さんが“俳優人生の師”と慕う津川雅彦さんとの思い出が詰まった大切なお店、京都・祇園「おいと」の一品。「おいと」は1976年創業、夜は一見さんお断りの完全予約制で、勝慎太郎さんをはじめ多くのスターたちに愛されてきた名店。ここへ伊藤さんは、ドラマで出会った津川さんに連れて行ってもらい、初めて一緒に食事をしたそう。そして、当時俳優として悩んでいた伊藤さんは、津川さんにいろんな話を聞いてもらったという。『与えられた作品がたまたまヒットして恵まれていただけ』『何一つ基本を勉強していなくて、わからないまま誤魔化して今までやってきた』『ずっと自分に自信が持てなかった』そう打ち明ける伊藤さんに対し、津川さんは『自分の人生経験をそのまま使えばいいんだよ』『自分が演じた作品を観て、誰か一人にでも影響を与えられたら幸せなことだよ』と話してくれたそう。その後、出演した作品は、伊藤さんにとって自信を持って語れるものになったという。「おいと」の料理は、季節の食材を使った旬のコース。京都らしく、どの料理も手が込んでいるのが特徴で、シメに「おでん」が出される。醤油を使わず、カツオと昆布のみ、何十年も継ぎ足してきた出汁で煮込んだ「おでん」は、色が黒く変わるまで煮込んだ「たまご」、味の沁みた「大根」に3日間煮込んだ「牛すじ煮込み」を合わせた一品、鶏肉の「ロールキャベツ」など、どれも絶品。
亡くなられて3年半…津川さんとの思い出が詰まったお店「おいと」へ、まだ足が向かないという伊藤さん。『自分自身で最高だなと思う日に、津川さんをよく知る人と、妻と一緒に行きたい』と語った。
*店舗情報:「おいと」京都府京都市東山区祇園町北側253
40代
30代
2022年3月12日放送回 ゲスト:間宮祥太朗
ゲストは、間宮祥太朗さん。コミカルな役から狂気的な不良役まで、幅広い演技力で“カメレオン俳優”と称され、今オファーが殺到中!そんな人気若手俳優の間宮さんが超意外な素顔をのぞかせながら、プロ野球選手の夢を失って出会った俳優という仕事、そして、これまでの人生を語った。
■お品書き東京・白金台「概念を覆した!衝撃の麻婆豆腐」
東京の地下鉄・白金台駅から徒歩4分にある「シェラトン都ホテル東京」。ここに、間宮さんが“概念を覆された”という絶品の麻婆豆腐をいただけるお店「中国料理 四川」がある。大きな窓からは日本庭園が一望でき、四季の移り変わりを愛でながら、「辛」「苦」「甘」「鹹(塩)」「酸」「麻(しびれ)」「香(香辛料)」の7つのスパイスを絶妙な配分で使い分けた本場四川料理を楽しめる名店。間宮さんが20歳の時、成人記念の写真を撮影した帰りに家族で「中国料理 四川」に行き、初めて食べたのが「四川激辛陳麻婆豆腐」。その辛さは衝撃的で、水が甘く感じるほどだったそう。でもこの時、なぜか箸が進み、クセになるおいしさにハマってしまった間宮さん。以来、中華料理を食べる時はどのお店でも必ず「麻婆豆腐」を注文するほど麻婆豆腐好きに。間宮さんをそこまで虜にした「四川激辛陳麻婆豆腐」は、色・旨味・辛味に特化した3種、中国四川省・韓国・日本の一味唐辛子をブレンドして使用。そして、味の決め手が、仕上げの強火。煮詰めるように唐辛子の旨味を豆腐にしっかりと染み込ませることで、クセになる辛さに仕上がる。激辛といってもただ辛いだけでなく、奥深い味わいで、痺れるうまさが本当にクセになる珠玉の一品。
*店舗情報:「中国料理 四川」東京都港区白金台1-1-50 シェラトン都ホテル東京1階
東京・渋谷「初めて自分のお金で食べた!感動の寿司」
東京・渋谷にある西武渋谷店。そのA館8階に、間宮さんの思い出の寿司店がある。1653年創業の老舗、大阪すし専門店「小鯛雀鮨 すし萬」。名物「小鯛雀鮨」をはじめとする“大阪すし”の元祖と言われ、明治天皇に“御膳所御用御包丁人”の看板を賜った名店。実は間宮さん、このお店には1回しか行ったことはない。その1回が、まだブレイクする前の20代前半の頃、親友である俳優・矢本悠馬さんと共演した映画「トリガール!」(2017年公開)の撮影を終えたある日のこと。お互い撮影に手応えを感じたこともあって気分がよく、『寿司でも食うか』と飛び込みで「小鯛雀鮨 すし萬」に入ったそう。俳優としてまだまだであったが、『自ら稼いだお金で寿司を食べられるようになって良かったな』と、二人で語りあったという。そんな思い出のお店で親友と食べたのが、ランチメニューの「楽」。江戸前寿司の握りに加え、大阪ならではの「圧おしすし」も味わえるお得なセット。間宮さんにとって、親友と共に、俳優としての成長を実感することができた、忘れられない一品であった。
*店舗情報:「小鯛雀鮨 すし萬 西武渋谷店」東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷A館8階
「世界各国で祖父母と食べた!サンドイッチ」(※人生最高の一品)
間宮祥太朗さんの“人生最高の一品”は、世界各国で祖父母と一緒に食べた「サンドイッチ」。4、5歳頃から、夏休みや冬休みの2?3週間を使って、祖父母とよく海外旅行をしていた間宮さん。自然を観に行くことをテーマに、アメリカ・イエローストーン国立公園やカナダ・ナイアガラの滝など行き先を決めたら、観光ツアーに参加するのではなく、航空券だけを購入し、現地ではレンタカー移動、宿泊はモーテルというスタイル。旅行した10カ国以上、すべての旅先でそのスタイルだったため、レストランで外食することはほぼなく、スーパーで購入した食パンにハムとチーズとレタスを挟んだサンドイッチが主食だったという。もちろん、旅先ごとに食パンやハムの種類も違えば味も様々であったが、間宮さんにとっては大好きなおじいちゃんとおばあちゃんと一緒にいろんな国に行き、一緒に食べたサンドイッチは、大切な思い出の味となった。そして、大自然を目の当たりにし、いろんな文化に触れた貴重な体験は、いま俳優として生きる間宮さんの人生に大きく影響しているという。
40代
30代
30代
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2022年3月5日放送回 ゲスト:原晋
ゲストは、原晋さん。2004年の監督就任以来、青山学院大学を6度の「箱根駅伝」総合優勝に導いた、言わずと知れた名将。その手腕とキャラクターは陸上界だけでなく、ビジネス界やメディアから引っ張りだこ。日本中から講演依頼が絶えない珠玉のトークを繰り広げながら、おいしいものと共に、決して順風満帆ではなかった陸上人生を語った。
■お品書き広島・福山市「人生のどん底を支えてくれた!お好み焼き」
JR福山駅の駅前に、原さんが長年通い続けるお店「ねぎ房’Z」がある。創業は1989年、当時は広島市内で営業しており、原監督は中国電力の陸上部所属時代からの常連。福山市に移転後も、青学監督として合宿の際に訪れたのを機に、地元である広島に帰省する度に立ち寄っているそう。広島出身だけにお好み焼きには超うるさいという原さんイチオシのお店で、もっちり生地で玉子ふわふわ、野菜たっぷりヘルシーな広島風お好み焼きが味わえる。お好み焼きは、もちろん広島風の重ね焼きスタイル。原さんオススメは、「スペシャル ねぎかけ」。もっちりとした食感の生地に、かつお・いわし・サバをミックスした魚粉と昆布の粉を混ぜ合わせたものを振りかけ、キャベツ、もやし、ネギ、天かす、イカ、エビ、豚肉をのせ、ヘラで全体を押してペチャンコに。その後、そばの上にのせ、さらに玉子の上にのせて重ね焼き。最後に、独自ブレンドのおたふくソース、青のり、ネギ、ゴマを振った一品。原さんがネギを大量トッピングするのは、単なるネギ好きなだけでなく、青学のフレッシュグリーンを意識してるから?かもしれない。また、鉄板焼の一品料理もかなり充実しているという。
陸上競技部1期生として期待され、中国電力に入社した原さんだったが、ケガが原因で満足な成績を残せず、5年で選手生活は終了。人生のどん底だった…その頃は、「ねぎ房’Z」に連日のように通っては愚痴をこぼしながら、ビール片手にお好み焼きをつまむ日々を送っていた原さん。その後、一般社員となっても『自分自身から逃げていた』原さんは、しばらくダメダメ君時代が続いたという。しかし、その後、異動を機にサラリーマンとして成長。自ら考えて提案する営業スタイルで成績は全社トップに。“伝説の営業マン”と呼ばれるまでになった。
*店舗情報:「ねぎ房’Z」広島県福山市伏見町3-25
東京・町田「決戦前に食べる!勝負寿司」
青山学院大学陸上競技部の寮がある東京都町田市。ここに、原さんのいきつけ「すし処半田」がある。2004年の監督就任以来、寮母を務める妻・美穂さんと共に学生たちと一緒に暮らす中、月1回は通っているという。そして毎年12月30日には、年明けの箱根駅伝へ向け、OBたちと決起集会を行う青学ゆかりの大切なお店。大将・半田敏雄さん(78)と明るく元気いっぱいの女将・信子さん(75)の夫婦が切り盛りする家庭的なお店「すし処半田」は、本物の味をリーズナブルな価格で提供している。毎朝市場に行って大将の目利きで仕入れたネタは、どれも絶品だが、原さんが無理言って特別に握ってもらうものがある。それは、マヨネーズ、わさびと和えた蒸しエビを大葉と巻いた「エビマヨ巻き」。『ちょっと頼むのも申し訳ないけど…大好き』だという、原さんの大好物の一品であった。
監督就任5年目で33年ぶりの箱根駅伝出場を果たし、当初掲げた計画通り、10年目にして初優勝を飾った青山学院大学。もちろん、原さんの手腕、学生たちの努力の賜物だが、毎年年末に決起集会を開く「すし処半田」のご夫婦をはじめ、周りの応援やサポートがあるからこそ実現できた快挙…その気持ちを原さんはじめ、学生たちは忘れてはいない。
*店舗情報:「すし処半田」東京都町田市中町3-6-33
神奈川・湯河原「妻への感謝を伝える!鉄板焼き」(※人生最高の一品)
原晋さんの“人生最高の一品”は、妻への感謝を伝える「鉄板焼き」。それは、都心から車で約1時間30分の温泉地、神奈川県の湯河原町にある会員制リゾートホテル「エクシブ湯河原離宮」で、夫婦水入らずで食べた一品。箱根や軽井沢など、全国のリゾート地26カ所にあるホテルを別荘感覚で利用でき、リゾートライフを楽しめる「エクシブ」。2017年に開業した「エクシブ湯河原離宮」は、足を踏み入れた瞬間、日常を忘れて至福の時間へと誘う上質な空間が広がる。会員制リゾートホテルならではの質の高い、きめ細かなおもてなしはもちろん、熟練シェフが腕をふるう、四季折々の美食を楽しめる。2004年、安定した職を捨てて監督に就任した時は、3年契約の嘱託職員だった原さん。しかし、3年では思うような成績が残せず、監督辞任、さらには陸上部も廃部寸前まで追いつめられる。ところが、4年目に関東学生連合チームを率いて大躍進の4位に、翌5年目には遂に青学を33年ぶりの箱根駅伝出場へと導く。そして10年目、就任当初に掲げた『10年後、箱根駅伝で優勝する』という大目標を見事成し遂げたのだった。その後、4連覇を果たすなど、これまで6度の総合優勝を飾り、名将となった原さん。現在の青学があるのは、妻のおかげ?「エクシブ湯河原離宮」は、これまで18年間、寮母として支えてくれた妻・美穂さんへの感謝を込め、また、頑張ってきた夫婦二人のご褒美であった。
原さんが特に印象に残って忘れられないという料理が「鉄板焼き」。中でも、「宮崎県産黒毛和牛のロースステーキ」は絶品で、脂のしつこくないA4ランクを厳選して使用しており、粗挽き黒コショウ、赤ワイン塩、本山葵、青森のにんにくチップなど、お好みで味わう。高級なステーキがおいしいのはもちろんだが、優雅な空間で、夫婦二人で頑張ってきた18年間のご褒美としていただく味は、格別なおいしさだったという。ちなみに、ホテル内のレストランは会員以外も利用可能。
*店舗情報:「エクシブ湯河原離宮」神奈川県足柄下郡湯河原町宮上631-1
30代
40代
2022年2月26日放送回 ゲスト:篠原涼子
ゲストは、篠原涼子さん。16歳でアイドルグループ「東京パフォーマンスドール」の初代メンバーとしてデビューし、ソロデビュー曲「恋しさと せつなさと 心強さと」は女性歌手で日本初のダブルミリオンという快挙を達成(シングルCD売上200万枚突破)!その後は、「アンフェア」や「ハケンの品格」など、女性が憧れる女性を演じ、第一線を走り続ける人気女優に。そんな篠原さんが、芯の強さと天然キャラを炸裂させながら、アイドル・歌手・タレント・女優と、すべてにおいて輝きを放ってきた自らの芸能人生をおいしいものと共に語った。
■お品書き群馬・桐生市「故郷・群馬のソースカツ丼」
篠原さんの故郷・群馬県桐生市。昔から養蚕が盛んで織物の町として知られる桐生市には、食の名物もある。それが、「ソースカツ丼」。その元祖と呼ばれるのが、1926年創業の老舗「志多美屋」。篠原さんも子どもの頃から「志多美屋」の「ソースカツ丼」を食べて育ち、今でも帰郷したら必ず食べているという。まさに、桐生市民にとっての“ソウルフード”である。ちなみに、篠原さんが昔から利用しているのは、「志多美屋」広沢支店。キャベツを敷かず、ご飯に直接カツをのせるのが「桐生ソースカツ丼」。メニューは、ヒレとロースの2種類があり、4貫入り、6貫入り、メガ盛り8貫入りから選べる。篠原さんは、いつも「ヒレ4貫入り」だそう。カツには乾燥に強いパン粉を使用しているため、タレに浸してもベタベタせず、ずっとサクサクした食感が特徴。そして、創業以来41年継ぎ足しの、さっぱりとした甘辛ソース。それは、もともと鰻屋だった時代から代々受け継がれているレシピを基に、醤油・みりん・砂糖を絶妙に配合した“鰻のタレ”に辛めのウスターソースを入れた唯一無二の味。硬めに炊かれたご飯に、衣と肉とが一体になった柔らかな食感のカツ、そして絶品タレのマリアージュは、他では食べることのできない、桐生ならではのおいしさ。
*店舗情報:「志多美屋 広沢支店」群馬県桐生市広沢町5-1386
東京・目黒「大人の嗜みを教わった!とんかつ」
東京のJR山手線目黒駅から徒歩2分にある「とんかつ とんき」目黒本店。1939年創業の老舗で、あの美食家・池波正太郎も愛したという、東京を代表する名店の1つ。1階の厨房を囲むコの字型カウンターは圧巻で、中では職人たちが忙しそうにいつも手を動かしている。そして、店内にはラードの香ばしい匂いが漂い、とんかつを揚げる音が響き渡る。そこは、まるで「とんかつ劇場」を見ているかのようで、胸が躍る空間。篠原さんが「とんき」に通い始めたのは、23歳の頃。大ヒット曲「恋しさと せつなさと 心強さと」で大ブレイク後、何をやってもうまくいかず、夢も希望も失いつつあった頃だった。そんな時にここを訪れては、上京後ただひたすらに芸能界を駆け抜けてきた自分を見つめ直す時間を過ごすこともあったという。メニューは、「ロースかつ」「ヒレかつ」「串かつ」の3品のみ。これを定食と単品で提供している。篠原さんは意外と大食いなようで、必ず「ロースかつ」と「串かつ」の2品を頼むそう。薄くきめ細かい衣をまとった油っぽくないとんかつが、「とんき」の特徴。そこには、老舗の職人技が隠されている。肉を手で扱うと衣が潰れるため職人は串を使用し、薄力粉と強力粉を合わせた粉と卵をしっかりと3回つける。そして、細かいパン粉を付け、150℃の低温で約20分じっくりと揚げる。衣、揚げ、盛り付けと完全分業態勢で、お客のタイミングに合わせた接客で提供される「とんかつ」は、タテ方向だけでなく、ヨコ方向にも1本の切れ目を入れ、食べる時の赤身と脂身の配分をよく計算した芸術のような一品。オーナーしか作り方を知らないという秘伝のソースでいただくその味は、意外なほどあっさりと軽い口当たり。薄い衣と肉汁がしたたるジューシーさもあり、至福の時間を堪能できる。
*店舗情報:「とんかつ とんき」東京都目黒区下目黒1-1-2
東京・渋谷「新境地で出会った!かいそううどん」(※人生最高の一品)
篠原涼子さんの“人生最高の一品”は、新境地で出会った「かいそううどん」。それは、東京・渋谷にある「麺?やしま」の一品。香川県善通寺市で創業して80年以上の手打ち讃岐うどんの名店。愛媛県松山市に移転後、4代目店主の白玖剛(はく つよし)さんが渋谷宇田川町に移転。その後、富ヶ谷に再移転し、2013年には渋谷円山町店をオープン。機械を一切使わない手づくり讃岐うどんを提供するお店として、愛されている。店内は、厨房に面したカウンター席が4席、テーブル席が4卓ほどのこじんまりとした空間。昭和レトロな雰囲気で、フィギュアが所狭しと飾られ、食事だけなく楽しい時間を過ごすことができる。また、厨房手前のカウンターから見えるところには、手打ちうどんの製麺室があり、タイミングが良ければ、うどんの手打ち風景をのぞくこともできる。篠原涼子さんの大好きなメニューは、「かいそううどん」。カツオといりこの出汁に、3日間熟成させた国産小麦100%の手打ち麺、3種類の海藻(わかめ・昆布・とろろ昆布)がたっぷり入った一杯。もっちりとした食感に適度な弾力のある麺は、普通盛りで十分な食べ応えがある。大盛りの場合、600gの麺が茹ると約1kgに!「麺?やしま」は、うどんだけでなく、天ぷらも絶品。げそやイカなど、ほとんどの素材を国産にこだわり、常時15品目の品揃え。お好みで揚げたての天ぷらをトッピングしていただくのがオススメ。揚げ物好きの篠原さんがいつも注文するのは、「イカ天」。大粒の衣でサクサクしており、ビールのアテにもピッタリ。秘伝のタレをかけて食べるのが、たまらなくおいしいそう。
「恋しさと せつなさと 心強さと」で大ブレイクした後、何をやってもうまくいかず、夢も希望も失っていた篠原さん。そんな中、27歳の時に巨匠・蜷川幸雄さんから舞台「ハムレット」の出演オファーが入る。ただ、そもそも舞台が好きでなかった篠原さんは、受ける気は毛頭もなく断る予定だった。ところがある日の夜、蜷川さんの顔がふと脳裏に現れたという。その時の蜷川さんの笑顔が、『まるで神のように見え、この人と一緒にいたら幸せになれそうな気がする』と思った篠原さんは、嫌いだった舞台の世界へ飛び込むことに。しかし、稽古を重ねる中で、やっぱり好きになれない…そう思いながら、迎えた本番。女優・篠原涼子を目覚めさせる出来事が起こる。「こんなオフィーリア観たことがない。明日からやらないでほしい。最低のオフィーリア」篠原さんに対する、観客からの厳しい批判のハガキであった。傷付いたの事実だったが、篠原さんがとった行動は、それを楽屋の鏡にずっと貼っておくことだった。『絶対この人に良いと思われるように演じてみせる』そして篠原さんは、オフィーリア役のイメージと真逆だが、自分だから演じることのできる、新たな“芯のある強い女性”オフィーリアを千穐楽まで演じきったのだった。今や、老若男女に愛される人気女優となった篠原さんにとって、舞台「ハムレット」は女優人生のまさにターニングポイントの作品。そして、稽古や本番の合間をぬって通っていた「麺?やしま」の「かいそううどん」は、本物の女優へと歩み始める篠原さんにとっての、大切な活力源となっていたのだった。
*店舗情報:「麺?やしま」東京都渋谷区円山町10-13
40代
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30代
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2022年2月19日放送回 ゲスト:錦鯉
ゲストは、錦鯉の長谷川雅紀さんと渡辺隆さん。昨年、史上最年長でM-1グランプリ優勝に輝いた50歳&43歳のおじさんコンビは、歯が8本なくても…カンペが見えなくても…今が青春真っただ中!下積み生活を支えてくれたおいしいものと共に、ドン底からの逆転ブレイクを果たした芸人人生を語った。
■お品書き「北海道民のソウルフード!ハンバーグ」
長谷川さんの故郷・北海道札幌市。新鮮な魚介やラーメンなどで有名だが、その他にも北海道民にとって“ソウルフード”と言ってもいい料理がある。それが、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の「ハンバーグ」。実は、「びっくりドンキー」の1号店は、1980年に札幌にオープン)。札幌に本社を構え、全国に340店舗を展開している(2022年2月現在)。長谷川さんも上京前、友人との食事で「びっくりドンキー」によく行っていたヘビーユーザー。同じく北海道出身の加藤浩次さんも、「びっくりドンキー」の思い出がある。自動車免許を取得したばかりの頃、小樽からわざわざ車を運転して札幌まで食べに行ったことがあるという。30歳の時、札幌よしもとを辞め、東京で芸人として勝負しようと上京した長谷川さん。しかし、思うようには売れず、アルバイト生活の日々。貧乏だった長谷川さんは、札幌時代のように「びっくりドンキー」へ行きたくても行けず、ライブでウケた時など自分へのご褒美としてたまに行くだけだった。そんな時に必ず注文していたのが、ハンバーグ150gにライス大盛り、サラダをダブルにしたワンプレートの「レギュラーバーグディッシュ」。合い挽き肉のハンバーグを醤油ベースのソースでいただく。このソースがまた、ライスに最高に合うおいしさで絶品だという。
そして、財布に余裕がある時に注文したのが「イカの箱舟」。オリジナルの和風ソースでイカを焼き上げた人気のロングセラー・メニュー。さらに、マヨネーズもかかっており、ソースとのマリアージュがたまらないそうで、ビールに最高に合うという。
地元・札幌、そして東京でも、長谷川さんの芸人人生の思い出がたくさん詰まった味であった。
*店舗情報:「びっくりドンキー」
※本社は北海道・札幌。全国に340店舗を展開(2022年2月現在)東京・千川「食べると売れる!?黄金麺」
東京都豊島区、地下鉄・千川駅近くにある、錦鯉の所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)のお笑い専門ライブハウス「びーちぶ」。そこから歩いてすぐにあるお店「つけ麺道たけし」。店内はカウンターのみ9席、行列もできる人気店で、錦鯉だけでなく、コウメ太夫、バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%…SMA所属芸人はみんなお世話になった馴染みのお店。また、事務所は異なるものの、サンドウィッチマンも以前近所に住んでいたこともあって、常連だったという。「つけ麺道たけし」の特徴は、豚骨・鶏ガラ・魚介を長時間煮込んで一晩寝かせた濃厚スープと、イタリア産小麦粉を使った黄色いストレート太麺。この絶品つけ麺を食べた数々の芸人がその後ブレイクしたことから、「食べると売れる“黄金麺”」と呼ばれているそう。渡辺さんがいつも食べていたのは、「正油つけ麺」。一方の長谷川さんは、一番人気の「野菜つけ麺」。刻みネギが入れ放題で大盛りも無料。コスパだけでなく、濃厚スープにモチモチ太麺が絡むおいしさに大満足の一杯。
*店舗情報:「つけ麺道たけし」東京都豊島区要町3-10-5
東京・椎名町「M-1優勝を支えてくれた!立ち食いそば」(※人生最高の一品)
錦鯉の“人生最高の一品”は、M-1グランプリ優勝を支えてくれた「立ち食いそば」。それは、東京豊島区、池袋から西武池袋線で1駅の椎名町駅北口を出て目の前にある「南天」本店の一品。実はここ、立ち食いそば界では最強とも呼ばれる名店で、遠方からはるばる足を運ぶファンもいるほどの人気店。店内は5人も立てばいっぱいの広さで、外にあるテーブルやベンチでも食べることができる。「南天」の名物は、看板に掲げている通り、「肉そば」と「肉うどん」。お客のほとんどが注文する人気メニューで、渡辺さんオススメは「肉そば」。とろろ粉末入りの平らで太いオリジナル麺を使用し、玉ねぎと一緒に煮込んだ甘さが特徴のつゆ、そして一面を覆うボリューム満点の肉。さっと煮た薄切り豚肉は食べやすい大きさで、そばと一緒にすすると、ざっくり切られたネギの辛みと相性抜群。そして、豚肉の旨みが染みたやさしくて甘い汁が混ざった味わいは、何ともたまらないおいしさだという。
一方、長谷川さんオススメは「キャベツそば」。ロールキャベツをイメージして作られたオリジナルメニューで、トロトロになるまで煮込んだキャベツは十分に味が染み込んだ絶品の一杯。長谷川さん曰く、『やわらかいから、歯がなくても全然大丈夫』なんだとか。
2015年、復活したM-1グランプリに結成4年目で初出場した錦鯉。結果は、準々決勝進出。その時、『俺らやれるんじゃね!』と、二人は思ったという。そして、俄然やる気になった二人は、毎月新ネタ5本を披露するライブを事務所のライブハウス「びーちぶ」でスタートする。とはいえ、毎月新ネタを5本作るのは大変なこと…本番前日にライブハウスに泊まり込み、ギリギリまでネタ作りに励むことも多かった。ネタが完成するのは、だいたい本番当日の朝。すると、どちらかともなく『じゃあ、南天行くか』と言い出したという。ライブハウスからお店まで…できたばかりのネタについて話しながら、二人で歩く約2kmの道のり。そこを何回も何回も往復して過ごした芸人人生…初挑戦から6年後、お笑いに青春をかけた二人は、50歳と43歳にして遂にお笑いの頂点に立ったのだった。
*店舗情報:「南天 本店」東京都豊島区長崎1-2-2 アクティスビル 1F
30代
30代
2022年2月12日放送回 ゲスト:葉加瀬太郎
ゲストは、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さん。東京藝術大学在学中にKRYZLER&KOMPANYを結成し、クラシックとポップスを融合した音楽で一躍、時代の寵児となった。さらに、セリーヌ・ディオンのワールドツアー共演で世界的存在に。そんな第一線で活躍し続ける世界的ヴァイオリニストが、おいしいものと共に、『毎日が遠足』という音楽人生を語った。
■お品書き北海道・札幌「宇宙一大好きな味噌ラーメン」
葉加瀬さんが、『人生をかけている』とまで語るのが、ラーメン。『1,000円前後で食べられ、しかもエンターテインメントが詰まった料理』に魅せられた葉加瀬さんは、都内はもちろん、公演で日本各地を訪れる度にその土地のラーメンを堪能しているという。そんな葉加瀬さんがオススメする1軒が、北海道札幌市にある「麺屋彩未」。同じく札幌市内にある名店「すみれ」で約7年間修業した店主・奥雅彦さんが、2000年に創業。名店の味を独自の感性で進化させた一杯は人気を博し、今や行列のできる名店となった。葉加瀬さんが訪れると毎回食べるのが、『宇宙で一番好き』という「味噌らーめん」。それは、3種類の白味噌をブレンドした特製味噌ダレと、豚ゲンコツ・香味野菜・椎茸・昆布などを店主こだわりの製法で丁寧にじっくりと炊き上げた豚骨清湯スープが作り出す風味豊かな一杯。しっかりしたコクとすっきりとした後味がある熱々濃厚スープに合わせるのは、森住製麺の中太縮れ麺。多加水でコシが強いプリプリの食感と程よい縮れが、スープによく絡む。そして、北海道産豚肩ロースをじっくりと煮込んだ脂身が少なく肉々しいチャーシューを軽く炙ってからのせ、味付けメンマ、最後に、すりおろし生姜を加えることでさっぱりとした後味を演出している。ちなみに、体に良いと言われる辛み成分や香り成分が多く含まれる高知県産「黄金しょうが」を使用。葉加瀬さんは初めて食べた時、色紙に思わず『参りました』と書いたほど、極上の一杯である。
チャーシューも絶品なので、ついつい「味噌チャーシューらーめん」を食べたくなる葉加瀬さんだが、そうすると、器が変わるのが嫌なんだそう。器まで含めて、「彩未」の「味噌らーめん」を愛してやまない葉加瀬さんであった。
*店舗情報:「麺屋彩未」北海道札幌市豊平区美園10条5-3-12
東京・五反田「駆け出しの頃を支えてくれた!フレンチ」
東京・五反田、島津山の閑静な住宅街に佇む一軒家レストラン「ヌキテパ」。ドイツ大使邸宅として使われていた建物の良さをそのままに、緑に囲まれた南仏の避暑リゾートをイメージした店内は、都心にいることを忘れさせる空間。オーナーシェフ田辺年男さんは、元プロボクサーという異色の経歴の持ち主。ボクサー引退後、屋台から飲食の世界へ入り、その後、本格的にフランス料理の修業を始めたそう。さらにフランスへ渡り、ミシュラン3つ星レストランで修行を積み、帰国。1988年にオーナーシェフとして恵比寿に「あ・た・ごおる」をオープンする。そして1994年、五反田に移転し、店名を「ヌキテパ」として今に至る。“現代の名工”に選ばれるほどの名料理人・田辺さんと、葉加瀬さんは東京藝術大学在学中、デビュー前の駆け出し時代に出会っていた。当時は、恵比寿で前身のお店「あ・た・ごおる」をやっていた田辺さん。一方、葉加瀬さんはどこへ行くにもヴァイオリンを背負って、自転車で移動していた。すると、葉加瀬さんがお店の前を通る度、仕込みをしていた田辺さんといつしか会話をする仲に。元々料理好きだったこともあり、葉加瀬さんは、ちょっとしたお手伝いをするようになったという。また、時にはヴァイオリンを取り出し、お客の前で1曲弾くこともあった。すると、ワインをご馳走になったり…田辺さんからは賄いを食べさせてもらったり…それが当時十分な稼ぎもなかった葉加瀬さんにとっては、とてもありがたかった。しかも、田辺さんは『家賃いらないから、お店の2階に住め』『デザートタイムにヴァイオリン弾きに降りてくればいい』と言うほど、かわいがってもらったそう。そんな田辺さんの人間性と料理に惚れた葉加瀬さんは、ずっと田辺さんのファンだという。
田辺さんは、産地直送の獲れたての魚介、畑の野菜、そして土までを使って、どう料理したら一番おいしく食べてもらえるかを考え抜き、素材本来が持つ味を独創的な「海の幸フレンチ」で提供。料理は、「スイカのショートケーキ」や「スイカのステーキ」、「びっくり土」、「土のスープ」など、常識を覆すメニューが並ぶ。その一つ「蛤の炭火焼き」は、味付けなし、素材本来の味のみ。ハマグリを高火力で片面約30秒ずつ、ひっくり返しながら計4回焼いた一品。いわゆる、焼きハマグリそのもの。『何がフレンチだよ!?』と思わず言いたくなるが、実際食べてみると超絶品。うまみをしっかり閉じ込めたアツアツふっくらのハマグリは、火傷しそうになっても一口で一気に食べるのがコツだという。
“命の力”を楽しめる味を追求
「ヌキテパ」流フレンチの真髄を最も体現しているのが、「磯魚のスープ ニース風」。その日に仕入れた産地直送の魚を5、6種類(※今回は、キンメ・カワハギ・カサゴ・穴子・真鯛)を丸ごと使い、30分かけ裏ごしして、うまみを凝縮。味付けは、ほぼ塩のみ(トマトとサフランを少々加える程度)。ルイユ(※赤ピーマンとニンニクをミキサーにかけてオリーブオイルを加えたソース)と合わせる。最後に、グリエールチチーズを振りかけて完成。濃厚なのに魚の臭みを全く感じず、上品な香りと味わいに圧倒される唯一無二の超絶品スープ。『何よりすごい!』『これだけでも食べに行きたい!』と、葉加瀬さん感嘆の一品である。
*店舗情報:「ヌキテパ」東京都品川区東五反田3-15-19
東京・銀座「尊敬してやまないシェフのスパゲティ」(※人生最高の一品)
葉加瀬太郎さんの“人生最高の一品”は、尊敬してやまないシェフの「スパゲティ」。それは、東京・銀座に本店を構える、元祖“予約の取れないイタリアン”「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ(LA BETTOLA da Ochiai)」のスペシャリテ「新鮮なウニのスパゲッティ」。そして、葉加瀬さんが尊敬してやまないシェフこそ、オーナーシェフの落合務さん。今や知らない人がいないほどの人気シェフであり、日本イタリア料理界の大御所。しかも、イタリア料理の魅力とそのおいしさを廉価でたっぷりと味わってもらう礎を日本に築いた人物である。イタリア語で食堂や台所を意味する店名「ラ・ベットラ」の通り、1997年のオープン当初より、気さくな雰囲気の店内で、昼は1人前2,000~3,000円台、夜は1人前4,000円台で前菜・パスタ・主菜がそれぞれ選べるセットメニューを用意。肩肘張らず気楽に味わえる本場イタリア料理を提供し続けている。すべての料理が満足できるが、葉加瀬さんイチオシは、何といってもスペシャリテの「新鮮なウニのスパゲッティ」。落合さんが料理長を務めた赤坂のイタリア料理店「グラナータ」時代から作り続けるメニューで、ニンニクオイル、アンチョビを使い、トマトソースと生クリームを活かした濃厚なソースに、新鮮な生ウニを加えた一品。麺はスパゲッティー二という、通常より細い物を使用している。
気さくな人柄で、日本におけるイタリア料理の裾野を広げてきた落合さんと接する中、葉加瀬さんにはある夢が芽生えたという。『自分の音楽を入り口に、クラシック音楽の裾野を広げたい』
*店舗情報:「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」東京都中央区銀座1-21-2
50代
40代
30代
2022年2月5日放送回 ゲスト:高畑淳子
ゲストは、高畑淳子さん。舞台に、映画に、ドラマに欠かせない名女優の高畑さんは、バラエティでも活躍を見せるキャラクターの持ち主。豪快でエネルギッシュな素顔そのまま、マシンガントークを炸裂させながら、おいしいものと共に自らの女優人生を語った。
■お品書き香川・綾川町「故郷で味わう!絶品うどん」
高畑さんの故郷・香川県は“うどん県”と呼ばれる、言わずと知れた本場・讃岐うどんの地。『3食うどんでもいい』と語る高畑さんが、帰郷すると必ず行くほど大好きなお店が、高松空港から車で約10分、綾川町にある「山越うどん」。1951年、うどんの卸業者として開業した「山越うどん」は、少人数で毎日うどんを作り続ける中、近所住民が丼と箸を持ってきて『一玉ちょうだい』と玉売りのうどん玉を分けていたそう。それが、食べてもらう人に「出汁」がないのは申し訳ないと「かけだし」を作り、「ネギ」を切り、「しょうが」をすって…いつの間にか店舗として営業するようになったという。今や、“製麺所型うどん店”の中でも最も有名で行列のできる大人気店となった。店内には、手作りの日本庭園があり、そこで絶品の讃岐うどんを味わうことができる。「釜玉」は言わずと知れた名物で、山芋をかけた「月見山」も人気だという。高畑さんオススメは、シンプルな「かけ」。北海道産小麦粉を使用したコシのある麺に、いりこ出汁のつゆがたまらない一品。「ちくわ天」と「いも天」を追加するのが、高畑さんの定番メニューだそう。すべてがセルフサービスで、ビールサーバーならぬ“出汁サーバー”からアツアツの出汁を入れるのも、うどん県では当たり前の光景。とにかく、高校卒業後、上京した時に『東京のうどんに絶望した』という高畑さんにとって、愛してやまない故郷の味である。
*店舗情報:「山越うどん」香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
東京・六本木「大先輩にご馳走になった!鉄板焼き」
東京・六本木にある老舗の名店「ステーキハウス ハマ」。1964年創業の六本木本店は、重厚感のある建物でありながら、ゆったりした上質な空間。目の前で焼く臨場感たっぷりの鉄板カウンタースタイルで提供される料理は、まさに五感で味わえる最高峰のご馳走。ここに、高畑さんは「放浪記」などで共演してお世話になった女優・森光子さんによく連れて行ってもらったという。ちなみに、人生で一番ご馳走になったのは、劇団の先輩である西田敏行さんで、2番目が森光子さんだそう。高畑さんがいただいたのは、森光子さんが注文するお決まりのお肉のコース。主役のステーキは、厳選し仕入れたこだわりの最上級黒毛和牛。ステーキをおいしく焼き上げる?シンプルだけど、こだわり抜いた熟練シェフの匠の技で焼いたステーキを、丁寧にカリッと焼いたニンニクチップ、試行錯誤を繰り返して出来上がったタマネギ醤油のソースでいただく極上の一品。
*店舗情報:「ステーキハウス ハマ 六本木本店」東京都港区六本木7-2-10
香川・小豆島「母との思い出の味!小豆島の真子」(※人生最高の一品)
高畑淳子さんの“人生最高の一品”は、母との思い出の味「小豆島の真子」。それは、香川県小豆島の「海と山の幸ヒコス」で、最愛の母と一緒に食べた一品。1993年に開店した「海と山の幸ヒコス」は、土庄港から約10分、天井の高い開放感のある店内で毎朝水揚げされる瀬戸内海の新鮮な地魚・魚介、彩り豊かな山の幸をはじめ、四季折々の旬の食材を楽しめる創作料理店。特産物であるナマコの卵「このこ」や「このわた」、「バチ子」、「タコのからすみ」など、他にはない珍味も豊富に揃えている。一人娘だった高畑さんが大学進学を機に上京してから、香川で二人きりで暮らしていた両親。しかし、その後、父が東京へ転勤に。当然、母も一緒に上京するかと思いきや、『子育てが終わった女の楽しみは、遊ぶことや』『四国は離れん』と、頑なに拒否したという。そんな折、高畑さんが32歳の時、妊娠が発覚。そのことを伝えると、母は『よし!待ってろよ』と、すぐさま上京。事情を聞くことは後回しにして、テキパキと動いて部屋を探し、東京で父、母、娘の家族が再び一緒に暮らし始めることとなった。大学進学の際も、早稲田、慶應義塾、お茶の水、津田塾といった名門大学を蹴って、『桐朋学園大学短期大学部演劇科へ行きたい』という娘に対し、父が大反対する中、母は『私は戦争中で好きなこともできなかった。やりたいと言うなら、やらせてあげたい』と後押ししてくれ、演劇の道へ進むことができた高畑さん。高畑さんの女優人生があるのは、いつも支えてくれた母の存在があったからこそであった。そんな母が東京暮らしをする中で、『東京にはおいしい魚がない!マグロだけや』と、いつも口癖のように言っては故郷の瀬戸内海を懐かしんでいたという。『母においしい魚を食べさせてあげたい』そう常日頃思っていた高畑さんが家族旅行で母を連れて行ったのが、小豆島だった。そして、「海と山の幸ヒコス」で一緒に食べた瀬戸内海の新鮮な海の幸の数々。中でも、母が『おいしい!おいしい!』と大満足だったのが「サワラの真子の煮物」。サワラの真子(卵)をカツオと昆布の出汁で煮て、しっかり火が通ったら冷蔵庫で冷やすことで、卵の中まで出汁が染み込んで身が締まるという。シンプルだが、素材の味が十二分に引き出された一品。それを食べて喜んでいた母の顔が、高畑さんは今でも忘れられないといい、最愛の母への感謝の思いが詰まった“人生最高の一品”となった。
*店舗情報:「海と山の幸 ヒコス」香川県小豆郡土庄町渕崎2153-2
40代
30代
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2022年1月29日放送回 ゲスト:NON STYLE・石田明
ゲストは、お笑いコンビNON STYLEの石田明さん。2008年にM-1グランプリで優勝し、漫才界のトップランナーとして活躍する一方、舞台俳優としての才能が開花。また、脚本・演出も担当するなど、いま演劇界で大注目の石田さんが、貧しかった少年時代を振り返りながら、またその多才な素顔をのぞかせながら、自らの人生を語った。
■お品書き「貧しかった少年時代…最高の贅沢だった!白菜と豚炊いたん」(※人生最高の一品)
今回は、一品目がいきなりの“人生最高の一品”!石田明さんの“人生最高の一品”は、「白菜と豚炊いたん」。それは、貧しかった少年時代、石田家で最高の贅沢だった母の手料理。4人兄弟の末っ子の石田さんは、両親と家賃42,000円の市営住宅で6人暮らし。一時は、節約のために全く面識のない家族と家賃を折半して同居していたほど、生活は厳しかった。家にテレビがなく、バラエティ番組も観たことない少年時代だったという。普段の食生活も慎ましいもので、白米とおかず一品だけ。おかずとして食卓によく出ていたのは、もやしを醤油で炒めたものだった。しかも、白米は近所からのおすそ分け、調味料も近所に借りに行っていたという。そんな石田家の“最高のごちそう”が、「白菜と豚炊いたん」だった。白菜と豚バラ肉を砂糖・醤油・だし醤油で味付けしたシンプルな料理。それを初めて食べた時、衝撃的においしかったのを石田さんはよく覚えているそうで、「白菜と豚炊いたん」が食卓に並ぶ日が楽しみで仕方なかったという。大阪・なんば「芸人が必ず出世する!?だんご汁」
大阪・なんばにある「九州八豊やせうまだんご汁」。大分県産の新鮮な食材を使った郷土料理が味わえる名店として知られる。石田さんは若手時代に先輩のブラックマヨネーズ吉田さんに連れて行ってもらって以来、おいしい料理はもちろん、女将の林田啓子さんの温かい人柄に魅かれ、15年通い続けているという。石田さんにとっては、今も大阪に帰ると必ず顔を出す、実家のようなお店。女将さんも石田さんのことを『一番下の子どものような存在』とかわいがっている。お店には、おばんざいが日替わりで常に約15種類並び、石田さんは「たいのこ」や「牛しぐれ(神戸牛使用)」、大分名物の「とり天」などが大好きだという。
石田さんイチオシは、やはり名物の鍋料理「やせうまだんご汁」。昔から伝わる大分の郷土料理に女将さんが工夫を加えて考案し、「やせうまだんご汁」と名付けたそう。「日本郷土料理大賞コンテスト」第1回大会では、日本一にも輝いた。小麦粉をよくこねて親指大のだんご状にしたものを1本ずつ手で引き延ばして作る麺「やせうま」と、大分産味噌を数種類絶妙のバランスで合わせ、酒かす、練りゴマ、そして干し椎茸ベースの自家製秘伝エキスを含むダシを加えたスープに、季節の野菜・魚・肉類を具材にした一品。なんともいえないコクがあり、なおかつ発酵食材&低カロリーで大人気だという。
実は「九州八豊やせうまだんご汁」は、関西の芸人界では誰もが知るお店。『ここに来て、だんご汁を食べた芸人はみんな売れる』という伝説まであるという。実際、石田さんもここで名物「だんご汁」を食べ、2008年にM-1グランプリ王者に!自分が先輩に連れて行ってもらったように、後輩たちを連れて行ってご馳走するーそんな芸人の世界の良き伝統が今も生きている。
*店舗情報:「九州八豊やせうまだんご汁」大阪府大阪市中央区千日前1-6-10千寿ビル1F
東京・五反田「人生を大きく変えた!手羽先大根煮」
東京のJR山手線・五反田駅西口の近くにある、居酒屋「坊乃」。実はここ、石田さんの奥様のご両親が営むお店。そして、奥様と出会った運命のお店でもある。今から約10年前、五反田に暮らしていた石田さんは“五反田芸人”仲間との忘年会会場を探して五反田の街をブラブラする中で、新しくオープンした一軒のお店を見つける。それが、「坊乃」だった。そして、そこから出てきた女性店員を見た瞬間、石田さんは一目ぼれ。その女性こそ、後に結婚する奥様だった。石田さんは、『ここを忘年会の会場にしたら、ライバルが増えるから絶対やめとこう』と決め、芸人仲間にはひた隠しにして、一人で通い始めることに。しかし、何度お店へ行っても、その女性店員は不在…。残念に思いながらも、大将の広瀬光生さんの作る料理のおいしさに魅かれ、その後も通い続けた石田さん。すると、ある時意中の女性店員が現れる。ようやく再会できたと喜んだのも束の間、大将の娘さんという事実を知ることに。しかも、奥手だった石田さんは何のアプローチもできず、その後も足繁く通っては大将のおいしい料理を食べ、おいしいお酒を飲んでは帰る…という日々をただ繰り返すだけ。しかも、当時テレビを全く観ていなかった彼女は石田さんが芸人であることも知らず、一人の常連客として接するだけだった。そんな中、唯一石田さんのことを知っていた女将さんが娘に対して『こんなに通ってくれるんだから、1回ライブ行ってあげたら』と言ったことをキカッケにNON STYLEのライブを観に行った彼女は、石田さんに対する見方がガラリと一転。そして、石田さんの一目ぼれは実を結んだのだった。2012年、二人はめでたく結婚。当時、石田さんは32歳、奥様は12歳年下の20歳だった。今では3人の子どもにも恵まれ、石田さんは“愛妻家芸人”“イクメン芸人”と呼ばれるほど、幸せな生活を送っている。そんな石田さんの人生を大きく変えたお店である「坊乃」は、イタリア語で“おいしい”を意味する「ボーノ」からとった店名の通り、銀座で約30年の経験を積んだ大将が、新鮮な旬の食材を使った絶品料理を提供。石田さんお気に入りは、「手羽先大根煮」。ホロホロと崩れそうになるほど煮込んだ手羽先と、やさしい味が染み込んだ大根が、たまらないおいしさだという。
*店舗情報:「坊乃」東京都品川区西五反田1-30-6 モリカワビル1F
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2022年1月22日放送回 ゲスト:ディーン・フジオカ
ゲストは、ディーン・フジオカさん。24歳の時、香港でモデルデビュー。俳優としてアジアで活躍する中、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で“五代様”ブームを巻き起こし、大ブレイク!以来、世の女性を虜にし続けるディーンさんが、食への異常なこだわりを爆発させながら、自らの人生を振り返った。
■お品書き東京・池袋「異常なこだわりが爆発!ビーフフォー」
東京・池袋にある、ディーンさんが愛してやまないベトナム料理店「フォーおいしい」。以前、江戸川区小岩にあった人気店が移転し、現在は西武池袋本店の9階で営業中。昨年、本店に続いて池袋に2号店「HOOO CAFE」がオープン。本店と共に“フォーがおいしい”お店として知られる。中でも、牛スネ肉をじっくり煮込んで出汁をとった甘いスープに、麺、もやし、ネギ、そして柔らかい牛肉がたっぷり入った「ビーフフォー」が一番人気だという。グルテンアレルギーのため、パンやパスタ、うどんをはじめ小麦を使った料理を食べられないディーンさんが、海外生活の中で主食として出会ったのが、米粉で作る麺のフォーだった。食べられるものが限られるため、食に関してはどうしても細かくこだわってしまうというディーンさん。特に、フォーに関しては『ドンピシャでおいしい!という味がある』と語り、そのこだわりは尋常ではなかった。以前バラエティ番組で当時の「フォーおいしい」(小岩)へロケに行ったディーンさんは、お店に対してスープの温度から肉や野菜の切り方まで細かくダメ出し。そして、『味のクオリティーコントロールをしなきゃ』と、自ら監修して“ディーンさん的にベストの味”という牛肉フォー「ディーンスペシャル」を作ったのだった。それをお店でメニューに加えたところ、ディーンさんの人気も相まって1日最高200杯も売れるほど大人気だったそう。
今回、新店舗の「HOOO CAFE」がオープンしたこともあり、店主が新たな「ディーンスペシャル」(仮)を考案。『ディーンさんに是非食べに来てもらいたい』ということで、収録の際、VTRで紹介した。リニューアル最大のポイントは、「熱々好きなディーンさんのために、石焼ビビンパの器に変更」したこと。他にも、新鮮な野菜を好きな分だけ入れられるようにパクチーやバジル、もやしなどは別皿で提供。そして、ディーンさんのこだわり、牛肉はスープでしゃぶしゃぶして、つけダレ(オイスターソース+チリソース+レモングラス)でいただく点もしっかり押さえた一品。具材を食べ終わった後には、シメに「卵とじスープ」という、アイデアも詰まった自信作。
ところが…ディーンさんからは『バジルが大きい。もうちょっと小さく切ったほうがいい』『最後の卵はいらない。卵でスープを汚しちゃいけない』など指摘が。さらに、最大ポイントである石焼の器に関しては…『石焼の器だと、肉がすぐ硬くなる』『グツグツ煮込まれて麺も柔らかくなるのが懸念点』『そもそもビーフフォーに石焼の器は合ってない』と、強烈なダメ出しが。。しまいには、『やはり、クオリティーコントロールしてきます』と発言するディーンさんであった。ちなみに、「新ディーンスペシャル」誕生とはならなかったものの…今回紹介した「石焼ビーフフォー」は、お店で食べることができる。
*店舗情報:「HOOO CAFE」東京都豊島区南池袋2-17-11 後藤ビル1F
東京・池袋「テレビ初登場!超ディープなピリ辛麺」
新宿歌舞伎町と並ぶ歓楽街として知られている、東京・JR池袋駅北口一帯。横浜中華街のように牌楼(中国式楼門)もなければ,中華街特有の色鮮やかな看板が立ち並んでいるわけでもないが、ここは本物のチャイナタウン。そして、ディーンさんお気に入りのお店もある。今回、日本のテレビ初登場となる「小魏鸭脖店(シャオウェイヤボー)」。中国で屋台からスタートした中華薬膳料理専門店で、現在日本には池袋店の他、新宿本店、西川口店など東京を中心に計5店舗を展開している。当初は日本でも中国の味をそのままに味わえると、中国留学生や在日中国人に人気だったが、最近は日本人にも大人気だという。良質な国産鴨肉の頭やネック(首)から腸やタンまであらゆる部位を、高価な薬草の入った調味料を使って作る中華薬膳料理は、美容にも健康にも良いものばかり。
ディーンさんお気に入りは、唐辛子の効いたピリ辛麺「米線(ミーシェン)」。もっちり食感の米粉100%麺が特製ソースと唐辛子のスープにベストマッチな一品。ディーンさん曰く、『一人火鍋の中に、もっちり米粉麺を入れて味わってるような感覚になれる』という。
*店舗情報:「小魏鸭脖店(シャオウェイヤボー)池袋店」東京都豊島区西池袋1-24-9 江戸半第3ビル1F
大阪・北浜「五代様との思い出が詰まった!十割蕎麦」(※人生最高の一品)
ディーン・フジオカさんの“人生最高の一品”は、人生を変えた“五代様”との思い出が詰まった「十割蕎麦」。それは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の撮影で約半年、大阪に滞在していた頃、よく通ったお店「北浜 土山人」の一品。「土山人」は、1998年に開店した「芦屋 土山人」が大本。そこで修業した者たちが、のれん分けで独立。関西を中心にそれぞれ独自のスタイルの手打ち蕎麦専門店がある。「北浜 土山人」は、ディーンさんが演じた五代友厚ゆかりの地、大阪取引所の近くにある。築100年以上の古民家を移築した店舗で、趣のある落ち着いた雰囲気で絶品の蕎麦を味わえる。厳選した蕎麦の実を自家製粉し、手打ちにより丁寧に作る十割蕎麦は、グルテンアレルギーのディーンさんにとって安心安全の一品。蕎麦には、メニューに応じた厚み、幅を変えながら打ち分けた「細挽きせいろ」、「荒挽き田舎」、「太切り」の3種類があり、「細挽きせいろ」と「荒挽き田舎」は冷たい蕎麦、「太切り」は温かい蕎麦や温盛りと使い分けており、そして、お客の好みでも選ぶことができる。
高校卒業後、アメリカへ留学した時点で『日本で一生仕事することはない』と考えていたディーンさん。その後、香港や台湾でモデル、俳優として活動していく中でも、その気持ちは変わらなかったそう。仕事の時だけ他国に行き、仕事が終わったら当時自宅のあった台湾に帰る—という生活だった。しかし、それが2015年…NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じたことで、一転。『もう1回、日本との縁ができた』のだった。そして、現在に至る活躍ぶり。日本中の女性を虜にした“五代様”は、ディーンさんにとって“人生を大きく変えた”出会いであった。
*店舗情報:「北浜 土山人」大阪府大阪市中央区伏見町2-4-10
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2022年1月15日放送回 ゲスト:春風亭昇太
ゲストは、春風亭昇太さん。落語芸術協会会長、国民的番組「笑点」6代目司会など、落語界で確固たる地位を築きながら、俳優としても活躍。今や大御所なのに、親しみやすく愛されキャラの昇太さんが、意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの落語人生を語った。
■お品書き東京・浅草「落語家になったことを実感した!絶品鍋」
東京・浅草、浅草寺と寛永寺の間に位置する「どぜう飯田屋」。創業は150年前の江戸時代末期の慶應年間、1902(明治35)年から“どじょう料理専門店”として営業し、今年で120年目。そんな下町情緒の残る老舗「どぜう飯田屋」に昇太さんは前座時代、先輩に連れて行ってもらい、初めてどじょう料理を食べたそう。昔から、「どじょう1匹、うなぎ1匹」と言われるほど、うなぎに負けない栄養価があり、しかも安くて高タンパク低脂肪の食材として庶民に親しまれてきた“どじょう料理”。伝統の味を大切にするため、「どぜう飯田屋」では今も厳選した天然物を生きたまま仕入れ、店裏の井戸水で管理。泥をすっかり吐かせ、調理直前に捌くので新鮮で、どじょう本来の味を楽しめるという。昇太さんイチオシは、捌かずに丸々煮込んだ「どぜう鍋」(通称「まる」)。生きたままお酒に浸けて蓋をし酔わすことで、身を柔らかくして殺菌。おとなしくなったら、専用の鉄鍋に並べ、創業当時から代々受け継がれる一子相伝の甘辛い割り下を注ぎ入れて炭火で煮込み、グツグツじっくり火を通す。独自の調理法で骨が柔らかくなるまで煮込み、骨の感触を僅かに残すことで心地よい歯ごたえがたまらない、繊細かつ奥深い味わいになるという。割り下がひと煮立ちしたら、どじょうをひっくり返し、最後に刻みネギを投入。一箱すべてこんもりとのせるのがオススメ。そして、お好みで山椒、七味とうがらしをかけると風味が変わり、より一層おいしくいただける。なお、どじょう丸々はちょっと…という方には、「ほねぬき鍋」(通称「ぬき」)がオススメ。頭を取って開きにして小骨などを処理し煮込むので、初めての人でも食べやすいという。
『江戸の下町の世界にいて、「どぜう鍋」を食べている自分がいる。落語家になったんだなぁ』と、感慨深く振り返った昇太さんにとって、まさに落語人生の“原点の味”。
*店舗情報:「どぜう飯田屋」東京都台東区西浅草3-3-2
東京・下北沢「俳優仲間と味わう!天ぷら」
東京・下北沢、本多劇場など多くの劇場が密集するエリアにある居酒屋「和みや晃月」。若者の街・下北沢にあって、ちょっと大人の雰囲気のあるこのお店に、演劇好きの昇太さんは俳優仲間とよく行くそう。中でも、15年来の友人である六角精児さんとは、俳優として一緒に舞台に立ったり、バンド活動をやったりと大の仲良しで、このお店でよくお酒を酌み交わしているという。昇太さんオススメは、北海道えりも産の白子を使った「白子の天ぷら」。天つゆで食べるのは邪道で、藻塩でチョビチョビ大事にいただくのが、昇太さん流の味わい方。お酒好きの昇太さんにとって、最高のおつまみの一つだという。
*店舗情報:「和みや晃月」 東京都世田谷区北沢2-9-2 辻ビルB1F
東京・下北沢「落語人生を支えた!コロッケそば」(※人生最高の一品)
春風亭昇太さんの“人生最高の一品”は、落語人生を支えてくれた「コロッケそば」。それは、修業に励んでいた前座時代、都心まで小田急線で通っていた昇太さんが下北沢駅の立ち食いそば店で、ほぼ毎日のように食べていた一品。修業の身で全く稼ぎもなく、缶詰と立ち食いそばで毎日生きていた…という昇太さん。お金がないため、普段は食べたいものを注文できず、「かけそば」しか食べられなかったが、少し余裕がある時に奮発して食べたのが「コロッケそば」だった。カレー味の小さなコロッケが2個付いていたので、それを1個ずつ大事に味わいながら食べた…修業時代の“思い出の味”。それは、大御所になった今も、昇太さんにとって決して忘れることのない、“人生で最高においしかった”舌の記憶である。※店舗は現存していません。
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2022年1月8日放送回 ゲスト:小池徹平
ゲストは、小池徹平さん。15歳の時、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得して芸能界デビュー。その後、映画「ホームレス中学生」で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞、ウエンツ瑛士さんとのデュオ「WaT」ではアイドル的人気を博し、現在はミュージカルでも活躍。いつもニコニコ笑顔で爽やかな小池さんも今や二児のパパ。実は、おしゃべりで、男っぽい…そんな意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
■お品書き東京・代官山「芸能人生の第一歩を踏み出した!高級ランチ」
東京・代官山にある「レストラン 代官山 小川軒」。1905年創業、東京・汐留に西洋料理店としてオープンして117年目という老舗レストラン。汐留から新橋、そして1964年、代官山に移転。その最初のお客は作家・志賀直哉だったという。1970年から厨房に立つ3代目・小川忠貞さんの哲学は、『サラダが作れて一人前』。レタス1枚1枚に味付けする細やかさで、こだわり抜いた最高の料理でいただける。この名店に小池さんは芸能界入りしたばかりの時、所属事務所の社長に誘われて来店。人生初めての高級レストランでの食事だった。小池さんがいただいたのは、ランチのコース。オードブル5品、スープに続いて出てきたのは、メインの「ミニッツステーキ」。高級和牛を辛子醤油で味わう極上の一品だが、その味を小池さんは『緊張しすぎて味を全く覚えてない』そう。それもそのはず、初めての高級レストランで、しかも社長との初めての食事…15歳の少年にとっては緊張しないわけがないシチュエーション。しかし、料理のインパクトは強烈で、言葉にならない食体験だったことだけは鮮明に覚えているという。そんな「レストラン 代官山 小川軒」のランチから、小池さんの芸能人生はスタートしたのだった。
*店舗情報:「レストラン代官山小川軒」東京都渋谷区代官山町10-13
大阪・谷町「舞台仲間と味わう!巨大ハンバーグ」
大阪の谷町6丁目にある「洋食の店 もなみ」。元々は神戸で営業していたが、阪神大震災でお店が全壊。常連客の後押しもあって、大阪で再出店。『震災で亡くなった人たちのことを考えると、自分が生きていること、こうやってお店をさせてもらっていること、そして料理を食べていただいて喜んでいただけること、すべてに本当に感謝しないとバチが当たる』そんな気持ちから、店主・重里三千緒さんは採算を度外視して神戸牛を使ったコスパ最強メニューを提供している。それが大人気で、今や日本中からお客が訪れ、行列のできる名店に。小池さんは大阪で舞台があった際、仲間たちとよく訪れているそう。後輩の若者たちには、ボリューム満点の肉料理が大好評だという。小池さんイチオシは、神戸牛を使用した名物の「ハンバーグ」。驚くのは、『どう見ても赤字でしょ?』と疑いたくなるド迫力のサイズ。口に入れると、ふわっとほどけそうな食感で、かみ締めると肉感がしっかりとある一品。ちょっと甘めの特製ソースがベストマッチで、ご飯が止まらなくなるそう。小池さんも初めての時は『いけるかな?』と不安になったそうだが、案外ペロリと平らげてしまったという。
ちなみに、ランチで一番人気は「ハンバーグと海老フライ」。大きなエビフライが2本あるのだが、それがすっぽり隠れてしまうほど、巨大なハンバーグだという。
*店舗情報:「洋食の店もなみ」大阪府大阪市中央区谷町6-3-14
東京・渋谷「20代の頃から愛してやまない!焼き鳥」(※人生最高の一品)
小池徹平さんの“人生最高の一品”は、20代の頃から愛してやまない「焼き鳥」。それは、約10年通い続けているお気に入り、東京・渋谷にある名店「陀らく」でいただいく一品。渋谷のど真ん中、道玄坂の喧騒の中にひっそりとある「陀らく」は、まさに隠れ家。2階に上がると、店内はカウンター10席のみ。そこで、店主・薮内孝志さんが吟味したこだわりの焼き鳥や一品料理をおまかせコースでいただける。『全てが他では味わえない』と語る小池さんオススメは、「ささみ」。わさび漬けマスタードソースでいただく珍しい一品。しかも、お皿に敷いた生マッシュルームや生野菜に、一口食べて串を置く度に肉汁が落ちて味が染み込んでいく…それがドレッシング代わりになって野菜をおいしくいただけるという。そんな計算をし尽くした料理が味わえる。
さらに、小池さんが絶対に食べてほしいと大絶賛するのが、シメの「親子丼」。トリュフオイルを加え、自家製タレと合わせたふんわり卵に、希少部位ちょうちんの一部・腹子の醤油漬け、そして京紅地鶏の希少部位・ひざ肉をのせた、これぞ“最強の親子丼”と言える一品。
小池さんがこのお店に10年も通い続けるのには、料理がおいしいだけではない、深い理由があった。それは、店主・薮内さんの“料理人としての飽くなきクリエイティビティ”。『料理はお客様の脳に向けて作っている』『飲食店ではなく、お客様に驚いてもらうエンタテインメントという感覚』『どこかに収まらず、挑戦し続けたい』日々新たな焼き鳥を求めて攻め続けている薮内さんの精神に触れ、刺激を受け続けているという小池さん。ドラマ、映画、歌、そしてミュージカルの世界で挑戦し続ける小池さんも同じマインドを持つからこそ通い続ける—まさに、小池さんにとって自分がじぶんであるための“人生最高レストラン”。
*店舗情報:「陀らく」東京都渋谷区道玄坂2-6-8 B1F・2F
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2021年12月25日放送回 ゲスト:奥田瑛二
ゲストは、奥田瑛二さん。数々の名作に出演し、世の女性たちを虜にしてきた“稀代の色男”奥田さんが、孫にデレデレな素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、自らの破天荒な俳優人生を語った。
■お品書き東京・参宮橋「愛妻と二人きりで通う!お好み焼き」
東京都渋谷区代々木、小田急線・参宮橋駅のすぐ近くにある「鉄板お好み焼き 昇次郎」。広島風お好み焼きをはじめ、肉や魚介、お酒に合うおつまみなどが揃う人気店。手頃でおいしいと「お好み焼き」が大好物だという奥田さんは、7~8年前に偶然見つけて以来、お気に入りとなったこのお店に愛妻の安藤和津さんと二人でよく通っているそう。奥田さんがいつも注文するのが、「広島焼き 肉玉」。アツアツの鉄板でキャベツ・もやし・ネギ・豚バラ・天かすを炒め、中華そばを卵で挟んだ一品。おいしさの秘密は、広島から取り寄せている特注の中華生麺。細めの麺がソースにしっかり絡み、ビールに最高に合うたまらない味わいだという。
*店舗情報:「鉄板お好み焼き 昇次郎」東京都渋谷区代々木4-6-5 七福ビル2F
熊本市「新しい世界へと導いてくれた!馬肉料理」
熊本県熊本市の繁華街にある「馬刺・馬焼肉 らむ」。1959年創業以来、「馬肉を食べるなら、ここが一番」と、60年以上愛され続ける、本場熊本さくら料理の名店で、新鮮でおいしい馬肉料理の数々が味わえる。ここには、奥田さんは1回しか行ったことはないが、馬肉好きの奥田さんを新しい世界へと導いてくれた、忘れられないお店。実は奥田さんは当時、若い頃のトラウマで納豆が全く食べられなかった。俳優として芽が出ず、スナックでアルバイトしながら生活していた20代の頃、『このままじゃいけない』と、アルバイトをやめて勝負に出ようと決心した奥田さんに、お世話になったマスターが『これから大変だろうから、これを持っていけ』と、段ボールにぎっしり入った納豆をくれたそう。その後も、俳優の仕事も思うように決まらず、収入もほぼなく、食べるものが底をついた奥田さんは、段ボールの納豆を毎日1個ずつ食べ、40日間納豆だけで暮らしたという。その辛い時代の経験から、納豆嫌いになった奥田さん。そんな奥田さんが再び納豆を口にしたのが、熊本の「らむ」でのことだった。
仕事関係で招待されて来店した「らむ」で、大好物の「馬刺し」や「馬焼肉」などを堪能した後、最後に奥田さんの前に出てきたのが「桜なっとう」。冷凍した馬刺しの切り落としを細かくサイコロ状に刻み、塩ダレを加えた納豆と絡め、卵黄と青ネギを入れ、醤油、和からしで和えた一品。「らむ」がその発祥の店と言われている、熊本名物料理。大好きな馬肉料理とはいえ、奥田さんにとっては見たくもなく、匂いを嗅ぎたくない納豆が入った一品。しかし、奥田さんは招かれた客の立場として、失礼なことをしてはいけないと、我慢してそれを口にしたところ…奥田さんは『おいしいですね~これ!』と、まさかの一言。実際に、『この世のものとは思えない』ほど、衝撃的なおいしさだったという。そして今や、奥田さんには「桜なっとう」がお酒の“最高のおつまみ”なんだそう。ちなみに、奥田さんは自宅で馬肉の代わりに牛肉で同じように作ってみたそうだが、まったく違った味だったという。新鮮で濃厚な馬肉の旨味と納豆の旨味が絡み合う、まさに相性抜群の一品。
こうして何十年ぶりに納豆が食べられるようになった奥田さんはその後、家族と一緒に食卓で納豆を食べている。そんな夫に対して、妻の安藤和津さんは『納豆が食べられるようになって、それも人間の成長ね』と言ったんだとか。
*店舗情報:「馬刺・馬焼肉 らむ」熊本県熊本市中央区花畑町13-23 花畑ビル1F
東京・麻布十番「名優との思い出が蘇る!しゃぶしゃぶ」(※人生最高の一品)
奥田瑛二さんの“人生最高の一品”は、名優との思い出が蘇る「しゃぶしゃぶ」。それは、東京・麻布十番にあるミシュラン掲載の名店「麻布 幸村」で、兄貴と慕う俳優・津川雅彦さんと一緒にいただいた一品。「麻布 幸村」は、東京に居ながら京の味を堪能できる日本料理店として、2000年の開店以来、客足が途絶えることのない超人気店。店主の幸村純さんは京都で25年間研鑽を積み、名店の料理長をも務めた人物で、その経験を活かした伝統的な京料理をベースに、旬の極上食材を用い独自のアレンジを加えた四季折々の料理を提供してくれる。春になると、津川雅彦さんと一緒に「麻布 幸村」を訪れていた奥田さんが、年1回の楽しみにしていたのが、「花山椒のしゃぶしゃぶ」。津川さんに連れて行ってもらって初めて食べた時の衝撃を奥田さんは、言葉にならなかったそうで、『津川さん、やられました』とだけ言葉を発したそう。カウンター席で、まず驚かされるのが、器に山盛りに盛られた花山椒(丹波産)。その姿と香りを堪能していると、店主の幸村さんがみりんを効かせた甘やかな出汁に花山椒をたっぷり入れ、黒毛和牛のリブロースをざぶっとくぐらせて、待ちに待った一皿が目の前にやってくる。そして、花山椒と一緒に極上の肉をほおばると、目に、鼻に、舌に、そして脳に、一気に春がやってくる。奥田さん曰く、『花山椒がツーンとくるのではなく、#▼$%◯&※■@*▽…と言葉になんて表現できないほどで、花山椒と極上の肉がまるで脳内革命を起こした』ような、“この世のものとは思えない”おいしさだという。
*店舗情報:「麻布 幸村」東京都港区麻布十番1-5-5 湯建麻布十番ビル3F
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2021年12月18日放送回 ゲスト:朝日奈央
ゲストは、朝日奈央さん。今やバラエティ番組に引っ張りだこ!テレビで観ない日はない“新バラエティ女王”。『メインは苦手…フィーチャーされるのは恥ずかしい』と語る彼女が、おいしいものと共に滅多に深掘りされることのない素顔と人生を語った。
■お品書き東京・表参道「癒しの時間を過ごす!ハワイアンカフェ」
東京・表参道にあるハワイアンカフェ「アイランドヴィンテージコーヒー」。ハワイ発のコーヒーショップで2013年に日本に出店。ハワイ産の希少なカウコーヒー豆、コナコーヒー豆を100%使用した一杯を味わえる。毎日1回はカフェに行くほど、カフェ巡りが大好きな朝日さんのお気に入り店で忙しい日々、時に訪れては癒しの一時を過ごしているそう。コーヒー以外にも、アサイーボウル、サンドイッチ、サラダなど食事メニューも充実しており、朝日さんオススメは、ハワイの代表的なローカルフード「アヒポキボウル」。ハワイ語の「アヒ(AHI)」(マグロ)を「ポキ(Poke)」(スライス、切身)した、いわゆる“ハワイ風まぐろ丼”。「アイランドヴィンテージコーヒー」では、味付け数種類(スパイシー・醤油アヒ・醤油スパイシー・ハワイアンチリ&キューカンバー)、具材の魚2種類(マグロ・サーモン)から選べる。朝日さんがよく食べるのは、「醤油ポキボウル」。ごま油と醤油の味付けがまさに日本人好みで、ボリューミーで大満足の一品。また、盛り付けがおしゃれでトロピカルな花も付いて、インスタ映えするので女性に大人気だという。
小6でオーディションに合格して夢だった雑誌モデルとなり、14歳の時アイドリング!!!に加入して芸能界デビュー。8年間の活動後、アイドルを卒業すると仕事が激減してしまった朝日さん。月に1本あるかないか…そんな頃に一人でここへやって来ては『表参道を歩く人の流れを眺めて』過ごしていたそう。そんな辛い時代の思い出もある、朝日さんにとって大切なお店である。
*店舗情報:「アイランドヴィンテージコーヒー表参道店」東京都渋谷区神宮前 6-1-10 富士鳥居ビル2F
「家族と楽しむ!創作寿司」
朝日さんが愛してやまない、人気の回転寿司チェーン「くら寿司」。子どもの頃から大好きで、高校時代には友達ともよく行き、今も実家に帰ると『くら寿司行こうか』と家族みんなでよく行くそう。朝日さんイチオシは、「あぶりチーズサーモン」。ノルウェー産やチリ産などの脂ののった大きめのサーモンを使用し、その上に4種のチーズ(ゴーダ・チェダー・マスカルポーネ・カマンベール)をブレンドした特製マヨネーズソースかけ、独自開発した自動炙り機で絶妙に炙った一品。炙った時に程よくチーズが溶けるように配合されたこだわりのソースとサーモンの相性が抜群のおいしさ。「あぶりチーズサーモン」で始まり、「あぶりチーズサーモン」で締める、これが朝日さんにとって「くら寿司」の最高の楽しみ方だという。
*店舗情報:「くら寿司」※国内外に556店舗を展開
東京・表参道「海外気分を味わう!タイカレー」(※人生最高の一品)
朝日奈央さんの“人生最高の一品”は、海外気分を味わえる「タイカレー」。それをいただけるのが、東京・表参道の路地裏に佇むアジアンキッチン「ラーイ・マーイ(Lai Mai)」。外観は昔懐かしい古民家そのまま、そして異国の雰囲気の店内で本格アジア料理を味わえる人気店。お昼に行くことが多いという朝日さんオススメは、日替わりメニューの中から好きな料理を3品までチョイスできる「ランチプレート」。朝日さんチョイスに欠かせないのが、「イエローカレー」。マイルドだけど、後からくる辛さもたまらなくて、やみつきになるおいしさ。そこに、「ガパオ」などを好みでチョイスしていただくのが、朝日さんにとっての“最高の一品”。なお、ランチボックスとしてテイクアウトもできるという。
*店舗情報:「Lai Mai」東京都渋谷区神宮前4-9-5
30代
2021年12月11日放送回 ゲスト:小澤征悦
ゲストは、小澤征悦さん。“世界のオザワ”小澤征爾さんを父に持つ小澤さんは、大河ドラマ「徳川慶喜」で俳優デビュー、さらにハリウッド映画にも進出した実力派俳優。今年9月には、NHKアナウンサー桑子真帆さんと結婚して、公私共に順風満帆。そんな小澤さんの新婚生活を情報番組で週1回共演しているMC加藤浩次さんがツッコミまくり。おいしいものと共に、想像を絶する超セレブな小澤家のエピソードなどを語った。
■お品書き東京・麻布十番「セレブな小澤家御用達!焼き肉」
東京都港区麻布十番にある老舗焼き肉店「三幸園」。1970年の創業以来、地元の人々だけでなく、各界の著名人たちに長年愛され続けている名店。ここは、小澤さんの父・征爾さんが海外から来日したアーティストやオーケストラの楽員をもてなす際によく利用していたそう。まだ日本の焼き肉のおいしさがそこまで海外に知られていなかった当時、「三幸園」の焼き肉を食べた外国人はみんなすごく感動していたという。そんな「三幸園」は、もちろん小澤家の御用達。中学生の頃、父・征爾さんに初めて連れて行ってもらって以来、小澤さんにとっても長年通うお店である。小澤さんがまず注文するのは、「上タン塩」。カリっと焼いた香ばしい薄切りのタン塩をごま油ベースの特製タレでいただくのが、たまらないおいしさ。
そして、欠かせないのが「上カルビ」。“名店の味”として市販もされている、あっさり醤油味のタレでいただく。厳選したブイヨンを使ってあっさりと仕上げ、味噌とごま油でコクを加えた絶品タレで、何枚でもいけるおいしさ。
ちなみに、平日限定の名物ランチメニュー「焼肉丼」も大人気。ランチ客のほとんどが頼むそれは、「焼肉丼」というよりは「そぼろ丼」のよう。甘めの味付けで肉汁がご飯に程よく染みた大満足の一品。こちらも、小澤さんオススメの一品。
*店舗情報:「三幸園」東京都港区麻布十番1-8-7
神奈川・横浜「一目ぼれの妻と初デート!思い出のウイスキーソーダ」
横浜の瑞穂埠頭、在日米軍の港湾施設(横浜ノース・ドック)のすぐ横にある「Bar StarDust」。1954年のオープン以来、70年近く経っても当時と何も変わらないままで、異国情緒あふれるアメリカンバーとして愛され続けている名店。店内はウッドフロア、オールディーズの名曲が流れるジュークボックスなど、古き良き時代を偲ばせるものばかり。そして、窓の下は海、船が見え、潮風入ってきて…と雰囲気バツグン。それゆえ、映画やドラマなどのロケ地として、またサザンオールスターズの名曲「思い出のスターダスト」をはじめ、数々の歌にも登場してきた。そんな「Bar StarDust」に大学生時代から通っている小澤さんだが、実は3年前、桑子真帆さんとの初デートでも訪れていた。港の見える丘公園など、ベタな横浜デートコースを楽しんだ後、まだ陽が落ちる前に立ち寄ったそう。その時、小澤さんは運転があったので「ノンアルコールビール」、桑子さんは「ウイスキー ソーダ割り」で、二人の出会いに乾杯したという。
初デートの記念に、小澤さんは「マッカラン」をボトルキープ。そして小澤さんはラベルに、「昼の光に夜の闇の深さが分かるものか」(小説家・村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」)と、大好きな言葉をしたためた。それを見た桑子さんは、『かっこいい』と一言。「ウイスキー ソーダ割り」は、忘れられない二人の甘い思い出が詰まった一杯となった。
*店舗情報:「Bar StarDust」横浜市神奈川区千若町2-1
東京・成城「何千食も食べた!ざるそば」(※人生最高の一品)
小澤征悦さんの“人生最高の一品”は、実家のある東京都世田谷区成城の老舗蕎麦店「増田屋」の「ざるそば」。それは、小澤さんが中学生の頃に初めて食べて以来、これまでの人生で一番食べてきた一品だという。もともと、父の征爾さんが大の蕎麦好きで、海外で仕事して帰国すると自宅に帰る前に必ず立ち寄るほど、お気に入りのお店。それがキッカケで、小澤さんも一緒に通うようになったそう。小澤さんがいただくのは、ごく普通の「ざるそば」。しかし、特別に小澤さんが「カリカリ」と呼ぶ「天かす」を付けてもらうという。それをつゆに入れてすする「ざるそば」は、中学生の頃からもう何千食と言ってもいいほど食べ続けてきた、慣れ親しんだ味。今では実家に帰った時ぐらいしか味わうこともできなくなったが、小澤征悦の人生を共に歩んできた大切な一品である。
*店舗情報:「増田屋」東京都世田谷区成城6-16-4
30代
30代
2021年12月4日放送回 ゲスト:山田裕貴
ゲストは、山田裕貴さん。2021年の出演作は実に、映画6本、ドラマ7本、舞台1本!振り幅の大きい演技力で今オファーが殺到!「日経トレンディ」の“2021年 今年の顔”に選ばれた人気俳優がピュアでお茶目な素顔を見せながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
■お品書き「好きすぎて必ず2皿食べる!サラダ」
首都圏を中心に100店舗以上展開する海鮮居酒屋「磯丸水産」。“都心で海の家を始められたら”という思いから2009年創業以降、水槽から引き揚げたばかりの海鮮を目の前で焼けるなど、海辺の磯料理屋の楽しさを気軽に楽しめると大人気。海鮮が大好きな山田さんはまだ俳優として芽が出る前、24時間営業でリーズナブルな「磯丸水産」に友人やマネージャーとよく行っていたそう。山田さんが必ず最初に注文するのが、「釜揚げしらすとお葱のサラダ」。茎わかめ、小ネギ、サニーレタスの上に、たっぷりの釜揚げしらす。塩と胡麻油ベースのドレッシングが絶妙に効いた絶品の味だという。それを山田さんは『これは僕のサラダ』と誰にも分けずに2皿平らげ、まずお腹を満たしていたという。
そして、「磯丸水産」に行ったら絶対欠かせないメニューが、年間200万個(2019年実績)も売れるという名物「蟹味噌甲羅焼」。まさに、都会なのに海の家にいるような感覚で目の前で焼きながら海鮮を楽しめる最高の味。
山田さんが「磯丸水産」によく行っていたのは、俳優としてまだまだ駆け出しの頃。今後どうやっていくのか…思い悩む中、マネージャーと時に泣きながら語り合って食べた料理は、お腹を満たしてくれただけでなく、現在の活躍に繋がる“俳優人生の原点の味”でもあった。
*店舗情報:「磯丸水産」※首都圏を中心に100店舗以上展開
「父との温かい思い出を呼び起こす!しゃぶしゃぶ」
全国に290店舗展開するNo.1しゃぶしゃぶチェーン店「しゃぶしゃぶ温野菜」。こだわりのお肉と野菜がいただける食べ放題メニューは、子どもから大人まで大人気。山田さんが俳優として少しずつ食べられるようになってきた頃の外食といえば、「しゃぶしゃぶ温野菜」だったという。山田さんがよく食べていたのが、「食べ放題 厳選牛コース」。牛肉、豚肉、鶏肉、もつなど11種の肉をはじめ、野菜、おつまみが食べ放題。9種の中から2種をチョイスする出汁で山田さんオススメは「旨辛火鍋だし」と「12種の薬膳だし」。とにかく、食べ放題なので『元を取るぞー』と、めちゃくちゃ食べまくっていたという。
山田さんが鍋を好きな理由には、家族でよく鍋を囲んだ思い出があった。プロ野球選手で遠征も多く、家を空けることの多かった父・和利さんが、自宅で食事する際、自らキッチンに立って作ってくれたのが鍋だった。父のようなプロ野球選手になりたいと野球を始めたものの、強豪チームでなかなかレギュラーを掴めない状況もあり、“プロ野球選手の息子”と呼ばれることのプレッシャーから苦悩していた山田さん。そして、いつしか父との会話に壁を感じるようになっていたそう。そんな中、父と一緒に家族みんなで鍋を囲む時だけは、なぜか楽しくいられたという。その父との温かい思い出があったから、俳優を目指して上京した山田さんが友人たちと会う時は、みんなで鍋を囲めば楽しい時間を過ごせる―と、「しゃぶしゃぶ温野菜」によく行っていたという。
*店舗情報:「しゃぶしゃぶ温野菜」全国に290店舗展開
「愛してやまない!ご褒美カレー」(※人生最高の一品)
山田裕貴さんの“人生最高の一品”は、愛してやまない「カレーライス」。それは高校1年生の時、母が忙しく、たまたまデリバリーで注文した「カレーハウスCoCo壱番屋」の「カレーライス」。その時初めて食べ、あまりのおいしさに衝撃を受けた山田さんは、『俺もう、このカレー以外は食べたくない』と思い、母に対して『これからカレーはココイチにしてくれ』と言ったという。以来、母の手作りカレーは食べてないそう。それほどまでに山田さんを虜にした「カレーハウスCoCo壱番屋」は1978年、愛知県西枇杷島町(現・清須市)に1号店をオープン。今やアメリカ、中国、タイ、さらにはカレーの本場インドまで海外進出。国内外に1472店舗を展開するグローバルチェーン店である。山田さんが大好きなのは、「パリパリチキンカレー」に「フィッシュフライ」、「ほうれん草W」、「チーズW」、「きのこW」のスペシャルトッピング。学生時代や俳優として駆け出しの頃は、お金もなくトッピングもできなかったが、それが徐々にほうれん草、チーズ、きのこ…と、どんどんトッピングができるようになり、さらにはWでトッピングできるようになり、それが俳優として一歩ずつ成長している自分を実感でき、嬉しくて仕方なかったそう。
撮影で悩んでいる時に自分を奮い立たせるため、またクランクアップした時に自分へのご褒美として、最愛の「ココイチのカレー」を食べてきたという山田さん。そんな山田さんには、“人生最高のココイチカレー”を味わえた瞬間があるという。それが、24歳の時に出演した映画「ストロボ・エッジ」でのこと。大ヒット純愛少女マンガの実写映画化のため、原作ファンの女子高生が公開を楽しみにしていた大注目作品。福士蒼汰さんと有村架純さんがW主演を務め、そして山田さんは原作でも人気のある役を演じることになった。しかし、当時はまだ山田さんの知名度は低く、ネット上には「誰だよ!コイツ」「こんなヤツにやってほしくない」などの言葉が溢れたという。『日本中の女子高生が敵』のような状況の中、『見てろよ!全国の女子高生』という気概で、作品に俳優魂を全集中して挑んだ山田さん。すると公開後、映画を観た人から「ごめんなさい」「最初はこの人じゃないと思ったけど、演技を観て変わりました」など、山田さんを絶賛する多くの感想が寄せられた。この作品での経験が、俳優として自信になったという山田さん。その時に食べた「ココイチのカレー」は、『こんなうまいココイチある!?』と思ったほどおいしくて、まさに“人生最高”の味だったという。
*店舗情報:「カレーハウスCoCo壱番屋」海外を含め1472店舗を展開
30代
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40代
2021年11月27日放送回 ゲスト:ハナコ
ゲストは、ハナコの菊田竜大さん、秋山寛貴さん、岡部大さん。2018年、結成わずか4年でキングオブコント優勝して一躍ブレイク!今やゴールデンタイムのコント番組にレギュラー出演中!三者三様のキャラクターを武器に様々なコントを作り上げ、子どもから大人まで大人気のお笑いトリオの3人が、おいしいものと共に芸人人生を語った。
■お品書き東京・渋谷「キングオブコント優勝のキッカケとなった!チャーハン」
東京・渋谷、ヨシモト∞ホールの近く、宇田川交番のそばにある「兆楽」、創業は1970年代、渋谷のど真ん中で昭和の時代から長年愛され続けている町中華の名店。ここは、岡部さんと秋山さんの二人がシオンヌ・じろうさんに連れて行ってもらったお店。それは、まさに2018年「キングオブコント」決勝を控えた日。2014年のチャンピオンであるシソンヌ・じろうさんに『どうやったら優勝できますか』と相談すると、『優勝しようと思うと力入るから、楽しめばいい』とアドバイスをもらったそう。そして、二人は肩の力を抜いて、いつも通りに挑むことができたという。
その時、食べたのが名物「ルースチャーハン」。餃子、ラーメン、生姜焼きなど、ずらりと並ぶ町中華メニューの中でも、ダントツの一番人気。「ルース」とは、青椒肉絲(チンジャオロース)の「肉絲」のこと。「青椒=チンジャオ」がピーマンなどの青野菜のことで、つまりそれを省いてチャーハンに添えた一品。弾力豊かな豚モモ細切り肉とシャキっとしたタケノコが絶妙なメリハリで、チンタンスープをベースにした醤油味の餡は、秘伝の調味料と砂糖で甘じょっぱいテイスト。濃厚な「肉絲」と薄味パラパラ系チャーハンのマリアージュは、口にした瞬間、他では味わえない至福のおいしさを味わうことができる。
シソンヌ・じろうさんのアドバイスを胸に迎えた「キングオブコント2018」決勝戦、菊田さんは、じろうさんのアドバイスを耳にはしてなかったが、3人はいつも通りの力を発揮して、見事優勝を果たした。あの時、シソンヌじろうさんと一緒に行って、「ルースチャーハン」を食べた時間があったから優勝できたーそう岡部さんと秋山さんは語った。
*店舗情報:「兆楽」東京都渋谷区道玄坂2-6-2 藤山恒産第一ビル1F
佐賀市「ロケで出会った!No.1カレー」
『岡部さんの食べっぷりが気持ちいい』と言われるなど、最近グルメロケでも活躍しているハナコ。そんな3人がこれまでグルメロケで出会った数々の料理の中で、口を揃えて“ロケ史上ナンバー1”と大絶賛するのが、佐賀市にある1958年創業の老舗レストラン「白山文雅」の一品。実は、オーナーシェフの上野茂和さんは、元フレンチシェフ。先代(2代目)が経営していた当時の「白山文雅」に客として来店した際、そのカレーのおいしさに感動して、『僕にお店を継がせてください』と弟子入り。現在は3代目となり、大人気の欧風カレー専門店へと成長させた。種類ごとにソースを変えているカレーは、ビーフカレー、シーフードカレー、黒豚カツカレー、牛タンシチューカレー、和牛テールシチューカレーなど13種類。
中でも、ハナコの3人が“ナンバー1”と激押しするのが「森のきのこカレー」。バターで炒めた大量のタマネギに、秘伝の特製クリームソースと牛乳を加え、独自に調合したスパイスを入れて約5時間じっくり煮込んで作るカレーソース。このカレーソースを、バターでソテーした椎茸・エリンギ・えのき・ぶなしめじと混ぜて更に煮込んだ後、最後に丁寧に濾すことで滑らかな口当たりに仕上がるそう。きのこがゴロゴロ入って、濃厚なのにまろやかでバター風味豊かなカレーソースが絶妙にマッチした、感動のおいしさだという。ただ、テーブルに運ばれてきて驚くのは、白磁の器にポツンとのった一口程度のご飯。それは、“最初の一口を大事に味わってほしい”というオーナーシェフ上野さんの思い。でも、別に盛られたご飯が用意され、おかわりは自由だという。
*店舗情報:「白山文雅」佐賀県佐賀市白山1-2-1
東京・豊洲市場「下積み時代を支えてくれた!築地場内めし」(※人生最高の一品)
ハナコの“人生最高の一品”は、下積み時代を支えてくれた「築地場内めし」。それは、秋山さんと岡部さんが芸人一本では食べられない下積み時代、アルバイトしていた築地市場場内での思い出の料理。秋山さんは、場内の各店舗などに塩を卸す細谷商店、岡部さんは寿司店で働いていた。築地市場で働くのは、早朝からお昼頃まで。そのため急なネタ見せなどが入っても対応できるので、築地は芸人にとってはとても適したアルバイトだったという。また二人のバイト先は目と鼻の先だったので、仕事合間にアイデアが浮かぶと少し話したり、ネタ作りに励むこともあったそう。そんな二人それぞれにとって、思い出の築地の味が“人生最高の一品”。秋山さんの“人生最高の一品”は、「とんかつ八千代」の「チャーシューエッグ」。現在、豊洲市場に移転し、営業を続ける「とんかつ八千代」は、創業70年を超える老舗定食屋。築地時代から、市場で働く人たちに愛され続けている。
名物の「チャーシューエッグ」は、何十年も継ぎ足し使用している醤油ベースのタレに、柔らかくするために3時間、味を染み込ませるために2時間、2日にわたり計5時間かけて煮込むチャーシューがとにかくトロトロで絶品。仕込みが大変なため、火・木・土曜の限定メニュー。
*店舗情報:「とんかつ八千代」東京都江東区豊洲6-6-1 豊洲市場7街区 管理施設棟3F
岡部さんの“人生最高の一品”は、「大和寿司」の「いくら巻き」と「鉄火巻き」。「とんかつ八千代」と同じく、豊洲市場に移転して営業を続ける「大和寿司」は、創業59年の老舗。銀座の名店で味わえる新鮮でおいしいネタをよりリーズナブルに味わえると、連日行列のできる超人気店である。
岡部さんはアルバイト中に時々、職人さんが残った端っこの「いくら巻き」と「鉄火巻き」を『食べな』と渡してくれたことがあったそう。そして、その場で2つを一緒に頬張った時の、二乗になって口の中に広がった何とも言えないおいしさが忘れられないという。
2018年、キングオブコントで優勝してアルバイトを卒業した二人。市場の温かい人情に支えられた下積み時代があったからこそ、今がある――まさに、ハナコの“芸人人生の原点”がそこにはあった。ちなみに当時、菊田さんのアルバイトは築地市場ではなく、企業のデータを打ち込む事務作業だったそう。
*店舗情報:「大和寿司」東京都東京都江東区豊洲6-3-1 豊洲市場 5街区青果棟 1F
30代
2021年11月20日放送回 ゲスト:阿佐ヶ谷姉妹
ゲストは、阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さんと木村美穂さん。のほほんとした独特の空気感になぜかハマる人が続出!子どもからお年寄りまで地味に人気のお笑いコンビ。2018年にはお笑い賞レースで女性芸人No.1に輝き、40代半ばにして遅咲きのブレイク。さらに現在は、二人の日常を綴ったエッセイがドラマ化。そんな阿佐ヶ谷姉妹が“のほほんな素顔&魅力”を振りまきながら、おいしいものと共に“のほほんと漂いながら生きてきた人生”を語った。
■お品書き東京・阿佐ヶ谷「大好きな商店街の焼き鳥」
阿佐ヶ谷に住んで、お互い20年以上。約8年の二人暮らしを経て、現在は同じアパートのお隣さんとして暮らす二人がまずオススメしたのは、阿佐ヶ谷駅南口パールセンター商店街にある「稲毛屋」。創業は明治時代、昭和初期にのれん分けして阿佐ヶ谷に出店。戦争により一時閉店するも、1948年に再建して現在に至る、地元では知らない人はいない老舗の名店。店頭販売と食堂の2つの形態で営業している。看板メニューは「鰻」。愛知県三河一色産の鰻を備長炭で丁寧に焼く伝統の味を味わえる。節約家の姉妹は、たまのご褒美に「うなぎ蒲焼」を奮発して買うこともあるそう。
同じ備長炭を使って焼く香ばしい「焼き鳥」も大人気。姉・江里子さんは、よく店頭で焼き鳥を買って帰るそうで、イチオシは「ぼんじり」だという。
*店舗情報:「稲毛屋」東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-35-24
東京・阿佐ヶ谷「大号泣して食べられなかった…ナポリタン」
ドラマ化されたエッセイの連載中、姉・江里子さんが『全然書けない…』とスランプに陥ったことがあるという。その時、江里子さんが気分転換で行ったのが、お気に入りのお店「喫茶gion」。阿佐ヶ谷駅北口から徒歩1分にある、1980年創業の老舗喫茶店。ガラス細工のランプなどアンティーク家具が飾られたオシャレな店内で、ブランコチェアの席はインスタ女子に大人気だという。江里子さんがその時に注文したのは、いつもテンションの上がる大好きな「ナポリタン」。ケチャップと20種以上の具材(ホールトマト・玉ねぎ・セロリ・きのこなど)をじっくり6時間煮込んで作る特製ソースが特徴。特製ソースで硬めに茹でた細麺を焦げ目が付くまで炒めた後、玉ねぎ・ピーマン・マッシュルームなどの具材を入れ、さらに特製ソースを加えて炒め、最後に炒めたハムをのせた一品。香ばしさのある焦げ目の付いた麺が特製ソースとしっかり絡み、深みのあるおいしさだという。
ところが、大好きなナポリタンを前にしても、その時の江里子さんはテンションも上がるどころか食欲もなく、マネージャーに電話で『スランプで何も書けないんです』と泣きながら相談する始末。そして50分後、席に戻るとナポリタンはカピカピに乾いた状態に。結局、一口も食べず、ほぐしただけでお店を出てしまったそう。帰宅すると、当時一緒に暮らしていた妹・美穂さんから『カレー作ってあるわよ』の一言。冷蔵庫を開けてみると、目に飛び込んできたのは「バーモントカレー甘口」のルーだった。実は、辛口カレー派の美穂さんが、『エッセイが書けない』と朝から泣きながら悩んでいた江里子さんのことをおもんばかり、大好きな甘口カレーを用意してくれたのだった。そんな美穂さんの優しさが詰まった一品が、「ホタテとオキアミのカレーライス」。ナポリタンを一口も食べられなかった江里子さんだったが、冷蔵庫にあった残り物のホタテと食用オキアミで作った「美穂さん特製の甘口シーフードカレー」は、おいしく食べることができたという。
美穂さんの優しさでスランプを抜け出すことができた江里子さん。そして、「エッセイとカレー」というお題で無事エッセイを書き上げたのだった。
*店舗情報:「喫茶gion」東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-3-3 川染ビル1F
東京・新宿 歌舞伎町「二人で初めて大盤振る舞いした!キジ鍋」(※人生最高の一品)
阿佐ヶ谷姉妹の“人生最高の一品”は、二人で初めて大盤振る舞いした「キジ鍋」。それは、二人が出演した「オールスター感謝祭」(2018年3月31日放送)で妹・美穂さんが見事優勝。その賞金100万円で、いつもお世話になっている所属事務所のタレントやスタッフの方たちへ、御礼としてご馳走した一品。二人が恩返しとして選んだお店は、阿佐ヶ谷ではなく、新宿歌舞伎町。厳選された旬の食材を味わえる名店「和処 秀」。節約家の二人にとっては、人生最大の大盤振る舞いだった。事務所のみんなと囲んだ料理が、名物の「キジ鍋」。独自のルートから仕入れた愛媛県鬼北町の特産「鬼北熟成雉」を使い、昆布とカツオだしベースに薄口醤油で味を調えた一品。まだ馴染みが薄いキジ肉だが、中でも「鬼北熟成雉」はエサにこだわり、自然に近い環境で200日以上の長い時間をかけて飼育した貴重な食材。うまみ成分が18種類も含まれ、コクと深みのある味わいで、むね肉をしゃぶしゃぶでいただくのがオススメ。疲労回復効果がある上、高タンパク低カロリーなので女性やダイエット中の方にも人気だという。
30代半ばでコンビを結成し、なんとなく芸能活動をスタート。一度、小さな事務所に所属するもフリーに。アルバイトしながら、野望を抱くわけでもなく、のほほんと活動を続けていた二人だったが、憧れのシティボーイズが所属するお笑いライブを観に行った時、アットホームな雰囲気に魅かれて、いつしかライブに何度か出演させてもらうようになった。そして2012年、正式な所属タレントに。しかも、それは事務所タレント総出のライブの最後に、お客の前で発表というサプライズだった。その瞬間は、膝から崩れ落ちるように嬉しくて号泣した江里子さん。本当に大好きな事務所の人々に囲まれながら、これからも阿佐ヶ谷姉妹は“のほほんな魅力”を全開に生きていく。
*店舗情報:「和処 秀」東京都新宿区歌舞伎町2-9-18ライオンズプラザ新宿1F
50代
50代
40代
30代
2021年11月13日放送回 ゲスト:髙藤直寿
ゲストは、髙藤直寿さん。天才的な駆け引きで、東京オリンピックの日本人第1号の金メダリストに輝いた柔道家。リオオリンピック屈辱の銅メダルから、『泥臭くても金メダル!何が何でも金メダル』と挑み、見事悲願を達成した髙藤さんも、同じく金メダルを獲得した柔道家の大野将平さん同様、さぞストイックな性格かと思いきや、素顔は柔道界No.1の陽キャだった。明るいキャラクター全開で、おいしいものと共に自らの柔道人生を語った。
■お品書き神奈川・秦野「地獄の減量を乗り越えた!お好み焼き風サラダ」
神奈川県秦野市、小田急線の東海大学前駅から徒歩3分ほどにある居酒屋「酒庭」。ここは大学時代、髙藤さんが柔道部の仲間とよく集まって食事をしたお店。髙藤さんらは、その店名から“庭”と呼び、よく『庭に行こうぜ』と言っていたそう。減量の時にも行っていたという髙藤さんオススメは「お好み焼き風サラダ」。キャベツの千切りの上に炒めた豚バラをのせ、マヨネーズにソースを混ぜたマヨソースをたっぷり。その上に卵焼きをのせ、さらにマヨソースをかけた一品。どう見ても高カロリーで減量時に食べるのははばかれるが、髙藤さんは『サラダと書いてあるから、罪悪感がない』と強引な論理を展開。厳しい稽古に明け暮れた青春時代、仲間たちとの忘れられない思い出の味。
*店舗情報:「酒庭」神奈川県秦野市南矢名2-6-1
神奈川・相模原「厳しい寮生活の唯一の楽しみ!鮭チャーハン」
神奈川県相模原市にある中華料理店「晃陽軒」。ここは中学・高校時代、月1で開催される柔道部の食事会「栄養会」で行ったお店。地元の栃木県を離れ、中学から柔道の名門・東海大相模に進学して寮生活を送っていた髙藤さん。柔道漬けの日々の中、月1回の「栄養会」は何よりの楽しみだったという。1人2,000円までという予算の中、髙藤さんがよく注文したのが「鮭チャーハン」と「ラーメン」。「鮭チャーハン」の具材は、鮭の他、卵、レタスなど。ポイントは、カリ梅。カリっとした食感と爽やかな味がアクセントになり、たまらないおいしさだという。
*店舗情報:「晃陽軒」神奈川県相模原市南区相南4-24-44
横浜・青葉台「東京五輪での活躍を支えた!カツカレー」(※人生最高の一品)
髙藤直寿さんの“人生最高の一品”は、東京オリンピックでの活躍を支えた「カツカレー」。それは、コロナ禍で東京オリンピックが延期となる中、去年秋に偶然出会った一品。神奈川県横浜市の東急田園都市線・青葉台駅から少し坂を上ったところにあるカレー専門店「KEN」。独自のフォン・ド・ヴォーにこだわった欧風カレーが人気で、ランチタイムの3時間だけしかオープンしていないのにもかかわらず、東京など遠方から食べに来るファンも多い、行列のできるお店。ちなみに、夜はお好み焼き店「あッチッチ」として営業している。実はカレーはそこまで好きではなかったという髙藤さんが、「KEN」のカレーを初めて食べた時『これ何だ!』『カレーってこんなにおいしいの!』と衝撃を受け、一瞬でドハマり。以来、週1回通っているそう。髙藤さんがいつも食べるのは、人気メニューの「カツカレー」。チーズ、フライドオニオンをトッピングするのが鉄板だという。注文が入ってから揚げるサクサク&アツアツのロースカツに、こだわりの欧風カレーがベストマッチングで、シンプルだけど、一度食べたらやみつきになるおいしさ。
コロナ禍で東京オリンピックが延期になって先の見えない中、リオの屈辱を果たすべく日々稽古に励んでいた髙藤さん。時にくじけそうになったツラい時、週に1回「KEN」のカツカレーを楽しみに頑張っていたという。週イチの「カツカレー」は、東京オリンピックで悲願の金メダルを獲得するまでずっとだった。まさに、金メダルへの道を1年間共に歩んだ「カツカレー」であった。
*店舗情報:「KEN」神奈川県横浜市青葉区つつじが丘10-18
30代
40代
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2021年11月6日放送回 ゲスト:柄本明
ゲストは、柄本明さん。日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞!大ヒットドラマ「半沢直樹」では、ラスボス箕部幹事長の怪演で話題に!日本映画界を代表する名優の柄本さんが、自由気ままで超自然体なトークで、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
■お品書き東京・神田「家族で味わう!老舗蕎麦」
東京・神田にある蕎麦屋「神田まつや」。1884(明治17)年創業、江戸の蕎麦の味を現代に引き継ぐ老舗として人気を博し、かつては美食家としても名高い小説家・池波正太郎氏に愛された名店中の名店。ここは、立ち食い蕎麦を含め蕎麦が大好きな柄本さんの大のお気に入り。毎年、柄本家みんなで年越し蕎麦を食べに行くそうで、2時間3時間は並ぶこともあるという。歴史を感じられ、創業時代の香りを残す店内は風格もあり、一方で庶民的な雰囲気。そんな店内で客がある程度引いた午後3時頃、まだほとんどの人が働いている時間帯にビール飲み、蕎麦をすするのが、柄本さんにとって至福の瞬間だという。
柄本さんがよく注文するのは、「天もり」。蕎麦粉は、北海道産と秋田県産などの蕎麦粉を使用。“打ちたて”“茹でたて”でしか実現できない、こだわりの手打ち蕎麦「外二(そとに)」(蕎麦粉10:小麦粉2の割合)は、職人の技がなせる「神田まつや」ならではの“のど越し”や“コシ”を堪能できる。つけ汁は、下町のなごりとも言える少し濃い目の味。
「神田まつや」に初めて行った時、柄本さんは粋な老人と出会ったという。ビールと蕎麦を堪能した柄本さんが会計に立つと、店員から『済んでます』の言葉が。実は、柄本さんの斜め前の席で御新香をつまみにお酒を嗜んでいた老人が支払っていたというのだ。柄本さんが御礼を言うと、顔も上げず、手で上げて挨拶だけされたそう。『あなたを応援してるよ』と、無言のメッセージを送ってくれた老人の粋な姿に感動した柄本さん。いつか、自分も誰かに同じことをしてみたいと思っているという。
*店舗情報:「神田まつや本店」東京都千代田区神田須田町1-13
東京・下北沢「夫婦で通った!名店喫茶」
東京・下北沢の老舗喫茶店「カフェ トロワ・シャンブル」。1980年創業、昭和の喫茶店らしいレトロな雰囲気の店内で、おいしいコーヒーを飲みながらゆったりと過ごせると幅広い層に人気のお店。下北沢に行きつけの喫茶店が数軒ある柄本さんにとって、ここは亡き妻・角替和枝さんとの思い出が詰まったお店。大ケンカをしようが、どんなことがあっても毎朝、夫婦二人で喫茶店に通っていたという。柄本さんが、よく注文するのが「サンドイッチ」。毎朝、おいしいコーヒーのお供に食べるその味は、亡き妻との思い出の味でもあった。
子どもたちが幼い頃から夫婦で通い、喫茶店で過ごした二人の時間は、柄本さんにとってかけがえのない記憶となっている。
*店舗情報:「カフェ トロワ・シャンブル」東京都世田谷区代沢5-36-14 湯浅ビル 2F
東京・下北沢「演劇仲間と堪能する!寿司」(※人生最高の一品)
柄本明さんの“人生最高の一品”は、演劇仲間と堪能する「寿司」。それを味わうのが、下北沢の喧騒から離れた静かな住宅街に佇む「鮨 福元」。大将の福元敏雄さんが厳選した素材で握る上質な寿司をいただけると、多くの食通から愛されており、その確かな実力は、14年連続「ミシュランガイド東京」一つ星に評価されているほど。柄本さんは大将の福元さんが板前として修業していた時代からの付き合いで、福元さんの握る寿司を長年味わってきた。青魚が好きな柄本さんの好みを知り尽くす大将が握る一品が、「真鯖」。日高昆布を入れた酢で1日以上かけて〆た鯖を、2種類の赤酢をブレンドしたシャリで握る。口に含んだ瞬間、小さめのシャリがほどける食感で、堪らないおいしさだという。
24歳の時に仲間たちと結成した「劇団東京乾電池」。座長を務めて今年で45年…今や日本を代表する名優となった柄本さんだが、いつも劇団がベースの俳優人生であった。そんな仲間たちと特別な日に訪れる「鮨 福元」が、柄本さんにとっての人生最高レストラン。
*店舗情報:「鮨 福元」東京都世田谷区代沢5-17-6 B1F
40代
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2021年10月30日放送回 ゲスト:若村麻由美
ゲストは、若村麻由美さん。NHK連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロインで華々しくデビューを飾り、その後も時代劇で主演を務めるなど、第一線で活躍し続けている若村さん。美しくチャーミングなイメージだが、実はちょっとオトボケ!?そんな意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの俳優人生を語った。
■お品書き長野・八坂村「人生観を変えた!衝撃の蕎麦」
小学5年生から6年生の2年間、「自然の中で育ってもらいたい」という両親の考えから、長野県八坂村に山村留学した若村さん。東京生まれの若村さんは親元を離れ、住民票も移し、農家にいわばホームステイ。毎日山道を往復7km歩いて地元の小学校に通いながら、大自然の中、田植えや稲刈りといった農作業をはじめ、東京では味わえない貴重なことを体験。水のおいしさも初めて知り、2年間ジュースは一滴も飲まなかったそう。まさに、人生観が変わったという2年間を過ごした中で、忘れられない思い出の味が「キジの出汁でとった信州蕎麦」。それは、農家のお父さんが山で撃って獲ってきたキジで出汁をとり、お母さんが収穫したばかりの蕎麦を手打ちしてくれた一品。青空の下、畑でみんなと一緒に食べた蕎麦の味は、ただおいしいだけでなく、若村さんにとって“人生最高の蕎麦”となった。京都・北山「過酷な撮影を癒してくれた!蕎麦」
小学校時代の山村留学で“人生最高の蕎麦”を味わって以来、蕎麦が大好きになった若村さん。高校時代には「将来は蕎麦職人になりたい」と真剣に考え、都内の名店を食べ歩いていたそう。そんな若村さんがオススメする蕎麦店が、京都市北区北山にある「蕎麦屋じん六」。蕎麦の実そのものの風味を提供したい―そんな信念を持つ店主・杉林さんが惚れ込んだ蕎麦の実を日本全国から取り寄せ、産地による風味の違いを引き立てる挽き方、打ち方による、こだわりの手打ち十割蕎麦が味わえる。若村さんがいつもいただくのは、産地の異なる3種類の蕎麦を1枚ずつ味わえる「蕎麦三昧」。3種類の異なる産地の蕎麦の実をそれぞれ別々に打ち分け、それを少しずつ順番に提供。生産年や産地により、原料となる蕎麦の実の味や香りが違うことを感じられるそう。淡い香り&味の1枚から始め、最後は強い香り&味で締めるのがオススメで、蕎麦そのものの風味を感じられる一品。利き酒ならぬ“利き蕎麦”感覚で初めてでも「どこの産地まではわからずとも、こっちの方が香りは強い、甘さが強い」など感じられるという。まずは、蕎麦つゆをつけずにそのまま、または塩をひとつまみかけて食べるのがオススメ。蕎麦の甘みをより一層感じることができるという。
若村さんの俳優人生で忘れられない作品の一つが、主演を務めた本格娯楽時代劇ドラマ「夜桜お染」(2003?2004年放送/フジテレビ)。七変化・立ち回り・笛・三味線・江戸太神楽を次々と披露し、1話で10話分の労力を注ぎ込んで作り上げ、本当に大変な撮影だったという。そんな過酷な撮影が京都で続く中、若村さんを癒してくれる食の楽しみが、「じん六」の蕎麦だった。
*店舗情報:「蕎麦屋 じん六」京都市北区上賀茂桜井町67
京都・四条「ドラマ仲間と囲む!秘伝ちゃんこ鍋」
撮影で京都をよく訪れる若村さんには、贔屓にしているお店が他にもある。その一つが、京都市中京区木屋町通にある「ちゃんこ鍋逆鉾」。角界の名門・井筒部屋の元力士、八代目逆鉾(逆鉾與次郎)が引退後の1966年に開業した、ちゃんこ鍋専門店。現在は、3代目女将が創業以来受け継がれてきた伝統の味を守り続けている。若村さんは10年以上前から通い、ドラマ撮影があると共演者たちと訪れ、ちゃんこ鍋をみんなで囲んでいるという。料理は、「ソップ鍋」の一択。鶏ガラをじっくり煮込んだ醤油ベースの秘伝の出汁。地鶏のミンチをベースに青森県産にんにくの風味を効かせた自慢の特製肉団子、厳選された鶏肉、野菜などの具材。出汁と具材の旨みが染み出し、深いコクと味わいのある鍋はずっと食べ続けても飽きず、ここでしか味わえない名物ちゃんこ。途中で、特製辛味噌を入れて味変するのもオススメだという。
*店舗情報:「ちゃんこ鍋逆鉾」京都市中京区木屋町通蛸薬師下ル下樵木町203-5
東京・三宿「演劇界の両親と食べた!牛ほほ肉の赤ワイン煮」(※人生最高の一品)
若村麻由美さんの“人生最高の一品”は、演劇界の両親と食べた「牛ほほ肉の赤ワイン煮」。それは、若村さんの恩師である俳優・仲代達矢さん、妻で脚本家・演出家・俳優の宮崎恭子さんと初めて3人だけで食べた思い出の味。仲代さんと宮崎さん夫妻の稽古場から始まった若手俳優のための「無名塾」。その舞台を高校3年17歳の時に観た若村さんは感銘を受け、導かれるように入塾。NHK連続テレビ小説「はっさい先生」のヒロインで華々しくデビューを飾り、映画やドラマで順調に活躍していた若村さんは入塾から10年目、「無名塾」20周年記念公演で大役を演じることに。その公演を控え、仲代さん夫妻が若村さんを食事に誘ったお店が、東京・三宿、世田谷公園のほとり、表通りから1本路地に入ったところに佇むレストラン「シーブリーズ三宿」。パリの裏通りにあるビストロをイメージしたカジュアルな隠れ家フレンチレストランで、家族経営のアットホームな雰囲気の中、フランス料理をリーズナブルに味わえる。若村さん思い出の味「牛ほほ肉の赤ワイン煮」は、3日間煮込み、フォークなしでホロホロとほどけるほどやわらかい絶品の一品。
それまで大勢で一緒に食事をすることはあったが、この時初めて一人だけ呼ばれ、恩師である仲代さん、宮崎さんと3人だけで過ごした食事の時間は、若村さんにとってかけがえのない思い出となった。
*店舗情報:「シーブリーズ三宿」世田谷区池尻1-8-8 グランサンク1F
30代
40代
2021年10月23日放送回 ゲスト:大久保佳代子
ゲストは、大久保佳代子さん。40代を超えてから一気にブレイク!自由奔放な毒舌キャラで今や確固たる地位を築いた大久保さんが、20年来の戦友であるMC加藤浩次さんと初のガチトーク。すると、収録本番中に意中の男性へマジ連絡する思わぬ展開に!50歳の大久保さんに新たな恋の予感が!そして、「めちゃ×2イケてるッ!」秘話など振り返りながら、おいしいものと共に自らの芸人人生を語った。
■お品書き東京・広尾「芸能界の両親と食べる!ペスカトーレ」
東京・広尾にあるイタリアン「オステリア ルッカ♡東4丁目」。実はここ、お笑いコンビ北陽の虻川美穂子さんの夫・桝谷周一郎さんがオーナーシェフのお店。イタリア語で“お客様がワイワイと楽しい雰囲気でカジュアルに料理やお酒を楽しめる場所”という意味である“オステリア”そのままに、カジュアルな気取らない雰囲気の店内で桝谷シェフ流の絶品イタリアンを楽しめる。そんな気さくなお店に、大久保さんは“芸能界の両親”と呼ぶ二人とよく行くという。“芸能界の父”は、ガダルカナル・タカさん。そして、“芸能界の母”が、当番組の女将役・島崎和歌子さん。「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)以外で初めてレギュラー出演した番組で共演し、初めて良く接してくれた芸能人がその2人だった。「オステリア ルッカ♡東4丁目」で3人は、チーズが苦手なガダルカナル・タカさんのリクエストに合わせ、桝谷シェフが腕を振るってくれるおまかせ料理を堪能。大久保さんオススメは、イカ、あさり、車海老、しらす、ホタテ、ミル貝、ムール貝が入ったルッカ名物「魚介たっぷりペスカトーレスパゲティ」。たっぷりの魚介をつまみに、大久保さんは特別に用意してもらった焼酎をいただくそう。イタリアンなのに、チーズなしの料理を作ってもらい、しかも焼酎まで用意してもらい、ワイワイガヤガヤ楽しい時間を過ごす…どこまでも自由な3人であった。
*店舗情報:「オステリア ルッカ♡東4丁目」東京都渋谷区東4丁目9-10TS広尾ビル B1
愛知「大久保家のご馳走!ハンバーグ」
大久保さんの地元・愛知県内を中心に65店舗展開する老舗ステーキレストラン「ステーキのあさくま」。ここは、大久保さんにとって子どもの頃の思い出のお店。父にボーナスが出る夏と冬の年2回、一家で出かけて、たまの贅沢を家族全員で楽しんだという。幼い大久保さんがまず衝撃を受けたのが、北海道産コーン100%使用の「コーンスープ」。当時は、家庭ではコーンスープを食べたことがなく、濃厚なおいしさに『めちゃめちゃうまい』と興奮したのを昨日のことのように覚えているそう。
そして何より忘れられないのが、鉄板にのったアツアツの「あさくまハンバーグ」。このお店で初めてフォークとナイフを使った大久保さんは、カットする度にたっぷり溢れ出る肉汁に驚き、本醸造醤油ベースのステーキソースで味わうハンバーグのおいしさに驚き、そして働き者だった両親に感謝しながら食べた…かけがえのない家族の思い出の味。
*店舗情報(取材店舗):「ステーキのあさくま 安城店」愛知県安城市住吉町3-5-14
台湾・台北「大ピンチの台湾ロケで出会った!海鮮粥」(※人生最高の一品)
大久保佳代子さんの“人生最高の一品”は、大ピンチの台湾ロケで出会った「海鮮粥」。それは、大久保さんが“めちゃイケ・メンバー”に加入して間もない2001年、「めちゃ×2イケてるッ!台湾少年愚連隊SP」(フジテレビ)のロケで行った台湾での出来事。後に番組の名物キャラクターとなった“マッサージ師ホァンさん”役に台湾ロケで初挑戦することになった大久保さん。そのロケのために、2~3カ月前から北京語を学ぶために語学学校へ通ったり、マッサージを習いに行ったり、用意周到に準備したという。しかし台湾へ出発の日、大久保さんはパスポートを忘れてしまう大失態を犯す。そして、翌日の早朝便で台湾入り。共演者とは誰とも会えず、スタッフと打合せだけして突入したロケ本番…。台湾の大物タレント相手に、覚えた北京語をしゃべり、マッサージして、オチまで…とにかくがむしゃらに“マッサージ師ホァンさん”を演じきった大久保さん。別室でモニタリングしていたメンバーたちがウケていたのか?わからないまま、ロケは終了。そして、長い1日の後わりに大久保さんは、ディレクターから『グッジョブ!』と言葉をかけてもらう。大久保さんは、その言葉がめちゃめちゃ嬉しくて忘れられないという。そしてその日、深夜に戻ったホテルの部屋で口にした遅い夕食が、ルームサービスの「海鮮粥」だった。今回、宿泊したホテルを大久保さんが覚えていないというので、番組側で当時のコーディネーターに確認し、おそらくここではないかという「台北晶華酒店(リージェントタイペイ)」を取材。「海鮮粥」は、お米にピータン、干しホタテの貝柱、高湯(中華風スープ)で作った「白粥」に、タマカイ(ハタの一種)、シータイガー、ホタテなどの海鮮具材を混ぜて少し煮込んだ一品。お好みでネギ、油條(中華風の揚げパン)、パクチーなどを加えていただく。この「海鮮粥」を大久保さんは台湾の夜景を眺めながらビールで一人乾杯した後、食べたという。
初めてのレギュラー番組で、初挑戦の“マッサージ師ホァンさん”。憧れていたバラエティの世界で初めての大役を無事にやり遂げた大久保さんの心と身体を癒してくれた「海鮮粥」と「ビール」。『あのお粥とビールのおいしさは、きっとこの先も味わえない』と語った大久保さん。芸人人生に深く刻まれた、まさに“人生最高の一品”である。
*店舗情報(取材協力先):「台北晶華酒店(リージェントタイペイ)」台北市中山北路二段39巷3號
※なお、大久保さんのエピソードに該当するホテルではない可能性もあります。
30代
20代
30代
2021年10月16日放送回 ゲスト:中村勘九郎
ゲストは、中村勘九郎さん。“稀代の名優”と呼ばれた父・十八代目中村勘三郎さんが亡くなって9年…亡き父の精神を受け継ぎ、名門中村屋を率いる勘九郎さん。2019年にはNHK大河ドラマ「いだてん」の主役を演じるなど多方面で活躍。次代を担う人気歌舞伎俳優が“アイドル好き”という意外な素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの歌舞伎俳優人生を語った。
■お品書き
東京・自由が丘「3度目の奇跡…幻のタタキ」
勘九郎さんが子どもの頃から、父・勘三郎さんに連れて行ってもらっていた思い出のお店がある。それが、六本木にあったレストラン「和田門」。そこで衝撃を受けた「牛タタキ」をいつも楽しみにしていた勘九郎さんだったが、2000年に閉店してしまう。そこで、勘九郎さんは歌舞伎公演で福岡・博多へ行った際、その味を求めて「和田門」の本店へ。久しぶりの「牛タタキ」を思う存分堪能したそう。以来、福岡へ行くのを楽しみしていた勘九郎さんだったが、今度は本店が2020年に閉店してしまう。『あの味はもう食べることができない…』と、いよいよ諦めていた勘九郎さんに思わぬ吉報が舞い込む。中村屋の歌舞伎公演で立三味線を務める杵屋五吉郎さんの息子さんが『以前、六本木の和田門で働いていたシェフ”のお店で働いている』というのだった。それを聞いた勘九郎さんは、早速お店へ。訪ねたのは、東京・自由が丘にある「レストラン フォレスト」。ここで勘九郎さんは、「牛タタキ」と奇跡的に再会を果たす。六本木の「和田門」で料理長まで務めたシェフ草場健治さんが作るのは、当時の味を再現した「五島牛の牛タタキ」。希少な長崎・五島牛のイチボ肉を使ったタタキの上には、たっぷりのネギ。まったく肉が見えない様は、まさに勘九郎さんが恋焦がれていた「和田門」の「牛タタキ」そのもの。玉ねぎと大根おろしの入った醤油ベースのソースにつけて食べた時、勘九郎さんはこの上なく感動したという。
「レストラン フォレスト」では、ステーキの名店として知られていた「和田門」に負けない極上ステーキが味わえる。「五島牛の備長炭炭火焼ステーキ シャトーブリアン」は、希少な五島牛のシャトーブリアンを堪能できる贅沢な一品。
*店舗情報:「レストラン フォレスト」東京都目黒区自由が丘1-16-13
東京・神楽坂「恐怖と楽しさが入り交じる…焼き鳥」
亡き父・十八代目中村勘三郎さんとの思い出のお店をもう一軒。それは、東京・神楽坂にある「文ちゃん」。焼き鳥道を邁進する大将・近藤文男さんこだわりの焼き鳥をいただける名店。築地にある明治35年創業の老舗「宮川食鳥鶏卵」から仕入れた最高級の鶏肉を使い、大将が丁寧に焼き上げた串は絶品中の絶品。味付けは、素材のおいしさを追求した塩のみ。
幼い頃から、弟の2代目中村七之助さんと共に歌舞伎の舞台に立っていた勘九郎さん。稽古や公演が終わると、父・勘三郎さんに「文ちゃん」に連れて行ってもらっていたという。しかし、その思い出は…父からの厳しいダメ出しばかり。お酒が入ると90%芝居の話しかしなかったという勘三郎さんに怒られたことしか記憶になく、焼き鳥を食べた後、よく自宅へ戻って稽古をしたそう。それで、勘九郎さんは一時期、“文ちゃん恐怖症”になったとか。カウンターで厳しいダメ出しを受ける中、大将が勘九郎さんと七之助さんにこっそり出してくれた料理がある。それが、「謎のご飯」。謎というのは、見た目はただの白いご飯だけど、中にタレ味のつくねが入ったもの。子どもの頃はそれが楽しみで仕方なかったそう。
勘九郎さんと七之助さんだけの特別メニューだった「謎のご飯」は、既に常連客に知られてしまったので、今や「謎じゃないご飯」として出しているという。ちなみに現在は、勘九郎さんは息子の三代目中村勘太郎くん、二代目中村長三郎くんを連れて「文ちゃん」によく行くそうで、二人とも、「文ちゃん」が大のお気に入りだという。
*店舗情報:「文ちゃん」東京都新宿区神楽坂3-6 高橋ビル2 B1F
ギリシャ・サントリーニ島「新婚旅行で出会った!ギリシャ料理」(※人生最高の一品)
中村勘九郎さんの“人生最高の一品”は、新婚旅行で出会った「ムサカ」。それは、2009年に結婚した妻・前田愛さんと行った新婚旅行先のギリシャで食べた二人の思い出の愛。南アフリカでサファリを楽しみ、次に向かったのがギリシャのリゾート地、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島。しかし、憧れの島へ行ったところ、なんとオフシーズン。人もほとんどおらず、出会うのは野良犬ばかり…またご飯を食べようにもお店もほぼ開いてなかったという。そんな中、唯一1軒開いていたのがレストラン「ママズハウス」。そこで食べた「ムサカ」の味が、勘九郎さんには忘れられないという。「ムサカ」とは、ギリシャの家庭料理。ナスやじゃがいも、ミートソースに、たっぷりのべシャメルソースを重ね焼きにしたラザニアのようなもの。散々な新婚旅行になったにも関わらず、愚痴一つ言わず、その状況を楽しんでくれたという妻の前田愛さんと食べた「ムサカ」は、勘九郎さん夫婦の愛が深まった“人生最高の一品”であった。
*店舗情報:「ママズハウス」ギリシャ共和国サントリーニ島
40代
30代
30代
2021年10月2日放送回 ゲスト:ウエンツ瑛士
ゲストは、ウエンツ瑛士さん。4歳で子役デビューして芸歴30年以上!バラエティ・タレントとしてテレビに欠かせないウエンツさんが、ロンドン留学を経て募る芝居への思いを語りながら、おいしいものと共に自らの芸能人生を語った。
■お品書き東京・恵比寿「開店30秒で満席!? 超人気大衆酒場の串焼き」
東京・恵比寿駅から徒歩約3分、恵比寿一番会商店街にある「まくら とよかつ」。1946年創業で、いつも地元の常連客を中心に賑わう老舗大衆酒場。ウエンツさん曰く、『5時開店で30秒後にはもう満席になっている』ほどの超人気店だという。ウエンツさんはロケで通りかかった際、今の恵比寿っぽくないところに魅かれて初めて行ったそう。すると、いつしかウエンツさんも常連に。ちなみに店内はカウンターだけ。常連客の席はほぼ決まっているそうで、新規のお客が座る席は焼き場の正面と決まっているらしい。
そして、「まくら とよかつ」には、ある独自ルールがある。それが、“串焼きの注文は1回だけ”というもの。そのため、最初に何を何本食べるか周到にイメージして注文しなければいけない。ちなみに、他の料理、お酒は追加注文OK。毎朝仕込む新鮮な豚もつを使用し、臭みがなく、歯切れのよい食感の串焼きは、先代からずっと守り続ける秘伝のタレと相まった絶品の味。
ウエンツさんオススメは、何といっても名物「まくら」。つくねの周りにニラを巻いて焼いたもので、タレで外のニラがパリッと焼けた風味と味わいが何とも言えないおいしさ。さらに、食べた後に押し寄せるつくねのジューシー感とタレのコンビネーションも最高だという。
店舗情報:「まくら とよかつ」東京都渋谷区恵比寿西1-3-7 アルス恵比寿メイクス 1F
「涙が溢れ出た!感動のサンドイッチ」
2018年10月、32歳の時にロンドンへ留学したウエンツさん。日本語は一切使わないと決め、語学学校でゼロから英語を学び、演劇の勉強に明け暮れる日々を過ごし、2020年3月に帰国した。帰国したその日、ウエンツさんは成田空港からテレビ局へ直行して、8時間にも及ぶバラエティ番組の収録に参加。1年半のロンドン留学から12時間フライトで帰国し、時差ボケでフラフラのまま久しぶりに出演したバラエティ番組で思うように活躍できなかったというウエンツさん。そんな中、収録で出てきた「セブンイレブンのたまごサンド」を口にした瞬間、帰国して初めての食事だったこともあり、あまりのおいしさに感動。『こんなにやわらかくて、玉子もフワフワで…日本に帰ってきたんだ』と思わず涙が溢れ出てきたという。その時の「たまごサンド」は、ウエンツさんの人生で一生忘れることのない味となったのだった。*店舗情報:「セブンイレブン」
東京・赤坂「芸能界の恩人と食べる!しゃぶしゃぶ」(※人生最高の一品)
ウエンツ瑛士さんの“人生最高の一品”は、“芸能界の恩人”といただく「しゃぶしゃぶ」。それは、ウエンツさんにとって“芸能界の恩人”である所属事務所社長に人生の節目節目で連れって行ってもらったお店「古母里」で食べた思い出の味。1977年創業の老舗で、各界の著名人が通う東京・赤坂の名店「古母里」は、“家にいるような気分でくつろぎながら食事を楽しんでほしい”という店主の思いから、食卓を思わせる古民家の店内で気さくな女将との会話を楽しみながら食事ができるお店。ちなみに一見さんお断りで、顧客の多くは常連客だという。名物として知られる「しゃぶしゃぶ」は、贅沢に厚くカットされた和牛ロースをぽん酢、特製ごまダレでいただく極上の一品。若い頃のウエンツさんは、この最高級のお肉を6枚ほどペロリと平らげていたという。
そして、「古母里」の“もう一つの名物”として知られるのが、巨大なおにぎり「たどん」。中身の具材はシャケ、周囲に梅を塗って粉がつおをたっぷりまぶし、最後に全体を海苔で包み込んだ一品。お土産に持たせてくれる「たどん」を翌朝食べるのが、ウエンツさんの何よりの楽しみだという。
実は、このお店にはウエンツさんがロンドン留学に旅立つ前、社長と初めて二人きりで食事した思い出がある。当初、ロンドン留学を反対していたという社長。ロンドンで演劇の勉強をしたい—という思いを自ら社長へ伝えようと連絡するが、電話に一切出てもらえなかったというウエンツさん。『自分の覚悟を見られている』そう感じたウエンツさんは社長と直接話すことなく留学の準備を進め、いよいよ出発まで1週間となった時、『やはり、お世話になっている社長に会わずに行くわけにはいかない』と再び社長へ電話。そして、ようやく出発3日前に社長と会うことに。場所は、「古母里」で二人きりの食事…あまり多くを語らなかった社長だったが、最後に一言『俺もこっちでお前が帰ってきて仕事できるように頑張るから。お前も頑張ってこいよ』。その言葉を胸に晴れて留学へと旅立ったウエンツさんは、ロンドンで1年半思う存分大好きな演劇を学ぶ日々を送ったのだった。『いつまで経っても雲の上の存在』という社長のおかげで、“今のウエンツ瑛士”がある。ウエンツさんにとって、社長はかけがえのない“芸能界の恩人”であった。
*店舗情報:「古母里」※非公表
30代
2021年9月25日放送回 ゲスト:飯尾和樹
ゲストは、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さん。ブレイクは40歳を過ぎてからという遅咲きながら、今やCM出演5本!俳優としてもドラマに引っ張りだこ!そんな飯尾さんが、おいしいものと共に飯尾ワールド全開で“ゆるふわな芸人人生”を語った。
■お品書き鎌倉・七里ガ浜「芸人仲間と味わう!絶景ピザ」
神奈川県鎌倉市七里ガ浜の高台に佇むイタリアンレストラン「アマルフィイ デラセーラ(Amalfi DELLA SERA)」。ここは、飯尾さんが出川哲朗さん、ウド鈴木さん(キャイ~ン)と仲良し3人組で年1回行っていた1泊2日のゴルフ旅行の帰りに立ち寄るお店。オジサン3人には似つかわしくないが、イタリアのアマルフィを彷彿とさせる絶景をテラスから眺めながら、地元の旬の食材を生かした逸品料理を満喫できる。飯尾さんオススメは、「ピッツァ 七里ガ浜」。クリスピー生地に地元名産の釜揚げしらすをたっぷり使い、トマト、オリーブ、長ねぎ、カリフラワーなどを並べて、グラナ・パダーノチーズ、牛乳のバーニャカウダソース、タプナードソース(黒オリーブオイルとアンチョビ&ニンニクなど)を加えて専用窯で焼く。多彩な食材を使いながらも、しらすをストレートに感じられるという一品。
*店舗情報:「Amalfi DELLA SERA」神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-5-10
東京・大井町「心優しいマスターのタコライス」
東京都品川区大井町。ここに、飯尾さんが相方のやすさんと二人でネタ作りのために18年も通うお店がある。それが、「カフェ・ギグレット(cafe GIGLET)」。自宅の部屋だとテレビを見始め3時間何もしないことになってしまう二人は、仕事がない頃はここに週6日で通っていたそう。最初は、入り口付近の2人席テーブルに座り、煮詰まると気分転換に窓側のカウンター席へ移動。そして最後に、4人席テーブルに移ってネタの仕上げ。毎日のようにコーヒー1杯で長居してネタ作りに励む二人のことをマスターの尾崎好活さんは、何も言わず温かい目で見守り続けてくれたという。飯尾さんの芸人人生を語る上で欠かせない「カフェ・ギグレット」のオススメは、「タコライス」。ライスの上にレタスを敷き、自家製タコミート、チーズ、トマトをのせ、特製サルサソースをかけて混ぜていただく一品。飯尾さん的には、セットでヨーグルトが付いてくるも嬉しいポイント。何時間もかけてネタが仕上がった後、相方やすさんと二人で食べる「タコライス」が、当時の二人にとっては何よりのご褒美メシであった。
現在は、ドラマなどで俳優としても活躍する飯尾さん。いくら売れっ子になっても一番落ち着くお店だという「カフェ・ギグレット」で、飯尾さんはセリフをよく覚えているそう。マスターに相手役をお願いして読み合わせをすることもあるそうで、これまでマスターが代役を務めたのは「アンナチュラル」の主演・石原さとみさんをはじめ、深田恭子さん、綾瀬はるかさんなど名だたる女優たち。飯尾さんの名演技を裏で支えていたのは、やさしいマスター・尾崎さんの存在であった。
*店舗情報:「cafe GIGLET」東京都品川区大井 1-27-1-1F
東京・三軒茶屋「駆け出しの頃を支えた!無料の餃子」(※人生最高の一品)
飯尾和樹さんの“人生最高の一品”は、駆け出しの頃を支えてくれた「無料の餃子」。それは、飯尾さんがお笑いの世界に入って浅井企画に所属したばかりの頃、萩本欽一さんのアトリエ内にあったライブハウスでネタ見せをした帰りに、よく食べた思い出の味。ほぼ仕事もなかったため、持ち金はいつも200円ほどしかなかったという飯尾さん。お腹を空かせ小銭を握りしめて向かったのが、「餃子の王将」三軒茶屋店だった。「餃子の王将」の看板メニューで“王将の魂”とも言える「餃子」は、豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく、生姜、小麦粉など食材はすべて100%国産。王将特製の鉄板でパリっと焼き上げ、風味豊かなモチモチの皮とジューシーで味わい深い餡のハーモニーが広がる一品。そんな絶品餃子を「10人前(1皿6個×10皿=60個)を20分で食べられたら無料!」というチャレンジ大サービスを当時、三軒茶屋店でやっていた(※現在、三軒茶屋店では行っていない)。普通の感覚だと無理と思われるが、当時の飯尾さんは20代前半、しかも手持ち200円しかない貧乏芸人。ネタ見せが終わると、いつもキャイ~ンの二人とお腹を空かせて「餃子の王将」へ行き、毎回チャレンジしていたそう。『もし食べられなかったら、10人前の代金を払わないといけない』そう思うと、200円しか持ってなかった飯尾さんは、食べることができたという。決死のチャレンジではあったが、貧しくとも夢を追いかけていた飯尾さんを満腹にしてくれた忘れられない思い出の味であった。
*店舗情報:「餃子の王将 三軒茶屋店」東京都世田谷区太子堂4-22-15
40代
30代
2021年9月18日放送回 ゲスト:大野将平
ゲストは、柔道家・大野将平さん。東京オリンピックでは「勝って当たり前」「金メダル確実」と言われる中、圧倒的な強さを発揮して見事、日本男子柔道史上4人目のオリンピック連覇を達成!“絶対王者”と呼ばれる大野さんが普段見せない素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に自らの柔道人生、東京オリンピックの舞台裏について語った。
■お品書き
東京・駒沢「地獄の日々のご褒美!煮込み」
大野さんは小学校卒業後、親元を離れて上京。古賀稔彦さんや吉田秀彦さんなど多くの名選手を輩出した全寮制の柔道私塾「講道学舎」(※現在は閉塾)に入門。小学生の頃に全国大会で実績を残しスカウトされて入門した2歳上の兄の後を追って、『兄と同じ道を歩めば、俺も強くなる』と思い込み、周囲の反対を押し切って本格的に柔道の世界に飛び込んだ大野さん。すると、待っていたのは“日本一厳しい”と言われている寮生活だった。毎朝5時40分に太鼓の音で起床し、早朝トレーニング、掃除や食事の当番をこなした後、学校へ。学校が終わると、毎日3時間の稽古。そして夜は、自らの洗濯などは当然、高校生の先輩の付き人として身の回りのお世話までこなす…という日々。当時を振り返って大野さんは、『中1で人生を間違えた』『12歳にして人生をやめたいと思った』と語った。そんな生活を過ごした中高時代、大野さんにとって忘れられない“思い出”の味がある。それが、東京都世田谷区にあった「講道学舎」から程近く、駒沢公園通りから1本入った住宅街にある煮込み専門店「かっぱ」の名物「煮込み」。1950年創業、もともとは居酒屋だったが、煮込み専門店に変更し、今や行列のできる名店として知られる。名物「煮込み」は、もつは使わず牛肉を使用。豆腐、こんにゃくと一緒に数種類ブレンドした味噌でじっくりと煮込んだ一品。高校生の先輩の付き人をしていた中学時代、先輩のおつかいで「かっぱ」へ行き、テイクアウトでタッパに入れてもらった「煮込み」。寮に持ち帰り、先輩が分けてくれた「煮込み」を山盛りのご飯の上にかけて食べた「煮込み丼」は、辛く厳しい寮生活の中で唯一の楽しみであり、おいしい思い出だという。
*店舗情報:「かっぱ」東京都世田谷区駒沢5-24-8
奈良・生駒「金メダリストの筋肉を作る!シャトーブリアン」
奈良県生駒市の山奥にあるヘレ肉(ヒレ肉)専門店「きみや」。ひっそりと佇む外観に、シンプルな店内…しかし、そこは“すごいヘレ肉を食べられる”と、グルメ界で知られた伝説の名店。ここに、母校・天理大学を練習拠点にしている大野さんは月に2回ほど通っているという。『私の筋肉は、きみやさんの肉でできている』とまで語る大野さんの大好物が、鹿児島黒牛のヒレ肉の希少部位「シャトーブリアン」。その中でも、真ん中の一番いい部分を分厚くカットした最高級の肉をいつも食べているという大野さん。1枚は約200gで1人前2枚。まるでステーキのようにカットされた「シャトーブリアン」を豪快に炭火ロースターで両面を軽く焼き、フォークで割く。それほど柔らかく、赤身のヒレ肉だけに胃もたれしないという「シャトーブリアン」をニンニクたっぷりの特製ダレでいただく。
このお店には、大野さんの二人の恩師、篠原信一さん、そして男子柔道日本代表の井上康生監督とも一緒に行ったことがあるという。肉が大好きな井上監督はとても喜んでいたそうで、『東京オリンピック後に落ち着いたら奈良に行くから、きみやに行こう』という話をしているが、一方の篠原さんは『もう、おじいちゃんなので、あまり食べなかった』と、ちょっとイジった大野さんであった。
*店舗情報:「ヘレ専門店きみや」 奈良県生駒市鹿畑町907
「柔道の真髄を感じた料理人が作る!特製牛丼」(※人生最高の一品)
大野将平さんの“人生最高の一品”は、柔道の真髄を感じた料理人が作る「特製牛丼」。そのお店は、京都の阪急嵐山線「松尾大社駅」から徒歩約7分、桂川のほとりに店を構える「天ぷら松」。舌の肥えた京都の食通だけでなく、全国からもその味を求めて足を運ぶ客が絶えないという名店。創業50年以上、当初は天ぷら定食がメインだったが、現在はおまかせコースのみの会席料理店。2代目店主の松野俊雄さんが作る料理は、ほぼ同じメニューはないという極上コース会席。毎回、料理を食べる度に唸らされているという大野さんは、松野さんに自らの感性と通ずるものを感じ、柔道家に通ずる精神を持つ料理人の姿を見たという。そんな松野さんが作る料理は、旬の食材を生かし、見た目にもこだわった逸品の数々。
そして、魚がちょっと苦手な大野さんのためだけに店主がシメに特別に用意した「特製牛丼」。近江牛のヒレ肉を和だしの甘ダレに絡めて、卵の黄身と黒七味で味にアクセントをつけた一品。これだけは毎回、シメに出している大野スペシャルメニューだという。
*店舗情報:「天ぷら 松」 京都府京都市右京区梅津大縄場町21-26
60代
30代
2021年9月11日放送回 ゲスト:松本まりか
ゲストは、松本まりかさん。2018年に放送されたドラマ「ホリデイラブ」の“あざとかわいい”演技で一躍脚光を浴び、今や引っ張りだこ!そして今年、“2021年上半期ブレイク女優”第1位に輝いた松本さん。そんな彼女が、“あざとかわいい女子”とは全く異なる意外な素顔を見せながら、おいしいものと共に、苦節の女優人生を語った。
■お品書き
東京・中目黒「大のカレー好きが惚れた!最愛のスパイスカレー」
『カレーを1日3食!週5日!あり』と語り、カレーを3軒ハシゴすることもあるという松本さん。そんな大のカレー好きの松本さんが『相当おいしい』とオススメするのが、東京・中目黒駅から徒歩約3分の「カフェ・レッドブック」。もともとはコーヒーやパスタなどを提供するカフェダイニングとしてオープンしたが、今ではカレー通の間では知らない人はいない本格インドカリーをいただける名店。松本さんのオススメは、「古白鶏のチキンカリー」。カレー好きを唸らせるのが、スパイスの効いたインドカレーをベースに、大量のタマネギをしっかりとローストして作るルー。1回の仕込みに約7〜7.5kgの玉ねぎを使って約3時間じっくりローストして玉ねぎとトマトの旨味を抽出し、8種類のスパイスを加える。そこに、古白鶏(臭みがなく、脂肪の少ない弾力のある歯応えが特徴のブランド鶏)を合わせた絶品の一皿。プライベートでインド一人旅の経験がある松本さんに、本場で食べたスパイス抜群のインドカレーを彷彿とさせるおいしさだという。
*店舗情報:「カフェ・レッドブック」東京都目黒区上目黒1-3-2
東京・新宿「辛いもの好きに目覚めた!タイラーメン」
10代の頃、タイ料理に出会ってタイカレーを知り、その後インドカレーに行きついたという松本さん。そんな松本さんが初めて行ったタイ料理店がJR新宿駅東口からすぐのタイ料理専門店「ゲウチャイ」。タイ国政府商務省認定「タイ・セレクト」の認定店だけに、まるでタイにいるかのような店内で、タイ直送の本場の食材で、本場の料理人が腕を振るう本格タイ料理が味わえる。当時、母と「ゲウチャイ」によく行っていたという松本さんのオススメが「センレック・トム ヤム ムー」(豚挽き肉入りトムヤムビーフン)。野菜で甘味・旨味を増した鶏ガラスープに細い米麺(2mm)、そして豚挽き肉をはじめたっぷりの具材を使った、辛味、酸味を堪能できる一杯。『タイラーメンのスタンダードにしたい』と、松本さんが大絶賛するお店の女性人気No.1ヌードル。
*店舗情報:「ゲウチャイ」 東京都新宿区新宿3-21-7 東新ビル2F
東京・西尾久「衝撃!とろける とんかつ」
都電荒川線の宮ノ前停留所から徒歩2分、東京都荒川区西尾久の小さな商店街にあるお店「どん平」。実はここ、女優の安藤玉恵さんの実家でお兄さんが2代目店主。以前、安藤さんと舞台で共演したのをキカッケに、松本さんは安藤さんや舞台のメンバーで訪れているという。松本さんオススメは、『こんなおいしいとんかつ食べたことない』というほど衝撃を受けた「とんかつ定食」。それは、ユニークな先代店主(安藤さんの父)が『お客様を喜ばせたい』という一心で考案した“ニュータッチとんかつ”。通常使用するロースやヒレではなく、“豚バラ肉のとんかつ”である。大鍋で醤油、おからと一緒にトロトロになるまで7〜8時間煮込んだ豚バラ肉を揚げ、創業以来継ぎ足しのデミグラスソースをかけていただく。お好みで、その上にソースをかけるのもオススメ。柔らかくてジューシーで、とろけるおいしさのとんかつは、まさに“とんかつの概念が変わる”一品。松本さんも、普通に2人前ペロリと平らげてしまうおいしさだという。
*店舗情報:「どん平」東京都荒川区西尾久2-2-5
「下積み時代を支えてくれた!“第二の母”の手料理」(※人生最高の一品)
松本まりかさんの“人生最高の一品”は、「“第二の母”と慕う松田美由紀さんの手料理」。伝説の名優・松田優作さんの妻にして、俳優の松田龍平さん、松田翔太さんの母である松田美由紀さん。美由紀さんとの出会いは、松本さんが19歳の頃…龍平さんの親友と共演したことをキカッケに龍平さんとも親しくなり、その後、松田家に居候する形になったという。約1年半の居候生活では、松本さんのことを我が子のように可愛がってくれたという美由紀さん。日常生活から、旅行も一緒に行ったりする中で、いつしか松本さんにとって美由紀さんは“第二の母”と慕う存在になっていた。そんな美由紀さんが日々、作ってくれた手料理が松本さんには人生で最も忘れられない一品だという。当時、松田家で楽しい毎日を過ごす一方、松本さんは複雑な感情を抱いていたという。その頃は、女優と言える仕事もほぼなかった松本さんは、松田家の長男・龍平さん、次男・翔太さんが俳優としてスター街道を駆け上がるのを目の当たりにしていた。『二人は自分とはモノが違う…絶対に弱音は口には出さなかったけど、正直キツかった』。しかし、俳優一家の松田家で暮らすことで『今、仕事はないけど、私はずっと女優でいたい』という気持ちを持ち続け、女優という仕事にしがみついていた松本さん。その後10数年の下積み時代を経て、いま輝きを放っている。そんな松本さんには、松田美由紀さんからもらって大事にしている言葉がある。『ここに一つの光があって、この光さえ見失わなければ、どんなに回り道しても、ここに行き着くのよ』。この言葉を胸に松本さんはこれから、その光の先へと女優として進んでいく。
40代
40代
40代
2021年8月28日放送回 ゲスト:藤原竜也
ゲストは、藤原竜也さん。名演出家・蜷川幸雄さんに見いだされ、15歳にしていきなりロンドンで舞台デビューを果たし、その後、数々の名作に出演。テロリストのリーダー、新世界の神、借金まみれのクズ、新興宗教の教祖…個性的な役を演じれば、右に出るものはいない名俳優として大活躍。そんな藤原さんは『割と店をはずさない』と自負するほど、お店選びには自信を持つ。今回、隠れた名店を紹介する一方で、お店に対して“ボッタクリ疑惑”を抱いていた!? 番組では、“ボッタクリ疑惑”を大調査。すると、思わぬ展開に!また、人生最高の一品と共に順風満帆に見える俳優人生の知られざるエピソードを語った。
■お品書き富山市常盤町「偶然から行きつけに!富山の鍋」
映画「鳩の撃退法」の撮影で約1カ月滞在した富山。その時、藤原さんが偶然見つけてお気に入りとなり、週に2、3回通い詰めたお店がある。それが、繁華街からちょっと離れた路地裏に佇む居酒屋「美和」。一人で切り盛りする女将の東狐美和子さんが、富山の旬の食材を使った料理や家庭料理をもてなしてくれる隠れた名店。藤原さんのオススメは、寒い時期に食べた鍋料理。タラ、白菜、エノキ、椎茸、ネギ、豆腐など、その日仕入れた新鮮な食材を使い、能登味噌を使ったオリジナルの「タラの能登味噌鍋」。通常メニューにはない鍋を藤原さんらのために特別に作ってくれたという。
そして、富山湾名物の白エビを使った「かき揚げ」も絶品。
自分で見つけたお気に入り店「美和」に共演者やスタッフを連れて行き、女将さんが作る料理に舌鼓を打ち、撮影の疲れを癒し、楽しい時間を過ごしていた藤原さん。ところが一方で、お店に対してボッタクリ疑惑が!?共演者の岩松了さんらと「美和」に行った時、食事代を払ってくれた岩松さんが『結構高かったね』の一言。それに対し、『ぼられてるんじゃないですか』と言ったという藤原さん。そこで、番組で疑惑について聞いてみたところ…女将さんから『キープした焼酎がまだ2本あります。その分をのせた金額です』と反論が!真相はボッタクリどころか、実は納得のお値段であった。
*店舗情報:「美和」富山市常盤町1-10
大阪・北新地「兄弟が営む!隠れ家居酒屋のハンバーグ」
藤原さんが大阪に行く度に必ず足を運ぶお気に入りのお店がある。北新地の雑居ビルにある「喰海」。おばんざいスタイルで家庭料理をいただける韓国風居酒屋で、藤原さんが連れて行った多くの俳優仲間やスタッフは全員、気に入ってくれるという名店。藤原さんのオススメは、これぞ“家庭のハンバーグ”という「ハンバーグ」。
そして、韓国から取り寄せた激辛唐辛子と秘伝のタレで漬け込んだ「ぼたん海老ジャン」。
大好きなこのお店には、家族とも一緒に行ったことがある藤原さん。すると、またボッタクリ疑惑が!?支払いを終えた妻が『パパ、ちょっと高かったね』というので、明細票を確認した藤原さんは『こんな食ったっけな?』と思ったんだとか。そこで再び、番組で疑惑について店主の岡村さん兄弟に聞いてみたところ…『ウチほど明朗会計な店はないです。ぼってないです』と、二人は声を揃えて反論。さらには、『いつも支払いの時になると渋い顔する。それさえなければ、大スターなのに』と、藤原さんの素顔を暴露。ボッタクリ疑惑をかけたがために、ちょっとはずかしい思いをした藤原さんであった。
*店舗情報:「喰海」大阪府大阪市北区堂島1-3-29 日宝新地レジャービル 1F
イギリス・ロンドン「異国の地で出会った!舟盛り」(※人生最高の一品)
藤原竜也さんの“人生最高の一品”は、異国の地ロンドンで出会った「舟盛り」。15歳の華々しいデビュー以来、数々の名作に出演し、一気に人気俳優へと駆け上った藤原さんは25歳の時、人生の歯車をあえて一度止めることを決断。そして、単身イギリス・ロンドンへ留学をする。英語もしゃべれない中、誰も知らない街でとにかく自分ですべてやってみようと奮闘する生活を送っていたが、3カ月経った頃にホームシックになり、辛くなったという。その時、『もし何か困ったことがあったら、この店に行ってみろ』と野田秀樹さんに紹介してもらっていたお店を訪ねた藤原さん。それが、ロンドンのカムデンエリアにある日本料理店「寿司若」だった。孤独を抱え、一人で来店した藤原さんを温かく迎え入れてくれたのが大将の広瀬誠さんだった。英語のことから生活のことまで何でも優しく教えてくれ、来店する度にお寿司をはじめ、焼き鳥など、藤原さんが食べたいものを何でも作ってくれたという。中でも印象に残っている料理が、注文してもないのに『竜ちゃんが来てくれたから』と出してくれた「舟盛り」。食べきれないほどに盛られた新鮮な刺身の味が、大将の優しさと共に藤原さんにとって今でも忘れられない一品。しかも、大将は藤原さんから食事代を1度も受け取ることはなかったという。
今回、番組で調べたところ、藤原さんの思い出のお店「寿司若」は閉店していたことが判明。大将の広瀬さんが高齢になったこと、そしてコロナ禍もあり、38年の歴史に幕を閉じたというのだ。そこで、収録の際、ロンドンの大将一家と東京のスタジオをリモート中継で結んで、画面越しの再会が実現した。人生の歯車を止めて渡った異国の地で辛い時に優しくしてくれた大将の存在、そして大将が作ってくれた日本料理。この出会いと思い出の味は、藤原さんにたくさんのことを教えてくれ、ロンドンでの経験が今、俳優人生に生かされている。
*店舗情報:「寿司若」※閉店
40代
30代
2021年8月21日放送回 ゲスト:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
ゲストは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。お笑い芸人としてだけでなく、執筆活動やビジネスなど多彩な才能を発揮し、タレントの枠を超えて縦横無尽に活躍する淳さんが、おいしいものと共に、青春時代から、芸人人生、最愛の母との思い出などを語った。
■お品書き福岡・奈多「未だに衝撃を忘れられない!パスタ」
淳さんの青春時代の思い出の味は、地元・山口県下関市にあった喫茶店「KIKI」の「カルボナーラ」。高校時代に先輩の紹介でそのお店でアルバイトをしていた淳さんは、賄いで出てきた「カルボナーラ」に衝撃を受け、未だに忘れられないという。そんな「カルボナーラ」を作ってくれたオーナーが後に、下関を離れて福岡で始めたお店が居酒屋「達磨」。THE居酒屋な雰囲気からは想像できないが、淳さんの青春時代の味は現在、「達磨」でも味わえる。玉ねぎ、ベーコンなどの具材とパスタを白ワインと生クリームで炒めた後、生クリームと卵、パルメジャーノ・レッジャーノで作ったソースをボウルで混ぜ合わせ、最後に揚げたウインナーを添えた一品が、その名も「思い出のカルボナーラ」。炒める時、そしてソースに生クリームを使ってコクを出すこと、またソースをボウルで混ぜ合わせることが、おいしさのポイントだという。
福岡で仕事の際、「達磨」で約30年ぶりに「カルボナーラ」を食べた淳さんは、その時、青春時代のいろんな思い出が蘇ったそう。そして、思い出があるからおいしい記憶が残っていると思っていた淳さんだったが、その味は高校時代に受けた衝撃そのまま、理屈抜きにおいしかったという。
*店舗情報:「達磨」福岡県福岡市東区塩浜1-3-1
東京・八重洲「“変態料理人”が作る!究極の肉料理」
東京駅から程近い、徒歩2分のレストラン「otanto 料理人・W」。ここに、淳さんが“料理の変態”と呼ぶ料理人がいる。その人物が、渡辺一史さん(通称)ナベさん)。淳さんがナベさんと初めて出会ったのは、ナベさんが以前オーナーシェフだったお店「tanto」の頃。ナベさんは当時、キッチンだけでは事足りず客席を半分使い、ありとあらゆる食材を用意し、料理開発に没頭、いや命をかけている感じだったという。そんなナベさんは料理に関しては採算度外視。そのため、自分のお店は閉店に追い込まれてしまった。しかし、ここまで料理に命をかけるナベさんを何とかしてあげたいと出資者が現れ、現在の「otanto 料理人・W」をオープン。変態ぶりを発揮して、料理の腕を振るっているのだ。そんなナベさんは、旬な食材をスタンダードな調理法から型破りな調理法、意外な食し方で、おいしい料理として提供してくれる。ナベさんの作る料理で、淳さんが最も衝撃を受けたのが、「熟成肉のリゾット」。まず、1時間以上熱した後の石焼き鍋で焦げるほどまでによく焼いた熟成肉サーロインを卵と鬼おろしのソースでいただく。
その後、焼いた熟成肉サーロインの肉汁が残る石焼き鍋に、きのこ、ハム、モッツアレラ、ご飯を入れ、卵や生クリームなどを加えてできあがる一品が「熟成肉のリゾット」。それは、まさに食べたことのないおいしさだという。
さらに、そこから驚きの味変メニューがある。それが「リゾット」に、パルミジャーノ・レジャーノ、胡椒、そして緑茶(伊右衛門)を加えた「お茶漬け」。熟成肉サーロインをはじめ、出汁という出汁が溶け込んだ究極のおいしさだという。
ちなみに、このお店は大切な人と語らいながらの食事会には向いてないと淳さんは語った。実際、淳さんも家族とは一緒に行ったことがないという。理由は、ナベさんが各テーブルに来て食材や調理法、食べ方、薀蓄など、ずっとしゃべりっぱなしになるからだそう。
*店舗情報:「otanto 料理人・W」東京都中央区日本橋3-4-1第二弥生ビル7F
山口・下関「最愛の母との思い出が詰まった!瓦そば」(※人生最高の一品)
田村淳さんの“人生最高の一品”は、最愛の母との思い出が詰まった下関名物料理「瓦そば」。それは、淳さんが帰郷する度に、母・久仁子さんが『ここの瓦そばが一番』と、必ず食べに行っていた割烹「しらさぎ本陣」の「瓦そば」。名物料理だけに下関市内には「瓦そば」のお店はたくさんあるが、田村家ではわざわざ車で約30分かけてここに足を運ぶという。西南戦争(1877年)の時、薩摩軍の兵士が野戦の合間に、瓦を熱してその上で肉や野菜を焼いて食べていたことをきっかけに誕生した「瓦そば」。茶そばや牛肉などを熱した瓦の上でジュワッと焼き、その上に錦糸卵、刻みネギ、刻み海苔、レモン、もみじおろしなどをのせた、彩りも鮮やかな野趣溢れる一品。おこげも付いてカリカリで、かつモチモチ感のある茶そばを温かいつゆにつけていただく。
「しらさぎ本陣」の「瓦そば」が大好きだった淳さんの母・久仁子さんは、1年前(2020年8月)にガンで他界。久仁子さんは、淳さんが20歳の時から『もし自分に何かあった時は、延命治療はしないで』とずっと言い続けていたという。実際にガン発覚後、一切の延命治療を拒否。そして、葬儀からすべて身の回りのことを生前に準備して天国へ行った久仁子さん…最期まで自分らしく生きた母との思い出が詰まった「瓦そば」は、淳さんにとって忘れられない味であった。
*店舗情報:「しらさぎ本陣」山口県下関市菊川町久野556-18
30代
30代
2021年8月14日放送回 ゲスト:ダチョウ倶楽部
ゲストは、ダチョウ倶楽部の肥後克広さん、寺門ジモンさん、上島竜兵さん。結成36年目!元祖リアクション芸人として長年活躍してきた大ベテランの仲良しお笑いトリオが、芸人人生で出会ったおいしいものと共に、伝説のお笑い番組の秘話などを語った。
■お品書き東京・新中野「後輩芸人と囲んだ!ホルモン鍋」
上島竜兵さんを筆頭に肥後克広さん、有吉弘行さん、劇団ひとりさんなど太田プロダクション所属芸人を中心とした集団“竜兵会”。その竜兵会のメンバーが集まって、よく食事会を行っていたのが、東京の新中野にある韓国料理店「オジャンドン」。厚さ1センチもある厚切り上タン塩をはじめ、サムギョプサル、チーズチヂミなどのメニューが人気のお店。一時は毎日のようにメンバーの誰かと顔を出していたという上島さんのオススメは、「ホルモン鍋」。コムタンスープをベースに野菜、牛ホルモンがたっぷり入って、ちょっと辛めに仕立てた鍋は、ビールと最高に合う絶品の一品。
*店舗情報:「オジャンドン」東京都中野区中央4-1-21
福岡・小倉「“鰻の神様”が焼く!天然鰻」
ゲスト出演(2017年6月5日放送)をはじめ、当番組に過去3回出演しているジモンさんが今回満を持して紹介したのが、福岡県北九州市小倉にある1926(昭和元)年創業の鰻料理の名店「田舎庵」。オススメは、天然鰻の「白焼」と「蒲焼」。天然鰻は、漁期の5〜11月頃までは有明海や豊前海の鰻を中心に竹筒漁、はえ縄漁、石倉漁などで漁師が採った厳選した逸品。『天然鰻は産地によって、食べるエサも育つ環境も異なるので味が違う』と語るジモンさんは、このお店で天然鰻の食べ比べをするんだとか。
ここの鰻で何より驚くのが、“鰻に火を食わせる”と称される独特の焼き方。ジモンさんが“鰻の神様”と尊敬する3代目店主の緒方さんは、鰻を折り曲げながら焼き、皮の下部分にあるゼラチン質を溶かして脂を落とす。すると一度焼いた鰻に水をかけて温度をいったん下げ、そして再び焼く。全体に火が通るまで、何度もこれを繰り返し、皮が炭になる直前まで約30分じっくり丁寧に焼く。こうして焼き上げられた「蒲焼」は、鰻本来の旨味を最大限に引き出し、皮目はパリッと中はふっくらと香ばしい一品。蒸さずに地焼きのみなので鰻の味が凝縮され濃くなり、一番おいしい状態で味わえるという。ジモンさん曰く、『香ばしくて口の中でジュワッとなって、天国にいっちゃう』そうで、鰻の概念が変わる、食べたことのないおいしさだという。
*店舗情報:「田舎庵 小倉本店」福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1-1-13
東京・四谷三丁目「華やかなテレビの世界を実感した!特選和牛の焼き肉」(※人生最高の一品)
ダチョウ倶楽部の3人にとっての“人生最高の一品”は、四谷三丁目にある「羅生門」の「焼き肉」。ダチョウ倶楽部が出演していた「爆笑!スターものまね王座決定戦」(フジテレビ)の収録後、よく出演者とスタッフで開催された打ち上げ会場が、「羅生門」四ツ谷本店であった。打ち上げでは、メニューを見て注文することはなく、特上のお肉がどんどん出てきて夢のような宴会だったそうで、中でも上島さんが衝撃を受けたのが「スペシャルタン塩」。それまで食べたことのなかった「タン塩」を初めて口にした時、もうびっくりして言葉を失ったという。
肥後さんとジモンさんのオススメは、リブロースの希少部位を贅沢にカットした「スペシャルカルビ」。1枚が大きく、ボリューム満点の極上カルビを白飯と一緒に食べるのがたまらなく至福だったという。
「羅生門」の特選和牛の「焼き肉」は、お笑い全盛期と言われる1990年代、ダチョウ倶楽部の3人が初めて華やかなテレビの世界を目の当たりにした味であり、3人で歩んできた36年の芸人人生の中で、思い出として3人共に忘れられない最高の一品であった。
*店舗情報:「羅生門 四谷本店」東京都新宿区舟町7-14 ダイアパレス1F
50代
2021年8月07日放送回 ゲスト:重岡大毅
ゲストは、重岡大毅さん。ジャニーズWEST“不動のセンター”として人気を誇り、現在放送中の金曜ドラマ「#家族募集します」でGP帯連続ドラマ初主演を務めるなど、俳優としても引っ張りだこ。そんな重岡さんが、飾らない人柄そのままに関西人キャラを炸裂、一方でカッコつけキャラも全開にしながら、絶品の麺づくしと共に、自らのアイドル人生を語った。
■お品書き大阪「ジャニー喜多川さんとの思い出が詰まった!うどん」
関西ジャニーズJr.時代の重岡さんが、ジャニー喜多川さんによくごちそうになったお店がある。リーガロイヤルホテル大阪の地下1階にある「道頓堀 今井」リーガロイヤルホテル店。1946年創業の老舗うどん店で、大阪では知らない人がいないほどの有名店。関西をはじめ、東京、名古屋など全国に展開しており、出汁の旨味が効いた、上品な薄味の中に奥深い味わいの「関西風うどん」が味わえる。今井のうどんが大好きだったジャニー喜多川さん。大阪に来た際に、重岡さんは声をかけてもらい、関西ジャニーズJr.の数名と一緒に何度もうどんをすすったという。いつも食べていたのが「きつねうどん」。北海道産の天然真昆布と九州産のさば節、うるめ節を使用し、昔ながらの八升釡で仕上げた出汁がとにかく絶品の一杯。
ある時、一緒にうどんを食べていると一人の先輩の麺が固結びになったことがあったという。すると、ジャニー喜多川さんから『YOUいいことあるよ』の言葉が。それを目の当たりにした重岡さんたちは、ここぞとばかりに固結びの麺を作って、ジャニー喜多川さんに対して必死にアピールしたんだとか。
*店舗情報:「道頓堀 今井 リーガロイヤルホテル店」大阪市北区中之島5-3-68 B1
東京・日比谷「デビューを夢見てすすった!ラーメン」
関西ジャニーズJr.時代、選抜メンバーとして度々上京して日生劇場のステージに立っていた重岡さん。その頃に、みんなでよく出前で注文していたのが「芳蘭」のラーメンだった。実はこのお店は、石原裕次郎さんをはじめ名だたるスターが愛した名店。出前でしか食べたことなかった重岡さんは、そんな有名店だとは知らなかったそう。今回、『だから、めちゃくちゃおいしいんだ』と合点がいったという。重岡さんがいつも食べていたのは、「味噌バターラーメン」。北海道の製麺所から空輸して仕入れている特製麺を使い、スープは味を守るために創業以来の継ぎ足し。当時、ステージでめちゃくちゃ踊ってハードな日々を送っていたので、弁当だけでは物足りない重岡さんの胃袋満たしてくれた思い出の一杯で。
*店舗情報:「芳蘭」東京都千代田区有楽町1-2-9 TS日比谷ビルB1F
東京・銀座「メンバーとの思い出が詰まった!とんこつラーメン」(※人生最高の一品)
重岡大毅さんの“人生最高の一品”は、ジャニーズWESTのメンバーとの思い出が詰まった「とんこつラーメン」。それは、上京した際の滞在ホテルの近くにあって、公演終わりにメンバーみんなとよく通っていた「九州じゃんがら」銀座店。東京暮らしになってからも、都内で店舗を見つけたら吸い込まれるように入ってしまうほど、重岡さんにとって大好きなラーメンが味わえる。重岡さんオススメは、「からぼん」。豚骨をメインにじっくり煮だし、げんこつ独特の野性的な香り、旨味のある濃厚とんこつスープに、十数種類のスパイスを入れて辛みを追加。ただ辛いだけではない味の深みを追究し、口の中にじんわりと、ほどよい辛さの余韻が残る一杯。そこに角肉をトッピングするのが、重岡さんのオススメ。
関西ジャニーズJr.時代から苦楽を共にし、デビューしてからも『めっちゃ仲良し』と言うほど深い絆で結ばれているジャニーズWESTのメンバーたちと一緒に味わった「とんこつラーメン」は、重岡さんにとって当時の気持ちを思い出させてくれる大切な味である。
*店舗情報:「九州じゃんがら 銀座店」東京都中央区銀座 6-12-17
40代
30代
30代
2021年7月24日放送回 ゲスト:渡辺えり
ゲストは、渡辺えりさん。実力派俳優としてだけでなく、劇作家として多くの作品を手掛け、現在は日本劇作家協会会長を務め、第一線で活躍し続ける渡辺さん。『芝居が人生』という渡辺さんがおいしいものと共に、身振り手振りでまるで芝居をしているかのようなトークを展開しながら、自らの芝居人生を語った。
■お品書き東京・新宿「故郷を感じた!ドイツ料理」
渡辺さんが新宿の紀伊國屋サザンシアターで公演後、よく行くお店がある。1930年創業の老舗洋食屋「つばめグリル」の新宿タカシマヤタイムズスクエア店。デパート上階のオープンテラスで開放的な気分を味わいながら、生ビールを飲むのが最高の瞬間だという。ハンバーグやソーセージなど多くのドイツ料理が並ぶメニューの中で、渡辺さんオススメは「ニシンの酢漬け つばめ風」。ノルウェー産ニシンを酢、砂糖などを入れた液に4日間漬けた一品。辛子醤油でいただくのが最高だという。
渡辺さんには、「ニシンの酢漬け」が大好きな理由がある。それが、“ドイツ人が山形県人に似ている”からだという。渡辺さんがドイツに芝居を観に行った時、キレイ好きでゴミ一つ落ちてない街、そして、親切な人々に感激。キレイ好きで親切なところが、山形県人そっくりなんだとか。特に、ビール祭りに行くために道を尋ねた際、女子学生がすごく丁寧に教えてくれたり、バスでは降車タイミングに車中の全員が『ここだ!』と言ってくれたり、ドイツ人の優しさに触れた渡辺さん。無事にビール祭り会場に到着し、おいしいビールと一緒に食べたのが本場の「ニシンの酢漬け」だったのだ。
*店舗情報:「つばめグリル 新宿タカシマヤタイムズスクエア店」
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエア13F東京・銀座「山形の一流シェフが作る!絶品パスタ」
“食材の宝庫”山形のおいしい食材を生かした料理が評判のお店、東京・銀座の山形県アンテナショップ「おいしい山形」2階にある「YAMAGATA San-Dan-Delo(サン・ダン・デロ)」。山形県鶴岡市にあるイタリアンの名店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ奥田政行さんの理論を継承・進化させた味が、銀座で味わえる。渡辺さんオススメは、山形県産の野菜をたっぷり使った「季節野菜いっぱいのペペロンチーノ」。山菜ミズ、おかひじき、さやえんどう、メロンコ(子メロン ※メロンを育てる際に間引いたもの)、オクラ、アスパラ、いんげん、きゅうり、ロケットサラダ、からし菜、ズッキーニ(黄、緑)、.わさび菜といった季節野菜・全12種類に、庄内豚のベーコンなど山形県産の食材で作ったこだわりの一品。見た目は、パスタが一切見えず、まるでサラダのよう。おいしい季節野菜とパスタの絶妙なハーモニーがたまらないおいしさ。
*店舗情報:「YAMAGATA San-Dan-Delo」東京都中央区銀座1-5-10
東京・池袋「東京のママと出会った!おでん」(※人生最高の一品)
渡辺えりさんの“人生最高の一品”は、「おでん」。芝居の道へ進むために上京し、舞台芸術学院に進学した渡辺さんが18歳からアルバイトをしていたお店、東京・池袋の「おでん やま」。そこで、芝居に励みながら約8年間働いた渡辺さんにとって、「おでん やま」のママは、料理のイロハから人との接し方など教えてくれた“東京のママ”という存在。そんなママ・新妻栄子さんは、79歳の今も元気にお店を切り盛りしている。ちなみに、ここには中村勘三郎さんや笑福亭鶴瓶さんなども連れて行ったことがあるそう。「おでん」は、かつお節と昆布でとった出汁に濃口醤油ベースの関東風。働いていた頃は、ママに教わって渡辺さんが仕込むこともあったという。渡辺さんが好きなのは、白滝、こぶ、ちくわぶ、卵、大根など。
芝居に励む渡辺さんをずっと応援してくれていたママ・新妻さんは、渡辺さんの舞台をすべて観ている唯一の存在。そんなママの深い愛情もしみ込んだ「おでん」こそ、どんな高級店や有名店のおでんにも負けない…渡辺さんにとって“人生最高の一品”。
*店舗情報:「おでん やま」東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館 2F
40代
30代
30代
2021年7月3日放送回 ゲスト:佐々木蔵之介
ゲストは、佐々木蔵之介さん。映画やドラマ、舞台などで活躍し続ける名俳優は、刑事役などのクールなイメージとは異なり、実は超おしゃべりでオモシロ大好きな関西人。しかも、意外にもちょっとオトボケなところも。そんな素顔を見せながら、終わらせることができなかったという俳優人生を振り返った。
■お品書き兵庫・神戸「演劇サークル仲間と食べた!六甲のとんかつ」
実家の造り酒屋(佐々木酒造)を継ぐつもりで、蔵之介さんが進学した神戸大学農学部。そこで、蔵之介さんは演劇と出会い、演劇研究会「はちの巣座」に所属。そして、劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加し、芝居が日常になっていったという蔵之介さん。腹筋善之助、シャンプー服部、ピーター本田、スパルタカス高須…変わった芸名の仲間たちと稽古終わりによくご飯を食べに行ったのが、阪急六甲駅近くの「ヨシダ」というお店。そこの「とんかつ」が“青春の思い出の味”だという。そこで、番組スタッフが実際に六甲に行き、捜索してみると…そのお店は、「ヨシダ」ではなく「みやま」というお店であったことが判明。しかし残念ながら、「みやま」は2〜3年前に閉店。蔵之介さんが「思い出のとんかつ」と再会を果たすことは叶わなかった。では、そもそも「ヨシダ」というお店は何なのか??さらに取材を進めると、とあるビルの3階に確かに存在していた。訪ねてみると…「お好み焼き 鉄板焼き よし田」という看板を発見!実は、「よし田」は、とんかつ店ではなく、お好み焼き&鉄板焼きのお店だったのだ。しかし、「よし田」も既に閉店。その顛末をスタジオでVTRを見た蔵之介さんは、自分の曖昧な記憶を恥ずかしがりながらも、懐かしい青春時代を振り返り、幸せを感じることができたという。東京・下北沢「都会の苦味を癒してくれた!蕎麦」
大学卒業後、実家の造り酒屋を継ぐために勉強になるからと、広告代理店に就職した蔵之介さん。一方で、サラリーマン生活の傍ら、劇団「惑星ピスタチオ」に所属して演劇も続けていた。そんな中、東京の劇団から強く誘われ、実家を継ぐ選択肢を捨てて上京した。ただ『役者をやりたいというより、終わらせられなかった』という気持ちだったそう。東京で初めて暮らした街が、下北沢。そこで出会ったお気に入りのお店が、「十割蕎麦処くりはら」だった。趣味で蕎麦作りを始めた店主がどんどんのめり込み、すべて我流で作るこだわりの蕎麦がいただける、知る人ぞ知る名店。蕎麦だけでなく、打ち台やカウンター、食器に至るまで、店主の手作りだという。ちなみに、営業は金・土・日のみ。関西人なので「蕎麦よりうどん」派だった蔵之介さんだが、このお店で蕎麦のおいしさに目覚め、蕎麦の楽しみ方を知ったという。蕎麦は、豊かな香りと甘味が特徴で蕎麦職人や蕎麦通から圧倒的支持を得ている茨城県茨城県桜川市産のブランド品種「常陸秋そば」を使用。石臼で手挽きした自家製粉を丁寧に手打ちした蕎麦は、たまらなく絶品。酒のお供には、「揚げそばがき」、「粒そば味噌和え」が最高だという。
*店舗情報:「十割蕎麦処くりはら」東京都世田谷区北沢4-16-10 1F
京都・祇園四条「愛してやまない!故郷の鯖寿司」(※人生最高の一品)
佐々木蔵之介さんの“人生最高の一品”は、最愛の故郷・京都の「鯖寿司」。江戸時代に誕生した「鯖寿司」は、京都ではお祭りやお祝いなど、ハレの日に家庭でよく食べられ親しまれてきた。その「鯖寿司」を専門的に作り始めたのが、1781年創業の名店「いづう」。冷蔵技術が発達していなかった時代に、魚介類を若狭湾から京都へと運ぶためのルート“鯖街道”を経て届いた塩漬けの鯖を使って「鯖寿司」は作られ、庶民の間で貴重な青魚を楽しむ文化が生まれた。そんな庶民の味を料理人の技で磨き、専門店として初めて世に送り出したのが「いづう」だった。「いづう」の名物「鯖姿寿司」は、一本一本手作り。鯖は、日本近海の脂がのった真鯖、米は滋賀県産の江州米、寿司全体を包む昆布は北海道産。脂がのった鯖と450gのシャリ、そして昆布の旨味が合わさった極上の一本。時間が経つにつれ、昆布の旨味が寿司へとうつり、昆布、鯖、シャリが馴染み合ってきて、たまらないおいしさだという。
蔵之介さんにとって「いづう」の「鯖姿寿司」は、京都に行った時いつも買うものではなく、仕事がうまくいった時などに買う、自分へのご褒美。それだけに、京都駅の「いづう」売店で買った「鯖姿寿司」を新幹線で食べるのは、何よりの楽しみだという。まずは昆布を一旦はがし、肉厚の鯖を食べて、ビールを一口。その後、はがしておいた昆布だけを味わう…これが蔵之介さん最高の時間の過ごし方。
*店舗情報:「いづう」京都府京都市東山区八坂新地清本町367
30代
30代
2021年6月26日放送回 ゲスト:西川貴教
ゲストは、西川貴教さん。1996年、T.M.Revolutionとしてソロデビュー以来、アーティストとしての音楽活動はもちろん、俳優として映画に、そして芸人顔負けのキャラクターでバラエティにも引っ張りだこ!さらには、ベストボディ・ジャパン2020日本大会モデルジャパン部門ゴールドクラス(50歳~59歳)で見事に優勝に輝き、その究極の肉体美でも大注目!また、故郷である滋賀県の観光大使としても精力的に活動し、大型野外ロックフェス「イナズマロック フェス」を毎年開催。50歳にしてマルチに活躍する西川さんが自らのエネルギッシュな人生をおいしいものと共に語った。
■お品書き東京・北青山「自分へのご褒美に食べる!極上ステーキ」
身体を鍛えている西川さんが、自分へのご褒美に行くお店がある。それが、美食家を唸らす“極上ステーキハウス”として知られる「ウルフギャング・ステーキハウス」。ニューヨークの名門ステーキハウス「ピーター・ルーガー ステーキハウス」で40年以上活躍したウルフギャング・ズウィナー氏が独立して、2004年マンハッタンに創業。こだわりのステーキのおいしさで人気を呼び、現在は日本にも5店舗を展開。西川さんは、アメリカ国外初出店となった六本木店へ取材で行ったのをきっかけに、最近は青山店「ウルフギャング・ステーキハウス シグニチャー」をよく利用しているという。西川さんが直近で行ったのは、昨年12月。ベストボディ・ジャパン2020日本大会の優勝した後、ずっと一緒に身体作りに取り組んでくれたトレーナーたちとの優勝記念だった。その時に食べたのが、「プライムステーキ」。アメリカ農務省の格付けで最上級の品質と認定された「プライムグレード」を専用熟成庫で約28日間の長期にわたり熟成。長期乾燥熟成によって柔らかい食感と旨味が増した肉を厚切りにして、900℃のオーブンで焼き上げる。表面はカリっと香ばしく、中からはジュワッと肉汁がしたたるそれは、まさに品質・熟成・焼きにこだわった極上ステーキ。優勝の喜びと共に味わったステーキは、得も言われぬ最高のご褒美だったという。
*店舗情報:「ウルフギャング・ステーキハウス シグニチャー」東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1F
京都・東山「俳優仲間と食べた…忘れられない!創作中華」
2019年、大阪でNHK朝ドラのロケ、京都で映画のロケと、俳優としての仕事に取り組んでいた西川さん。映画は、亡き三浦春馬さん主演の「天外者(てんがらもん)」。京都に滞在することが多く、よく三浦春馬さん、共演者の三浦翔平さんの3人で食事をしたという。その思い出のお店が、京都府東山区にある泉涌寺の裏手、静かな林の中に佇む一軒家「泉湧寺 齋華」。知る人ぞ知る名店の中華料理店である。店内には、2階の高さまである一面の窓があり、俗界から距離を置く泉涌寺の庭の景色が広がる。四季折々の美しい景色を眺めながら食事を楽しめるカウンター席は、最高の特等席。ここでいただくのは、ただの中華料理ではない。フレンチや西洋料理の要素を取り入れたコースの四川料理。中でも西川さんオススメは、「鮑の四川大豆ソース その肝の和えそば」。自家製麵とアワビの肝ソースを和え、4時間蒸したアワビのスライス、そして自家製四川大豆ソースをかけた一品。パスタのような触感の自家製麺と濃厚な鮑の肝ソースが絡む上に、しっかり四川中華の風味が残っている不思議なおいしさだという。
そして、三浦春馬さんとの思い出の料理「麻婆豆腐」。映画の撮影を終え、ここで先に食事をしていた西川さんと三浦翔平さん。春馬さんは、主演だったため撮影が押して遅れて合流。到着した時は、既に二人はコース料理の後半。そこで、『お腹が空いてるから』と春馬さんが注文したのが、「麻婆豆腐」だった。この時は、齋華のコース料理を春馬さんが食べられなかったので、『映画公開したら舞台挨拶で一緒になるから、また3人で食事をしよう』と約束していたという。しかし、それは叶わぬことになってしまう…。西川さんにとって、この「麻婆豆腐」は大事な仲間との思い出が蘇る一品であった。
コース料理のシメに出てくる「麵とスープ」も、他では味わえないオススメの一品。具は一切なし、鶏ひき肉から作った透明なチンタンスープと麺だけ。あっさりだけど深い味わいのある料理で、西川さんが『ダシが抜群にうまい』と大絶賛するおいしさ。
*店舗情報:「泉涌寺 齋華」京都府京都市東山区泉涌寺山内町35-3
滋賀・大津「箸が止まらない!鮎の塩焼き」(※人生最高の一品)
西川貴教さんの“人生最高の一品”は、「鮎の塩焼き」。それは、西川さんにとって大事な地元・滋賀県が誇る最高の一品。1959年、比良山系に登山者のための、文字通り山荘として創業した「比良山荘」。2代目の時代から少しずつ料理に力を入れ始め、今では四季折々の逸品がいただける料理宿として名高く、美食家なら一度は訪れたいと願う名店。名物は、「月とスッポン鍋」。琵琶湖産のスッポンの出汁で、冬場に山奥で獲れるツキノワグマの肉を煮るという贅沢極まりない鍋で、特別オーダーの裏メニュー。クマ肉の脂身は旨味があり、食べた者しかおいしさはわからない、まさに“究極の山の幸”料理の一つ。
そして、初夏から夏は何といっても鮎。天然遡上する安曇川をはじめ、琵琶湖などから仕入れる鮎を、塩焼きをメインに食べ尽くす「鮎食べコース」がオススメ。「鮎の塩焼き」は、塩加減も抜群で、燻した香りも香ばしく、そして蓼の葉をすりつぶして酢で混ぜた「蓼酢」でいただくのも絶品中の絶品、西川さんは箸が止まらなくなり、“わんこ鮎”状態だったそう。地元を愛する西川さんだからこそ、全国の人に知ってほしい滋賀県が誇る最高の一品。
*店舗情報:「比良山荘」滋賀県大津市葛川坊村町94
30代
30代
2021年6月19日放送回 ゲスト:池田美優
ゲストは“みちょぱ”こと池田美優さん。2020年「テレビ番組出演本数・女性タレント部門」で堂々の第4位(日本モニター調べ)!今やテレビで観ない日はないほどの大活躍で、もちろん本業ではカリスマモデルとして若い女性を中心に大人気!そんな人気者みちょぱさんがおいしいものと共に、22年のギャル人生を語った。
■お品書き東京・王子「母を待ちながら食べた トマトパスタ」
みちょぱさんの地元、東京都北区赤羽。その隣町の王子に、みちょぱさんの思い出のお店がある。王子駅から徒歩3分にあるスパゲティ専門店「赤いどうくつ」。そこは、みちょぱさんの母・京子さんが10代の頃にバイトしていたことがあり、30代の頃にはシングルマザーで子育てしながら働いていたお店でもある。幼い頃、母の仕事が終わるまで店内のカウンターでよく待っていたというみちょぱさん。そんなみちょぱさんにとって、母を待ちながら食べた思い出の味が「カプレーゼ(トマトのモツァレラチーズ パスタ)」。まずは、鷹の爪、にんにく、オレガノ、オリーブの実をオリーブオイルで炒め、白ワインで香り付け。その後、イタリア産ホールトマトを使った特製トマトソース、フレッシュトマトを加え、茹でたて本格パスタを絡めて、最後にバジルとイタリア産モッツアレラチーズをたっぷりとのせた一品。幼い頃の思い出の味であると共に、みちょぱさんにとっては今でも時々食べに行く、実家のごはんのような大切な味である。
*店舗情報:「スパゲティ専門店 赤いどうくつ」東京都北区王子1-5-1 小林ビル2F
東京・西麻布「交際中のカレと一緒に味わう!極上牛タン」
本業のモデルに加え、タレントとしてテレビ番組に引っ張りだこで、徐々に収入も増えてきたみちょぱさん。たまの外食は、せっかくならとおいしいものを食べに行くようになったそう。そんなみちょぱさんのお気に入りが、東京都港区西麻布にある「焼肉 うし松」。黒毛和牛本来の旨さを持つ雌牛のみを取り扱う、こだわりの焼き肉店。実はここ、今年3月に交際が発覚した6歳年上のモデルの彼と二人でよく行くお店だという。既に5年以上の付き合いになるという彼とは、お互いが素でいられるという理想的な関係。そんな彼と一緒に味わうオススメが、白ネギを包んで縛った極上の牛タン「縛りタン」。焼くと、包まれたネギが蒸され、肉汁と混ざりあい、旨味が凝縮されてたまらなくおいしいという。何より、通常のネギタン塩だと、焼いてネギが落ちてしまい、ネギを満足に味わえない問題を見事に解消した一品。
*店舗情報:「焼肉 うし松」東京都港区西麻布3-13-14 LA・RES西麻布 B1F
京都・木屋町「感謝を込めてごちそうした!すき焼き」(※人生最高の一品)
みちょぱさんの“人生最高の一品”は、「すき焼き」。それは、自分が稼いだお金で初めて母へごちそうした一品。14歳から始めた「Popteen」のモデルの仕事も順調に進んでいた高校1年生の時、母を京都旅行に誘ったみちょぱさん。その時の夕食で行ったのが、1869(明治2)年創業の老舗「モリタ屋」木屋町店。京都初といわれる牛肉専門店として昔ながらの味を伝える名店「モリタ屋」は、ブランド牛の京都肉をはじめ、A5ランクの黒毛和牛など選りすぐりの和牛を「すき焼き」、「しゃぶしゃぶ」、自家製黄身おろしでいただく「名物オイル焼き」や「ステーキ」など、一番おいしい味わい方で提供。木屋町店は、お店の入り口が狭く、長い石畳の路地裏奥に建物が静かに佇む京都独特の店構え。鴨川に面した風情ある京町家造りの部屋で、せせらぎに耳をそばだてながら、とっておきの京都肉の料理を味わえる。二人が食べたのは、「すき焼き(特選)」。焼き方は、もちろん“関西風”。鍋に牛脂をなじませて、ザラメ、その上に極上のお肉(京都産A5ランクの黒毛和牛)を広げ、少し焼いてから割り下を注ぎ入れる。そして、お肉を解きほぐした玉子にからめていただく最高の一品。反抗期だった中学時代、『母にたくさん迷惑をかけた』との思いから、感謝を込めて初めてごちそうした「すき焼き」は、ただおいしいだけでなく、みちょぱさんにとって忘れられない料理となった。
*店舗情報:「モリタ屋 木屋町店」京都市中京区木屋町三条上る上大阪町531
30代
2021年6月12日放送回 ゲスト:伊藤沙莉
ゲストは、伊藤沙莉さん。2020年は映画、ドラマに13本も出演!そのうちの5本が主演またはヒロイン!しかも親近感のある愛嬌溢れるキャラクターでCMにも引っ張りだこ!いま大注目!ブレイク中の若手実力派女優がおいしいものと共に、9歳のデビューから芸歴18年の女優人生、そして壮絶な幼少時代、並々ならぬ家族への思いを語った。
■お品書き東京「女優をやめたくなった時に食べる!しゃぶしゃぶ」
沙莉さんが仕事で落ち込んだ時に、10年来の親友である女優・松岡茉優さんとよく行ったお店がある。それが、「しゃぶしゃぶKINTAN」。撮影でできなかったことや悔しかったことがあると、松岡さんに『女優に向いてません。やめます』と連絡を入れるという沙莉さん。すると、松岡さんが『どうした?じゃあ、ご飯行こう』と誘ってくれるという。それで最初に連れて行ってくれたのが、「しゃぶしゃぶKINTAN」だった。また、その反対で松岡さんから『女優に向いてません。やめます』と連絡があることも。そういう時は、今度は伊藤さんが励ます番。そんな女優同士の親友だからこそ、お互いを励まし合ういい関係を続けている二人。二人で一緒に食べるのが、「熟成KINTANのタンしゃぶ」。30日間熟成して旨味を凝縮した牛タンを、和牛スープにかつお・昆布を合わせた出汁にくぐらせ、トリュフ塩のオリーブオイルをつけていただく極上の一品。さらに、沙莉さんが「本当においしい!」と大絶賛するのが、シメの「トリュフ雑炊」。しゃぶしゃぶの出汁で作った雑炊に、黒胡椒、トリュフオイル、最後にたっぷり削ったトリュフ。一見、くどそうだが全くそんなことはなく、お米なのにお酒がとてもすすむという一品。
*店舗情報:「しゃぶしゃぶ KINTAN」東京都渋谷区神宮前4-5-12 セピア原宿
千葉・四街道「母への感謝の思いが詰まった!韓国料理」
母、伯母、兄、姉との5人暮らしだった沙莉さん。幼い頃から父親がいなかった沙莉さんにとって、自分をここまで育ててくれたのは、母と伯母の存在がとても大きかったそう。そんな二人への感謝の気持ちを込め、沙莉さんは20歳になった時に、毎月の給料日には女優業で稼いだお金で家族みんなをご飯に連れて行ってあげたい——そう決めたという。しかし、娘からごちそうになったり、プレゼントをもらったりすることが嫌いな母は頑なに断わっていたそう。そこを姉が説得してくれたこともあり、ようやく受け入れてくれるようになり、家族みんなでよく訪れるのが、千葉県四街道市にある韓国料理店 ほんがね」。韓国出身の方がやっているお店で本場の味が楽しめる地元の人気店。伊藤家がいつも必ず注文するのが内蔵系の「ホルモン」「ハラミ」「ギャラ」など。ちなみに、沙莉さんが一番好きなのは、「ミノ」。基本の味付けは、白味噌と醤油ベースの秘伝のタレを混ぜたもの。そこに、全員が辛いもの好きの伊藤家は、濾した赤唐辛子を足してもらい、通常より辛さを倍増してもらっているそう。オススメのもう一品が、「海鮮ちゃんぽん」。ムール貝、スルメイカ、アサリなどの海鮮の入った辛いけどまろやかなスープに、コシのあるモチモチ生麵が入った絶品の一杯。
*店舗情報:「韓国料理店 ほんがね」千葉県四街道市大日70-2 森ビル1F
千葉市稲毛「長年の夢に近づいた!天セイロ」(※人生最高の一品)
伊藤沙莉さんの“人生最高の一品”は、「天セイロ」。それは、塗装職人をしている母の仕事が休みになった雨の日、沙莉さんが母に“長年の夢”を伝えた日のことだった。お昼ごはんに母子二人で行ったのが、蕎麦好きの母がずっと気になっていたというお店、千葉市稲毛にある「遊蕎心 泰庵」。二人で食べたのが、“幻の蕎麦”と呼ばれる在来種の蕎麦「千葉在来」を使用した「天セイロ」。「在来種」とは、その土地で昔からずっと作り続けられてきた古来の蕎麦のことで、品種改良されていない、昔ながらの蕎麦。数十年前に一度途絶えてしまったものの、復活した「千葉在来」の蕎麦を味わえるのは、ここ「泰庵」だけ。完全手打ちの蕎麦は、香り高く、何とも言えないおいしさだ。沙莉さんは塩で食べるのが好きで、おすすめだという。
母と二人で絶品の「天セイロ」を味わいながら、沙莉さんが母に伝えたのが、『母と伯母のために、一軒家を建てたい』という“長年の夢”。そこには、沙莉さんの家族への並々ならぬ思いがあった。沙莉さんが2歳の頃、父がいなくなった伊藤家は家族5人がバラバラに。沙莉さんは母の幼なじみの家、兄と姉は友人の家、母と伯母は仕事先の住まいと、諸事情で一家バラバラに暮らさざるを得なかったのだ。その期間は約3か月…その間、母と伯母は寝る間を惜しんで働き、再び家族5人で一緒に暮らせることに。狭く古いアパートだったが、『お城だー!すごい』と喜ぶ3人の子どもたちのことを、母は今でも忘れられないという。『何より家族みんなで一緒に住めれば、どんな家でもよかった』と語る沙莉さん。布団3枚に家族5人で寝る生活だったが、家族みんなと一緒にいられる幸せを感じ、当時のことを鮮明に覚えているという。その後も、ずっとアパートや団地暮らしだった伊藤家だったが、ここまで育ててくれた母と伯母の二人への感謝の気持ちから、沙莉さんはどうしても二人に一軒家を建ててあげたい——と思っている。でも、そんな娘の申し出を当然、母は拒んだという。『自分の好きなことに使いなさい』と、いつも通り言う母に対し、『“二人のために家を建てること”が、私の好きなことだから』と、本気で主張した沙莉さん。そして、渋る母に対して、『私が頭金出してローンを組むから。お兄ちゃんが(芸人として)いいところまで行ったら、後はローンを押し付けます』と、最後の一押しをして、ようやく母は首を縦に振ってくれたという。ちなみに、そのことを兄のオズワルド伊藤さんは知る由もなく、当番組で知らされたのだった。
*店舗情報:「遊蕎心 泰庵」千葉県千葉市稲毛区作草部1-9-14
30代
2021年6月5日放送回 ゲスト:佐藤二朗
ゲストは、佐藤二朗さん。クセのある演技で個性派俳優として幅広い世代に大人気の佐藤さんは、ドラマや映画で活躍する一方、バラエティ番組などにも引っ張りだこ。さらには、自ら主宰する劇団ユニット「ちからわざ」、映画監督をこなすなど精力的に活動している。そんな佐藤さんの素顔は、自らも語る“精神年齢8歳の52歳児”。面白キャラが大炸裂させながら、おいしいものと共に紆余曲折の俳優人生を語った。
■お品書き東京・千歳烏山「俳優仲間と楽しむ!砂肝の唐揚げ」
東京・世田谷区千歳烏山。ここに、佐藤さんがよく通っていた居酒屋がある。1972年創業の老舗大衆居酒屋「居酒屋ふぐちん」。メニューが豊富で、『晩酌が一日の最大のメインイベント』と語る佐藤さんにとって、お酒の合う絶品おつまみが楽しめる最高のお店だという。佐藤さんオススメが「砂肝の唐揚げ」。いつも何回も注文しては女将さんから『二朗さん、また砂肝のから揚げ?』と言われるほど、やみつきの一品。しょっぱくておいしくてビールがよくすすむという。
佐藤さんは一人で行くこともあるが、俳優仲間ともよく一緒に飲むという憩いの場。佐藤さんの誘いで来店したことがあるのは、堤真一さん、小栗旬さん、山田孝之さん、長澤まさみさん、向井理さんなど、豪華な顔ぶれ。そんな佐藤さんの俳優仲間の中で女将さん一番のお気に入りは、安田顕さん。どんなイケメン俳優が来店しようが、閉店間際になると追い出されるのだが、安田さんに対しては絶対そんなことは一言も言わず『いつまでも居て』という態度なんだそう。相当な安田さんファンの女将さんであった。
*店舗情報:「居酒屋 ふぐちん」東京都世田谷区南烏山6-27-3
東京・高円寺「人生のターニングポイントで味わった!もつ鍋」
佐藤さんが以前暮らしていた街、東京・高円寺。ここに、俳優として生活できるようになった佐藤さんがよく通っていたお店「もつ鍋くらら」がある。開店当時からの常連である佐藤さんが行っていたのは、高架下の飲食店街にお店があった頃。現在は、高円寺駅北口から徒歩3分のところに移転した新店舗で営業している。佐藤さんが絶賛する看板メニュー「もつ鍋」は、店主が本場の福岡に行き、研究を重ねた究極の一品。もつ鍋には珍しい、鶏ガラと豚骨を合わせた醤油ベースのスープに、芝浦の老舗臓物店から仕入れた牛モツを使用。超絶品スープに、臭みのない国産モツがたまらないおいしさだという。最近はコロナ禍のため、佐藤さんはネット注文し、自宅で家族とこの味を楽しんでいるそう。
*店舗情報:「もつ鍋 くらら」東京都杉並区高円寺北2丁目10-7ヴィラグリーン 1階
「原点であり、心とお腹を満たしてくれる!ささみの唐揚げ」(※人生最高の一品)
佐藤二朗さんの“人生最高の一品”は、奥様の手料理「ささみの唐揚げ」。新卒で入社したリクルートを1日で辞めて役者の道へ…しかし芽が出ず断念して会社勤務…それでも夢を諦めきれずに再び役者の道へ…自ら劇団を旗揚げするも全く売れず貧乏暮らしの日々だった“暗黒の20代”。風呂なしボロアパートで同棲していたのが、現在の奥様だった。当時、彼女から1日分の生活費として渡されたのは、交通費込みで1,500円。お酒は大好きだけど、佐藤さんは外で飲むことなど当然できなかった。役者への夢を追い続けて紆余曲折する佐藤さんを支え続け、『お金がなくてもおいしいものを…』と、彼女がよく作ってくれたのが「ささみの唐揚げ」だった。そんな奥様の工夫と愛情が詰まった「ささみの唐揚げ」の味を忘れられず、今でもリクエストして作ってもらっているという佐藤さん。あの味があったから、今がある――芝居と家族を何よりも大切にしている佐藤さんの“人生最高の一品”は、今も、これからも佐藤家の食卓のごちそうである。
40代
30代
40代
2021年5月29日放送回 ゲスト:柳楽優弥
ゲストは、柳楽優弥さん。14歳のデビュー作「誰も知らない」で「カンヌ国際映画祭」最優秀男優賞を日本人初!しかも史上最年少で受賞。今や、日本映画界に欠かせない人気俳優となった柳楽さんが愛嬌たっぷりでお茶目な素顔を大公開!一躍、世界から注目され、迷いながらも歩んできたこれまでの俳優人生をおいしいものを通して語った。
■お品書き「悩みまくって食べまくった!パフェ」
柳楽さんが高校時代、よく行っていたのが自宅の近所にあったファミリーレストラン「ジョナサン」。学校帰りに立ち寄ってよく食べていたのが、「和風てりたまハンバーグ」や「ビーフリブロースステーキ」、「本まぐろの鉄火丼」などなど。ただ、育ち盛りの柳楽さんにはそれだけでは物足りず…シメに「いちごパフェ」。おいしすぎて、最後にパフェを2個ペロリと平らげ、食べまくった記憶があるという。
実は、こんなに食べまくっていたのは食べ盛りの10代というだけではない、柳楽さんだからこそ抱えていたある悩みがあった。14歳にしていきなり世界中から脚光を浴びた柳楽さんはデビュー作以降、演じることに対し必死に取り組んでいたものの、世間の評価と自らの経験値との間にズレを感じ、『演技がうまくなりたいのに…なかなか思うようにいかない』と、ジレンマを抱え悩みまくっていたというのだ。そんな悩みもあり、一時食べ過ぎていた柳楽さんだったが、その後演技の世界から一時離れた時期を経て、現在のような活躍ぶりに辿り着いたのだった。
*店舗情報:「ジョナサン」(関東圏都心部に200店舗以上展開しているチェーン店)
北海道・上川町「名優が集う店で食べた!豚丼」
北海道上川町に柳楽さんにとって忘れられないお店がある。それが2012年の冬、映画「許されざる者」(2013年公開)の撮影で滞在した宿泊先「ホテル大雪」の居酒屋「大雪茶屋」。そこは撮影期間中、主演の渡辺謙さんをはじめ、柄本明さん、佐藤浩市さんなど名だたる共演者たちが集うという“豪華な居酒屋”となっていた。当時、演技について悩みを抱えていた柳楽さんは、ここで大先輩たちとたくさん話をする機会に恵まれ、多くのことを学ばせてもらったという。そんな貴重な時間を過ごした柳楽さんが名優たちに囲まれながら食べた思い出の一品は、上川町のブランド豚「味(み)豚(とん)」を使用した北海道名物の「豚丼」。
そして特に忘れられないのが、映画でアイヌ民族の血をひく青年の役を演じたことから現地でアイヌの方からオススメされて食べた「行者にんにく」。滋養強壮に強い効果があるといわれる山菜「行者にんにく」は、流通するほとんどが北海道産。最近は長野県などの栽培ものもあるが、やはり天然の北海道産が絶品。柳楽さんは「行者にんにくの醤油漬け」で疲労を回復しスタミナをつけ、過酷なロケを乗り切ったという。
*店舗情報:「大雪茶屋」北海道上川郡上川町字層雲峡 ホテル大雪 地下1階
東京・千歳船橋「過酷な舞台を支えてくれた!納豆チャーハン」(※人生最高の一品)
柳楽優弥さんの“人生最高の一品”は、「納豆チャーハン」。それは、柳楽さんが初舞台に挑んでいた頃、台本を読み込みながら、よく食べていた東京・千歳船橋「八福」の一品。演技への悩みから、一時俳優業から離れ、アルバイト生活を送っていた柳楽さん。そんな時に突然、演劇界の巨匠・蜷川幸雄さんから主演舞台のオファーが舞い込んだのだった。作品は、村上春樹・原作の「海辺のカフカ」(2012年)。『バイトなんかしてないで、演技の世界に戻って来い』。そんなメッセージを蜷川さんからいただいた柳楽さんは、悩みを吹っ切り、初めて舞台の世界へと飛び込んだ。もちろん、厳しい指導で知られる蜷川さんの稽古は想像を超える厳しさだったという。『舞台は映画と違うんだ!声が小さい!』と、発声の基本から徹底的に指導を受け、とにかく夢中で初舞台に挑んだ柳楽さん。さらには、稽古を重ねて迎えたゲネプロも蜷川さんが満足せず、途中で中止に…。最悪の状態で緊張して迎えた初日――無事公演を終えた柳楽さんに対し、蜷川さんは『華々しい初日を迎えられてよかったね』と声をかけてくれたという。そんな俳優人生の転機となった作品「海辺のカフカ」の稽古中によく通っていたのが「八福」。ドラマのセットのような落ち着いた雰囲気の店内で、台本を読み込みながらよく食べたのが「豚の生姜焼き」と「納豆チャーハン」だった。そばつゆが入った特製ダレで炒めた後、蜂蜜で照りを出した「豚肉の生姜焼き」には、マヨネーズをたっぷりと付けて…。そして、通常メニューの「チャーハン」に大好きな納豆を特別にトッピングしてもらった「納豆チャーハン」。体力勝負の過酷な舞台に挑む柳楽さんを支えてくれた料理は、役者の世界に引き戻してくれた恩人・蜷川さんへの感謝と忘れられない思い出が詰まった一品であった。
*店舗情報:「八福」東京都世田谷区砧2-21-2
40代
30代
2021年5月22日放送回 ゲスト:柴咲コウ
ゲストは、柴咲コウさん。14歳の時スカウトされ、16歳で芸能界デビュー。18歳の時に出演した映画「バトル・ロワイアル」で脚光を浴び、女優として開花。以降、第一線で活躍してきた柴咲さん。今や、女優、歌手としてだけでなく、実業家としても活躍する彼女の素顔は…人見知りだけど話すのは大好き、極端すぎる食生活だけど飽くなき食へ追求心を持つ、など意外な一面ばかり。そんな今までベールに包まれた素顔を見せながら、おいしいものと共に、バイタリティ溢れる人生を語った。
■お品書き神奈川・横浜中華街「創作活動を助けてくれる!中華粥」
柴咲さんが休日の朝、自ら車を走らせて時に向かうお店がある。それが横浜中華街の「謝甜記貮号店しゃてんきにごうてん」。1951年創業(※本店)の中華粥専門店で、店頭のサンタクロースが目印。本場を超える味が楽しめる名店として知られているこのお店に柴咲さんは一時期、朝ごはんを食べるためだけに2週間に1度のペースで通っていたという。柴咲さんがよく食べる朝ごはんは、「白粥」と「炒空芯菜」。白粥は生米、乾燥カキ、乾燥貝柱、鶏1羽丸ごと入れて4時間煮込み、中華揚げパン(ヨウティアオ)、ネギ、パクチー、クコの実をトッピング。シンプルな中に深い味わいのある一品。そして、白粥のお供に欠かせないのが、さっと茹でた空芯菜をニンニクで炒めた「炒空芯菜」。
車の運転が好きな柴咲さんは、一人ハンドルを握ってる移動中も楽しめるタイプ。運転や料理など、誰にも気を遣わず、自分の空間で自分のペースで黙々と作業している時に、歌詞などが思い浮かぶことがよくあるという。様々な創作活動をしている柴咲さんにとって、最高の朝ごはんを楽しみに横浜中華街までの道中もまた、ものを生み出すのに最高の時間であった。
*店舗情報:「謝甜記 貮号店しゃてんき にごうてん」神奈川県横浜市中区山下町189-9上海路 1F
東京・白金台「人生に新たな夢をくれた!ジビエ料理」
今年4月、東京・白金台にリニューアルオープンしたフレンチレストラン「アルシミスト」。ミシュランガイド東京に一つ星として掲載され続けている名店。移転前に訪れたという柴咲さんを虜にしたのが、本場フランスで修業したオーナーシェフ山本健一さんのこだわり抜いた「ジビエ料理」。ジビエは、と殺方法が一番大事なため、このお店ではエゾシカを産地である北海道の肉専門店から直接仕入れている。驚くのは、「エゾシカがどこで何を食べて生きていたか」「どの銃を使って、どの弾を使って、どこで仕留めたか」など、一緒に届く詳細情報が記載された資料。それら情報を元に、山本さんはどんな料理にするかを考えるのだという。例えば、木の実を食べて生きているエゾシカを調理する際には、その生息地の近くで育っていた松の実を料理に使ったり、それで肉を焼いたりなど、とことん“命をいただく”という意味で料理を突き詰めている。今回、番組で紹介したのは「エゾシカ×山わさび」。仕入れた情報から、ブドウの木を使って焼いた肉に、ビーツや山わさびを盛り付け、カシスベースのソースでいただく一品。
おいしいのはもちろんだが、近年増加するエゾシカによる農作物被害などの社会問題解決にも繋がるという意味で、ジビエは大切な料理。自然を求めて両親の故郷である北海道との2拠点生活を始めている柴咲さんは、『マタギになりたい』という夢を持っているという。もちろん本当のマタギになるという意味ではないが、お店やスーパーで出来合いのものを買って食べるのではなく、“命をいただく”という意味において、常に大切なことを考えている柴咲さんであった。
*店舗情報:「アルシミスト」東京都港区白金台5丁目17-10
石川・野々市「人見知りの心を溶かした!鯖の棒寿し」(※人生最高の一品)
柴咲コウさんの“人生最高の一品”は、「鯖の棒寿し」。しかも、それは“妖精”が握ってくれたお寿司だという。“妖精”がいるというお店は、石川県野々市市にある「太平寿し」。そして、その“妖精”というのが、大将の高谷進二郎さん。自らの会社を設立したばかり頃、ベンチャー企業の集いに参加するため金沢を訪ねた柴咲さんが、関係者との食事で行った時のことだった。食事をしながら高谷さんと接する中で、『なんて心が豊かで、器の大きな方だろう』と感じ、実際に高谷さんが握るお寿司も『懐が広く、包容力があり、ものすごく深い味わい』だったことから、柴咲さんには高谷さんがまるで“妖精”のように見えたというのだ。普段、人と一緒に写真を撮りたいと思うことはない柴咲さんが、その時ばかりは自ら『一緒に写真を撮ってください』とお願いしたそう。柴咲さんがそこまで“惚れた”高谷さんは、実は3年前に他界。明るいキャラクターで地元でも人気者だった高谷さんの跡を継いだ弟子たちが、現在はお店を守っている。柴咲さんが忘れられない高谷さんの握るお寿司が、「鯖の棒寿し」。料理人として“命の最後”をどう料理するかを考え、高谷さんが心を込めて仕上げた一品。そこに、柴咲さんは高谷さんの『愛を感じた』という。
その他にも、北陸の海の幸を生かした「のどぐろの蒸し寿し」や、シャリに甘エビの卵を混ぜ合わせた珍しい握り「セクシーシュリンプ」など逸品が揃い、「太平寿し」では味だけでなく、目でも、空間でも食を楽しませてくれる“最高の時間”を過ごすことができる。
*店舗情報:「太平寿し」石川県野々市市太平寺1-164
40代
30代
2021年5月15日放送回 ゲスト:尾野真千子
ゲストは、尾野真千子さん。デビューが、カンヌ国際映画祭の受賞作品(「萌の朱雀」監督:河瀨直美/カメラドール・新人監督賞)。その10年後には、同じくカンヌでグランプリを獲得する作品にも出演(「殯の森」監督:河瀨直美)。NHK朝ドラのヒロイン役で一気にブレイクし、今や出演作すべてで圧倒的な存在感を放つ実力派女優が、“大阪のオバチャン”の素顔をのぞかせながら、おいしいものと共に、苦節の女優人生を語った。
■お品書き東京・上野「今ハマりにハマっている!海鮮料理」
釣りが趣味だという尾野さんが、その日の釣果を持ち込んで特別に調理してもらうお店がある。それが、東京・上野の「炉ばた焼 樽平」。毎日、豊洲市場で買い付けた新鮮な魚介類などをお客の目の前で焼き、しゃもじで提供する昔ながらの炉端焼きが楽しめる。
※通常は持ち込みでの調理は行っていません。今回、番組で尾野さんの釣りに密着。所属事務所の先輩俳優やスタッフなどで結成した“釣り部”のメンバーと大好きな釣りを楽しんだ尾野さん。この日の釣果は、ハタ1匹とサワラ1匹だった。
今回、調理してもらった一品は、もちろん「刺身」。釣りを始めてから、プリプリとして歯ごたえのある新鮮な刺身の虜になった尾野さん。毎回、その味を想像しながら挑む釣りが楽しくて仕方ないそう。そして、もう一品が「サワラのしゃぶしゃぶ」。刺身でも十分おいしいのでサッと湯がいて、ポン酢でいただくそれは、『豆腐のような食感のおいしさ』だという。
*店舗情報:「炉ばた焼 樽平」東京都文京区湯島3-40-7
東京・渋谷「仕事の疲れを癒してくれる!絶品おつまみ」
親しいヘアメイクさんに誘われて行って以来、尾野さんがよく通うようになったお店、東京・渋谷駅から程近い「道玄坂ハイボール」。おいしいハイボールと新鮮な食材を使った料理がリーズナブルに楽しめる。『気安く行けるから』と、尾野さんはいつもジャージなど普段着姿で行くという。お酒はそれほど強くない尾野さんが飲むのは、ハイボール。ハイボールをちびちび飲みながらつまむ料理が、特製の「スモークたくあん」。いわゆる「いぶりがっこ」だが、お店独自の製法で作っている一品。尾野さんはこれをあまりにも食べるので、勝手に「いぶりまちこ」と命名。正式にメニュー名にしてもらえないか…と交渉中なんだとか。その他、ハイボールに合うという尾野さんオススメが、世界の一流シェフが認めるニ「天使の海老」をオーブンで10分焼き上げた「天使の海老グリル 岩塩焼き」。味付けは塩だけで、殻ごと丸ごと食べられる一品。
実はこのお店、よく通っていた当時は、長時間滞在することもあった尾野さん。NHK朝ドラのヒロインを演じてブレイクし、自分を取り巻く環境の変化に戸惑いを覚え、ここで一人ハイボールを飲みながら店員さんにいろいろな悩みを聞いてもらっていたという。
*店舗情報:「道玄坂ハイボール」東京都渋谷区道玄坂2-6-7 道玄坂Tビル3F
「食べた瞬間に涙がこぼれた…母のおにぎり」(※人生最高の一品)
尾野真千子さんの“人生最高の一品”は、「母のおにぎり」。それは、15歳でデビューし、高校卒業後に映画女優を夢見て上京した彼女が仕事もなく、500円で暮らさなければならないほど苦しかった頃、久々に帰省した実家で食べた一品。両親だけでなく3人の姉たちも揃い、久しぶりの一家団欒のひと時を過ごした尾野さんがみんなと一緒に食べた「母のおにぎり」。それは、俵型の塩むすびで、具は梅干しをはじめ、すべてが自家製。実家でしか食べられないものだった。そんな「母のおにぎり」を食べた瞬間、尾野さんは思わず涙がこぼれたという。家族と一緒に食べられる幸せ、そしていろんな感情が込み上げてきて、いつもと違う、食べたことのない味がしたそう。食べ慣れているはずなのに、『こんなにおいしいおにぎりがあるんだ』と涙が止まらなかったという。この時の「母のおにぎり」の味を今もずっと忘れることができない尾野さんは、だからこそ夢を諦めることなく、前へ突き進めたのかもしれない。まさに、苦節の女優人生を支えてくれた“人生最高の一品”。
40代
2021年5月8日放送回 ゲスト:チョコレートプラネット(長田庄平・松尾駿)
ゲストは、チョコレートプラネットの長田庄平さんと松尾駿さん。コント、モノマネ、リズムネタなど多彩な芸を披露し、テレビだけなく、ラジオ、ライブ、YouTubeなど全方位で活躍!老若男女に大人気のお笑いコンビが、お互いの恥ずかしい黒歴史を暴露しあい、紆余曲折の芸人人生を振り返りながら、思い出が詰まったおいしいものを紹介した。
■お品書き東京・幡ヶ谷「先輩Kにおごってもらった!チキンライス」
松尾さんが若手時代に住んでいた東京・幡ヶ谷。この街でジャングルポケット太田博久さんら同期の4人でルームシェアをして暮らしていたこともあった。当時の思い出が詰まったお店が、居酒屋の「ミヤザキ商店」。全てのメニューが500円以下!その上、味も絶品のこの店によく連れて行ってくれたのが、先輩のパンサー菅良太郎さん。『僕の体の8割は菅さんでできている』と言うほど、とてもお世話になったという。人気メニューは、プリプリのレバーをはじめとする焼き鳥。もちろん、焼き鳥も忘れられない味だが、松尾さんイチオシは「チキンライス 玉子のせ」(490円)。昔ながらのケチャップで炒めたTHEチキンライスに、ふんわりトロトロの卵をのせた、いわゆる「オムライス」そのもの。これを松尾さんはシメに食べていたそう。
なかなか売れないことに愚痴をこぼす松尾さんに対し、『チョコプラは面白いから絶対に大丈夫!』といつも励ましてくれた先輩・菅さんとの思い出が詰まった一品。
*店舗情報:「ミヤザキ商店」東京都渋谷区西原2-28-4
東京・吉祥寺「唯一の友人Mと通った!ラーメン」
NSC(吉本総合芸能学院)東京校に進学するため上京した長田さんが初めて住んだ街、東京・吉祥寺。どこか故郷の京都ぽい街並みだったこともあったが、愛読していたマンガ「ろくでなしBLUES」の舞台だったことも、吉祥寺を選んだ理由なんだとか。そんな吉祥寺は、唯一の友人だという同期のパンサー向井慧さんとの思い出の街。そして、二人でよく一緒にご飯を食べた思い出のお店が「洞くつ家」。家系ラーメンの御三家「六角家」の姉妹店だけに、豚の背骨と鶏ガラで作った濃厚なスープに、中太ちぢれ麵がよく絡んだ豚骨醤油ラーメンが特徴。こってり好きの長田さんも大満足のラーメンを向井さんと二人で味わいながら、『チョコプラは面白いから、このままやっていけば間違いない』と言って励ましてくれた友人と未来を語り合った思い出の一品。
*店舗情報:「洞くつ家」東京都武蔵野市吉祥寺南町2-2-4
東京・渋谷「コンビ愛を実感した!ハンバーグ」(※人生最高の一品)
チョコレートプラネットの二人が選んだ“人生最高の一品”は、東京・渋谷にある「GOLD RU$H」の「ハンバーグ」。それは、若手時代の二人が渋谷の劇場「ヨシモト∞ホール」にネタ見せに行った帰りに、二人でよく食べた思い出の味。1980年の創業以来、多くの著名人に愛されている名店でいただくのは、本場アメリカ仕込みの牛肉100%の手ごねハンバーグ。長田さんオススメは、「テリヤキ&チェダーチーズ」。一方の松尾さんオススメは「ウエスト&イースト」。「GOLD RU$H」のためだけに開発されたチェダーチーズが香り、コク、アツアツとろ~り感がたまらないおいしさだという。ちなみに、ハンバーグやステーキを注文するとドリンク1杯のサービスもあり、当時お金のなかった二人にとってはお腹いっぱい食べれてジュースも飲める大満足のお店だった。
当時、ネタ見せで劇場に行っても、ネタをなかなか認めてもらえずライブ出演が叶わなかったというチョコレートプラネット。そんな日は悔しい思いを抱え、「GOLD RU$H」のハンバーグを食べながら反省会。しかし、『あのネタはおもいろいよな?』と聞く長田さんに『絶対おもしろい』と答えていたという松尾さん。現在の大人気の裏には、自分たちが信じるお笑いの道を突き進んできた二人の固いコンビ愛があった。
*店舗情報:「GOLD RU$H」東京都渋谷区宇田川町4-7 東泉ビル4F
30代
2021年5月1日放送回 ゲスト:田中圭
ゲストは、田中圭さん。女性を中心に絶大な人気を誇る人気俳優の田中さんが、神童と呼ばれていた小学生時代から、超難関進学校での挫折経験、順風満帆ではなかった俳優人生などを振り返りながら、人生で出会った“おいしいもの”を語った。
■お品書き東京・亀戸「初めて一人で食べた!餃子」
田中さんの地元は、下町のディープな魅力あふれる街、東京・亀戸。そこに、連日行列が絶えない老舗餃子店「亀戸餃子」本店がある(1955年創業)。先輩に連れて行ってもらい初めて食べた時、そのあまりの美味しさに衝撃を受けたという田中さん。その後、バイト代を手に一人でも訪れるほどハマってしまったそう。“餃子好き”の田中さんにとって、No.1餃子にずっと君臨し続けてるのが「亀戸餃子」だという。お店のメニューは、「ぎょうざ」とドリンクのみ。まさに、“これ一本で勝負している”という餃子は。薄皮の小ぶりで、外はカリカリ、中はふんわり、シンプルな味わいでいくらでも食べられる美味しさ。それを田中さんは『ふわっ♪サクッ♪しゅるる♪』と独特な食レポで表現。『しゅるる』というのは、『後味がとてもよくて残らない。主張しすぎない、程よい餃子』なんだとか。
*店舗情報:「亀戸餃子 本店」東京都江東区亀戸5-3-4
東京・恵比寿「芸能人ぽさに憧れた!水炊き」
東京・恵比寿にある秋田県産比内地鶏専門店「えびす今井屋總本店」。そこは、ドラマ「スローダンス」(2005年 フジテレビ)で共演したキングコング西野亮廣さんに連れて行ってもらったお店。それまでずっとアルバイトをしながら俳優業をしていた田中さんは、当時ようやく俳優一本で生活できるようになった頃。ここを訪れた時、『芸能人ぽい店。こんなお店でご飯食べれるようになってみたい』と憧れを抱いたという。その後活躍し、自分のお金で通えるようになった田中さんのオススメは、「“究極”の水炊き鍋〜白濁ガラ本スープ〜」(提供期間10月〜2月)。“究極の地鶏”と呼ばれる秋田県産比内地鶏100%の鶏ガラと水だけで作る白濁ガラスープがとにかく濃厚でコラーゲンたっぷり。そこに、岩手県産の銘柄鶏である菜彩鶏、豆腐、シイタケ、全国から取り寄せる旬の野菜(長ネギ、水菜、白菜)を入れた絶品鍋。
田中さんは『あまりにもスープが美味しすぎるので、ちょっとでも薄めたくない』という気持ちから、あえて野菜抜きにしてもらい、スープと鶏肉だけでいただくそう。
ちなみに、職人が比内地鶏を絶妙に焼く「究極の焼き鳥」も絶品だという。
*店舗情報:「えびす今井屋總本店」東京都渋谷区恵比寿西1-7-11
東京・五反田「食べたくてたまらない!サムギョプサル」(※人生最高の一品)
田中圭さんの“人生最高の一品”は、「サムギョプサル」。それは、東京・五反田にある「王豚足家」でいただける。それまで、韓国で食べた「サムギョプサル」が一番だと思っていた田中さんだったが、「王豚足家」の「サムギョプサル」を食べた瞬間、本場韓国を超えてNo.1になったそう。サムギョプサル以外も全ての韓国料理がおいしく、しばらく行かないと『食べたくてたまらなくなる』ほどだという。そんな田中さんを虜にした「サムギョプサル」は、群馬県のブランド肉「上州麦豚」の中でも臭みのない雌の肉を使用し、野菜はたっぷりと12種類。極厚にカットしたお肉を焼き、サンチュの他、お好みの野菜、キムチ、ニンニク、青唐辛子、そしてサムジャン(辛甘味噌)と一緒に巻いていただく。極厚切りなのでジューシーで肉の旨味を存分に楽しめる一品。
ドラマや映画、そしてバラエティと多方面で活躍し、あまりにも忙しすぎて大好きなサムギョプサルを食べに全く行けなくなったという田中さん。「王豚足家のサムギョプサル」が食べたくてたまらない…でも食べに行けない…そんな状況の中、田中さんは『家でサムギョプサルをやろう』と専用プレートまで購入し、一番いい豚肉を買ってやってみたという。すると、『本場韓国を超える』ほどめちゃくちゃ美味しくできたそうで、自宅に友達を呼んでサムギョプサル・パーティーまで開くほどになった。そして、『もうお店に行かなくていいのは?』と思い始めていたが、ある時久しぶりに家族で食べに行ったところ、『やっぱり、お店の方がうまい…』と実感。本場韓国を超える「田中家のサムギョプサル」の更に上を行く、「王豚足家」のサムギョプサルであった。
*店舗情報:「王豚足家」東京都品川区西五反田1-4-2
30代
30代
2021年4月24日放送回 ゲスト:ゆりやんレトリィバァ
ゲストは、ゆりやんレトリィバァさん。今年の「R-1グランプリ2021」で念願の優勝を果たし、今ノリにノッているゆりやんさんが、いつも通りの“ゆりやんワールド全開”かと思いきや、恋愛の話になると超照れまくり、純情すぎる素顔が明らかに!そんな素顔をのぞかせながら、おいしい話と共に芸人人生を振り返った。
■お品書き大阪・難波「代々、芸人が愛する!本場大阪のたこ焼き」
大阪「なんばグランド花月」の隣に、芸人たちが愛してやまないたこ焼き屋がある。1961年創業の老舗で、「ミシュランガイド京都大阪」ビブグルマン部門に3年連続掲載されている「たこ焼道楽わなか」千日前本店。デビューした頃、先輩に連れて行ってもらって以来、ゆりやんさんの大好きなお店だという。「わなか」のたこ焼きの秘密は、創業時より研究を重ねてたどり着いた生地。キメの細かな小麦粉、ダシと塩味との黄金比で絶妙な味わいに仕上げた生地に、ネギ、紅生姜ではなく無着色の塩生姜、天かす、そして旨みたっぷりのタコを加え、熟練した焼き師が熱伝導率の良い銅板で強火で一気に焼き上げる。そうすることで、外はカリっと、中はトロリとろける食感になるそう。ゆりやんさんイチオシは、生地の旨み・食感をそのまま味わえる「釜炊き塩(かまたきしお)」。その他、定番の「特製ソース」や「だし醤油」「ピリ辛ソース」「ポン酢」など、本場大阪の絶品たこ焼きメニューが揃っている。
*店舗情報:「たこ焼道楽わなか 千日前本店」大阪府大阪市中央区難波千日前11-19
大阪・北堀江「衝撃を受けた!絶品タイ料理」
ゆりやんさんが上京する前に暮らしていた街、大阪の北堀江にあるタイ料理専門店「CHEDI LUANG(チェディルアン)」北堀江本店。ロケの時、千鳥の大悟さんから「ここおいしいよ」と教えてもらったゆりやんさんだったが、近くに住んでいながらも食べに行ったことがなかったそうで、その時初めて食べて衝撃を受けたという。以来、どんなおいしい料理を食べても『おいしいんだけど、あのタイ料理の方がおいしい』と感じてしまうほどなんだとか。それもそのはずで、実はこのお店は関西で初めて“タイ政府認定5つ星”を獲得するほどの名店であった。ゆりやんさんオススメは、「ランチビュッフェ」(90分制)。平日は15種類以上のメニューで1,320円(税込)、土日祝日は20種類以上のメニューで1,892円(税込)。とにかく、本格的で豊富なタイ料理が思う存分食べられる、コスパ最高の大満足ビュッフェ。
初めて行った時、ゆりやんさんが一口食べて衝撃を受けたのが「トムヤムクン」(※アラカルトメニュー)。タイの伝統的な海老味噌を使用し、具材を鶏スープと合わせ、天然の有頭海老を入れて煮込んだ濃厚でコクのある一品。海老味噌を使うことで、日本人にも食べやすい味に仕上げているという。
*店舗情報:「CHEDI LUANG(チェディルアン)北堀江本店」大阪府大阪市西区北堀江1-17-11
東京・代官山「初デートで行きたい!おしゃれカフェ」
自ら恋愛体質と認めるゆりやんさんが、いつか彼氏ができたら初デートで行きたいお店がある。それが、東京・代官山の蔦屋書店に隣接する「IVY PLACE」。都会の森に佇むカフェ・ダイニング・バーの3つの空間からなるレストランで、ゆりやんさんは友人と行ったことがあるそう。ゆりやんさんが、彼氏と初デートで食べたいのは、朝ごはん。ランニングなどした後、このお店に行って「クラシックバターミルクパンケーキ」をチョイスするところまで妄想している。その理由は、『あんまり食べ方が汚く見えなさそうだから』。どこまでも純情なゆりやんさんであった。
*店舗情報:「IVY PLACE」東京都渋谷区猿楽町16-15
「R-1グランプリ優勝を噛みしめた!ベビーリーフとサーモンのサラダ」(※人生最高の一品)
ゆりやんレトリィバァさんの“人生最高の一品”は、「ベビーリーフとスモークサーモンのサラダ」。それは、ゆりやんさんにとって悲願だったR-1グランプリ優勝の喜びを噛み締めた味。『ネタで認められたい』と、ピン芸人No.1を決めるR-1グランプリ優勝を目標に頑張っていたゆりやんさんは、2015年に初めて決勝に進出。以来、4年連続で決勝へ進むものの、栄冠を掴むまでに至らなかった。なかなか勝てない中、プレッシャーから悪夢にうなされる日もあったという。2019年、2020年とあえて出場せず、自分のやりたい芸を見つめ直した後、3年ぶりに出場した今年のR-1グランプリ。優勝した瞬間、今まで協力してくれたり、相談にのってくれた人たちの存在の大きさ、ありがたさを彼女は実感したという。自分のためではなく、みんなのために…そしていろんな人たちのおかげで優勝できたのだと。そう思うと、涙が止まらなくなっていたのだった。そんな特別な日も、ゆりやんさんはいつもと同じ食事を摂っていた。それが、ダイエットのためにほぼ毎日のように食べていた「ベビーリーフとスモークサーモンのサラダ」。決戦に向かう前の朝食、そして念願の優勝を果たした後の夕食も、いつも通りの味。だからこそ、それはゆりやんさんにとって忘れられない思い出の味になったのだった。
30代
2021年4月17日放送回 ゲスト:向井理
ゲストは、向井理さん。高校までサッカーに熱中し、大学では遺伝子工学を専攻、卒業後はバーテンダーとして働いていた向井さん。デビュー後は、オーディションも落ちてばかりで仕事もなく苦労した時期はあったものの、爽やかなイケメン俳優として人気者に。ところが、そのクールで落ち着いたイメージとは異なり、実はアツい男で、さらには食のこだわりが強い超グルメという意外な素顔が明らかに!スタジオ出演者が全員悶絶するほど、おいしい話を披露しながら、俳優人生を振り返った。
■お品書き北海道・札幌「第二の青春を味わった!ジンギスカン」
向井さんが初めてちゃんとしたセリフのある役で出演した映画「ガチ☆ボーイ」。その撮影で2ヵ月間過ごした北海道札幌市に思い出のお店がある。アパートで共同生活した出演者やスタッフと週1回のペースで通っていたという「塩成吉思(しおジンギス)汗(カン)『八仙』大通」。タレでごまかさず、肉の味を生かして勝負する「塩ジンギスカン」は、オーストラリア産ラム肉の最上級肩ロースを使用。こだわりの塩をベースにした5種類の調味料で味付けし、鉄板ではなく網で焼くことでお肉をさっぱりと食べられる。
この絶品「塩ジンギスカン」以上に、向井さんが度肝を抜かれた料理がある。それが、「牛トロライス」。冷凍した牛カルビをフレーク状にしたものをアツアツご飯にたっぷりふりかけ、醤油を加えてかき混ぜていただく。お腹が一杯でも、シメにペロリと食べられ、毎回おかわりしてしまうという一品。
寝ている時間以外はずっと一緒に過ごし、一つの作品を共に作り上げたことで、ものづくりの楽しさを初めて知った向井さん。当時、仲間たちと一緒に食べた「塩ジンギスカン」と「牛トロライス」は、まさに忘れることのない“第二の青春”の味である。
*店舗情報:「塩成吉思汗『八仙』大通」北海道札幌市中央区南1条西14-1-236
東京・四谷「主演としての責任感が生まれた!お寿司」
一番好きな食べ物はお寿司という向井さんが、数ある中でも『次元が違う』と感銘を受けたお店がある。東京・四谷の「すし匠」。大将の中澤圭二さんは、日本を代表する江戸前寿司職人の一人。現在は、ハワイのザ・リッツ・カールトン・レジデンスワイキキビーチに2016年オープンした「すし匠」で腕を振るい、世界の美食家たちを唸らせている。四谷「すし匠」は、中澤イズムを受け継いだ弟子が、変わらず江戸前寿司の最高峰として逸品を提供し続けている。ある作品で出会ったプロデューサーに誘われて初めて行って以来、中澤さんが握る寿司の虜になった向井さん。『ただネタを切って握って出すのは寿司ではない』『江戸前寿司というのは本来、冷蔵庫などない時代に保存のため、醤油で漬けにしたり、お酢や昆布で締めたり、食べるための工夫を凝らしていたもの。その古来の江戸前寿司を突き詰めていきたい』という中澤さんの考えを知り、感銘を受けたそう。
そんな向井さんが、ものを口にして初めて泣きそうになったという一貫がある。それは、中澤さんが握った「鱚(きす)の昆布締め」。湯引きした鱚を半日かけて昆布締めにすることで熟成した旨味とねっとり感が増したネタ、甘みのあるシャリ、そして間に挟んだ木の芽(山椒の葉)が織りなす一貫。口にした時、『たった一貫で、こんなに味が変わるんだ』と驚き、マリアージュみたいな化学反応が口の中で起きたという。
実は、向井さんは「すし匠」に連れていってもらったプロデューサーとの間にある揉め事があったという。仕事上とはいえ、意見は対立して半ば決裂状態となったままで誘われたため、『ぶん殴られるのかな?』と思いつつ足を運んだという。もちろん、そんなことはなく、寿司を食べながらいろいろ話すうちに“作品を良いものにしたい”というお互いの熱い思いを改めて認め合い、中澤さんの握る寿司が引き起こすマリアージュのように関係は元通りになったそう。
*店舗情報:「すし匠」東京都新宿区四谷1-11 陽臨堂ビル 1F
東京・南青山「原点であり一番安らげる!イタリアン」(※人生最高の一品)
向井理さんの“人生最高の一品”は、「レモンパスタ」。それは、向井さんの俳優人生が本当の意味でスタートした原点とも言える場所であり、現在は一番安らぐことのできるお店の一品。1944年、イタリア海軍の指揮官付コック長だったカンチェーミ・アントニオが日本に本格イタリアンを紹介して始まった老舗イタリアンレストラン「アントニオ南青山本店」。人気メニューは、ふんわり揚げたカツレツを約10種類の食材が入ったオリジナルのトマトソースでチーズを加えて煮た「仔牛のチーズカツレツ」。脂っこくなく爽やかな味わいで、チーズのまろやかさとコクがたまらない一品。
向井さんが「アントニオ」を初めて訪れたのは、15、6年前のこと。当時は、オーディションに全く受からず、仕事はゼロ…バイトも思うようにできず、生活も苦しくなっていた向井さんは『才能もなくて俳優に向いてないし、お金もないから、自分は辞めるべきだと思う』と、当時のマネージャーに相談を持ち掛ける。すると、マネージャーは鼻で笑って、こう言ったという。『あなたに才能がなくて落ちたのではなく、作品に合わなかっただけ』『あなたに合う役が来たら受かるから、それまで受け続けなさい』と。そんな励ましの言葉をかけられながら食べたのが、パスタだった。その味が、背中を押してもらった安心感からか、向井さんにとってはアットホームに、おふくろの味のように感じたという。その後、マネージャーの言葉通り、諦めずに突き進み、人気俳優となった向井さん。現在もよく通い、安らげるお店だという「アントニオ」で一番大好きな料理が、「レモンのパスタ(レモンとクリームソースのスパゲティ)」。特製レモンクリームソースとチーズを混ぜ合わせ、オリーブオイルを加えてパスタを炒めた一品で、レモンの酸味と苦味、チーズのまろやかさが絶妙にマッチングした大人の味。もともとは夏季限定だったが人気のため、通常メニューになった。
*店舗情報:「アントニオ南青山本店」東京都港区南青山7丁目3-6 南青山HYビル 1F
30代
40代
2021年4月10日放送回 ゲスト:石井亮次
ゲストは、石井亮次さん。平日午後の情報番組『ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜』のMCとして、今や全国区の“お昼の顔”となり、主婦層に大人気!2020年3月、20年間勤務したCBCテレビを退社してフリーアナウンサー転身後は、バラエティ番組にも引っ張りだこ!そんな石井さんが超おしゃべりな面白キャラ全開で、おいしいものと共に自らのアナウンサー人生を語った。
■お品書き東京・西麻布「偉大な先輩の洗礼を受けた!肉づくし」
石井さんが出演した日曜劇場「下町ロケット」(2018年放送)で出会った、アナウンサーの大先輩・古舘伊知郎さん。共演シーンはなかったものの、待ち時間で挨拶をしたのをきっかけに意気投合。「ゴゴスマ」にもレギュラー出演してもらえるようになり、2人きりで食事をすることに。古舘さんに誘われて行ったのは、東京・西麻布にある割烹料理店「常(とわ)」。2018年創業で、ミュシュランガイド東京に2年連続一つ星として掲載されている名店。そこで、古舘さんにごちそうになったのが、極上の肉料理を中心とした「おまかせコース」。店主が惚れ込んだ神戸・川岸牧場の黒毛和牛(雌)などを使った季節の味覚を味わえる約12品。牛テールとトマト、煮山椒を巻いて揚げた「牛テールの春巻き」、硬くならないようじっくりと焼き上げ、醤油で香り付けした「黒毛和牛のタン 炭火焼き」、煮山椒のタレでいただく「ヒレカツ」など、絶品の肉づくし料理を堪能した石井さんだったが、実は大先輩を前にした緊張からか…味をほとんど覚えていなかった。ただ、肉づくしでも決してもたれることのない料理の素晴らしさと、尊敬する古舘さんと熱く語り合えた時間は、忘れられない思い出だという。
(※ふるたちの「舘」は「舎」「官」が正しい表記です。)*店舗情報:「常(とわ)」東京都港区西麻布4-11-25 モダンフォルム西麻布ビル パートIII 2F
愛知・名古屋「人生が決まった!運命の名古屋めし」
就職留年までして、憧れのアナウンサーになった石井さん。中部日本放送(現在のCBCテレビ)から、内定の連絡を受けた時、まさに食べていた縁起のいい料理がある。それが、名古屋名物の「味噌煮込うどん」。それも、1907年創業の老舗、味噌煮込うどん専門店「山本屋本店」の一品。初めて食べる人は「茹でてないのでは?」と思うほど硬めでコシのある手打ち麺、かつお節専門の熟練職人がブレンドした出汁、3年間じっくり醸造した地元産の赤味噌と白味噌にザラメを独自の技術でブレンドして大釜で炊き上げた特製あじ味噌を使い、専用土鍋で煮込む老舗オリジナルの味は言うまでもなく絶品。湯気抜きの穴が開いていない蓋にうどんを取り分け、フウフウ冷ましながら食べるのが名古屋流。石井さんは、最後にご飯と卵を入れて食べるのがお好みだという。人生が決まった瞬間に食べていた「山本屋本店」の「味噌煮込うどん」は、石井さんにとってまさに思い出深い一品であった。
*店舗情報:「山本屋本店 栄店」愛知県名古屋市中区錦3-24-17 BINO栄B1
大阪・上本町「父との思い出が詰まった!あんかけ焼きそば」(※人生最高の一品)
石井亮次さんの“人生最高の一品”は、亡き父との思い出が詰まった「あんかけ焼きそば」。子どもの頃、たまの外食が楽しみだったという石井さん。父親がよく連れて行ってくれたのが、大阪・上本町の近鉄百貨店内にある「銀座アスター」だった。1926年創業の日本を代表する中華料理店で、銀座の本店をはじめ、1都3県の他、大阪、名古屋に展開している。「あんかけ焼きそば(什錦炒麺)」は、こんがりついた焼き目が香ばしく、ホロホロとほぐれる麺が絶品。うま味たっぷりのあんとの相性は抜群で口に入れると小麦の香りがふんわりと広がりおいしさだという。この「あんかけ焼きそば」を食べに連れて行ってくれた石井さんの父は、6年前に他界。『お客さんが第一や!』『挨拶は早いもん勝ちやぞ!』『「すんません」はタダやで!』が口癖で勤勉な父の背中を見て、高校・大学と父の経営するガソリンスタンドでアルバイトしていた石井さん。「一生懸命働くことが当たり前」だと教えてくれた父だったからこそ、石井さんは父の葬儀には出席せず、MCとして「ゴゴスマ」の生放送に出演。涙をこらえ、仕事を全うした。そして父の三回忌を迎えた命日、形見のネクタイをして出演した石井さんに苦労が報われる時が来る。長年、苦戦していた関東圏の視聴率で初めて同時間帯トップの数字を記録したのだった。その日、石井さんはトイレで一人うれし泣きしたという。
父と一緒に働いたガソリンスタンドでの経験を振り返って、石井さんは『お客様とコミュニケーションをとること。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と大きな声を出すこと。毎日シャワーのように聴いていたラジオ。実は、ガソリンスタンドの仕事はアナウンサーになるために役立っていた』と語った。亡き父と過ごした日々があったから、アナウンサーとしての人生がある…石井さんの“しゃべくり人生”はこれから更に開けていくことだろう。
*店舗情報:「銀座アスター 上本町近鉄賓館」大阪市天王寺区上本町6-1-55 近鉄百貨店上本町店12F
30代
30代
2021年4月3日放送回 ゲスト:本木雅弘
ゲストは、本木雅弘さん。“祝★200回記念スペシャル”第3弾!放送201回目のスペシャルゲストとして登場した本木さんは、一世を風靡した人気アイドルグループ“シブがき隊”のメンバーとして活躍後、俳優に転身。今や確固たる地位を築き上げたカッコよすぎる55歳のはずが…『ひがみ屋で、気にしい屋』『服は何を着ても似合わないし、変』など、ネガティブ発言を連発!超意外な“こじらせ男”の素顔が明らかに!そんな本木さんが、偉大な義父母・内田裕也さんと樹木希林さんとのかけがえのない思い出などを語りながら、おいしいものと共に人生を振り返った。
■お品書き東京・三ノ輪「樹木希林に誘われた!天丼」
29歳の時、10歳下の内田也哉子さんと結婚した本木さん。妻・也哉子さんの両親は、言わずと知れた内田裕也さんと樹木希林さん。二世帯住宅で同居していた本木さんは、ある日突然、希林さんに食事に誘われる。自意識過剰で人の目が気になるタイプだという本木さんは外食する際は、絶対に個室派。そんな本木さんを見かねてか、『ちょっと予約の取れないお店があるのよ。一緒に行かない』と、半ば強引に連れて行かれたのが、台東区にある「土手の伊勢屋」。創業は明治22年、建物は国の登録有形文化財という老舗天ぷら店は、個室はなく、隣席もすぐ近くてガヤガヤ賑わっていて、本木さんにとっては苦手な空間。しかし、そこで食べた天丼は『とにかく見事なおいしさ』で、忘れられない味だという。本木さんがいただいたのは、穴子、小海老のかき揚げ、海老、旬の魚、野菜三種が一挙に楽しめる「天丼(ハ)」。ちなみに、松・竹・梅ではなく、イ・ロ・ハの順に値段が高くなる。天ぷらはどれも絶品だが、本木さんが驚いたのは、大きなアナゴ。朝に締めた新鮮な長崎県産の天然アナゴを特別に配合した油で揚げ、コクを持たせながらも軽やかな味わいの一品。そして、ここでしか味わえない創業当時から継ぎ足している秘伝のタレも絶品。実は、その時1度きりしか食べてない本木さんだったが、希林さんと食べた天丼のおいしさが今も強烈に印象に残っているという。
*店舗情報:「土手の伊勢屋」東京都台東区日本堤1-9-2
沖縄・石垣島「内田裕也が怖がった!マンゴー」
スクーバダイビングが趣味だという本木さんの実父が、毎年送ってくれる美味しいマンゴーがある。それが、沖縄・石垣島の特産品「ポトリ果マンゴー」。5月頃、実ったら袋がけし、7月頃、樹上で完熟して自然に落ちた実を収穫。その“ポトリ”と落ちる様子から、「ポトリ果マンゴー」と名付けられたという。食べ頃は、落下直後ではなく、2、3日後。そのため、2、3日後に消費者に届くように産地直送する。テカテカになってべたついた果皮を剥くと芳醇な香りが漂い、口に運ぶと深い甘み、そして何とも言えない充実した食感がたまらないという一品。そんな「ポトリ果マンゴー」を、めったに帰ってくることのない内田裕也さんがたまたま帰宅した時に、希林さんがすすめたところ『うめえなあ』と感動していたそう。そして希林さんが『これはね、木から“ポトリ”と落ちたものだから“ポトリ”って言うんだよ』と説明すると、裕也さんの反応は『怖えなあ』だったとか。*店舗情報:「かわみつ農園」沖縄県石垣市字登野城2242-11
「シブがき隊の頃から食べ続けてきた!ジェノベーゼ」(※人生最高の一品)
本木雅弘さんの“人生最高の一品”は、シブがき隊の頃から食べ続けてきた「ジェノベーゼ」。16歳でアイドルグループ「シブがき隊」でデビューした本木さん。忙しい日々を送る中、19歳で初めての一人暮らしを経験する。その頃に出会ったのが、人生最高の一品「ジェノベーゼ」だった。当時、お世話になっていたスタイリストさんに恵比寿のあるバーに連れて行ってもらった時のこと。そこで初めて食べた「ジェノベーゼ」は今思えば、瓶詰めソースを和えるだけの簡単なものだったが、19歳の本木さんにとっては『ものすごくおいしくて、オシャレな料理で、ちょっと大人になった感覚』だったそうで、『これからの自分がものすごく先の開けるような思いを感じた一皿だった』というのだ。そんな本木さんが初めての一人暮らしを機に、どんな料理でも使えるようにと買った器がある。深みのあるシンプルな器で、当時は「ジェノベーゼ」を作って盛り付け、よく食べていたという。そんな思い出の器を本木さんはアイドルから俳優に転身しても、引っ越しを繰り返しても、そして結婚してからも、35年以上ずっと使い続けている。本木さんにとって、19歳の時から人生を共に歩んできた相棒であり、どんな時も自分をずっと見ていてくれた存在でもあった。かつては、「ジェノベーゼ」だったが、今は家族の食卓で「ナスの煮びたし」や「人参のサラダ」などが盛り付けられている器。本木さんは、これからも変わらず、この器と共に人生を共に歩んでいく。
30代
2021年3月20日放送回 ゲスト:ビートたけし
ゲストは、ビートたけしさん。記念すべき“放送200回”のスペシャルゲスト”として登場した“お笑い界のレジェンド”が、テレビの歴史に残る豪快なお笑い伝説エピソード、漫才ブームのツービート全盛期仰天秘話などを激白!忘れられない思い出の味と共に半世紀に及ぶ芸人人生を振り返った。
■お品書き
東京・銀座「母との思い出が詰まった!ジャンボ餃子」
たけしさんが小学生の頃、たまに母が連れて行ってくれた思い出のお店がある。それが、1949年創業の老舗中華料理店「銀座天龍」。足立区生まれ育ちのたけしさんにとって、当時は銀座に行くこと自体が一種の遠足。嬉しくて仕方なかったそうで、母に連れて行ってもらうために、その時だけは一生懸命勉強していたという。たけしさんの記憶に残る母との思い出の味は、子どもの頃にバナナみたいと驚いた「焼きギョーザ」。その大ぶりな餃子は創業以来、変わらぬ調理法を守り抜いているお店のシンボル。上質な豚もも肉と、毎日産地から直送される新鮮な白菜に長葱と醤油を加え、石臼で約40分練ってできる餡を厚めの皮でくるみ、ジューシーに焼きあげた一品。特製からし醤油で食べるのが、オススメ。ニンニクなどの香味野菜を一切使用していないので女性にも大人気だという。
もちろん中華料理店なので他にもたくさんメニューがあるが、そのあまりの大きさとおいしさに『ギョーザしか食べた記憶がない』というたけしさん。大人になって食べた時に、その時と変わらない味と大きさに感動したそう。たけしさんにとって、このギョーザを食べたさだけでなく、銀座に行くことの楽しみ、そして何より教育熱心で厳しかったけど愛に溢れていた母との思い出が詰まった一品であった。
*店舗情報:「銀座天龍 本店」東京都中央区銀座2-5-19 PUZZLE GINZA 4F
東京・東麻布「一流芸能人御用達!超名店の上海蟹」
高級店舗からカジュアルに楽しめるお店まで、都内に10店舗を展開する中華料理の名店「中国飯店」グループ。その本店であり、1973年創業の六本木店に、たけしさんは常連だった長嶋茂雄さんや高倉健さんに連れて行ってもらったことがあるという。以来、常連となったたけしさんは現在、グループの中でも最高級とされる「中国飯店 富麗華」がお気に入り。ここはミシュランガイド東京に14年連続掲載されている、日本を代表する高級中華料理の名店。たけしさんが訪れる際はほぼプライベート、2、3名で特別個室を使うという。全ての料理が絶品なのは言うまでもないが、たけしさんお気に入りは、中国秋の味覚「上海蟹」。使用するのは、比較的大きく、ぎっしりと身が詰まって、蟹ミソも存分に堪能できる最高級ブランドの陽澄湖産。丸ごと蒸して、醤油・黒酢・砂糖・生姜を混ぜたタレでいただく「上海蟹の姿蒸し」が一番のオススメで、上海蟹の濃厚な味を一番堪能できる一品。特に蟹ミソは濃厚な味わいがあり、一度食べるとやみつきになってしまうおいしさ。たけしさんは、メスもおいしいがオスのほうが好みだという。
*店舗情報:「中国飯店 富麗華」東京都港区東麻布 3-7-5
東京・根岸「40年以上愛してやまない!秘伝のちゃんこ鍋」(※人生最高の一品)
ビートたけしさんの“人生最高の一品”は、「秘伝のちゃんこ鍋」。東京・台東区根岸にある老舗ちゃんこ料理店「玉勝」。多くの著名人が愛するこの店をたけしさんが初めて訪れたのは、まだ満足に食べることもできなかった若手時代。『おいしいちゃんこ料理店に連れて行ってやるよ』と、ファンの方に連れて行ってもらったのが最初だったという。その時は、ちょっと高いなと思っていたたけしさんだったが、『いつか、自分のお金で食べれるようになりたい』と思い続けていたそう。昔から変わらず、多くの人に愛され続けている名物「ちゃんこ鍋」。それは、いたってシンプルで、白菜・ごぼう・にんじん・豆腐・小松菜を敷き詰めた上に、福島県産の伊達鶏をのせ、丸鶏を約15時間煮込んだ特製スープを入れ、ほうれん草・春菊・一番ニラをさらにのせて煮込むだけ。たっぷりの具材から出る出汁が特製スープと絡み合った鍋を特製つけだれでいただく。醤油ベースである以外は秘密の特製つけだれが、とにかく絶品で、たけしさんもその味の虜になっているそう。しかし、その味は誰が真似しようとしても真似できない、ここでしか味わえないものだという。40年以上も通い続け、食べているこの「ちゃんこ鍋」は、『すべてはお笑いのため』と語り、今でも“お笑い”の真髄を追い求めるたけしさんの芸人人生と共に歩んできた、まさに人生最高の一品であった。
*店舗情報:「玉勝」東京都台東区根岸3-2-12 鈴木ビル
30代
2021年3月13日放送回 ゲスト:矢部浩之
ゲストは、ナインティナイン矢部浩之さん。3月20日(土)で放送200回を迎えることを記念し、3回連続で送る“祝★放送200回記念スペシャル”の第1弾!MC加藤浩次さんとは、「とぶくすり」「めちゃ×2イケてるッ!」などで25年間共演していたが、プライベートも含め腰を据えて話すのは、実は初めて!今回、“加藤浩次×矢部浩之”初めてのガチトークが繰り広げられた。デビュー以来、現在までお笑い界でトップを走り続ける矢部さんが、おいしいものと共に芸人人生を振り返った。
■お品書き東京・西麻布「東京進出して出会った!驚愕の焼き肉」
矢部さんが大阪から東京に進出した21歳の頃、番組スタッフに連れて行ってもらって衝撃を受けた焼き肉店がある。それが、東京・西麻布にある「叙々苑 游玄亭 西麻布本館」。言わずと知れた高級焼き肉「叙々苑」グループの最高峰!ナント1階から6階までのフロアが店舗という“焼き肉ビル”。子どもの頃、家庭が貧しかった矢部さんにとって、焼き肉と言えば大阪・鶴橋にあるお店のイメージだった。しかし、東京で出会った「叙々苑」はそのおいしさに驚いたのはもちろん、何より衝撃を受けたのはキレイなお店だったという。そんな矢部さんが絶賛するメニューが「タン塩焼」。厚いタン塩ももちろんおいしいが、絶妙な薄さがたまらなくて、何枚でも食べられるほど絶品だという。
さらに、矢部さんオススメが「上ハラミ焼」。先輩だろうと後輩だろうと同席した際には、自ら焼き係になるという矢部さんは、何枚か焼いただけで網を換える速さに驚いたそう。
矢部さんが東京進出して“衝撃の焼き肉”に出会った21歳以降、お笑い界のトップを走り続けてきた中で、幾度となくお世話になってきた「游玄亭」は、芸人人生と共に歩んできた忘れられない味である。
*店舗情報:「叙々苑 游玄亭 西麻布本館」東京都港区西麻布3丁目24-18 叙々苑 ビル
東京・表参道「記念日に食べる!鉄板料理」
レギュラーを務める番組「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります」でこれまで数多くのおいしいものを食べてきた矢部さん。ただ、その中でもプライベートで行ったことがあるお店は、1軒だけしかないそう。それが、東京・表参道にある高級鉄板料理店「表参道 うかい亭」。150年前の金沢の商家を移築し、和の伝統建築と西洋の美が調和した店内、そして窓から一望できる都会の景色を見渡しながら、“空中庭園”で極上の鉄板料理をいただける。矢部さんは、妻・青木裕子さんと結婚記念日など大切な日に訪れるという。記念日に夫婦二人でいただくのは、最上級の食材を使ったコース料理。中でも、矢部さんの印象に残っているは「鮑の岩塩蒸し」と「サーロイン&フィレのステーキ」。「鮑の岩塩蒸し」は、その日厳選した最高の鮑を使用。鮑の味がより引き立つように昆布をのせ、塩で蒸すことでやわらかくして旨味を凝縮させた一品。貝のバターソースと酸味の効いた醤油ベースのソースが絶品で、この上ないおいしさだという。
そして、「うかい亭」のために指定牧場で肥育された黒毛和種「うかい極上牛」を使った「サーロイン&フィレ」のステーキ。“うかい亭の鉄板料理の代名詞”とも言え、二つの味を堪能できる贅沢な一皿。
*店舗情報:「表参道 うかい亭」東京都渋谷区神宮前5丁目10-1 表参道ジャイル 5F
「あの人が作ってくれる!キーマカレー」(※人生最高の一品)
矢部浩之さんの“人生最高の一品”は、「愛妻・青木裕子さんの手作りキーマカレー」。結婚前、お付き合いしている頃に初めて作ってもらった時、『うまい』と衝撃を受け、その後どこのお店で食べたものよりもダントツでおいしいと感じたという、裕子さんの「キーマカレー」。ただその理由を聞かれると、矢部さんは『自分は子ども舌だから』『甘いから』と答える始末。そんな愛妻手作りの「キーマカレー」は、その時々で食材は変わるものの、玉ねぎ・にんじん・ピーマン・レンコンなどの野菜に、ひき肉を炒め、子ども用のためにカレールウ(甘口)を入れ、ウスターソース、ハチミツで味を調える。もちろん、ケンカする時はあるものの夫婦関係は良好で、裕子さんのことを完全リスペクトしているという矢部さん。『結婚して人間に戻れた』と語るほど、裕子さんの存在を大切にしている矢部さんにとって、必ずおかわりする大好物の「キーマカレー」は、幸せを実感する一皿であった。
30代
50代
2021年3月6日放送回 ゲスト:内田篤人
ゲストは、内田篤人さん。世界屈指のリーグ「ドイツ・ブンデスリーガ」で年間ベストイレブン選出(ブンデスリーガ公式サイト)、世界最高峰のクラブNo.1を決める「UEFAチャンピオンズリーグ」でベスト4進出に貢献するなど、名サイドバックとしてその名を世界に轟かせた元プロサッカー選手。
日本代表としても活躍し、そのイケメンで爽やかな印象から、“ウッチー”の愛称で日本中から親しまれている。昨年8月、惜しまれつつも32歳で現役引退。しかし、今回『サッカー辞めてスッキリ!今が一番楽しい』と語った。そんな内田さんが、180度変わった現在の生活を含め、激動と歓喜のサッカー人生を絶品お肉料理の数々と共に振り返った。
■お品書き
茨城・鹿嶋「鹿島アントラーズの思い出が詰まった!牛タン」
高校卒業後に入団した2006年から2010年、そして2018年に復帰してから昨年引退するまでの計6年間。内田さんが所属したJリーグの強豪クラブ「鹿島アントラーズ」。その選手や関係者の御用達であり、内田さんにとってもたくさん思い出が詰まったお店がある。茨城県鹿嶋市の焼肉店「羅光苑」。振り返ると、アントラーズ入団後初めて行った鹿嶋市のお店で、その後も試合後の反省会をやるなど、サッカー人生の中にはいつもこのお店の存在があったという。ちなみに、現役引退して鹿嶋市での最後の食事もこのお店だったそう。内田さんのイチオシは、「上タン塩」。『“魔法の粉”が振ってあり、めちゃくちゃうまい』と、アントラーズの選手みんなも口を揃えていうほどのおいしさなんだとか。その“魔法の粉”とは、2種類の塩と数種類の調味料をブレンドした特製の味付け。『今までに食べた中で1番うまいタン』と、内田さんが大絶賛する一品。
*店舗情報:「羅光苑」茨城県鹿嶋市鉢形台2-2-10
東京・表参道「苦い思い出が蘇る!シュラスコ」
東京の表参道にある「Barbacoa(バルバッコア)」。ブラジル・サンパウロで1990年に創業したお店で、日本では1994年に表参道本店がオープン。現在、東京と大阪に9店舗を展開している日本最大級のシュラスコ料理専門店。ブラジル出身Jリーガーをはじめ、来日した海外選手、そして日本人選手ももちろん、多くのサッカー関係者から愛されている名店。2010年に海外移籍し、ドイツの名門「FCシャルケ04」のレギュラーとして活躍していた2014年2月、内田さんをケガが襲う。右膝裏の腱の損傷。ブラジルワールドカップを控えた大事な時、ワールドカップを諦めて手術するか…手術をせずワールドカップ出場へ望みをかけるか…選手生命を大きく左右するケガだったが、内田さんは迷わず夢のワールドカップを選んだ。『自分の決断に後悔はない』と言い切る内田さんは当時、日本に一時帰国。表参道の病院で治療とリハビリに励み、ほぼ毎日この店に通って「シュラスコ」を食べていたという。『肉を食えば、治る』と信じて…。シュラスコ料理とは、本場ブラジルで人気のバーベキュー料理。肉や野菜などを長い串に刺し、最高900℃にもなる特注のオーブンでゆっくりと回転させながら焼き上げる。味付けは、主に岩塩のみで、余分な脂分も落ちるため、肉本来の味が楽しめる一品。
*店舗情報:「バルバッコア 青山本店」
東京都渋谷区神宮前4-3-2 TOKYUREIT表参道スクエアB1静岡・清水「サッカー人生の原点を思い出す!焼き肉」(※人生最高の一品)
内田篤人さんの“人生最高の一品”は、サッカー人生の原点を思い出す「焼き肉」。全国に名の知られた名門校、静岡・清水東高校サッカー部出身の内田さん。プロ入り後、引退するまで毎年シーズンオフには、地元に帰って自主トレに励んでいたという。自主トレの相手は、高校時代のチームメイトたち。青春時代の仲間たちとハードなトレーニングをした後、みんなでよく食事をしたのが「焼肉 千番閣」。ちなみに、ここは高校時代のクラスメイトの実家が経営するお店で、内田さんにとってかけがえのない仲間たちと集まる大切な場所。もちろん、肉好きの内田さんがオススメする「ネギタン塩」「レアステーキユッケ」「和牛ロースのすだれ焼き」などの人気メニューをはじめ、大満足の絶品お肉が味わえる。
番組内で“サッカー人生で一番悔しかった試合”を聞かれた内田さんの答えは、高校時代のラストゲーム。静岡県大会ベスト8で敗れた試合だった。プロになって数々の勝負を経験してきた内田さんだが、比べものにならないほど、その敗戦は悔しかったという。サッカーに青春をぶつけていた3年間…仲間たちと過ごした日々の思い出、そして負けたあの試合の悔しさを胸に秘め、内田さんは厳しいプロの世界で戦い続けていたのだった。
*店舗情報:「焼肉 千番閣」静岡県静岡市清水区大坪1-3-13
40代
40代
30代
2021年2月27日放送回 ゲスト:ROLAND
ゲストは、ROLANDさん。3時間で1000万円を稼ぐなど、歌舞伎町で語られる伝説は星の数ほど!『世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か』『俺の隣がインスタ映え』『女性は水とパンとROLANDがあれば生きていける』など、数々の名言で知られ、“ホスト界の帝王”と呼ばれる男が、忘れられない思い出のおいしものと共に、コンプレックスから成り上がったホスト人生を語った。
■お品書き
東京・恵比寿「一流を極めるために食べた!マッシュポテト」
「ミシュランガイド東京2021」にて14年連続で三つ星に評価されている、言わずと知れた名店、東京・恵比寿にある「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」。ROLANDさんがここを初めて訪れたのは、ホストとして売れ始めていた21歳の頃。『デートの時にスマートに女性をエスコートしたい』という思いから、一人でお金を握りしめて来店。トイレの場所から、段差など細かいところまでチェックし、女性とのデートのために事前に把握しておいたという。それは、『一緒にいて女性にはずかしいと思わせたら、男として負け』だと語った。ROLANDさんが印象に残っている料理は、「じゃがいものピュレ」。“この料理で、ジョエル・ロブションは三つ星に評価された”と言われるほど、他では真似のできない唯一無二の味。じゃがいもを荒めに濾した後、水分を飛ばし、バター・牛乳を入れてよく混ぜ合わせる。その後、より滑らかにするために網で濾した後、さらに滑らかになるように混ぜ、最後に牛乳と塩で仕上げた一品。
*店舗情報:「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内
東京・西新宿「世界最高のパフォーマンスに酔いしれた!ホテル飯」
新宿にある五つ星ホテル「パークハイアット東京」。その最上階の52階に位置する「ニューヨーク グリル」は世界中の味覚が集うニューヨークをテーマに、産地にこだわった上質な食材をシンプルかつ独創的に仕上げるグリル料理を提供するレストラン。その横には、夜になると生演奏が楽しめるバー空間があり、そこでローランドさんはある衝撃的な光景を目にしたという。それは、まだ売れないホストだった20歳の頃、お客様に『勉強になるから行こうか』と誘われて行った時のこと。来日していた世界の歌姫レディー・ガガと遭遇したのだった。すると、レディー・ガガが突然『私が歌ってあげるわ』と生歌を披露。当然、居合わせた人々はその姿にくぎ付けとなり、最高のパフォーマンスを目の当たりにしたROLANDさんも、言葉にできない感動を感じたという。エンターテイナーとしての心意気を学んだROLANDさんは『自分は歌えないし、ダンスもできないけど、言葉で人を幸せにできる存在になりたい』と、この時思ったという。
そんな経験もあり、ホテル暮らしも好きだというROLANDさんは、パークハイアット東京に1カ月ほど宿泊したこともあった。ROLANDさんの「ニューヨーク グリル」オススメ料理は、「サステナブルロブスターのポーチ」(ズッキーニ 花茗荷のピクルス、スナップエンドウ、ロブスタービスクムースとキャヴィアリ キャビア)。
*店舗情報:「ニューヨーク グリル&バー」東京都新宿区西新宿パーク3-7-1-2 パークハイアット東京52階
東京・西新宿&大久保「ホスト人生の原点を支えてくれた!豚汁とナポリタン」(※人生最高の一品)
ROLANDさんの“人生最高の一品”は、「豚汁」と「ナポリタン」。18歳で大学を中退してホストの世界に飛び込んだROLANDさん。サッカー一筋だったそれまでの生活から一転、『歌舞伎町の女性が全員ペガサスに見えた』と語るほど、最初はお客様の席についても何もしゃべれず苦労していたそう。そんなROLANDさんは当時、歌舞伎町の喧騒から少し離れた西新宿で家賃6万円・冷暖房なしのアパートで生活していた。給料も安く、1日の所持金は1000円程度という貧乏暮らし。当時、仕事終わりによく通ったのが、深夜まで営業していた「西新宿小町食堂」だった。60以上の料理の中から好みの品を選んで、組み合わせによって100万通りの献立メニューができるという食堂で、ROLANDさんがよく食べていたのが「豚汁」。よく来店するROLANDさんを見て、店員のおじさんがたまに多めに入れてくれた豚汁の味が今でも忘れられないという。「塩鯖」と「ご飯」を一緒に選んで、定食をよく食べていたそう。
駆け出しの貧乏時代を経て、少しずつ稼げるようになったROLANDさんの生活はステップアップ。アパートからマンションに引っ越して暮らしていた頃、よく通っていたのが「パンコントマテ 大久保店」。
お手頃価格で昔懐かしいスパゲッティが食べられると人気のイタリアンレストランで、名物は2.5mmの太麺を使い、強いコシともっちりとした食感がたまらないと評判のスパゲッティ。もともとROLANDさんは太麺が苦手だったそうだが、この店に通ううちに虜になったという。一番よく食べたのが、「昔ながらのナポリタン」。
ROLANDさんはこの店で、ある大きな決断をしたという。当時、小さいお店でNo.1になってはいたが、『このままでいいのかな』と思い悩んでいたそうで、『大きいお店に移籍してチャレンジしよう』と決断したのが、この店で太麺パスタを食べていた時だったのだ。そんなROLANDさんにとって“かけがえのない場所”である「パンコントマテ 大久保店」が、コロナ禍の影響を受け、26年の歴史に幕を閉じることになった(3月いっぱいで閉店予定)。ROLANDさんの経営するホストクラブも現在閉店中。再開する前提で家賃は払い続けているが、先行きが見えない状況だという。あの時、背中を押してくれた「パンコントマテ」の「ナポリタン」は、ROLANDさんにとって決して忘れることはない…かけがえのない思い出の味となって、いつまでも残り続ける。ちなみに、閉店後、店長はデリバリー専門店を新規オープンする予定だという。
*店舗情報:「小町食堂 西新宿店」東京都新宿区西新宿6-25-16
「パンコントマテ 大久保店」東京都新宿区百人町1-18-4 キャピタルプラザ大久保1階
30代
2021年2月20日放送回 ゲスト: マヂカルラブリー(野田クリスタルさん・村上さん)
ゲストは、マヂカルラブリーの二人、野田クリスタルさんと村上さん。2020年M-1グランプリで優勝し、バラエティ番組に引っ張りだこ!今、ノリにノッているお笑いコンビ。しかし、その芸人人生は二人ともこじらせまくりだった!?高校時代から芸人として活躍していた野田さんに至っては、その栄光から一転…激すべりのピン芸人時代など紆余曲折。そんな二人が自分たちのお笑いを支えてくれたおいしいものと共に、M-1王者になるまでの芸人人生を語った。
■お品書き
「10万グラム食べた!ステーキ」
『お笑い王に俺はなる!』と、M-1グランプリ優勝会見で宣言した野田クリスタルさん。そんな野田さんはストイックな精神の持ち主で、何でもやり始めると究めたくなる質だという。身長178cmで60kgしかなかった身体を鍛え、体重は20kg増!しかも体脂肪率2%減という驚異の肉体に!それを実現したのが、筋トレと徹底的にカロリー計算した肉食中心の生活。肉を食べるため約3年前から頻繁に通っているのは、「いきなり!ステーキ」。全国に約300店舗展開しているため、仕事先などで外食する際にも見つけやすく、毎日のように通っているそう。野田さんがよく食べるのは、「ワイルドステーキ(牛の肩ロース)450g」。しかも、カロリーなどを計算して“脂身少なめ・ペーストなし・付け合わせなし”で注文する。アツアツの鉄板にのったお肉にソースはかけず、塩・胡椒のみで食べるという。
もちろん『今日は肉いいや』と思う時もあるそうで、そんな時には野田さんは「グラップラー刃牙」など肉を食べるシーンの描写があるマンガを読んで、“肉を食べたい”モチベーションを上げるのだそう。「いきなり!ステーキ」での肉食生活を続けること3年…野田さんがこれまで食べたステーキの総量はナント10万g(=100kg)以上。お店のサービス「肉マイレージ」は、超ヘビーユーザーの証“ダイヤモンド会員”である。
*店舗情報:「いきなり!ステーキ オリナス錦糸町店」東京都墨田区太平4-1-2 オリナス錦糸町4階レストラン街
東京・茗荷谷「貧乏時代を救ってくれた!激安・激旨の牛丼」
ギャンブルにハマるなど、どこか昭和の芸人ぽい村上さん。月収1〜2万円の売れない時代には、タバコを買うお金もないので先輩芸人の吸い殻を集めて“シケモク”をしていたという。そんな貧乏時代によく通っていたのが、「牛丼太郎」。当時、牛丼1杯250円と他店より安く、しかも味も抜群においしいと評判だった。しかし、大手チェーン店としのぎを削る中、2013年に「牛丼太郎」は全店舗閉店してしまう。そんな中、「牛丼太郎」を愛する元従業員たちが「この味をどうにか残したい」と立ち上がり、味も値段もそのまま、さらには店舗もそのまま引き継ぎ、文京区茗荷谷に1店舗だけ「丼太郎」として復活。売れない時代の村上さんをある意味で救ってくれた“幻の牛丼”がここで味わえる。
村上さんオススメは、「キムチ牛丼」。キムチですでに濃い味になっている牛丼に、味の負けない唐辛子をたっぷりかけて食べるのが村上流。今回、「丼太郎」の存在を知った村上さんは早速お店へ足を運び、当時と変わらない激安・激旨の牛丼を思い出と共に味わって感激したという。
*店舗情報:「丼太郎」 東京都文京区小日向4丁目5-9
埼玉・大宮「M-1優勝を陰で支えた!お弁当」(人生最高の一品)
マヂカルラブリーの二人が選んだ“人生最高の一品”は、劇場で毎日のように食べている「お弁当」。マヂカルラブリーの主な活動拠点は、さいたま市大宮にある「大宮ラクーンよしもと劇場」。そこで、芸人ユニット“大宮セブン”のメンバーとして活動している二人が大宮に行く度にいつも楽しみにしているのが、「デリカチャオ」のお弁当。村上さんは大宮の出番がある前日は、『明日、デリカチャオが食べられる!』とワクワクしてしまうそう。野田さんがいつも食べるのは、「からあげ弁当」。からあげは大きく、ご飯もパンパン!弁当箱のフタが閉まらず浮くほど、てんこ盛りのボリュームたっぷり弁当。甘くておいしいからあげは1個1個が大きく、それが5個も入って550円と大満足のお手頃価格。
一方、村上さんがいつも食べるのは、豚肉を大葉で巻いて揚げた梅じそ巻きとからあげの入った贅沢な「梅じそ巻き&からあげ弁当」。マカロニサラダやさつまいもなど、付け合わせの総菜も日替わりで絶品だという。
大宮ラクーンからわずか徒歩20秒と近いこともあり、いつも劇場の楽屋までお弁当を配達してくれる「デリカチャオ」。店長の鷹林さんは配達に来ても、いつもお弁当を届けるだけ。二人は、鷹林さんと一度も会話したことがなかった。『お笑いに一切興味がないのかな?』と思っていた二人だったが、M-1グランプリで優勝し、後日会った時に『おめでとうございます』と初めて声をかけてもらえたという。その時は、『ちゃんと見ていてもらえてたんだ』と、二人とも泣きそうになるぐらい嬉しかったという。これまで、すべった時も、ウケた時も、「デリカチャオ」のお弁当を毎日のように食べ、遂に芸人としての成功を掴んだマヂカルラブリー。M-1グランプリ優勝を陰で支えてくれたお弁当は、二人にとって“おふくろの味”と言っても過言ではない。
*店舗情報:「デリカチャオ」埼玉県さいたま市大宮区宮町1丁目77-2
30代
30代
2021年2月6日放送回 ゲスト: 古田新太
ゲストは、古田新太さん。劇団☆新感線の看板俳優として舞台をはじめドラマや映画のみならず、バラエティや音楽まで大活躍!犬、象、壁…どんな役でも引き受け、圧倒的な存在感を放つ唯一無二の俳優は、イメージ通り自由奔放だけど…実はマジメで気遣いの人だった。そんな古田さんは、大のお酒好き!毎日飲むほどお酒を愛してやまない古田さんが意外な素顔をのぞかせながら、「お酒に合う!最高のおつまみ」を紹介した。
■お品書き東京・三軒茶屋「一品で二度おいしい!ポテトサラダ」
東京・三件茶屋にある、古田さんの行きつけ「てんぷら横丁 わばる」。天ぷらメインの居酒屋でお昼から通常営業しており、休日は起きたらすぐ飲むという古田さんにとっては最高のお店。ちなみに、休日は起床後一目散にこのお店へ直行。数時間飲んだ後、夕方のニュースを観るために4時には帰宅するそう。古田さんオススメの「お酒に合う!最高のおつまみ」は、天ぷらかと思いきや…ポテトサラダ。しかし、ここのポテトサラダ「わばるのスモークポテサラ」はちょっと普通と違う。甘みが強い品種「インカのめざめ」を使い、いぶりがっこ、たまねぎ、ベーコン、自家製スモークチーズが入ったこだわりの一品。
飲む時はあまり食べず、ひたすら飲んでいるという古田さんは、中に紛れ込んでいるいぶりがっこをほじくり出して食べるのが好きなんだそう。ちなみに、基本ひとり飲みなので注文する時はハーフサイズ。それでも、全部食べ切れず残してしまうという。
*店舗情報:「てんぷら横丁 わばる」東京都世田谷区太子堂4丁目22-13 鳥居ビル1階
東京・三軒茶屋「店員をからかいながら味わう!SJB」
「三軒茶屋に行けば、古田新太が飲んでいる」というのは、もはや業界内では周知の事実。「お酒に合う!最高のおつまみ」が食べられるオススメ2軒目も、もちろん三軒茶屋。昭和の香りが残るエコー仲見世商店街にある焼き鳥店「エビス参」。店内が外から丸見えで、古田さんは“シースルーの店”と表現。ここでは、店員のマキちゃんをからかいながら古田さんはいつも楽しく飲んでいるそう。また、世田谷パブリックシアターで舞台に出演した俳優がタクシーを拾うための通り道になっているので、古田さんは通りすがりの俳優を見かけては捕まえて『飲んでけよ』と強引に誘って一緒に飲むこともしばしばあるんだとか。古田さんオススメの「お酒に合う!最高のおつまみ」は、焼き鳥ではなく、じゃがバターの上に塩辛をのせた“SJB”こと「塩辛じゃがバター」。蒸したじゃがいもを網で焼き、軽く焦げ目がついたら、バター、そして塩辛をのせるだけ。この絶妙なマッチングがたまらなく、お酒が最高にすすむ一品。
もともと、「塩辛」と「じゃがバター」は別メニューであったが、ある時「じゃがバター」に「塩辛」をのせて食べている古田さんを見た店員が『それ何ですか?』と興味を持ってきたという。そこで古田さんは『SJB!北海道じゃ普通』とかましたところ、翌週には「SJB」がメニューになっていたそう。しかし、「SJB」があまりにも意味不明だったため、注文するお客がなかなかいなくて自然消滅したという。
*店舗情報:「エビス参 エコー仲見世店」 東京都世田谷区三軒茶屋2-13-17
大阪・梅田「30年以上通い続ける!名店のピーマンスライス」(人生最高の一品)
古田新太さんの“人生最高の一品”は、「ピーマンスライス」。大阪時代、古田さんが所属する劇団の稽古場が近くにあったことから通い始め、以来30年以上通い続けている大阪・梅田の焼き鳥店「闘鶏 次郎店」。ここは、今も大阪で仕事がある時は必ず足を運ぶ大切なお店。焼き鳥店なので、名物はもちろん焼き鳥。中でも「名物もも炙り焼き」は人気メニュー。しかし、古田さんが一番大好きなのは、“人生最高の一品”に選んだ「ピーマンスライス」。かなり薄くスライスしたピーマンを水にさらした後、薄口醤油とうま味調味料で味付けした一品。毎回、一口食べるとうまいと感動し、三口であっという間に平らげてしまうほど絶品でいつも絶対おかわりするそう。また不思議なことに、ピーマン嫌いの人にこれを食べさせたところ、ピーマン嫌いを克服した人もいるとか。この「ピーマンスライス」を目当てに大阪に行きたくなるという古田さん。ある日、注文したところピーマンを切らしていたことがあったそうで、普段はあまり怒ることのない古田さんだが、その時ばかりは思わず店員に『買いに行けよ!』と怒ってしまったという。
*店舗情報:「闘鶏 次郎店」大阪市北区神山町8-9 萬ビル1F
50代
30代
2021年1月30日放送回 ゲスト: 髙嶋政宏
ゲストは、髙嶋政宏さん。グルメサイト「食べログ」でグルメ芸能人として人気を誇る芸能界屈指の“食いもんマニア”。その食に対するこだわりは“変態”と言っても過言ではない髙嶋さんが今回、4年ぶり2回目の出演。4年の間に衝撃を受けた“人生最高の三品”を惜しげもなく大公開した。
■お品書き東京・蒲田「あらゆる肉を超えた!?人生最高の寿司」
髙嶋さんの“人生最高の寿司”は、東京・蒲田にある1893(明治26)年創業の老舗「初音鮨」。しかも、「ミシュランガイド東京」で2009年から12年連続で二つ星の評価を受けた超名店。外観は、およそ寿司店には見えない地中海風の建物。店内は、高級感を漂わせる空間。そして、メニューは、「握りおまかせコース」のみで1名50,000円(税別※季節により変動あり)。確かに、かなり高いが、髙嶋さん曰く『何より最高のネタで握る採算度外視の最高の寿司はもちろん、親方と女将のサービス精神でお客さんを飽きさせない、寿司屋とは思えないエンターテインメント性を含めて納得』という。例えば、炊き立てのシャリに酢を落とす様子を客前で披露。同業者のお客がいようがお構いなし、喜んでもらえるならと惜しげもなく見せるのだという。おまかせコースは、その日仕入れた最高級のネタを使った、まさに最高級の寿司づくし。この日は、青森県大間の本マグロをはじめ、岩手県三陸赤崎産の牡蠣、淡路島沖で獲れた天然うなぎ、北海道知床羅臼産の寒だらの白子など。それら極上のネタから、調理中の様子まで、写真撮影はいつでもOK。むしろ、親方の方から撮影タイムをどんどん提供してくれる。
おまかせコースの最初は、大間の本マグロの刺し身「大トロ」「中トロ」「赤身」の三種。醤油は使わず、先に振られた塩と静岡県御殿場産の最高級本わさびでいただく。
岩手県三陸赤崎産の牡蠣を使った一品は、想像を超える。牡蠣の中に新潟県魚沼産ふきのとうの味噌を入れて握った「牡蠣 ふきのとう味噌握り」。
淡路島沖で冬のハモ漁の網にかかった希少な天然うなぎは、炭火焼きにして、すだち醤油でいただく。
さらに、北海道知床羅臼産の寒だらの白子を使った握りは、まさに贅をつくした一品。プリプリの白子に、仕入れ値が1kg70万円もするイタリア・マルケ州産の白トリュフを贅沢に振りかけた「白子の白トリュフがけ」。単なる奇抜さでの組み合わせではなく、シャリに絶品の白子をのせて白トリュフを合わせれば、絶品の味になると辿り着いたからこその一品。
“あらゆる肉を超えた寿司”という意味で髙嶋さんが大絶賛するのが、「漬け大トロのあぶり」。大トロを湯通しした後、マグロが泳いでいる時と同じ水温約30℃の醤油に漬ける。そして、漬けにした大トロを藁焼きで炙る。すると、その断面はまさに最高級の霜降り和牛。静岡県御殿場産の最高級本わさびを添えた握りを口にすれば、“あらゆる肉を超えた”という表現があながち嘘ではないと思える極上の一品。
もともとはそこまで高級店ではなかったという「初音鮨」。親方・中治勝さんが四代目を継ぐ前は、『蒲田においしい寿司屋はない』と言われていたほどで、その言われ様に中治さんは奮起した。すると、店内は張り詰めた空気になり、遅れたお客にも『なんで遅れた?』『話なんかしないで食べてください』と詰め寄る始末だったという。しかし、そんな中に転機が訪れる。2005年、女将として一緒に店を切り盛りしていた妻・みえ子さんが乳がんになり、余命宣告を受けたのだ。中治さんは、『もしかしたら、自分のせいで乳がんになってしまったのではないか』と思い悩み、これを機に心を入れ替える。『今日で店が潰れてもいいから、妻のために、妻がたのしむために、最高のネタで最高の寿司を握ろう』と。すると、2009年に「ミシュランガイド東京」で初めて二つ星の評価を受けた。しかも、妻・みえ子さんの闘病もうまく進み、今も元気に女将として働いている。
*店舗情報:「初音鮨」東京都大田区西蒲田5-20-2
兵庫・尼崎「孤高のラーメン職人がつくる!人生最高のラーメン」
髙嶋さんの“人生最高のラーメン”は、兵庫県尼崎市にある「らぁめん矢 ロックンビリーS1」。店主の嶋崎順一さんは、東京の町田や赤坂で超人気ラーメン店を手掛け、「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー大賞」醤油部門で6年連続1位に輝くなど、ラーメン界のカリスマ的存在。しかも、「支那そばや」創業者で“ラーメンの鬼”と呼ばれたラーメン界のレジェンド、佐野実さんが認めた弟子だけに、ラーメンに対する姿勢は尋常ではない。『他のラーメン屋はどうでもいい。俺は自分が信じるラーメンを作る』。そんな信念を持つ嶋崎さんと10年以上の付き合いがある髙嶋さんは、彼を“孤高のラーメン職人”と呼ぶ。髙嶋さんオススメの嶋崎さんが作る“魂の一杯”は、醤油味の「尼ロック」。抽出時間が異なる鶏油、みじん切り・輪切り・ななめ切りと切り方を変えたネギ、9種類以上をブレンドした醤油、そして比内地鶏の丸鶏とガラ100%スープを注いだ後、嶋崎さん独特のロックな動きで湯切りした麺を入れる。豚チャーシューなどを添え、最後に鶏油を2度がけした一杯。
ラーメンを食べる時は、いつもレンゲを持って待ち構えているという髙嶋さんは、まずスープをいただく。それも1口だけでなく、4口も!大事なのは、かき混ぜずにそのままの味を味わうことだという。もちろん、麺も絶品。ツルっとしながら弾力があってイキがいい。
昨年、ようやく初めて尼崎まで食べに行った髙嶋さんは、ちなみに塩ラーメン「Sのロック」をまず食べてから、2杯目に醤油ラーメン「尼ロック」を食べたという。大好きなラーメンを食べ終えた後、髙嶋さんが必ず行うことがあるという。それは、最後の一滴までスープを飲み干したラーメンどんぶりに顔を埋めて20~30秒ほど残り香を嗅ぐのだとか。まさに、“食の変態”ぶりが現れた行動だった。
*店舗情報:「らぁめん矢 ロックンビリーS1」兵庫県尼崎市南塚口町3-29-13-2F
東京・代々木「テレビ初登場!飲める!?人生最高のピッツァ」
髙嶋さんの“人生最高のピッツァ”は、東京・代々木にある「ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティート」。店内は、イタリアで修業した代表の生田悟志さんが自ら3週間かけて改築したアーチ型の天井、ローマの名店と同じにするため現地から職人を呼んで完全再現したまき窯など、本場イタリアそのもの。1998年オープンで創業20年以上経つにもかかわらず、昨年初めて行くまでお店の存在自体を知らなかったことが恥ずかしくて仕方ないという髙嶋さん。そんな髙嶋さんが初めて食べて衝撃を受けた“人生最高のピッツァ”は、耳のなく、生地が非常に薄い、いわゆるローマのピッツァ。本場イタリアのまき釜を使い、約400℃という超高温で焼くこと1分足らず、あっという間に焼き上がるピッツァについて、驚くことに髙嶋さんは何を食べたのか…メニュー名を覚えていなかった。でも、衝撃的においしかったのは間違いなく、『食べようと口を開けた瞬間、チーズやトマトがふるるるるる…うるるるるる…@&※◎*△■$?』と、何を言ってるのか分からない始末に。熱さで口の中がヤケドしそうになるのも気にせず、飲み込むように食べてしまうほど絶品だったという。その日、数人であっという間に8枚も平らげたという…テレビ初登場の“飲める!?ピッツァ”がこちら!
人気No.1の「ペンティート」(モッツアレッラ+マスカルポーネ+グリーンペッパー+生ハム)女性人気No.1の「フンギ・スペリオーレ」(山形産契約生マッシュルーム+アルバ産トリュフオイル+卵+モッツアレッラ)
人気No.2の「チポッレ」(モッツアレッラ+淡路島産玉ねぎ)
5種のチーズを使用した「チンクエ・フォルマッジ」(モッツアレッラ・ゴルゴンゾーラ・スカモルツア・パルミジャーノ・レッドチェダー)
*店舗情報:「ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティート」東京都渋谷区代々木3-1
30代
2021年1月23日放送回 ゲスト: ホラン千秋
ゲストは、ホラン千秋さん。番組出演ランキング・女性タレント部門では3年連続の第3位!報道番組「Nスタ」のキャスターからバラエティ番組まで幅広く活躍!その華やかで知的なイメージのホランさんの素顔は、実は超が付く“乙女”だった。また、今からは想像もできない…どん底時代の苦悩も経験していた。そんなホランさんが乙女な素顔を見せながら、おいしいものと共にどん底を味わった芸能人生を振り返った。
■お品書き
岐阜・中津川市「日本一おいしい“豆腐”」
ホランさんが“日本一おいしい”と語るの豆腐がある。それが、岐阜県中津川市の「豆乃匠 中島豆腐」。以前ロケで訪ねて以来、交流が始まったという。「豆乃匠 中島豆腐」の豆腐作りに欠かせないのが、清流として知られる中津川上流の澄み切った水。そして、高タンパク質でトロトロ感の強い国産大豆。水にこだわり、素材にこだわって作る豆腐は、できあがった豆腐を水に浸すだけで味が半減するという考えから保存容器に水は入れず、豆腐だけを入れる。
超濃厚でまろやか、大豆の香り豊かで旨味が凝縮された豆腐は、まさに今までに食べたことのない味だそう。そのままでも十分おいしいが、柚子胡椒をのせて食べるのがホランさんのおすすめ。「御豆腐」「醍醐」という自慢の一品の他、「金胡麻豆腐」、「黒胡麻豆腐」などもラインナップ。さらには、冬は「柚子豆腐」や「蕎麦掻豆腐」、春は「さくら豆腐」など、季節限定商品もある。
実は、食べ物の中で豆腐が一番好きだというMC加藤さんは絶品豆腐を観た瞬間、超ハイテンションに。しかし、ここの豆腐は食べたことはなく、油揚げだけ食べたことがあるそう。もちろん、油揚げ「御あげ」も絶品。見たことのないほどふっくら肉厚、切ってフライパンで焼くだけでもおいしい一品。
*店舗情報:「豆乃匠 中島豆腐」岐阜県中津川市手賀野455-10
横浜・中華街「初デートで食べたい“水餃子”」
理想の男性は、韓国俳優ナム・ジュヒョクやパク・ソジュン。妄想を爆発させ、韓流スターと疑似恋愛までしちゃうほど乙女なホランさんが、恋人ができたら初デートで行きたいお店がある。横浜中華街にある「山東」。ここは所属事務所の先輩サザンオールスターズ、福山雅治さんの年越しライブを観た帰りに立ち寄るお店だという。実はこのお店、ミシュランガイド「ビブグルマン」に2015年、横浜中華街で初めて掲載された名店(横浜・川崎・湘南2015特別版)。中国山東省出身の女将が作る本場の家庭料理が味わえる。
ホランさんオススメは、名物の「水餃子」。豚肉とたっぷりのニラ・ショウガで作った餡をモチモチ肉厚な皮で包んだ水餃子を甘辛のココナツ入り特製タレでいただく。餡、皮、タレのすべてが最高の組み合わせで、とにかくやみつきになるおいしさだという。
ホランさんが恋人との初デートでこのお店に行ったら一緒に食べたいもう一つの料理が「小籠包」。アツアツの小籠包をレンゲにのせて食べようとしたら『熱っ』となった自分に対し、恋人が『気をつけろよ!ヤケドするぞ』と言ってフーフーして冷ましてもらって…というのがやりたいらしい。とにかく乙女すぎるホランさんの妄想である。
*店舗情報:「山東2号店」神奈川県横浜市中区山下町150-3
神奈川・相模原「どん底時代に食べた思い出の“コロッケそば”」
13歳で現在の事務所に所属し、女優を目指していたホランさん。『大学時代には、学校に行けないくらい売れっ子になる』そんな夢を思い描いていたという。しかし、現実は甘くはなかった。新垣結衣さん、吉高由里子さん、戸田恵梨香さんなど同世代の女優がどんどん売れて主演として輝いていく一方、ホランさんはオーディションには落ちまくり…女優としての仕事は1年に1回あるかないかという状態。青山学院大学に進学したものの、理想とは全く異なる大学生活を過ごしていた。思い描いていた姿になっていない焦りから悶々としていた大学時代のホランさんは、サークルにも入らず…合コンも行かず…キラキラしたキャンパスライフとは全く無縁。
大学進学した以上は学費の元は取ってやろうと、ひたすら勉強に励む日々だったそう。そんなどん底時代のホランさんの思い出の一品が、青山学院大学・相模原キャンパスの食堂で食べた「コロッケそば」。思うようにいかない悔しさを絶対忘れない…いつか絶対見返してやる…と思いながらすすっていたという。
その後、『このままでは何も変わらない』とホランさんは、環境を変えるため大学3年から4年にかけてアメリカに留学。すると、これが転機となり“自分の好きなことは、何かを伝えること”だと気づく。帰国後、事務所に『タレントやキャスターのオーディションがあったらチャレンジしたい』と伝え、女優以外の道を模索することに。そして大学卒業後、同時期にオーディションを受けた3つの仕事(TBS「ビジネスクリック」、朝の情報番組、ラジオDJ)が立て続けに決まり、自分が輝けるかもしれない…新たな道へと歩み始めた。
*店舗情報:「青山学院大学相模原キャンパス」 神奈川県相模原市中央区淵野辺5丁目10-1
東京・渋谷「恩人と共に味わった“ピザ”」(人生最高の一品)
ホラン千秋さんの“人生最高の一品”は、「ピザ」。大学卒業後、女優ではなくキャスターやタレントとして新たな道を模索し始めたホランさん。そんな彼女に運命の出会いが訪れる。タレント業を本格的に始めるホランさんの担当に手を挙げてくれたマネージャーの存在だった。当初はバラエティの基本の基も分からなかったホランさんに対し、マネージャーは毎日の仕事終わりに反省会を開催。ダメ出しをして次の仕事へ生かせるようアドバイスしてくれたという。その反省会の場となったのが、渋谷の「富士屋本店」。当時は、「アルフォルノ」という店名だった。
このお店で3〜4年間、毎日のように行われた反省会でよく食べたのが、ピザだった。ハーフ&ハーフで注文した「4種のトマトのマリナーラ」(トマトソース・ドライトマト・プチトマト・フルーツトマト・ニンニク・オレガノ)と「フンギ」(キノコ・フレッシュマッシュルーム・モッツァレラ・サラミ・玉ネギ)が、マネージャーと二人で分けて食べた思い出の味。
※現在は当時のメニューと異なるため提供していません悔しくて、苦しくて、辛いことが多かった反省会の日々…“愛と責任を持って絶対に売る”と誓って厳しく一生懸命に接してくれたマネージャーの存在、そして何より全ての仕事に全力投球したホランさんの圧倒的な努力の積み重ねがあったからこそ、現在のホランさんの姿がある。まさに、「富士屋本店」のピザは単なる思い出の一品でなく、ホランさんにとって芸能人生の恩人と共に酸いも甘いも味わった“人生最高の一品”である。
*店舗情報:「富士屋本店」東京都渋谷区桜丘町24-4 第五富士商事ビル 1F
30代
40代
2021年1月16日放送回 ゲスト: 柄本佑
ゲストは、柄本佑さん。父・柄本明さん、母・角替和枝さん、弟・柄本時生さんという俳優一家のサラブレッドで、しかも妻は女優・安藤サクラさん。
14歳にして主演で俳優デビューを果たし、昨年のドラマではその色気で沼にハマる女性が続出。今や映画、ドラマに欠かせない唯一無二の個性派俳優となった。
しかし、その素顔は…趣味がラーメンの箸上げ動画を撮影して一人楽しむことなど、かなり面白いちょっと変わったキャラクターの持ち主。そんな柄本さんが俳優人生と共においしいものを語った。
■お品書き
宮崎・えびの市「映画好きがこうじてたどり着いた“手羽先”」
両親の影響もあり、小学校の卒業文集に将来の夢は“映画監督”と書くほど映画好きだった柄本さんは、14歳の時、映画「美しい夏キリシマ」の主演で俳優デビューを果たす。その撮影現場が、東京から遠く離れた宮崎県えびの市だった。そこで2カ月間、初めて親元を離れて臨んだ、初めての映画の世界。原田芳雄さん、香川照之さんなどそうそうたる豪華俳優陣と共に過ごす中、名優たちと毎日のように通ったのが「居酒屋たくちゃん」だった。ここで食べた宮崎地鶏を使った料理が、少年時代の思い出の味。地鶏を網ボウルで焼くことで炭火の香りがしっかり付いた「みやざき地頭鶏(炭火焼き)」は、自家製柚子胡椒をつけていただく。
そして、柄本さんが映画撮影の経験と共に忘れられない料理が、地鶏の手羽先に辛子明太子を挟んで揚げた「手羽めんたい」。これを食べながら過ごした2カ月間があったからこそ、今の自分がいる―まさに柄本さんの人生を変えた貴重な体験と共にある思い出の一品。
*店舗情報:「居酒屋たくちゃん」宮崎県えびの市向江564-1
東京・神保町「妻との映画デートは…神保町の“カレー”」
お互い俳優でもあり、映画好きなので、妻・安藤サクラさんと映画デートするという柄本さん。よく行くのは、東京の神保町にある名画座「神保町シアター」。その時に必ずといっていいほど立ち寄るお店が、1924年(大正13年)創業の「スマトラカレー共栄堂」。スマトラ島のカレーを日本人の口に合うようにアレンジした「スマトラカレー」は、小麦粉を一切使わず、20数種類の香辛料と、形がなくなるまで煮込んだ野菜(玉ねぎ、にんじんなど)、肉のうまみが凝縮された独特の黒濃色ソースが特徴。香辛料を1時間かけてじっくり炒め、何時間も煮込んだカレーは、サラリとした食感ながらも濃厚で深い味わい。柄本さんがいつも食べるのは、「チキンカレー」。これまで何度も食べてきた柄本さんでも、何とも形容しづらいけど他にはないおいしさの、唯一無二の絶品カレーだという。
*店舗情報:「スマトラカレー共栄堂」 東京都千代田区神田神保町1丁目6 サンビル B1
「神様のお告げ!?ある日突然降ってきた“絶品ミートソース”」
ある日、朝起きてボーッと過ごしていた時、柄本さんに突然「絶品ミートソース」のレシピが降ってきたという。それまでミートソースを一度も作ったことのなかった柄本さんだったが、脳内に玉ねぎをみじん切りする手元など調理する様子が鮮明にフラッシュバックしたそう。この不思議な体験に『絶品ミートソースだわ』と思った柄本さんはその日の午後、降ってきたレシピ通りに実際に作って、実家の両親に食べさせたところ、おいしいと大好評で『飛ぶように売れた』という。その「柄本佑特製!奇跡の絶品ミートソース」のレシピがこちら!①玉ねぎをみじん切りにする
②みじん切りにした玉ねぎにバターを入れて、40~60分炒める。
③牛100%ひき肉を入れて、さらに炒める。
④牛肉に火が通ったら、ホールトマト(2缶)をつぶして混ぜながら炒める。⑤さらにバターを入れて、ふたをして煮込む。
33年間の人生で1回きりという不思議な体験によって誕生した「柄本佑特製!奇跡の絶品ミートソース」は、両親だけでなく、妻、子どもにも大好評。さらには、NHK朝ドラの撮影で大阪に長期滞在中だった妻の安藤サクラさんが『おいしいから大阪のスタッフにも食べさせてあげたい』と言い出し、『いやいや、それは』と言いながらもとても嬉しかった柄本さんは、腕を振るって妻に持たせてあげたところ、スタッフも大絶賛だったそう。家族だけでなく、多くの人に手料理を食べてもらえて大満足な柄本さんであった。
京都・太秦「京都で知らない人はいない“たまごサンド”」(人生最高の一品)
柄本佑さんの“人生最高の一品”は、「たまごサンド」。“東洋のハリウッド”と呼ばれ、昭和の頃から日本映画繁栄の地として多くの作品を生み出してきた京都の太秦。映画撮影などで京都に行く機会の多い柄本さんには、行く度に必ず訪れるお店がある。それが、「スマート珈琲」太秦店。京都の人に長く愛され、作家、俳優、映画人にもファンの多い自家焙煎コーヒーを楽しめる老舗の喫茶店。実はここ、柄本さんが尊敬してやまない現役最年長92歳の映画監督、井上昭さんの行きつけ。2015年に井上監督の映画「遅いしあわせ」に出演以来、京都に行くと必ずこのお店を訪ね、井上監督と話をするのが何よりの楽しみだという柄本さん。井上監督との会話を楽しみながら食べるのが、名物の「たまごサンド」。京都の名店ベーカリー「進々堂」のふわふわ食パンを使用し、わずかな塩のみで味付けしたふわふわ卵焼きをサンドした一品。噛んだ時にサクッと音がする食感のパンと、卵焼きそのものの風味が味わえる究極の一品。
“日本映画の歴史そのもの”と言っても過言ではない井上監督と過ごす喫茶店での時間は、映画人として生きる柄本さんにとって、かけがえのない幸せを感じる最高のひとときであった。
*店舗情報:「スマート珈琲 太秦店」京都市右京区太秦帷子ケ辻町11-22
50代
2021年1月9日放送回 ゲスト:上白石萌音
ゲストは、上白石萌音さん。
第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞して芸能界入り。映画「舞妓はレディ」で初主演、大ヒットアニメ映画「君の名は。」で声優、さらに歌手としても活躍。そして昨年は、大ヒットドラマ「恋はつづくよどこまでも」で大ブレイク!今年も快進撃間違いなし!上白石さんのピュアな素顔と魅力の裏には、素敵な出会いと、おいしいものの存在があった。
■お品書き
鹿児島市「今すぐ帰って食べたい“ラーメン”」
『まだ出張で東京に来てる感覚。毎週でも帰りたい』と語る上白石さんが愛してやまない故郷、鹿児島。そこに、上白石さんが8歳の頃から通うラーメン店がある。鹿児島市の繁華街から車で約20分のところにある、「五郎家」本店。実はここ、「鹿児島ラーメン王決定戦」で2度グランプリに輝いた名店。上白石さんのオススメは、「旨みそラーメン」。茹でた麺に茹でキャベツをのせ、鹿児島県産の赤味噌と白味噌をブレンドした味付けで炒めた野菜たっぷりスープをかけた一杯。
上白石さんが8歳の時―父の赴任先メキシコへ旅立つ日に、鹿児島での最後のお昼ごはんに偶然立ち寄って初めて食べた「五郎家」のラーメン。その時、メキシコ行きのことを店主の竹田さんに話したところ、「これを持って行きな」と、「五目おにぎり」家族4人分を持たせてくれたという。
そして帰国後、よく訪ねるようになり、家族ぐるみの付き合いに。上白石さんにとって、今では鹿児島に帰ると必ず足を運ぶ大切なお店となっている。一方、上白石さんが小学生の頃に書いた手紙を今も大事に持っている竹田さんも、昔と変わらない上白石さんを妹のように思い、鹿児島の地から活躍を見守っている。
*店舗情報:「五郎家」鹿児島県鹿児島市山田町3448-5
熊本・南阿蘇「人生最高の“朝食”」
上白石さんが家族旅行でよく行くという、熊本県南阿蘇村にあるペンション「森のキッチン山小屋Holahoo」。ここも上白石さんにとって、小学生の頃からの思い出が詰まった実家のような場所。自慢のディナーは、薪火で調理する創作料理。じっくりと焼き上げ、薪火ならではの香りがアクセントとなったお肉料理「阿蘇あか牛 1カ月熟成モモ肉の薪火焼き」や「大地のめぐみポークの薪火焼き」など、熊本県産の食材をふんだんに使った「フレンチフルコース」は絶品。
さらに、コース料理とは別に注文する「切り立て生ハム ハモンセラーノ」もオススメ。大人になってお酒が飲めるようになった上白石さんは、ワインと合わせて食べるのがお気に入りだそうです。
そして何より、上白石さんが最高だというのが、朝食。天然酵母パンをくり抜き、じゃがいものスープを入れたスープパンをいただける「阿蘇のおいしいを詰め込んだ スープパンプレート」。上白石さんにとって、いつか素敵な男性と一緒に食べたい…“人生最高の朝食”だという。
*店舗情報:「森のキッチン山小屋Holahoo」 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽4635-6
東京・中野坂上「青春のすべてが詰まった“オムライス”」
オーディションで800人を超える中から、映画「舞妓はレディ」の主演に抜擢された上白石さん。それを機に高校1年で上京。芸能コースのある学校ではなく普通高校に通いながら、本格的に女優の道へと進み始めた上白石さんの高校時代の思い出が詰まったお店が、中野坂上にある「FRANKY & TRINITY」。試験が終わった後など、ご褒美に友達とよく食べていたのが「ドルフィンオムライス」。ベーコンと玉ねぎのケチャップライスにのった、ふわふわトロトロの卵がたまらない一品。
*店舗情報:「FRANKY & TRINITY」東京都中野区中央1丁目33-7山田ビルB1
メキシコシティ「私を救ってくれた…メキシコの“人生最高の一品”」
上白石萌音さんの“人生最高の一品”は、メキシコ料理の「ソパデトルティージャ」。8歳の時、教師の父が現地の日本人学校へ赴任するのに伴い、メキシコへと渡った上白石さん。実は、メキシコへ行く前に通っていた小学校で上白石さんは友達関係がうまくいかず悩んでいたという。登校はするものの、クラスに馴染めず、保健室で過ごす日々…どんどん塞ぎこんでしまっていた頃にメキシコへ。環境もガラリと変わり、“太陽の国”メキシコで陽気な人たちと接し、「ケセラセラ(なるようになる)」という考え方に触れたことで、塞ぎかけていた上白石さんの心はどんどん開いていった。『本当に楽しかった』という3年間のメキシコ生活を経て再び同じ小学校に戻った上白石さんは、みんなに『別人みたい』と言われたという。
帰国後、友達関係もうまくいって楽しい小学校生活を過ごせたのは、メキシコで過ごした3年間のおかげ。『メキシコが私の人生を救ってくれた』と語る上白石さんにとって忘れられない料理が、「ソパデトルティージャ」だった。その料理を家族みんなでよく食べに行ったのが、3年間過ごした街・メキシコシティにあるタコス店「El Rincon de la Lechua(エル リンコン デ ラ レチューサ)」。
「ソパデトルティージャ」は、細長くカットしたトルティージャを油で揚げた後、ゴーダチーズ、アボカドをのせ、玉ねぎ・にんにく・ししとうを具材にしたトマトソースベースのスープをかけた一杯。帰国後、いろいろなメキシコ料理店で同じ料理を食べてみた上白石さんだが、やはり本場の味にはかなわないという。
*店舗情報:「El Rincon de la Lechua」Av Miguel Ángel de Quevedo 34, Agrícola, Chimalistac, Álvaro Obregón, 01050 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
30代
40代
30代
50代
30代
40代
2020年12月26日放送回 ゲスト:常盤貴子
ゲストは、常盤貴子さん。女優として、「愛してくると言ってくれ」「ビューティフルライフ」といった最高視聴率40%超え大ヒットドラマのヒロイン役を演じてきた“ドラマの女王”が意外な素顔を見せながら、「女優人生」と「おいしいもの」を語った。
■お品書き
東京・渋谷「旅の気分が味わえる“イタリアン”」
JR渋谷駅から代官山方面へ徒歩約7分、渋谷の喧騒から離れた住宅地に佇む「Pinosalice(ピノサリーチェ)」。2004年に女性シェフと女性菓子職人が始めた南イタリア専門のトラットリアで、常盤さん曰く『東京にいながらイタリア気分を味わえる』お店。夫の長塚圭史さんとイタリア旅行から帰国後、イタリアにあるようなお店を探していた中、出会ったという。常盤さんが一番好きなのは、「レモンのリゾット 生ハム添え」。ライスに生ハム、生クリーム、塩、粉チーズ(グラナパダーノ)、削ったレモンの皮を加えてフライパンで炒め、最後に生ハムを添えた一品。濃厚さと爽やかさが絶妙にマッチしたおいしさ。料理に合わせたソムリエおすすめの南イタリア産ワインと一緒に食事を楽しんだ後はいつも、スキップして帰りたくなるほど上機嫌になるという常盤さんであった。
*店舗情報:「Pinosalice(ピノサリーチェ)」東京都渋谷区鶯谷町15-10ロイヤルパレス102
神奈川・綱島「ガラス越しに憧れた“純喫茶”」
喫茶店が大好きな常盤さん。小学生の頃、父に初めて連れて行ってもらって以来、喫茶店の雰囲気に魅せられてしまったという。ただ、小中学生の頃は一人で喫茶店に入ることはできないので、街で喫茶店を見かけるとガラス扉にへばりついて中を覗き込み、『いつか行きたい』と思いを馳せるだけの日々だったそう。そんな常盤さんが高校生になてからよく通っていたのが、綱島にある純喫茶風の「オークラ珈琲館」。1978年創業、40年以上も地元の人々から愛され続ける「オークラ珈琲館」は、常盤さんが喫茶店選びのポイントだという長居のできる落ち着いた雰囲気のお店。常連になっている喫茶店には、常盤さんはよく本を小脇に抱えて行き、『席に着いたらテーブルに本をボンと置き、私は今日これを読みます!長居します』と意思表示するのだとか。もちろん、そんな時はコーヒーを飲み、食事もして、さらにコーヒーをおかわりしてデザートも食べて、数時間を過ごすという。「オークラ珈琲館」で常盤さんがよく飲んでいたのは、「ブレンドコーヒー」。コーヒー好きというのもあり、初めての喫茶店では必ず「ブレンドコーヒー」を頼む常盤さんにとって、コーヒーの美味しさはもちろん重要ポイント。「オークラ珈琲館」は、注文が入ってから豆を挽き、サイフォン式で抽出するこだわりのコーヒー。粉を水に浸けて抽出するサイフォン式は、コーヒー豆の味が濃く、香りが高いの特徴。
駆け出しの頃、オーディションに参加してはうまくいかなかった時など、近くの喫茶店に行って一人反省会をしていたという常盤さん。常盤さんにとって、喫茶店はただ好きなだけでなく、女優人生の歩みと共に存在する大切な場所であった。
*店舗情報:「オークラ珈琲館」 神奈川県横浜市港北区綱島西1-8-3牛山ビル1F
広島・尾道「尊敬する大監督と食べた“ワッフル”」(人生最高の一品)
常盤貴子さんの“人生最高の一品”は、「茶房こもん」の「ワッフル」。それは、常盤さんが尊敬する映画監督の大林宣彦さんと一緒に食べた思い出の一品。女優を目指した頃から大林監督の大ファンだったという常盤さん。尾道三部作(「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」)をはじめ、大林監督の作品によく出てきていた喫茶店が広島県尾道市にある「茶房こもん」だった。大ファンの大林監督…そして大林監督作品を観てずっと憧れていた「茶房こもん」…。ただ、1991年のデビューから女優として第一線で活躍するようになっても、なかなか憧れの存在との接点はなかった。しかし、運命の出会いは突然訪れる。それは2010年、デビューから21年目のこと。前年の大河ドラマ「天地人」に出演した関係で行った新潟県長岡市の花火大会で、常盤さんは映画の撮影で訪れていた大林監督と初めて顔を合わせたのだった。その時、長年の思いが募った常盤さんはこの場を逃してはいけないと『監督の大ファンなんです』と伝えたところ、大林監督から『知ってるよ』という思わぬ言葉が。実は、常盤さんがデビュー当時に受けた映画誌の取材で『今後やってみたい監督は、黒澤明監督と大林宣彦監督です』と答えた記事を大林監督は読んで覚えていてくれたのだった。そして、大林監督から『いつか一緒に映画やろうね』と嬉しい言葉をもらった常盤さんに、その翌年の夏、実際に出演オファーが届き、念願の大林監督作品に出演することに(映画「野のなななのか」)。その後も、「花筐/HANAGATAMI」、遺作となった「海辺の映画館—キネマの玉手箱」と計3作品に出演。大林監督とは仕事だけでなく、プライベートでも親交を深め、公私ともにお世話になったという常盤さんにとって、「茶房こもん」は大林監督との忘れられない思い出のお店となった。常盤さんオススメは、パリッと焼き上げた生地に生クリーム、ブルーベリー、バターをのせた「バターワッフル(プレーン)」。『日本でこんなワッフルを食べたことない』『罪悪感もなく、いくらでも食べられる』というほどのおいしさだという。
*店舗情報:「茶房こもん」広島県尾道市長江1-2-2
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2020年12月19日放送回 ゲスト:かまいたち(山内健司・濱家隆一)
ゲストは、かまいたちの二人、山内健司さんと濱家隆一さん。今年は、初の地上波レギュラー冠番組がスタート、そして番組出演本数は250本以上!今ノリにノッている実力派お笑いコンビがお互いのはずかしい過去を暴露し合い、芸人人生を振り返りながら、“大阪の安くてうまい”普段着グルメを紹介。
■お品書き
大阪・南久宝寺町「食通・濱家を虜にした“スパイスカレー”」
グルメな濱家さんが一番ハマっている料理が、スパイスカレー。自宅でスパイスカレーを手作りし、大阪時代の住まいは1年中カレーの匂いが充満していたそう。さらに、スパイスカレー店を巡ったり、スパイスカレー店の人たちが集う飲み会に参加するほどで、ハンパない熱の入れよう。そんな濱家さんがスパイスカレーに出会ったお店であり、“No.1のスパイスカレー”と大絶賛するのが、大阪・南久宝寺町にある「創作カレー ツキノワ」。雑居ビルの2階にある、カウンターだけのお店。濱家さんを虜にした「創作カレー ツキノワ」のスパイスカレーは、スパイス(クミン)に漬け込んだ後さらに煮込んだ具材に、昆布・鰹・いりこがベースの和風出汁スープ、15種類のスパイス、隠し味の麹味噌を加えた一皿。濱家さんがいつも注文するのは、キーマカレーをトッピングで追加した「チキンカレー ミニキーマトッピング」。スパイスと和風出汁のマッチングが最高で、初めて食べた時にはあまりの美味しさに衝撃を受け、その後1週間毎日食べに行ったという。
異常なまでにスパイスカレーにハマる濱家さんを見て、辛いものが苦手な山内さんだったが、お店に1回食べに行ったところ、『めちゃくちゃおいしい』と感動。ある時、仕事の空き時間に一人で食べに行ったら、濱家さんと遭遇。その時は、お互いちょっと恥ずかしい気持ちになったという
*店舗情報:「創作カレー ツキノワ」大阪府大阪市中央区南久宝寺町1丁目1-3KT船場ビル2F
大阪・福島「山内ファンが集まるほど通いつめた“鶏丸鍋”」
大阪・福島にある「フジヤマドラゴン」。当初、同期芸人の弟が店長を務めていたこともあり、最初は『どんなお店だろう?』と軽い思いで行ってみたところ、めちゃくちゃ美味しかったので常連客になったという山内さん。今でも、大阪で泊まりの仕事がある時は必ず足を運ぶという大好きなお店。ここで山内さんがいつも食べるお気に入り料理の数々がある。「メガ鶏ステーキ」「フジヤマアフロ」「ツナ韓チーズ大」「手羽の唐揚げ」「ドラゴンホットポテサラ」「とり天むすび」「生キムチ」など。これらを山内さんは自ら「山内コース」と命名。ファンの間では、山内さんがこの店の常連客であることは有名で、山内さんはファンに対し『山内コースと言えばわかるから』『僕と同じものが出てきて食べられるよ』と公言。しかし、そんなことを一切聞いてないお店側は、来店したファンが『山内コース』を口にした時、何のことかサッパリ理解できず戸惑ったという。
そんな自称「山内コース」のメイン料理は、「鶏丸鍋クラッシュ」。山内さんの一番大好きな料理でその名の通り、鶏を丸ごと一羽使った鍋。水炊きした鶏を特製鶏白湯スープ(鶏ガラ・手羽ガラ・昆布・しいたけ・ニンニクを長時間煮込んだもの)で煮込む一品。ハサミで切り分けた鶏肉をニンニク醤油にお酢を混ぜたタレにつけていただく。
最後は、濃厚スープに乾麺を入れて食べるシメも激ウマでたまらないという。
*店舗情報:「フジヤマドラゴン」大阪府大阪市福島区福島6丁目11-13
大阪・心斎橋「稼げなかった若手時代を支えてもらった“地鶏鍋”」(人生最高の一品)
かまいたちの二人が選んだ〝人生最高の一品″は「地鶏鍋」。それは、二人が駆け出しの頃からずっとお世話になっているお店、大阪・心斎橋にある居酒屋「地鶏亭」の一品。当時出演していた劇場「baseよしもと」の近くにあり、ライブ終わりに同期芸人とよく打ち上げで利用していた二人。一番の忘れられない思い出は、全く稼げない若手時代の自分たちに、どれだけ食べて飲んでも最後に『1人1,000円ね』と言ってくれた女将さんの優しさだという。「地鶏鍋」は、敷き詰めたキャベツの上に九州産の地鶏、あげ、ニラをのせ、秘伝の出汁(鶏ガラと根菜類を10時間以上煮込んだもの)を加えて煮込む。シメは、ちゃんぽん麺。女将さんの優しさとこの絶品鍋は、人気者となっても二人の芸人人生に深く刻まれている。
*店舗情報:「地鶏亭」大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目-7-4日宝笠屋町ビル1F
50代
30代
30代
2020年12月12日放送回 ゲスト:霜降り明星(粗品、せいや)
ゲストは、霜降り明星の二人、粗品さん、せいやさん。M-1グランプリ2018優勝、R-1ぐらんぷり2019優勝に輝き、史上初の2冠を達成!しかも史上最年少優勝記録も持つ、お笑い第7世代のトップランナーが、おいしい思い出メシと共に2人の出会いから、20歳でのコンビ結成、そして知られざる解散危機㊙話、超人気者に駆け上るまでの芸人人生を語った。
■お品書き
大阪・東大阪市「行列してまで食べた!思い出の“丼”」
高校時代、お互い別々のコンビで出場した「ハイスクールマンザイ」で初めて出会った二人。その後、粗品さんは大学1年の時に吉本興業のオーディションに合格し、ピン芸人として早くから活躍。一方、せいやさんは芸人ではなく教師を目指し、近畿大学に進学。当初、二人は別々の道を歩んでいた。そんな中、せいやさんには大学時代の思い出メシがある。それが、東大阪市にある近畿大学の西門から歩いてすぐ、鉄板で炒めた本格的かつボリューム満点の肉料理が大人気の行列店「味店 焼マン」のどんぶり弁当。
せいやさんオススメは、「鳥塩レモン丼」。鶏モモ肉を8種類の香辛料と塩を調合した自家製調味料で炒め、レモンとマヨネーズを添えた丼メシ。『これは、他では食べられない』と豪語するほどのおいしさだという。
実際、近大生の人気No.1メニューで、せいやさんは通っていた学部からはお店が遠かったため、授業が終わって急いで駆けつけても売り切れになっていることが多く、「鳥塩レモン丼」は3カ月に1回しか食べられなかったそうで、食べたくても食べられない悔しさも入り混じった忘れられない思い出の弁当である。
「味店 焼マン」のどんぶり弁当を食べながら教師を目指していたせいやさんに対し、粗品さんは『一緒にコンビ組んで漫才やろう』と、出会って以来ずっとラブコールを送り続けていた。そして遂に2013年1月、霜降り明星を結成。
ピン芸人として既に活躍していた粗品さんだったが、『他の誰よりも、せいやが一番面白かったから』と、その理由を語った。せいやさんの才能を見抜き、ラブコールを送り続けた粗品さんの情熱があったからこそ、現在の霜降り明星があると言っても過言ではない。
*店舗情報:「味店 焼マン」大阪府東大阪市小若江2-2-7
大阪・千日前「人生の恩人が作る“かまぼこ”」
粗品さんの思い出メシは、大阪の千日前、なんばグランド花月の近くにある「ハチマル蒲鉾」。ここは、粗品さんが27年の人生で一番お世話になったという先輩・河内慎太郎さんが経営するお店。河内さんは元芸人で、粗品さんがお笑いのノウハウを教えてもらった唯一の先輩芸人であった。そんな粗品さんにとって恩人とも言える河内さんが、芸人を辞めて2年間の修業の後、オープンしたのが揚げかまぼこ専門店「ハチマル蒲鉾」だった。お店でタラのすり身を練り、注文が入ってから揚げるというこだわりで、ホカホカの揚げたてかまぼこが味わえる。「かまぼこ」のメニューは、全43種類。一番人気は、切ると中からとろりとチーズが溢れる「のび~るモッツァレラ」。
そして、中に半熟卵が入った「ウッフド・ロワイヤル」も大人気。一品ずつ注文でき、ナイフとフォークでいただく揚げたてのかまぼこは、ビールなどお酒と相性抜群。
揚げかまぼこの他にも魅力的なメニューがある。中でも粗品さんが大好きなのが「しめの一口蒲鉾そうめん」。すり身でできた麺をツルツルっといただける、まさにシメにピッタリな一品。
人生の恩人とも言える河内さんのお店だからというわけでなく、二人の思い出が相まって味わえる「かまぼこ」は、粗品さんにとっては単なるおいしさを超える特別な味であった。
*店舗情報:「ハチマル蒲鉾 なんば千日前店」大阪府大阪市中央区千日前2丁目3-33
大阪・住道「初めて二人で飲んだ“ソルティ・ドッグ”」(人生最高の一品)
霜降り明星の二人が選んだ“人生最高の一品”は、「ソルティ・ドッグ」。それは、せいやさんが20歳になった粗品さんを誘って初めて二人で一緒に飲んだお店、大阪・大東市にある居酒屋「酔虎伝」でのこと。“お笑いで天下を獲る”という夢を抱き、ネタ合わせをしながら飲んだのが、粗品さんにとって人生初めてのお酒「ソルティ・ドッグ」だった。選んだ理由は、『ただメニューを見てカッコよかったから』なんだとか。このお店には、もう1つ忘れられない思い出がある。“お笑いで天下を獲る”という夢を抱き、2013年にコンビを結成した二人だったが、結成3年目に解散の危機が訪れる。大学へ通いながら芸人として活動していたせいやさんは卒業を前に就活するのかという選択に、一方の粗品さんは実家の焼き肉店を継ぐかという問題に、それぞれ悩み、『お笑いで早く結果を』とあせっていたという。
そして、覚悟を決めて迎えた結成3年目、2015年M1グランプリ…しかし結果は3回戦敗退。後日、「酔虎伝」に行った二人は、わんわん泣きながら『もう解散や。やめよう』と決めたという。しかし飲み続ける中、悔しさからふとあることを思いつく。『最後に、1回だけボケとツッコミを変えてやってみよう』と。
そうして、ボケのせいやさんがツッコミ、ツッコミの粗品さんがボケと役割を逆転し、3カ月ほど悪あがきをしてみたところ、全くウケず、更にどん底に陥ってしまったという。
すると、この悪あがきが意外にも転機となり、本来のお互いの役割、ノウハウ、そして良さをあらためて知ることができたというのだ。「酔虎伝」でネタ合わせしながら幾度となく飲み明かした夜が、そして泣きながら解散を決めたアノ夜があったからこそ、今こうして第7世代のトップランナーとして活躍しているのだ。
*店舗情報:「酔虎伝 住道駅前店」大阪府大東市赤井1-3-18
30代
50代
ゲストは、東山紀之さん。今年、デビュー35周年を迎え、ジャニーズ事務所の後輩たちから“兄貴”と慕われる東山さん。ジャニーズ入りからトップアイドル、そして時代劇をはじめ俳優としても常にトップを走り続けてきた人生を、忘れられない思い出が詰まった京都のおいしいお話と共に語った。
■お品書き
京都・西院「後輩たちを必ず連れて行く!絶品鍋」
東山紀之さんが時代劇の撮影で半年近くも滞在することもあるという京都。そこには、東山さんが大好きなお店がいくつもある。その1つが、鍋料理の老舗「一心」。ここの鍋を食べると元気になるといい、大好きだという東山さんはTOKIOをはじめ、V6など事務所の後輩たちを必ず連れて行くそう。お店の看板料理は何といっても、創業以来のオリジナルメニュー「一心鍋」。一風変わった鍋料理で、中央が窪んだお鍋部分で、周辺の縁がお皿のように平らになった特注の鍋を使用し、縁に置かれた野菜を中央に落として敷き詰め、上質なロース肉をのせて炊く。ジュウジュウといい香りが立つと食べ頃で、見た目よりあっさりとした出汁と醤油のコクが野菜と肉の旨味を引き出した一品。豆腐やホルモンなど好みで追加できる。つけダレも絶妙で、プッコチュ(青唐辛子のきざみ)、柚子胡椒でお好みの風味に。野菜と肉を食べ終わったら残った出汁に、豆腐、うどん、お餅を入れて、またおじやにして、格別のシメを楽しむのがオススメ。これを食べたいがために、わざわざ京都に足を運びたくなる美味しさだという。
*店舗情報:「一心 京都西院店」京都市右京区西院北矢掛町36-25
京都・祇園「時代劇の師と仰ぐ…名優との思い出のステーキ」
東山さんの忘れられない思い出が詰まった京都グルメ。2品目は、松方弘樹さんとの思い出のお店「ステーキハウス新吾」。東山さんにとって初の時代劇だったドラマ「新撰組」(1987年放送)で共演して以来、本格的に時代劇に導いてくれ、『ヒガシの出演作なら』とキャスティングなど裏でプロデュースしてくれたという松方さん。そして今や、数々の時代劇で主演を務めるようになった東山さんが、“時代劇の師”と仰ぐ松方さんと、京都でいつも一緒に食事をしたのが「ステーキハウス新吾」だった。東山さんが松方さんにごちそうになったのは、最高級ブランド京都牛と近江牛を使用したステーキ。中でも希少とされる雌牛3〜4歳のシャトーブリアンで、たまり醤油とバターのソースでいただく一品。松方さんが亡くなってから、思い出が深すぎるがために足が遠のいていたというが、久しぶりに行ってみたいと東山さんは語った。
*店舗情報:「ステーキハウス新吾」京都府京都市東山区新門前通大和大路東入西之町232-6
京都・祇園「父のように慕う津川雅彦さんとの思い出が染みた…おでん」(人生最高の一品)
東山紀之さんの“人生最高の一品”は、「おでん」。それは、父のように慕う名優・津川雅彦さんとの思い出が詰まった一品。「大岡越前」で長年に渡り、東山さん演じる大岡越前守忠相の父親役を務めた津川さんとは、私生活でも父子のような関係だったそう。そして、京都で撮影があると必ず連れて行ってもらったのが、おでん専門店「おいと」。一見さんお断りで完全予約制のここは、勝慎太郎さんをはじめ多くのスターたちが愛した名店。あまりお酒を飲まない津川さんも、このお店では梅酒を飲みながら東山さんに人生や演技について熱く語ってくれたという。何十年も継ぎ足した鰹と昆布の出汁で煮込んだ「おでん」は、言葉を失うほど絶品。東山さんオススメは、味の沁みた「大根」に3日間煮込んだ「牛すじ煮込み」を合わせた一品。また、珍しい「しゅうまい」もあり、それまで食わず嫌いだった津川さんも東山さんが食べているのを見て、初めて食べたその日に8個も平らげたという。そして、東山さん一番のお気に入りが「たまご」。それは、まるで100年煮込んだかのように真っ黒な色をしていることから、「百年たまご」とも呼ばれる一品。東山さんも『たまごじゃないみたい…』としか表現できない美味しさなんだとか。
*店舗情報:「おいと」京都府京都市東山区祇園町北側253
30代
30代
2020年11月28日放送回 ゲスト:市川猿之助
ゲストは、四代目市川猿之助さん。歌舞伎俳優として立役も女形も幅広く演じ、また「スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』」など歌舞伎界の常識を覆し新たなカタチを作り続けている猿之助さん。
活躍の場は歌舞伎だけに止まらず、今年は大ヒットドラマ「半沢直樹」で適役・伊佐山部長を怪演。『詫びろ!詫びろ!!詫びろ!!!』の迫力ある名台詞シーンは大きな反響を呼んだ。そんな猿之助さんが歌舞伎人生と共に、期待通り超豪華な“おいしいもの”のお話を語った。
■お品書き
京都・嵐山「大人の振る舞いを教えてくれた“日本料理”」
市川猿之助さんが子どもの頃に行った、忘れられないお店がある。それは、京都の嵐山にある「京都吉兆」。「京都吉兆」と言えば、食通なら誰もが憧れる日本料理の名店。父である四代目市川段四郎さんの知人に招かれたとはいえ、「吉兆」初体験が小学校低学年というのは驚きだ。仲居さんや舞妓さんに遊んでもらったことと共に、猿之助さんの記憶に蘇るのが、味もわからずに食べた…ある料理。猿之助さん曰く、『瓢箪をくり抜いた器に入っていた』というが、実は瓢箪と思っていたのは冬瓜だった。その料理は、「冬瓜のけんちん」。半分に切って真ん中をくり抜いた冬瓜に、手羽先・手羽元・鰹を使い伝統的な技法で作った、うま味の深い鶏汐出汁を注ぎ、さらに具入りの餡かけを入れる。そして、焼いたうなぎを添えた一品。どう見ても子どもが美味しいと食べるものではないが、当時の猿之助さんが興味津々だったのは料理ではなく、冬瓜の器。見たことのない“瓢箪のような”器をおもちゃにして遊びたくて仕方ない少年時代の猿之助さんであった。
「吉兆」といえば、鯛茶漬け。鯛の刺身にごまだれをかける「御鯛茶」は、創業以来多くのお客に親しまれる人気料理の一つ。
さらに、猿之助さんの記憶に残る料理が「松茸 座敷焼き」。炭火網にのせた松茸に奉書紙を被せ、水を吹きかけながら蒸し焼きにする一品。目の前に山のように盛られた松茸を鮮明に覚えているという。
子どもの頃から、高級料理店で豪華な料理を味わっていた猿之助さんだが、ただ高級料理を食べた記憶が残っているわけではない。女将さんから「畳の縁は踏んではいけない」「握り箸はいけない」など所作やマナーを教えてもらい、それが自然と身に付いていることに感謝しているという。
*店舗情報:「京都吉兆」京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町58
京都・西陣「医者も驚く!奇跡の“スッポン”」
伯父の三代目市川猿之助(現・二代目市川猿翁)が始めたスーパー歌舞伎シリーズ。それを「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)」として継承したのが、四代目となる猿之助さん。その第2作として、2015年から2018年まで公演したのが話題作「スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』」だった。演出も手掛け、座頭として精力的に舞台に立っていた猿之助さんだったが、2017年の公演で思わぬ事故に遭う。本番中に舞台装置に衣装が巻き込まれ、左腕を骨折して全治3カ月の重傷。一歩間違えれば大量出血で命も落としかねない事故だった。幸いにも、観劇していた整形外科医がすぐに駆け付けて応急処置を施し、その後の迅速な対応により一大事には至らなかったものの、左腕は長時間挟まれていたため皮膚が壊死していく可能性があったという。医師からは、臀部からの皮膚移植が必要と言われていたそう。しかし、そんな状況でも猿之助さんは超ポジティブ。『皮膚移植やりたくないな。皮膚にいいものは、フカヒレ、ツバメの巣、すっぽんだな』と考え、入院当日の夜から毎日『皮膚のために贅沢させてくれ』と頼み込み、「すっぽん」「フカヒレ」を差し入れしてもらい食べ続けたという。中でも毎日飲んでいたのが、京都・西陣にある「大市」の「すっぽんスープ」だった。創業340年以上、江戸の元禄時代から受け継がれてきた伝統の味を提供する「すっぽん料理」の専門店「大市」。コークスを使った1600℃という高温で一気に加熱する「すっぽん鍋」は、とにかくスープが絶品。具材は、すっぽんのみ。味付けは、秘伝の醤油、特注の酒、生姜だけで、余計なものは入っていない本物の美味しさを追求した一品。ちなみにシメは、絶品スープに米と餅を入れ、卵で閉じた雑炊。何杯もおかわりしたくなる美味しさだという。
そんな「大市」の「すっぽんスープ」をお取り寄せして毎日飲み続けた猿之助さんに、奇跡が起こる。左腕を診察した医師から、『皮膚が再生してきている。移植しなくていい』という思わぬ言葉が出たのだ。そして、医師としての見解ではなく個人的見解と断った上で、こう言ったという。『おそらく、すっぽんなど食べられていた物が皮膚を再生したんだと思います』。“医食同源”を信じ、日頃から食を大切にして健康でいようとしている猿之助さんだが、何より『皮膚を治したい』というポジティブな考え方が奇跡を起こしたのかもしれない。
*店舗情報:「大市」京都市上京区下長者町通千本西入ル六番町
神奈川・横浜「親友ゆず北川悠仁と飲んだ“バーのカクテル”」(人生最高の一品)
市川猿之助さんの“人生最高の一品”は、親友の北川悠仁さん(ゆず)と飲んだ「バーのカクテル」。親友と2人きりでお酒を飲んだのは、猿之助さんが珍しく悩みを抱えていた時。実は、スーパー歌舞伎で「ワンピース」をやる話が来た時、『あの大ヒットマンガの世界をどうやって歌舞伎にすればいいのか…まったく成功する気がしない』と、不安で仕方なかったという猿之助さん。当時、誰にも相談せず一人悩んでいた猿之助さんだったが、食事の席で元気がないことを北川さんに指摘され、親友だけに悩みを告白する。すると、北川さんは『じゃあ、一杯飲みに行こう』と猿之助さんを飲みに誘ったという。連れて行ってくれたのは、横浜の「バスBAR」だった。古くなったバスを改装したオシャレな車内から月と海、赤レンガ倉庫を眺めながら、大好きなブラッディ・マリーを飲んで親友と語り合った猿之助さん。『どうすればいいか分からないから、力貸してよ』と珍しく弱音を吐く猿之助さんに対し、北川さんは『わかった。じゃあ曲を書く』と言ってくれたという。そうして誕生したのが、ゆずの名曲「TETOTE」だった。後日、稽古場に届いたデモ曲を聴いた猿之助さんは、それまで悩んでいた気持ちが晴れ、『自分たちが思う方向性でいいんだ』と共演者、スタッフ全員が一致団結できたという。親友の北川さんとブラッディ・マリーを飲みながら過ごしたあの夜は、猿之助さんにとって忘れられない夜となった。横浜にあった「バスBAR」は、2018年3月に閉店。しかしその後、「バスBARを残したい」という人たちが立ち上がり、クラウドファンディングで支援を募り、現在は新しいオーナーのもと、静岡県の海が見える場所で営業を続けている。
*店舗情報:非公表
30代
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2020年11月21日放送回 ゲスト:勝地涼
ゲストは、勝地涼さん。二枚目からコメディまで様々なキャラクターを演じ、その圧倒的な存在感で今や、ドラマ、映画、そして舞台で欠かせない実力派俳優として活躍。特に、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で演じた“前髪クネ男”は、強烈なインパクトを残した。そんな勝地さんがちょっとヤンチャだけど、かわいくて憎めない素顔を見せながら、21年の俳優人生と共に“おいしいもの”のお話を語った。
■お品書き東京・池尻大橋「週7で食べたいほど愛おしい“つけめん”」
『ラーメンを食べる人の気持ちがよくわからない』『俳優じゃなかったら、週7で食べたい』というほど、勝地さんが世の中で一番愛してやまない料理「つけめん」。スタジオでは、“つけめん愛”が溢れすぎて、ラーメン派だという北海道出身のMC加藤浩次さんと、ちょっとしたバトルに…。そんな勝地さんイチオシの「つけめん」を味わえるのが、東京・池尻大橋にある「麺屋 和利道」。勝地さんが『一杯のために、お店の企業努力を感じる』という「つけめん」は、ドロドロで超濃厚なスープが一番の特徴。それは、1度下茹でした大量の豚骨と鶏ガラを1つずつ丁寧に洗い、1日以上炊き続けて濃厚なスープを抽出。そこに、香味野菜、昆布、椎茸出汁、魚介スープを加え、さらに煮込んで出来あがる“濃厚魚介豚骨スープ”。ただ、これで完成ではない。このスープに醤油タレ、煮干し油、カツオ魚粉、ゆず、三温糖を混ぜ合わせ、ようやくお客の前に出すスープとして完成する。そして、スープに合わせた特注の麺。VTR映像で麺を見た瞬間、『美しい』と思わず感嘆した勝地さんは、まず麺をスープにつけずそのまま味わうそう。最初に小麦粉の香りを楽しんだ後、旨味の凝縮した超濃厚なスープに麺を絡めて味わうのが、たまらない至福の時だという。
実は、勝地さんはこのお店で写真週刊誌に撮られたことがあった。それは決してスキャンダルなどではなく、開店と同時にお店に飛び込んできた勝地さんをたまたま見つけた記者が『おもしろいから撮っておこう』と撮影した写真。つけめんを愛してやまない勝地さんの、ちょっと恥ずかしいエピソードだった。
*店舗情報:「麺屋 和利道」東京都目黒区青葉台3丁目7-10 Cross One 1F
東京・下北沢「俳優人生としての生き方を教わった“焼き鳥”」
ジャニーズに憧れて…実際にジャニーズJr.に応募するも落選。アイドルの夢破れた勝地さんだったが、中学1年の時、母が経営する花屋さんで堂本光一さん(Kinki Kids)主演のドラマ撮影があり、ナントそこでスカウトされることに。しかし、ジャニーズ事務所からの運命のスカウトではなく、実際は現在所属する事務所からのスカウトだった。そこから始まった芸能生活も、今年で21年。今や、ドラマや映画などに欠かせない存在となった勝地さんだが、俳優として自らが生きる道へと導いてくれた存在がいる。それが、古田新太さん。2007年、劇団☆新感線の舞台「犬顔家の一族の陰謀」に出演した際、古田さんから厳しくも優しい指導を受けた勝地さん。稽古終わりによく連れて行ってもらったのが、下北沢にあるお店「和楽互尊」だった。お酒を酌み交わしながら、古田さんが芝居のダメ出しをしてくれたこのお店は、勝地さんにとって“第二の稽古場”みたいな場所。当時、厳しいダメ出しをされ悔しくて泣いた思い出も…。今では、舞台を観劇した帰りにも足を運ぶというこのお店では、本場の博多焼き鳥が味わえる。勝地さんが大好きなのは、「豚バラ」。焼き場の横に盛られた塩の山から、大将が豪快に塩を振りかけて焼く「豚バラ」はちょっとしょっぱい味付けだが、間の挟んだ玉ねぎも絶品で、何本でも食べられる美味しさだという。
*店舗情報:「和楽互尊」東京都世田谷区北沢2-9-1 大新ビル 2F
東京・渋谷「青春のすべてが詰まった“オムライス”」(人生最高の一品)
勝地涼さんの“人生最高の一品”は、今はなき渋谷「RENKA」の「オムライス」。現在、大型家電量販店のヤマダ電機LABIが建つ場所にかつてあった恋文横丁。そこに、勝地さんが中学から高校時代によく通っていた洋食レストラン「RENKA」はあった。中学生の時にドラマで共演した山田孝之さんに初めて連れて行ってもらって以来、NHKに撮影に行く前、その帰りなど、しょっちゅう行っていたそう。当時はもちろん、お金も持ってない頃、すると店主の奥さんが『ジュース1杯でいくらでも居ていいよ』と言ってくれ、とても居心地がよかったという。また、当時付き合っていた彼女を連れて行って奥さんに紹介したり、仕事の悩みを聞いてもらったり、勝地さんにとっては、まさに青春時代の思い出がすべて詰まっている場所。そんな勝地さんがよく食べていたのが、「オムライス」だった。今となっては、その味を2度と食べることができないのは残念だが、いつまでも消えない思い出と共に勝地さんの心に刻まれた“人生最高の一品”である。*店舗情報:「RENKA」※現在閉店しています。
30代
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2020年11月14日放送回 ゲスト:児嶋一哉(アンジャッシュ)
ゲストは、アンジャッシュの児嶋一哉さん。お笑い芸人でありながら、大ヒットドラマ「半沢直樹」をはじめ俳優として大活躍。今や本業は俳優?と言ってもいいほど数々の名作に出演してきた児嶋さんが、ドラマの撮影秘話や、芸人人生を支えてくれた妻とのエピソードなどと共に“おいしいもの”のお話を語った。
■お品書き
東京「大物俳優がごちそうしてくれた“高級弁当”」
幼い頃からお弁当が好きだったという児嶋さん。母の手作り弁当を持ってサッカーに行ったり、妻の手作り弁当を持ってドラマの撮影現場に行ったり、とにかくお弁当が美味しいだけでテンションがあがるのだという。そんな児嶋さんが“最高のお弁当”というのが今から6年前、ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年放送)に出演した際、主演の唐沢寿明さんが出演者・スタッフ全員分を差し入れてくれたという「叙々苑」の「カルビ弁当」。お値段は1個2,900円(※店舗によって値段が異なる場合あり)。児嶋さんは、『叙々苑弁当を差し入れするなんてカッコいいなあ!』と衝撃を受けると共に、その味に感動したという。
*店舗情報(撮影協力):「叙々苑 六本木本店」東京都港区六本木7-14-4 レム六本木ビル2F
東京・代々木上原「仲良し夫婦と食べる“カルボナーラ”」
おぎやはぎ小木博明さんと昔から仲がいい児嶋さん。お互い結婚する前から、当時付き合っていた彼女(=現在の妻)も一緒にカップルでWデートしたりして仲良くしていたそう。そんな仲良し夫婦同士でよく食事に行っていたのが、代々木上原にあるオシャレなカフェ「dish-tokyogastronomycafe」。
児嶋さんのオススメは「カルボナーラ」。しかし、そのカルボナーラの美味しさを具体的に聞かれると…『卵がうまかったのかな…』としか答えられない始末。実は、最近特に物忘れが激しいという児嶋さんは打合せの際も、このお店で自分が何を好きでよく食べていたのか全く覚えておらず、妻に電話でメニュー名を確認する始末だった。
記憶は曖昧な上に、美味しさの説明も全くできないけど、児嶋さんがとにかく絶品だという「カルボナーラ」は、グアンチャーレ(豚の頬肉の燻製)を炒めた後、白ワイン、さらに具材を混ざりやすく卵を固まりにくくするために炭酸水を入れ、1.9ミリのパスタを投入。そこに卵黄3個に2種類のチーズ(ペコリーノロマーノ、グラナパダーノ)を加えて混ぜ合わせた一品。そのVTRを見てようやく、加藤浩次さんをはじめとする出演者は、『これは美味しそう』と盛り上がったのだった。
*店舗情報:「dish-tokyogastronomycafe」東京都渋谷区上原1-33-16オオツカビル2F
東京・東高円寺「駆け出しの頃に食べた!思い出の“カツ丼”」(人生最高の一品)
児嶋一哉さんの“人生最高の一品”は、駆け出しの頃に食べた思い出の味「カツ丼」。実は、ジャニーズに入りたくて…アイドルを目指していたという児嶋さん。しかし、当たり前と言えば当たり前だが、ジャニーズ事務所に履歴書を2回も送るも音沙汰はなし。
さらに、スカウト待ちで原宿に通っては1日中ブラブラするなど、アイドルになるための自己流活動“アイカツ”をしていたという。そんな叶うはずのない夢を追いかけていた児嶋さんが、テレビで活躍していたとんねるずやダウンタウンを観て、次第にお笑いにも興味を持ち始める。
すると、地元・八王子が輩出したお笑い芸人ヒロミさんとのつながりが!ヒロミさんの妹と同級生だったため、それをツテにヒロミさんに弟子入り志願。すると、弟子はとらないというヒロミさんは、当時所属していたプロダクション人力舎に『養成所ができるから、そこに行ったらどうだ』とアドバイスしてくれたという。
そうして芸人人生をスタートした児嶋さん。プロダクション人力舎は、本当に芸人思いの事務所で収入もほとんどない若手時代は、『ごはんは好きなだけ食べていい』と出前で何でも食べさせてくれたという。そんな若手時代の児嶋さんにとって忘れられない思い出の味が、当時事務所のあった東高円寺駅から近くにある「松月庵」の「カツ丼」だった。
それは、タレがしっかりとカツにしみ込んだ蕎麦屋さんの昔ながらの“THEカツ丼”。お金のなかった下積み時代の児嶋さんにとって、いつもお腹ペコペコで食べさせてもらった「カツ丼」は、本当においしくて、本当にありがたかった。事務所の好意に甘えて、1日に3回もカツ丼ばかり頼んだこともあったそう。そんな「カツ丼」は今では、決して味わうことのできない、忘れられない思い出の味となった。
*店舗情報:「松月庵」東京都杉並区高円寺南1-11-3
50代
2020年11月07日放送回 ゲスト:黒木瞳
ゲストは、黒木瞳さん。宝塚歌劇団の月組トップ娘役として活躍後、女優として映画、ドラマ、舞台と第一線で活躍し続ける黒木さんが、これまであまり語ってこなかったプライベートを赤裸々に告白。女優人生と共に自分を虜にしたおいしいものを語った。
■お品書き
東京・麻布十番「30年以上通い続ける“高級中華”」
東京・麻布十番にある、1964年創業の中国料理の老舗「高級中国名菜・皇麺 登龍」。ここは今から30年以上前、当時付き合っていた夫に連れて行ってもらって以来、黒木さんが通い続けるお店。黒木さんがまず注文するのは、創業当時から人気No.1メニューの「焼餃子」。50センチの鉄鍋で温度調節しながら焼いた餃子は絶妙な焼き加減で、一口食べた瞬間に広がる肉のうまみと野菜のバランスが計算し尽くされた絶品の味。
中華は、まず餃子を味わった後、麺をいただくのが黒木さんの流儀。餃子と麺を一緒に食べるのは論外で、一品一品おいしく味わいたいのだという。餃子の後、黒木さんが食べるのが一番大好きな「四川皇麺」。いわゆる担々麺で、熟成ちぢれ細麺が濃厚なスープに絡んだ絶品の一杯。黒木さんは、熱々で辛めが好みなので、昔ながらの「特製四川皇麺」をいつも注文。汗だくになりながら食べる夫をニコニコして見ながら、自分は汗もあまりかかず、ペロリと平らげるそう。
*店舗情報:「高級中国名菜・皇麺 登龍 麻布店」東京都港区麻布十番2-4-5
「ラーメン大好き!黒木瞳の地元・福岡オススメ3軒」
福岡出身だけにラーメンには目がないという黒木さんが、地元のオススメ店を3軒紹介。1軒目は、「まるまんラーメン」。とんこつラーメン発祥の久留米ラーメンに近い味がたまらないそう。*店舗情報:「まるまんラーメン」福岡県八女市黒木町本分1147-9
2軒目は、「ひさごラーメン」。黒木さんの父が好きでよく出前で注文して食べていた一杯。
*店舗情報:「ひさごラーメン」福岡県那珂川市松木2-2-1
3軒目は、「味万」。 ラーメン専門店ではなく食堂で、ここの「ちゃんぽん」が絶品だという。
*店舗情報:「味万(あじまん)」福岡県八女市黒木町桑原157-1
愛知・名古屋「1年に1度、必ず食べる“絶品ローストビーフ”」
舞台公演で名古屋を訪れた際、ステーキを食べに連れて行ってもらったお店「備長炭ステーキ炉 Sakai」。もちろんステーキも絶品だが、黒木さんを虜にしたのが自家製の「ローストビーフ」。昨年まで東京・麻布十番に支店があり、クリスマスにはパーティー用に必ずローストビーフを1kg注文していたそう。黒木さんが『他のローストビーフは、ローストビーフじゃない』とまで断言する「ローストビーフ」は、A5ランク黒毛和牛サーロインを使用。肉塊3kgから脂身や筋をそぎ落として約1kgになったブロックを、フライパンで全面こんがり色がつくまで焼きあげる。そして、約30分オーブンで加熱。
出来上がったローストビーフは包丁を入れると、ヒュ~っと通りも滑らかで、口の中でとろけてしまう食感だという。醤油ベースの自家製ソースでいただくのも良し、レホール(西洋わさび)に青唐辛子をお好みで加えていただくのも良し、まさに絶品の一品。
*店舗情報:「備長炭ステーキ炉 Sakai 名古屋大須店」愛知県名古屋市中区大須2-8-23
「生活をガラッと変えた“チキンカリー”」(人生最高の一品)
黒木瞳さんの“人生最高の一品”は、義母から教わった「チキンカリー」。高校卒業後、宝塚歌劇団に入団。その後女優となり、ほとんど料理をする機会もなかった黒木さんは、結婚する際に『私は、女優は辞めません。料理もしません』と夫に宣言。すると、夫は『それでも結婚してください』と承諾。ところが、夫から1つだけお願いが…。『母が作る「チキンカリー」がとてもおいしいから、それだけでいいので覚えて作ってほしい』と。そしてある日、夫の実家を訪ねた時、義母が作ってくれた夫の大好物「チキンカリー」を食べたところ、あまりのおいしさに黒木さんは驚いたという。
こんなにおいしいのならと、夫の願いを叶えるために、義母から教わった「チキンカリー」。生姜と玉ねぎ、ニンニクをペースト状にしたものを飴色になるまで約30分炒め、それを1つの薬味にトマトジュースとヨーグルトをベースにして煮込む。
そして、カレー粉をまぶしてこんがりと焼いた鶏肉を入れて、さらに煮込む。最後に、カレー粉で味を調えて完成。お好みで薬味としてきゅうり、トマト、玉ねぎを添えた一皿。もちろん、夫は大喜び、今では黒木さんの十八番メニューとなった。
夫からのたった1つの願いを実現するため、「チキンカリー」を義母に教わった黒木さんだったが、それをキカッケに義母にいろんな料理を教えてもらうことに。すると、黒木さんはそれまでやっていなかった料理が楽しくなり、どんどんハマってしまったという。今思えば、『夫にだまされた』と、苦笑いして振り返った黒木さんだった。
紹介していた中華ではまず餃子を食べてからというこだわりで、思い出のメニューの四川麺も餃子もおいしそうでした。ご主人との出会いの印象は結婚したくないタイプでしたが、東京に転勤が決まったら結婚という流れになったという驚きの馴れ初めでした。
おすすめのローストビーフ以外はローストビーフではない、と話すくらいお気に入りで、切るときはヒューっと、口に入れるとヒュルヒュルと溶けると擬音混じりで伝えてくれました。トーク番組は苦手だそうですが、楽しいお話が聞けました。
30代
30代
40代
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そして、更に意外だったのは、ラーメンが大好きだなんて、更に驚かされました。地元のおすすめラーメン店を、3件も紹介して頂けるなんて予想外でした。でも、美味しそうなラーメンでした。そして、そして人生最高の一品は、何と、チキンカレーだなんて、めちゃめちゃ親近感を持ちました。しかも、その経緯が凄く素敵だと思いました。幸せな気分になれました。
50代
40代
2020年10月31日放送回 ゲスト:V6長野博
ゲストは、長野博さん。今年デビュー25周年を迎えた国民的アイドルグループV6のメンバー長野さんは、言わずと知れた“芸能界屈指の食いしん坊”。1日5軒6軒ハシゴし、年間1000軒以上!これまで食べ歩いたお店の数はナント1万5000軒以上!しかも、9割以上がプライベート!メモしてある行きたいお店は何万軒もあり、7年後の2027年までお店を予約しているという。まさに、MC加藤さんが言い放った“食の変態”と呼ぶに相応しい人物。そんな長野さんが“タイミング”“フットワーク”“出会い”を大事にして歩んできた食べ歩き人生、またデビューまで苦節9年…紆余曲折の道のりだったアイドル人生を語った。そして、“食の変態”が選んだ“人生最高の一品”とは?
■お品書き神奈川・大和「味・量・値段すべて満足!超穴場の“焼き肉”」
長野さんが高校時代から30年以上通う焼き肉店、地元の神奈川県大和市にある「ホルモンセンター天狗家 本店」。創業37年、いつも行列のできる地元の人気店で2~3時間待っても食べたい焼き肉が味わえるという。長野さん曰く『クセになる美味しさ』で、今も定期的に食べたくなるそう。何よりお腹いっぱい食べても安い!『こんな値段でここまで幸せになれる』と、味・量・値段すべて満足の“コスパ最強”焼き肉。長野さんが一番にオススメするのは、「カルビ」。2人前で1,700円。他店の感覚で注文するお客さんには、スタッフが『量が多いけど大丈夫ですか?』と確認してくれるほどのボリュームで驚くこと間違いなし。もちろん、味も大満足の一品。オーストラリア産の牛バラを使用したカルビを少し焦げがつくぐらいに焼き、相性抜群のタレで食べると、もうたまらない。焼いた時の香ばしさとのバランスが最高だという。
「タン塩」(2人前1,380円)もオススメで同じくボリューム満点!この店は牛タンではなく、豚タン。牛タンと異なるサックリとした食感が楽しめる一品。
「ヤゲン」(2人前1,380円)も長野さんが必ず注文する一品。鶏の胸骨の先端にある軟骨だが、肉が結構ついていて、コリコリとした軟骨としっかりとした肉を一緒に楽しめる。塩でいただくのがオススメ。
そしてお肉の他にも、長野さんがこの店では外せないというメニューが「大ライス」、「千切りキャベツサラダ」、「自家製ジョッキバナナジュース」の三品。もちろん、それらも全部ボリューム満点!「カルビ」「タン塩」「ヤゲン」を二人前ずつに、これら三品も入れて総額ナント5,820円!一人あたり3,000円というコスパの良さ!これは大満足間違いなし!
*店舗情報:「ホルモンセンター天狗家 本店」神奈川県大和市柳橋2-2-15
長崎・対馬「“国境の島”で食べた!1500年続く…貴重な味」
自宅に約50種類ストックしているほど大の蜂蜜好きだという長野さん。そんな長野さんが『とても希少』と力説するのが、“国境の島”長崎県対馬で採れる「ニホンミツバチの蜂蜜」。そもそもセイヨウミツバチが9割以上占める生態系で、日本で唯一セイヨウミツバチが生息していない、つまり二ホンミツバチだけが生息する島、対馬。今から1500年前の6世紀からニホンミツバチの養蜂が行われてきた対馬では、民家の庭や山など至る所に巣箱が置かれている。対馬の養蜂はゆっくり熟成させ濃厚な味にするために、蜂蜜を採るのは年に1回、秋の時期だけ。特定の花から蜜を集めるセイヨウミツバチに対し、1年を通していろいろな花から蜜を集めるニホンミツバチの蜜は「百花蜜」と呼ばれる。複数の花の蜜がブレンドされているので、香り高く、コクの深い豊かな味わいが特徴。現在、市販されている商品や加工食品の原材料に使用されている蜂蜜のほとんどがセイヨウミツバチの中、飼育が難しく採蜜量も少ないニホンミツバチの蜂蜜は、まさに希少なもの。
*撮影協力:長崎県対馬「扇養蜂」扇 米稔さん
東京・銀座「フレンチのスーパーシェフが作る!飲める“ラビオリ”」(人生最高の一品)
長野博さんの“人生最高の一品”は、実力派シェフ山縣類さんが作る「リコッタチーズのラビオリ 焦がしバター風味」。50年以上に渡ってミシュラン三つ星を維持し続けているフランスの名店「ポール・ボキューズ」でフレンチを学び、イタリアで“パスタの神様”と称されたアンジェロ・パラクッキからイタリアンを学んだ山縣シェフ。三ツ星フレンチと王道イタリアンで培った山縣シェフが作る「リコッタチーズのラビオリ 焦がしバター風味」を食べた時、長野さんは『今までのラビオリと意味が違う』『飲めるような食感』と感動したという。現在、銀座の「キュイジーヌガストロノミック 吉平」でシェフを務める山縣シェフに協力いただき、このラビオリを特別に再現してもらった。ちなみに、こちらの店は1日1組限定でコース料理を提供するフレンチレストラン。特別オーダーで、「リコッタチーズのラビオリ 焦がしバター風味」を食べることができるという。『飲めるような感じ』と長野さんが感動した滑らかな食感を生み出すポイントは、強力粉と薄力粉に卵を落として手早くこね、コシのあまりない生地。それを2時間寝かせた後、薄く伸ばし、リコッタチーズや卵黄などの具を包む。そして、3分間ゆで、ソースとあえた一品が「リコッタチーズのラビオリ 焦がしバター風味」。餅の粘り気をなくした、飲めるほどやわらかい食感で、まさに“飲めるラビオリ”。口の中に入れた瞬間にリコッタチーズがフワッと口の中で広がり、『やわらかすぎて、噛まなくていいのか』と驚くこと間違いなし!作り置きができない、とても手の込んだ一品。
実は、このラビオリとの出会いの裏には、長野さんが尊敬する“食のプロ”の存在があった。その人物は、料理店のコンサルタントをやっている方であらゆる食の知識を持つという。いくら1万5000軒以上食べ歩きしても、その人と話す度に初心に戻ることができ、食に対してさらに貪欲に、さらに真摯に向き合う姿勢になれるのだという。
*店舗情報:「Cuisine Gastronomique 吉平」東京都中央区銀座7-2-8高谷銀座ビル3F
30代
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2020年10月24日放送回 ゲスト:小栗旬
ゲストは、小栗旬さん。大ヒットドラマ「花より男子」や映画「クローズZERO」など数々の話題作に出演し、舞台でも活躍。今や日本を代表する俳優となった小栗さんがヒット作に隠されたエピソードを“俳優人生を振り返りながら、おいしいもの”と共に語った。
■お品書き東京・小平「家族と食べた!思い出の“ラーメン”」
子どもの頃からラーメンが大好きな小栗さん。仕事で節制する必要がなければ、週に4、5回は食べたいというほど。そんな小栗さんが小学生から高校時代まで家族でよく通っていたという思い出のお店が、地元・小平市にある「ラーメン・ジャンボ餃子 -天神 tenjin-」。父はクラシックオペラの舞台監督で忙しく、母はクラシックバレエの先生で共働きだったこともあり、母と兄、姉と4人で事あるごとに行っていたそう。小栗さんがよく食べていたのは、「みそバターコーン」。スープに合うように配合した自家製麺を使用し、特別配合した北海道の赤味噌に、豚ガラ・鶏ガラ・げんこつなどを10時間かけ煮込んだスープの絶品の一杯。
*店舗情報:「ラーメン・ジャンボ餃子 -天神 tenjin- 」東京都小平市天神町4-8-3
「貧乏ひとり暮らしを支えた!小栗旬オリジナル“もやしパスタ”」
内田有紀さんに会いたくて…11歳の時に児童劇団に入団、芸能界入りした小栗さん。しかし、現実は厳しく、同世代の仲間たちがどんどん脚光を浴びていく中、表舞台に立つことができず悔しい日々を過ごす。『なんで俺はこんなところで地団駄を踏んでいるんだろう…役者として売れたい』という思いが強くなった小栗さんは、17歳で高校を中退。すると、父に『学生じゃないなら、家を出ていけ』と言われ、一人暮らしをすることに。17歳の小栗さんは、『中目黒に住みたい』『ちょっと天井が高い部屋に住みたい』と理想のままに、家賃11万8千円の部屋を借りて初めての一人暮らしをスタートする。もちろん、大変なことになってしまったのは言うまでもない。当時、小栗さんの給料は15万円。そこから家賃を払うと、残りは3万2千円。さらに光熱費や電話代などを支払うと、手元には1万円も残らない。そうなると当然、食べるものにも苦労する貧乏生活に…。そこで小栗さんが思いついた節約メシがある。それが、「もやしパスタ」。料理さえやったこともなかった小栗さんがスーパーに行った際、もやしが格安なことを知り、『もやしを茹でて食べればいいんだ!』とひらめく。そして作ったのが、実家から送ってもらったパスタに茹でたもやしをのせ、明太子ふりかけで味付けした「小栗旬オリジナル!もやしパスタ」。小栗さん曰く、『けっこうイケる』そうで、これを主食に貧乏生活をしばらくの間しのいだという。東京・吉祥寺「かけがえのない仲間と食べた“焼き肉”」
自由な校風で個性豊かな生徒たちが集い、とても刺激を受けたという小栗さんの高校時代。今でも仲良しだという同級生たちと当時よく通ったお店がある。「焼肉屋マルキ市場」吉祥寺店(※現在は閉店)。初めて入場料制を導入した焼き肉店で、現在は東京を中心に6店舗を展開している。当時、小栗さんがよく注文していたのが、ネギとニンニクのペーストで味付けした「牛タンマルキ焼」。
そして、ネギとニンニクのペーストに、さらにネギをのせた「牛炙りカルビ焼葱載せ」。
ここで焼き肉をよく食べて一緒に過ごした仲間たちをモデルに、小栗さんは初監督映画(2010年公開「シュアリー・サムデイ」)を製作。小栗さんにとって、かけがえのない体験をした青春時代の思い出は、その後の俳優人生に大きく影響していた。
*店舗情報:「焼肉屋マルキ市場」※吉祥寺店は閉店。
「全身全霊で演じた後の“カップうどん”」(人生最高の一品)
小栗旬さんの“人生最高の一品”は、「カップうどん」。それは、亡き名演出家・蜷川幸雄さんの舞台「カリギュラ」(2007年)公演の時に食べたもの。小栗さんの才能を早くから見出し、常に挑戦の場を与え続けた蜷川さんが、満を持して小栗さんのために用意したのが舞台「カリギュラ」だった。藤原竜也さん主演舞台「ハムレット」に出演して以来、5本目の蜷川作品。それは、日本ではほとんど演じられたことのない難しいもので、小栗さんが主役を演じる残虐非道なローマ帝国の皇帝カリギュラは、セリフが難解な上に、その量は台本155ページにも及ぶ、まさに難役中の難役だった。この役を小栗さんにやらせたい…そこには蜷川さんのこんな思いがあった。『小栗は本来ハムレットをやるべき俳優であり、ロミオをやるべき俳優。僕は小栗にサブカルチャーをやらす気はない。風俗的な匂いがするものはテレビで結構。小栗にもっとすごい俳優になってほしいから、与えたハードルです』。そんな蜷川さんの思いに応えたい…と、「カリギュラ」に臨んだ小栗さんだったが、かなりのプレッシャーを感じていたのも事実だった。しかも、当時はドラマやラジオなど超多忙な日々。睡眠も2〜3時間しかとれない状況。それでも蜷川さんの思いに応えるべく、全身全霊で舞台に取り組んでいた小栗さんの身体にある異変が起きる。カリギュラという役に支配されてしまったのか、「何を食べても血の味しかしない」という劇中のセリフそのままに、小栗さん自身『何を食べても、おいしいと感じることがなくなってしまった』のだ。楽屋に入ると必ず吐くところから1日が始まり、体力的にも精神的にも追い詰められた中で演じていた「カリギュラ」。まさに、俳優人生最大の試練だった。そんな状態で迎えた千秋楽―カリギュラを演じきった小栗さんは楽屋に戻った瞬間、ものすごくお腹が空いたという。そして、食べたのがマネージャーに買ってきてもらった「カップうどん」。それを食べた小栗さんは、『こんなうまいカップうどん食べたことない』と感動、人生で一番おいしい食事だったという。役者として全てを出し尽くし、蜷川さんに与えられた難役カリギュラを演じきったからこそ、味わえた最高の一杯「カップうどん」は、今も目をつぶると思い出す、小栗さんにとっての“人生最高の一品”であった。
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2020年10月17日放送回 ゲスト:藤井隆
ごちそう様 藤井隆さん
ゲストは、藤井隆さん。大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」やNHK朝ドラに出演し、舞台やミュージカルでも活躍!今や、お笑いより舞台の仕事がメインとも言える藤井さんは、実はサラリーマンとして経理で働きながら吉本新喜劇に出演していたという稀有な経歴の持ち主。そんな藤井さんの素顔をMC加藤さんは『真面目な中にとんでもない狂気を持つ男』と表現。芸人、俳優、歌手とマルチな才能を見せる藤井さんが“人生の恩人”と食べた“おいしいもの”のお話を語った。
■お品書き東京・麻布十番「大物MCと“冷製パスタ”」
藤井さんが大阪から上京し、東京をベースに仕事を始めた当時からお世話になった先輩芸人の一人、今田耕司さん。よく仕事終わりに今田さんが食事へ連れて行ってくれたそうで、ある時、麻布十番でレストランから出てきた石田純一さんと遭遇したという。すると、今田耕司さんが『石田純一さんが行くお店は絶対おいしいから』と、即座に予約。2日後、実際に行ったそのお店が、「Piccolo Grandeピッコログランデ」。名物「アッラビアータ」をはじめ、本格的なメニューが人気の老舗イタリアンで、石田純一さんの行きつけとして知られる。藤井さんが今田さんと訪れた際も、また石田さんの姿があったから驚いたという。
以来、家族でも訪れるほどお気に入りとなった藤井さんのオススメは、「冷たいフルーツトマトのフェデリーニ」。トマトがおいしい2月~5月頃のみ味わえる期間限定パスタ。妻・乙葉さんも大好きな一品だという。
そして、藤井さんが大好きな料理が、最初に出てくる「ゼッポリ」。準強力粉、わかめ、青のり、黒胡椒などを使用したパン生地を2度揚げ。外はカリカリ、中はモチモチとした食感が楽しめる一品。あまりにも美味しいので、藤井さんはついたくさん食べすぎてしまい、これだけでお腹いっぱいになってしまうこともあるらしい。
*店舗情報:「Piccolo Grande」東京都港区麻布十番3-7-2
ニューヨーク・ワシントンスクエア「海外で活躍するアノ有名人と“ラザニア”」
昨年6月頃、舞台と舞台の合間で仕事がしばらくなかった時、『一人旅にでも行ってきたら?』という妻・乙葉さんのやさしい一言をきっかけに一人訪ねたニューヨーク。そこで、久しぶりにピース綾部祐二さんと会える時間があったという。すっかりニューヨーカーになっていた?綾部さんが連れて行ってくれたのが、おしゃれなカフェレストラン「La Lanterna di Vittorioラ・ランターナ・ディ・ヴィットーリオ」。実はこのお店、秋元康さんが名曲「川の流れのように」を作詞した場所と言われており、あの世界的歌手テイラー・スウィフトもよく訪れるという。
ピザやコース料理まで気軽にイタリアンを楽しめるこのお店で、藤井さんが綾部さんと食べたのは大好きなラザニア。ここの名物だというラザニアは、バジル、ミートソース、チーズの3種類の味を楽しめる。
綾部さんとの再会があったから…というわけではないが、ブロードウェイミュージカルを観劇して過ごしたニューヨーク一人旅で、藤井さんはパワーをもらえたそう。当時ちょっと不安になっていた仕事に対する気持ちが、前向きになれたという。
*店舗情報:「La Lanterna di Vittorio」129 MacDougal St, New York, NY 10012
東京・溜池山王「すべてを教えてくれた人と“パンケーキ”」(人生最高の一品)
藤井隆さんの“人生最高の一品”は、ザ・キャピトルホテル東急にあるオールデイダイニング「ORIGAMI」の「パンケーキ」。旧称ホテル時代にザ・ビートルズが来日公演時に宿泊したことから広く知られ、日本の伝統的な建築様式を取り入れた和モダンなホテル。そのコーヒーショップとしてオープンし、各界の著名人が訪れるのが「ORIGAMI」。そこは、藤井さんの芸能人生を支え続けてくれ、すべてをおしえてくれた大恩人YOUさんが連れて行ってくれたところであり、今も通い続けるお店。
ここの名物といえば、「排骨拉麺(パーコーメン)」。国産豚ロースを2時間半秘伝のタレにつけ2度揚げすることで外はさっくり、中はジューシーに仕上げた排骨(パーコー)、鶏と豚のガラで約6時間かけて煮込んだものにオリジナルのタレを加えたスープ、外国人が時間をかけて食べても大丈夫なように工夫した伸びにくい麺が絶妙に絡んだ一杯。白ネギ、万能ネギ、ラー油、七味唐辛子をお好みでトッピングして、一度にいろいろな味わいを楽しめる。
YOUさんに連れて行ってもらって以来、藤井さんが長年愛し続ける人生最高の一品「パンケーキ」は、普通のそれとは異なる。当時のオーストリア人総料理長が自身の祖母が作ってくれた家庭料理をイメージし開発した「ジャーマンアップルパンケーキ メープルシロップ バターとともに」。フライパンの縁まで生地をまわし、オーブンに入れてこんがり焦げ目がつくまで焼き上げたもので、ふんわりではなく、薄いのが特長。熱々のパンケーキにたっぷりのバター、メープルシロップをかけていただく。リンゴの食感ともっちりとした生地の相性は抜群で、素朴でやさしい味わいが口の中に広がる一品。藤井さんは、追加トッピングでアイスクリームをのせるのがお気に入りだという。
*店舗情報:「オールデイダイニングORIGAMI」東京都千代田区永田町2-10-3ザ・キャピトルホテル東急
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2020年10月10日放送回 ゲスト:斉藤由貴
ごちそう様 斉藤由貴さん
ゲストは、斉藤由貴さん。17歳で「ミスマガジン」グランプリに選ばれ、18歳で「卒業」で歌手デビュー!そして、「スケバン刑事」でドラマ初主演し女優デビュー!80年代のトップアイドルとして一世を風靡し、その後も女優として第一線で活躍。今年デビュー35周年を迎えた彼女の素顔に、高校時代に斉藤さんの追っかけをしたことがあるMC加藤さんが食を通して迫った。しかし、斉藤さんの天然キャラ炸裂の切り返しにタジタジとなり…ノックアウト寸前!?波乱の展開に!斉藤さんの天然爆裂トークと横浜LOVEな人生のおいしいお話。
■お品書き神奈川・横浜元町「食べ方にこだわるLOVEな?食パン」
“食パンLOVE”だという斉藤さんの愛してやまないパン屋が、横浜の元町にある「ウチキパン」。映画のモデルにもなったことがある、創業132年の老舗。横浜生まれ・横浜育ちの斉藤さんは、幼い頃から両親に連れられてこのお店に通い、今も一番のお気に入りの店だという。
どのパンもオススメだが、斉藤さんイチオシは何といっても「食パン」。一説では“食パンの元祖”とも言われるここの「食パン」は、ホップを使った発酵種により長い時間をかけて手作りしたイギリスパン「イングランド」と、最高級の小麦粉を使った「ゴールド」の2種類。斉藤さんは、モチモチ感が強い「ゴールド」がお気に入り。1日目、2日目は焼かず、バターやジャムなど何もつけずに食べるのが、斉藤さんのこだわり。買ったらすぐ、車の中でひとり食べてしまうこともあるそう。1斤、2斤を半分に割って、真ん中の部分を手でボスッとむしり取り、できたてのパン生地をそのまま味わうのが、至福の瞬間なのだとか。
*店舗情報:「ウチキパン」神奈川県横浜市中区元町1-50
山形「実は…食パンよりLOVEな大好物?巨大な桃」
実は、食パン以上に斉藤さんがLOVEな大好物が“桃”。中でも、最近斉藤さんを虜にしているのが、某番組のロケで出会った「山形さくら白桃」。大きくて香り高く、ものすごく甘い絶品の桃だという。
神奈川・横浜中華街「母のうっかりが原因で出会った“あさりそば”」
横浜生まれ・横浜育ちで“横浜LOVE”の斉藤さん行きつけが、横浜中華街にある「広東料理 吉兆」。キッカケは、斉藤さんの母のうっかりだった。お店へ行った際、会計の時に財布を忘れたことに気づいた母は、店主にこう言ったという。『実は私、斉藤由貴の母なので無銭飲食はしません』。その後、駆け付けた斉藤さんが支払いを済ませたそうだが、母の面白い言動で店主と打ち解けて会話したことで親しくなったそう。以来、通うようになり、いつしか家族ぐるみの付き合いに。子どもが生まれた時にはわざわざお店に見せに行ったり…斉藤さんが2年前ブルーリボン賞の助演女優賞を受賞(2017年公開映画「三度目の殺人」)した際には授賞式(2018年)に父の代理で店主が出席したり…と、今では単なる行きつけを超えて親族のような関係になっているという。
斉藤さんがよく食べるのは、「活あさりそば」。醤油ダレに鶏と豚のダシを合わせ、さらにあさりの旨味がきいたスープが絶品で、それだけを飲みに行きたくなる美味しさだという。昼食の時は、「活あさりそば」だけで、夕食の時はコースのシメで必ずいただく、斉藤さんの一番のお気に入りの一杯。
*店舗情報: 「広東料理 吉兆」神奈川県横浜市中区山下町164
「女優人生で大好きな役!忘れられない昼ドラの“出前一丁”」
女優人生35年の中で、斉藤さんが一番LOVEな作品があるという。それが、2006年放送のTBS昼ドラ「吾輩は主婦である」。他の作品では、撮影が終わるとその場で台本を捨て役がすんなり抜けるタイプだという斉藤さんだが、この時は珍しく、演じた役(夏目漱石が乗り移った主婦)が本当に好きだったのでなかなか抜けなかったそう。そういうこともあり、劇中でよく食べていたインスタントラーメンの「出前一丁」をドラマが終わった後も、わざわざスーパーで買って自宅でしょっちゅう食べていたという。
「家族旅行で硬さの違う“おにぎり”」(人生最高の一品)
斉藤由貴さんの“人生最高の一品”は、両親が握ってくれた「おにぎり」。幼い頃の家族旅行と言えば、父の運転する大きなアメ車シボレーマリブで両親と4人兄妹の家族6人で出掛けていたという斉藤さん。そんな日は必ず、両親が早朝に起きて二人で一緒に「おにぎり」を作っていたそう。そして途中のサービスエリアで、家族みんなで食べる?ふんわりほろほろとした母の「おにぎり」と、硬くて大きくて食べにくい父の「おにぎり」。それは、斉藤さんの人生にとって一番の“忘れられない家族との光景”であり、一番の“思い出の味”であった
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一番の味は両親が作ってくれたおにぎりの味ということで、食べると母がにぎったものなのか父がにぎったものなのかが分かるということで凄く両親の愛を感じました。ドラえもんの箸置きの話の時の加藤さんの突っ込み、スモールライトかビックライトかってしつこくて面白かったです。
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2020年9月26日放送回 ゲスト:前田裕二
ごちそう様 前田裕二さん
ゲストは、SHOWROOM株式会社代表取締役社長の前田裕二さん。 運営する配信アプリSHOWROOMは、約550万ダウンロード(2020年月時点)!コロナ禍でも、会社は最高収益を更新!そして、著書「メモの魔力」はベストセラー!今や、メディアにも引っ張りだこで大注目のカリスマIT社長は、実は壮絶な少年時代を体験していた。ドン底を味わった極貧少年が電話1本で10億の仕事を動かすエリートへ…そして“時代の寵児”と呼ばれるまでになった波瀾万丈の人生と食の物語。
■お品書き東京・葛飾区小菅「極貧サバイバル生活を救ってくれた!まかない」
何も知らない人には順風満帆の人生と思える前田さんだが、実は今からは全く想像のつかない壮絶な少年時代を体験していた。母子家庭で育った前田さんは、小学2年生8歳の時に母と死別。10歳年上の兄と2人だけで生きていかなければならない現実に直面する。
住むところを失い、幼なじみや友人の家を転々とする生活がしばらく続き、小学校も満足に通ってなかったという。もちろん、食事もまともにできない日々が続き、友人の家でもらった梅干しと醤油だけで1週間をしのいだこともあったそう。
そんな過酷な状況の中、子どもながらに生きる術を模索した前田さんは、小学5年生から駅前でギター1本持って歌う弾き語りをしたことも。どうしたら人が立ち止まってお金を払ってもらえるか考えに考え、大人狙いで村下孝蔵さんの「初恋」や「踊り子」を歌ったり、自らオリジナル曲を作ったり、工夫をした結果、多い時は1ヵ月で総額10万をもらったこともあったという。そして高校生になった時、働いて食事もさせてもらえるバイトを初めて経験する。それが、地元のファミリーレストラン「ジョナサン」小菅店だった。
豊富なメニューの中で、前田さんにとって忘れられない思い出の一品が「カレー南蛮うどん膳」(※2019年3月販で販売終了)。食べるのもままならない少年時代を過ごしてきた前田さんだけに、『うどんとご飯を一緒に食べるなんて、こんな贅沢が世界にあっていいのか』と思うほどのとても幸せなメニューだったという。
バイトとはいえ社会の中で“働くこと”を経験し、そして給料をもらえて、賄いとして食べさせてもらった「カレーうどん」は、どんなに“時代の寵児”ともてはやされている今となっても、絶対に忘れることのない、一番のごちそうであった。
*店舗情報:「ジョナサン 小菅店」東京都葛飾区堀切7丁目1-2
東京・五反田「小泉進次郎も唸らせた!ギャップの味」
生まれも育ちも下町ということもあり、SHOWROOMを立ち上げる際、鶯谷にビルを建てようとしたほど、下町を愛してやまない前田さん。さらに、スナックも大好きでディープな世界が大好きだという。
そんな前田さんの行きつけの1つが、ディープな街として知られる五反田、駅近くの飲食ビル「Nico Nico TOWN」にある「美亭(よしてい)」。場所や佇まいから、『料理が出てくるまで、ここ大丈夫なの?』という怪しい雰囲気が漂っているが、実は料理が絶品だという。
それもそのはず、以前赤坂にあった伝説の名料亭「口悦」で働いていた凄腕料理人が営んでいるから。実際、この怪しさを味わってもらいドキドキさせたくて、作詞家・音楽プロデューサーの秋元康さんや代議士の小泉進次郎さんを連れて行ったこともあるそう。
前田さんの大好きな料理が、ピーマンとチーズの肉巻き「ピーチー」。ポイントは、絶対にいい塩を使わないこと。いい塩だから美味しくなるのではなく、塩の役割は塩化ナトリウムだけなので、本当にいい素材を正しく調理すれば、普通の安い塩でもおいしくなるという店主のこだわり、匠の技を堪能できる一品。
*店舗情報:「美亭」東京都品川区西五反田1-9-3 リバーライトビル 1F
東京・代々木「仕事との新たな向き合い方を教わった!しゃぶしゃぶ」(人生最高の一品)
前田裕二さんの“人生最高の一品”は、「代々木今半」の「和牛タンしゃぶ」。代々木で36年続く名店で、“「タンしゃぶ」発祥の店”として知られている。前田さんがこの店の料理を“人生最高の一品”に選んだ理由は、店主をはじめスタッフ全員が創業当時から続くこだわりをいつも持っているから。
例えば、牛や豚が何のエサを食べて育ったかなど、まるで今週お店がオープンしたかのようなテンションで説明してくれるという。『自分は会社を設立してまだ7年。もちろんテンションを高く保ち仕事に取り組んでいるが、40年後も50年後も現在と同じ熱量でやれているのか…「代々木今半」と同じように』。創業当時から変わらない食のこだわり、それを持ち続け、料理のおいしさをお客様に伝え続ける…前田さんは食にこだわり抜くお店の姿勢から刺激を受け、多くを学んだのだった。
「タンしゃぶ」を食べる時、熱湯につけるのはたった約4秒。さっと湯通ししたタンに豆苗を巻いていただく。店主曰く、『世間一般の「しゃぶしゃぶ」のポン酢は酸味が強く、ゴマだれも胡麻が甘いのが多い。その理由は、「しゃぶしゃぶ」を鍋にしてしまっているからだ。そもそも、「しゃぶしゃぶ」はお湯に一瞬つけるだけでいい料理で、素材そのものに水分が入るものではない。だから、ポン酢も薄まっていかないし、酸味がきついポン酢である必要がない』。ポン酢ひとつをここまで熱く語る店主と接し、前田さんは感動したという。
ここでは、ポン酢やゴマだれの他、塩でいただくのがオススメ。「ニンニク」、「バジル」、「メキシカンチリ」、「ブラックペッパー」など8種類と、時期によって用意される「季節の塩」を用意。お客様が振りやすいようにお店でさらに細かく砕いてブレンドしたオリジナルの塩で、「タンしゃぶ」をより美味しく楽しめる。
「代々木今半」をはじめ、今回紹介したお店はすべて、前田さんは兄を連れて行って一緒に食べたという。自分が味わった美味しさを兄と一緒に味わいたい―誰かと一緒に食べると最初に感動した時と同じように喜べるから。
幼い頃に社会の荒波に放り出され、お金が欲しくて必死に努力して生き抜き、成功を掴んできた前田さんは今、“楽しさ”を求めるようになったという。“努力”だけでなく、そこに“楽しさ”が掛け合わさることで、“夢中”になっているというのだ。お金は、その結果の単なるその対価でしかない、と。この考え方は、「代々木今半」も同じだという。おいしさへのこだわりを努力と思わず、ただおいしい料理をお客様に食べてもらいたい―と夢中になっているだけ。それが、今の時代に求められているのかもしれない。
*店舗情報:「しゃぶしゃぶ亭 代々木今半」東京都渋谷区代々木1-45-4 代々木山陽ビル B1F
40代
前田さんの話しぶりは終始穏やかで、経営者にありがちなガツガツした感じもなく、不思議な魅力がある人だと思いました。仕組みをよく見る観察眼とアイデアが豊富で、人と関わることを楽しんでいるのがよく伝わり、今後も活躍も見ていきたいと思いました。
30代
30代
30代
求められることをしないとお金を得ることが出来ないという、商売の原体験になったように思います。「お金は夢中の対価」という前田。面白いと思ったことを夢中でやって来たと感じる彼の屈託のない笑顔が印象的でした。
60代
30代
40代
30代
2020年9月19日放送回 ゲスト:石黒賢
ごちそう様 石黒賢さん
ゲストは、石黒賢さん。テニス少年だった高校3年生の時、ド素人でいきなり主演デビューを果たして以来30年以上、テレビドラマの第一線で活躍し続けている石黒さんが、俳優人生を支えてくれたおいしいものを紹介。
■お品書き京都・河原町「半年待っても食べたいアレ」
“戦後初のプロテニスプレーヤー”を父に持つ石黒さんは、幼い頃からカウンターでお寿司を食べていたというほど、生粋のお坊ちゃま。そんな石黒さんがロケなどで京都に行くと、一番の楽しみにしている美味しいお店がある。阪急電鉄・京都河原町駅から徒歩数分、路地裏に佇む「食堂おがわ」。カウンター13席だけのこじんまりとした小料理店で、食通がこぞって絶賛するという名店である。それだけに予約をとるのがなかなか難しく、石黒さんは前回、今年の春に訪れた際、次回の予約をしようとしたら半年待ちだったとか。メニューは、店主がこだわりを持って作る絶品料理の数々。鶏肉を一夜干しした名物「とりからあげ」は、柚子胡椒と合わせていただく。外はパリパリ、中はジューシーな一品。
また、看板メニューの「だしまき」は、葛と特製出汁を混ぜた卵で作るのがポイント。ふわふわ食感がたまらない一品。
そして、中でも石黒さんが大好きでオススメするのが「さばずし」。鯖は、厳選した千葉県沖産や韓国・済州島産を使用。1本どこを切っても、背や腹など身のバランスが一定になるよう握り、甘く炊いたしいたけで味にアクセントを加えた一品。石黒さんは、あまりにも美味しすぎるので、いつもおかわりしてしまうという。
*店舗情報:「食堂おがわ」京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町204 1F
神奈川・横浜「デビュー作の思い出が詰まった一杯」
テニス少年だった高校3年生17歳の時、父・修さんから小説「青が散る」を渡され、『今度、この小説をドラマ化するらしいから、お前出てみる気があるか?』と突然言われた石黒さん。そして、『テレビドラマって、どんな世界なんだろう』という興味だけで、テニスができる新人を探していたプロデューサーと会うことに。実際にテニスのプレーを見てもらい、雑談をしただけで、その1週間後『君に決まったから、明日から毎日TBSに来なさい』と。
それから約3カ月、全く芝居経験のない石黒さんは毎日TBSに通って演技指導を受け、いきなり主演でデビューを果たす。そのデビュー作「青が散る」では、佐藤浩市さんや遠藤憲一さんらと共演。緑山スタジオで俳優とスタッフが集まって朝7時から草野球したり、若手俳優たちでスタジオに泊まって深夜まで談笑したり、いろんな思い出があるという。
そんな中、仲間たちとよく食べた思い出の一品が、「たんちゃん麺」だった。発売以来37年愛され続けているカップ麺で、現在は自動販売機専用の商品。当時、育ち盛りの石黒さんは当然1日3食では物足りず、小腹が空いた時にはこの「たんちゃん麺」に相当お世話になったという。人生経験の1つのつもりで出演した初めてのドラマ現場で、共演者、スタッフ含め、チームとしてものを作り上げる喜びを知った石黒さんは、『あのドラマが最初じゃなかったら、もしかしたら今は続けていないかもしれない』と振り返った。
*店舗情報:「緑山スタジオ・シティ」神奈川県横浜市青葉区緑山2100
東京・田園調布「撮影中は食べられない人生最高の一品」
石黒賢さんが選んだ“人生最高の一品”は、「特ロースカツ定食」。元々、とんかつ好きだという石黒さんだが、ドラマの撮影中は体型維持のため、体調の面から、とんかつを食べるのは控えているという。全ての撮影が終わり、クランクアップしてから、ご褒美として食べに行くのを楽しみにしているそう。
そんな石黒さんがこれまで食べてきた中で“とんかつナンバーワン”と絶賛するのが、世田谷の田園調布にあった「かつ久」の「特ロースカツ定食」。品質にこだわった豚ロースを使い、長期熟成の高級食パンから作った自家製パン粉で揚げた一品。
これまで30年以上に及ぶ俳優人生の中、出演してきた数々の作品の撮影が終わると、必ずといっていいほど足を運んで食べていた「かつ久」の「特ロースカツ定食」。しかし、「かつ久」は店主が高齢になったため閉店してしまっていた。しかし、石黒さんの俳優人生を支えてくれた“人生最高の一品”は、ドラマの思い出と共に生き続けている。
*店舗情報:「かつ久」 ※現在閉店しています。
そして「芝居に大事なことは同じ芝居ができるようになることだよ」との言葉も本人からいただいたようで、やはりそういう経験が演技にも現れていると思いました。
良く若手の俳優が独自の芝居論を偉そうに話しますが、石黒さんのように偉大な先輩たちから揉まれきたからこそ、つい聞き入ってしまう芝居論でした。
30代
「振り返れば奴がいる」の現場での織田裕二さんとのやりとりやその打ち上げにチャゲアスが来たこと、「半沢直樹」の堺雅人さんは俳優としての技術がとてもあることなどを語り、最後に、ある女性から「あなたが出ているドラマは面白いわよね」と言われたことがとても嬉しかったということを話していました。
食べ物の話題より、ドラマの現場のエピソードの方が面白くて、石黒さんの気さくな人柄の良さも伝わってきました。
50代
それから、デビュー当時の思い出の味が、カップ麺の「たんちゃん麺」との事。この話の時は、凄く優しい表情だったのが印象に残りました。そして、そして人生最高の一品は、「かつ久」の「特カツロース定食」は、見ただけでも、食べたくなる絶品でした。とても魅力的でした。
50代
色々な俳優さんと共演し、田中邦衛さんの話題が出たときに、加藤浩次さんはフジテレビで会ったことがあり、目の前から歩いてくる田中邦衛さんが、初めてなのに「久しぶり」と声をかけられたエピソードは笑えました。緒形拳さんと出会うまでは、リハーサルは少し力を抜いて芝居をしていましたが、緒方さんがリハーサルで涙を流したときに、今までの考えが変わったそうです。
「半沢直樹」で共演している堺雅人さんの演技の技術力も絶賛しておりました。真面目な印象がありましたが、フランクにトークしていたので意外でした。
30代
つかこうへいさんに呼ばれて現場に行くと大竹しのぶがいて、大竹さんの足を持って電気カミソリって言え、と言われた話には石黒さんと同じように「へ?」と思いましたが、つかさんがしっかり育ててくれたのが伝わりました。
30代
今ではドラマになくてはならない存在の石黒さんがデビューされたキッカケがあんなにあっさりしたものだったとは…お父さんがテニスプレーヤーだったのは存じませんでしたが親子並んだ写真はどこの俳優さんかと思う程端正なお姿で驚きました。あれじゃあ息子さんはドラマに出せる容姿になりますよね~
40代
印象的だったのが、安くて美味しい料理として紹介していたカップラーメンでした。10代の頃に今も活躍している俳優さん達とスタジオの自販機で買って食べていたというものです。裕福な家庭で育ったと思いますので、幼い頃から高級な美味しいものもたくさん食べていたはずですが、仲間と過ごした時間やその時代に空腹を満たしてくれたものはずっと思い出として残るものなのでしょう。今も自販機専用で販売されている商品とのことでしたので、機会があったら一度は食べてみたいと思いました。
30代
2020年9月12日放送回 ゲスト:高橋克実
ごちそう様 高橋克実さん
ゲストは、高橋克実さん。「女子が好きなワイドショー司会者ランキング」(めるもby GMO 2019年調べ)第1位に輝いたように、俳優だけでなく、情報番組やバラエティのMCとしても活躍。幅広い世代に支持されている高橋さんが“食”を通して、40年の“役者人生”を振り返った。
■お品書き東京・高田馬場「下積み時代に夢を語り合ったラーメン」
高校卒業後、上京して予備校に通い2年間浪人生活を送った高橋さん。その後、幼い頃からテレビっ子で憧れていた役者の道を志す。しかし、オーディションを受け続けるも、落選の日々。そんな中、顔見知りとなった者たちで集まり演劇を始めたのが、高橋さんの役者人生のスタートだった。当時、よく集まっていたのが高田馬場にあった友人のアパート。夢を語り合い、お腹を空かしては食べに行ったのが、「えぞ菊」。昭和43年創業、東京における札幌味噌ラーメンの老舗である。高橋さんがよく食べていたのは、味噌3種類にスパイス30種類を合わせ、2カ月熟成させた秘伝の特製味噌を使った一番人気の「味噌ラーメン」。豚骨や鶏ガラなどを煮込んだスープで炒めた具材(ひき肉、もやしなど)、スープとよく絡む中太ちぢれ麺が特製味噌と抜群の相性の一杯。
*店舗情報:「えぞ菊 戸塚店」東京都新宿区西早稲田3-21-18
大阪・梅田「役者人生最大の失敗の“忘れられない味”」(人生最悪の一品)
高橋さんの役者人生には、忘れられない最大の失敗があるという。2012年に上演した劇団☆新感線の舞台「シレンとラギ」の公演初日、大阪の梅田芸術劇場でのこと。高橋さん演じる独裁者ゴダイが笑いながら振り向き、演説をぶちかまして降りてくる見せ場のシーンで…いざ振り返ったその時、高橋さんは会場のあまりの大きさに『デカッ!ここ!』と思って、セリフがすべて飛んでしまったという。忘れもしないその瞬間は、体中がゾクゾクゾクとなったが、仕方ないと開き直ってキメ顔のまま『ハーッハッハッハ』としばらく笑って誤魔化したという。
それでも、セリフを思い出せなかった高橋さんはさらに開き直り、古田新太さん演じるキョウゴクに『キョウゴク!どうするよ!?』とアドリブで助けを求めた。すると、古田新太さんはじめ共演者たちは困りながらも対応して、何とかしのいだという。
閉幕後、相当落ち込んでいた高橋さんはどう謝ろうかと思っていたところ、共演者は誰一人として怒らず、『ありがとうございます』となぜか優しい言葉をかけるばかり。実は、「本番でNGを出したら罰ゲーム」という劇団☆新感線のルールがあり、真っ先に高橋さんがやらかしたことで他のメンバーは気楽になっていたのだった。そんな共演者の温かさに、高橋さんは楽屋に戻って一人で泣いて感謝したという。さらに後日、凹んでいた高橋さんを励まそうとみんなが連れて行ってくれたのが、ビアガーデン。
大阪・梅田のビル群が一望できる屋上ビアガーデンでビールを飲みながら食べた「枝豆」は、役者人生最大の失敗と共演者の優しさから、高橋さんにとって“忘れられない味”となった。
*店舗情報:「阪急トップビアガーデン」大阪府大阪市北区芝田1-1-4 阪急ターミナルビル屋上
※2020年度の営業は終了「母の手作り“味噌おにぎり”」(人生最高の一品)
高橋克実さんの“人生最高の一品”は、母の「味噌おにぎり」。米どころ新潟出身の高橋さんは、幼い頃から「おやつ」代わりに「おにぎり」をよく食べていた。そして、大人になってからも帰郷し、また東京へと戻る際には、母が必ず「おにぎり」を持たせてくれたという。それも、大きなサイズを8個も。当時は、そのありがたみを実感することもなかった高橋さんだったが、51歳にして我が子が誕生して親となって初めて、母の愛情を理解することができたという。母が作ってくれた「おにぎり」は、新潟のおいしいお米を俵型に握った上に、自家製味噌を塗っただけのシンプルなもの。今も、ちょっとお腹が空いた時には、この「味噌おにぎり」を作るという高橋さん。そして、それを我が子に食べさせるという。「味噌おにぎり」は、親から子へ、そして子から孫へ、と受け継がれる愛情のこもった高橋家の味であった。
またお父さんも同じで、最初にお母さんと会った日、突然雨が降り出し、墨汁で後ろを塗っていた髪から黒い液体が流れだし、母が怖がってたと話していました。エピソードが衝撃的すぎて面白くて、全然料理の話を思い出せません。
30代
御馳走の内容よりも冒頭の「頭髪」のお話がとにかく衝撃で大爆笑しました。こういうお話を面白く話せる様子は「高橋さんて芸人さん?」と勘違いしてしまう人も居るのでは…と思ってしまいました。私も兄が居るのですが、妹さんとのエピソードは「いろいろなお兄さんが居るんだな…」と我が兄が偉大に思えてしまったり(ごめんなさい)
40代
また、髪の毛が「天然パーマ」だということに驚きました。今の髪型では、全然わかりません。。高橋さんのご馳走の一つに、味噌おにぎりをあげていました。母が作ってくれた味だそうです。やっぱりどんなご馳走も母の味にはかなわないんだよなと共感しました。
50代
今の姿に見慣れているので違和感はないけど、全部毛をなくした結果、仕事も増えたと話していましたが、エピソードが面白すぎて紹介した食事はまったく入ってきませんでした。
40代
38歳で「ショムニ」でブレイクしてからもバイトをしていたそうで、役者一本でやる厳しさを感じました。阪急のビアガーデンは、舞台でセリフが飛んだ罰ゲームの思い出の場所で、失敗を温かくフォローしてくれた劇団員たちの様子が目に浮かびました。お父さんが頭に墨汁を塗っていた話、抜け毛が気になって掃除をマメにする話など髪の毛をネタにできる克実さんの懐の深さを感じる回でした。
30代
そして、人生最悪の味は、舞台でセリフが飛んでしまった大失敗の後に食べた大阪の梅田のビアガーデンで食べた枝豆だなんて…しょっぱかったでしょうね。そして、そして、人生最高の一品は、おふくろの味「味噌おにぎり」との事。この時、めちゃめちゃ良い表情で話してました。高橋克実さんの暖かさがとても良く分かりました。
50代
最高の味はお母さんの作ったみそおにぎり、凄くいいなあと思いました私の母も作ってくれることがありますし、私の母は子どものころに味噌おにぎりを自分で作った話を今まで何百回も話してきました。もう耳タコですよ。
でもだからこそ高橋さんが味噌おにぎりを最高の味に選ぶのはわかる気がします。お父さんは自分にうぬぼれていたんですね。
役者は水もしたたるいい男がやる者だと言って自分のことをそう言っていたそうです。本当に親子で面白いのがよく分かりました。
30代
30代
2020年9月5日放送回 ゲスト:キムラ緑子
ごちそう様 キムラ緑子さん
ゲストは、キムラ緑子さん。本格的にテレビで活躍し始めたのは、50歳を過ぎてから!しかし今や、舞台はもちろん、映画、ドラマに欠かせない名バイプレーヤーとなった彼女が底抜けに明るい素顔と共に、女優人生を好転させてくれた“おいしいもの”のお話を語った。
■お品書き京都・河原町「モテモテ時代の超激安!絶品のアレ」
京都で過ごした大学生時代、そして卒業後所属していた劇団員時代にキムラ緑子さんがよく通っていた寿司店がある。それが、安くておいしいと評判の「とみ寿司」。京都といえば、祇園など高級店のイメージがあるが、大学が多いこともあり、実は“学生にも優しい”町。中でも、「とみ寿司」は断然に“学生に優しい”お店だという。緑子さんが通っていた当時の値段はナント、破格の1貫20円から!あまりお金のなかった劇団員時代は、先輩に怒られるからと…その一番安い1貫20円の握りばかり食べていたという。そのネタが、「どうびん」や「げそ」。もちろん、今でこそ値上げしているが、それでも1貫40円という安さ。
「どうびん」とは、関西で食べられるネタで“タコの頭”のこと。ゆでた真ダコの頭を薄切りにして、甘ダレをつけた一品。シャリが小さめの江戸前寿司なので、何貫でも食べられるそう。
そして、ヘビーローテーションして食べていたもう一品が、ゆでた紋甲イカを使った「げそ」。
人気メニューは、握りの盛り合わせ「とみにぎり」。ボリューム満点で、1,650円というお手頃価格。ちなみに、緑子さんは注文したことがないという。
当時、緑子さんはこのお店で支払いをした記憶がほぼないという。先輩が自分の分を出してくれたり、お店で同席した気前のいいオトナの方々―大学の教授や大学病院の先生たち―がおそらく支払ってくれていたんだと思う…と振り返った。
*店舗情報:「とみ寿司」京都府京都市中京区新京極四条上ル578-5
東京・代々木上原「孤独を救ってくれた生ハム」
大学生時代から付き合っていた演劇サークルの先輩、現在も第一線で活躍している劇作家・脚本家・演出家のマキノノゾミさんと31歳の時に結婚した緑子さん。ところが、マキノさんの主宰する劇団の一員として、そしてプライベートでは夫婦として四六時中共に過ごすうちに、『人生このままでいいのかな?』と思うようになってしまったという。そして結婚13年目に、『1回一人になりたい』と我がままを言って離婚。しかし、緑子さんのその後は“人生最悪”というほど孤独でつらい日々だったという。そんな一人暮らしをしていた代々木上原のマンションから見えたのが、いつも賑やかなお店「ウェルファンカフェ」だった。マスターがスペインまでわざわざ買い付けに行って仕入れた本場の食材を使ったスペイン料理とワインが名物のこのお店は、深夜まで営業しており、その賑やかな雰囲気に引き寄せられ、一人でふらっと訪れてから常連になったという緑子さん。孤独で暗い気持ちだった彼女は、陽気なマスターの橋本さんと何気ない会話を交わし、美味しい料理を食べ、美味しいお酒を飲んで過ごすうちに、沈んでいた気持ちもだんだんと復活。前向きな日々を送れるようになったという。そんな緑子さんにとって忘れられない料理が、「イベリコ豚の生ハム」。当時はまだ日本でイベリコ豚がそこまで出回っていない頃だったが、ここでは「イベリコベジョータ(どんぐりなど自然産物のみのエサで放牧されて育った希少種)」など本場の味を味わえたという。
離婚して独り身だった頃も、緑子さんは年に1回は必ず元夫であるマキノさんの劇団で舞台に立ち、一緒に芝居を作り上げていた。その時間はやはり楽しかったという。そんな関係性が続いていた中で怒ったのが、東日本大震災だった。『誰かと一緒にいないと、一人は嫌だな』と感じ、再びマキノさんと一緒になった緑子さんは今、『読めない漢字があれば、何て読むの?』と何気ないことを聞ける相手が身近にいることをしみじみ『いいな』と思える日々だという。それも、孤独でつらかった数年間、毎日のように通った「ウェルファンカフェ」での美味しくて楽しかった日々があったから、そう言えるのかもしれない。
*店舗情報:「ウェルファン カフェ(Welfun Cafe)」東京都渋谷区西原3-24-12岡部ビル1F
東京・新宿「憧れの舞台の後に食べた…人生最高の一品」
キムラ緑子さんの“人生最高の一品”は、新宿にある居酒屋「犀門」の「コンニャクとジャコ炒め」。演劇に革命を起こした劇作家・演出家・小説家のつかこうへいさんに憧れ、演劇の世界へ入った緑子さんは、つかさんがよく公演していた紀伊国屋ホールに『いつか立ちたい』という夢を抱き、京都で女優活動を続けていた。そして、その憧れの舞台についに立った時、訪れたのが居酒屋「犀門」だった。『東京の演劇人の仲間入りができた』と感動したと当時を振り返った緑子さんは、“演劇界の聖地”とも呼ばれる新宿紀伊国屋ホールの近くにあり、演劇人たちが集う名店と知られていたこのお店に、今でも通い続けているという。一番のお気に入り料理は、「コンニャクとジャコ炒め」。コンニャク、ちりめんじゃこ、ししとう、鷹の爪、山椒などを煮込んだ、シンプルだけど出汁が染み込んだ味わい深い一品。今ではメニューにないが、どうしても食べたくなった時、特別に作ってもらうこともあるという。
聖子ちゃんカットでモテモテだったバブル時代の女子大生の時、演劇と出会い、夢を抱き、京都で地道に演劇活動を続けていた緑子さん。そんな彼女には“女優人生の恩人”と呼ぶ人物がいた。関西で演劇のプロデューサーをやっていた遠藤寿美子さん。ずっと応援し続けてくれた遠藤さんのおかげで、緑子さんは35歳にして東京進出を果たすことができたという。遠藤さんは「好きにしよし」という言葉を口癖のように、いつも緑子さんにかけてくれたという。自由であること、言いたいことを言うこと、我慢せずぶつかり合うこと、そういう生き方が大事だということを体現して教えてくれた…亡き遠藤さんの言葉を心の支えに、緑子さんは今、女優として満開の花を咲かせている。
*店舗情報:「犀門(さいもん)」東京都新宿区新宿3-36-15 内野ビル 4F
離婚した同じご主人と再婚した話は聞いたことがあったけど、「頼れるんです。漢字が読めない時に聞いたり…」とさらっと話す様子に突っ込みを入れたくなりました。役のイメージとバラエティの雰囲気がここまで違うのは、すごい女優さんなんだなと新しい一面が見れて面白かったです。
40代
二品目のお店は最近「全然行ってない」とのことですが、孤独な時代に通っており思い出すから、という話と、夫とは一旦離婚し、震災の後復縁したという話が印象的でした。
宮本亜門さんに「一生忘れない」と褒められたのに、次にあったときは忘れられていたというのは切なくもありますが、亜門さんとのやりとりを心の支えにして頑張れたのは貴重な時間だったとも思いました。
30代
40代
まずは、京都河原町の“モテモテ時代の激安寿司のとみ寿司”は、意外でした。次は東京代々木上原の“孤独を救ってくれた生ハム”との事。このハムの話をする様は、凄く緑子さんの思い入れが、めちゃめちゃすごいなあと、感じました。
私自身、この生ハムが一番食べたいと思いました。色々な話を聞けて良かったです。
50代
お気に入りのカフェが家から見えるっていいですね。そこのマスターは暗い時期を救ってくれた救世主だそうですが、行くと暗い気持ちを思い出しそうで二の足を踏んでしまってるんですね。是非行ってあげてほしいと思いました。
緑子さんテンションかなり高くてお酒入ってるみたいです。離婚してまた再婚していたということも知りませんでした。
30代
40代
2020年8月29日放送回 ゲスト:草刈民代
ごちそう様 草刈民代さん
ゲストは、草刈民代さん。本場ロシアの国立劇場に招聘されるなど、世界各国で公演してきた元トップバレリーナの草刈さんは、大ヒット映画「Shall we ダンス?」(1996年公開)で演技初挑戦。2009年にバレリーナ人生に幕を閉じた後は、女優として舞台やドラマなどで活躍中。プライベートでは、映画監督の周防正行さんと結婚25年目!そんな草刈さんが、その華やかさからは想像できないサバサバとした素顔を見せながら、人生で出会った“おいしいもの”を語った。
■お品書き静岡・伊東「幼い頃の“おめかし”ディナー」
父が会社経営しており、お嬢様だった草刈さん。子どもの頃、毎年夏休みに家族旅行で訪れていたというのが、静岡県伊東市にある老舗の「川奈ホテル」。「川奈ホテル」のメインダイニングで、家族みんなで食事した味で忘れられないのが、「コーンクリームスープ」。玉ねぎ、ポロネギをバターでソテーした後、生のとうもろこしを加えて炒め、チキンブイヨンで味つけ。手の込んだ濃厚な味の上品な一品。
おめかしして味わう「コーンクリームスープ」が、草刈さんにとっては子どもながらに特別感があり、毎年楽しみにしていた思い出の味だという。
*店舗情報:「川奈ホテル メインダイニング」静岡県伊東市川奈1459 本館1F
東京・新宿区荒木町「夫婦で見つけた濃厚スープ」
映画「Shall we ダンス?」で周防監督と出会い、今年で結婚25年目となる草刈さん。お互いを尊重し合う二人が偶然入って以来、お気に入りとなったお店がある。新宿の荒木町でオーナー夫婦二人が営む、カウンターだけのフレンチレストラン「onzi」。草刈さんのお気に入りメニューは、「冷製具沢山とうもろこしのポタージュ」。玉ねぎ、とうもろこし、ホワイトソース、チキンブイヨン、バター、塩をベースにしたスープは、子どもの頃に食べた「川奈ホテル」の「コーンクリームスープ」に通じていて、懐かしさを覚える味だという。
*店舗情報:「onzi」東京都新宿区荒木町6-41荒木町寿3-1階
東京・赤坂見附「自分自身の原点の味」(人生最高の一品)
草刈民代さんの“人生最高の一品”は、赤坂見附にある「天ぷら かねき」の「おいも」の天ぷら。祖父の代から家族で訪れていた天ぷら店があり、そこで働いていた金木至夫さんが独立して開いたお店が「天ぷら かねき」で、目の前で揚げた旬の魚介や野菜など、絶品の天ぷらをお座敷で堪能できる。中でも、草刈さんが子どもの頃に大好きだったのが「おいも」の天ぷら。ホクホクとした食感と上品な甘さが特徴のさつまいも「紅こまち」を揚げた後、たっぷりと砂糖をかけ、その上に天ぷらの油を垂らし、さらにブランデーをかけた、まるでデザートのような一品。その見たことのない天ぷらに、スタジオは騒然!MC加藤さんも『味が全く想像できない!食べたーい』と大興奮!果たして、その味は???ところが、肝心の草刈さんが味をうまく説明できず…誰にも伝わらないままに。とにかく、“百聞は一食にしかず”で、一度食べてみるしかない一品。
この「おいも」の天ぷらは、単に幼い頃に出会った“おいしいもの”というだけでなく、その後の草刈さんの人生において“おいしいもの”の基準とも言える味、“おいしいものの原風景”であった。
*店舗情報:「天ぷら かねき」東京都港区元赤坂 1-1-7
私が若い頃から活躍していらっしゃる草刈民代さんはいつまでもお綺麗でうっとり、画面を観ながら思わず「あれ?草刈さんて年下だったかな?」と思ってしまう程お若い…こんな年齢の重ね方をしたいなと番組を観ながら改めて思いました。ご主人のぐちにも愛が感じられてたまらなかったー!いいなあー憧れますね。
40代
子供の時に行った伊東のホテルのコーンポタージュが思い出の味で、新宿のonziのとうもろこしのポタージュも濃厚さが似ているという話でした。周防監督との馴れ初めを聞き、相性の良さを実感しました。周防監督のインタビューでは草刈さんをまるごと受け止めているのが伝わり、いい関係だなと思いました。
30代
2020年8月22日放送回 ゲスト:及川光博
ごちそう様 及川光博さん
ゲストは、及川光博さん。25歳の時、歌手としてデビュー。その計算し尽くした華麗なる王子様キャラでブレイクを果たす。そして今や、俳優として日曜劇場「半沢直樹」などで大活躍。
そんな及川さん、実は今年51歳で、MC加藤浩次さんと同じ年!真逆の人生を歩んできた同級生二人が“初のガチトーク”を繰り広げた。そして、おいしいものの話と共に、表舞台で見せる“華麗なるミッチー”ではない、普段見せることのない“及川君”の素顔を明かした。
■お品書き
神奈川・横浜「探し続けている運命のアレ」
『人生は運命のナポリタンに出会うための旅』とまで言うほど、及川さんが大好きな「スパゲッティナポリタン」。その発祥と言われているのが、横浜にある1927年開業の「ホテルニューグランド」。終戦後、アメリカ軍によって占領された横浜。GHQ(連合国軍総司令部)の宿舎として接収されたこのホテルで、2代目総料理長の入江茂忠さんが“アメリカ兵が茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を食べている”のを見て、アレンジ加えて生み出した料理が「ナポリタン」の始まりと言われている。その伝統を受け継ぐ一皿が、今も「ホテルニューグランド」内の「コーヒーハウス ザ・カフェ」で味わえる。具材は、トマト、ロースハム、マッシュルーム。ケチャップではなく、トマトの粗切り・トマトホール・トマトペーストを使用し、コクがありながらもあっさりとしたソースが、モチっとした食感の麺と絶妙に絡み合う、格別な一皿。
*店舗情報:「コーヒーハウス ザ・カフェ」神奈川県横浜市中区山下町10番地 ホテルニューグランド本館1階
「人生最悪!失恋の焼き鳥」(人生最悪の一品)
その華麗なキャラクターのミッチーとして多くのファンを魅了する及川さん。もちろん、学生時代からモテモテだったが、意外にもプライベートではフラれ続けてきた人生だという。そんな恋の失敗談の1つが、焼き鳥屋さんデートでのこと…。大学生時代、付き合い始めた彼女と下北沢の焼き鳥屋さんに行った時、及川さんが一口目に食べたのが「ししとう」だった。すると、それがメチャメチャ辛い1本で、口の中が大変なことに。ガブガブ水を飲んでも、トイレに行ってうがいをしても、何やっても辛さは抜けず、さらに汗でびっしょり。30~40分の間、何もしゃべれない状態になってデートどころではなかったという。それが発端になったのか、その後、彼女との恋はフェードアウトしてしまったという。惨めな恋愛の思い出だけが残ってしまった及川さんにとって、その時の「ししとう」が“人生最悪の一品”となった。
東京・代々木上原「芸能人生の恩人と食べた…お好み焼き」(人生最高の一品)
及川光博さんの“人生最高の一品”は、代々木上原にある「ごきらく亭」の「お好み焼き」。それは、芸能界を生きていく上で勇気づけてくれた恩人・忌野清志郎さんと食べた忘れられない味だという。2002年、忌野清志郎さんと及川さんが組んで結成したスペシャル・ユニット「ミツキヨ」。一緒に音楽活動する中で、いろんなことを経験させてもらい、清志郎さんから多くのことを学んだという。王子様キャラでブレイクし、一躍人気者となった及川さんが“王子からミッチーへ”転職宣言をして新たな道を模索していた頃、どうしても“王子様キャラ”ありきでイジられ続けていたことがあった。
そんな時、『自分は笑われる側で、うまく馴染めないんです』と清志郎さんに相談したところ、返ってきたのは『馴染んでどうする。ずっと浮いてなさい』の一言だった。その言葉に勇気づけられた及川さんは、『自分の個性のままで、この世界で生きていこう』と思えるようになり、吹っ切れたという。忌野清志郎さんと出会えたこと、そして、清志郎さんに可愛がってもらったことが、“人生の誇り”だと及川さんは語った。
*店舗情報:「ごきらく亭」東京都渋谷区上原1-32-18 小林ビル 1F
横浜が出て来たのは神奈川県民としてはとても嬉しくなりました。さすがにあんな高級なホテルは行った事がないですが、及川さんにはピッタリですね。度々見せる及川さんの王子様な動きは観ていてとても笑えました。プライベートでもああだったらご家族はかなり疲れそう…でも視聴者は楽しくてたまりませんでした。
40代
しかも紹介されたナポリタンは、めちゃめちゃ優しい感じで美味しそうでした。一方人生最悪の一品は、焼き鳥だなんて、意外でした。しかも、「ししとう」が最悪だなんて、よっぽど、辛かったのでしょうね。今になっても覚えているなんてすごいと、思います。とても人の良さが分かり、良い放送回でした。
50代
「人生とは運命のナポリタンを探す旅」という発言や、カメラ目線のキメなどおもしろいのですが、清志郎さんとの思い出で「ずっと浮いてなさい」という言葉に納得しました。ミッチーは馴染む部分と浮く部分のバランスがいい人なのだと感じました。コンビニのアルバイト時代にモップ片手に歌ったり、楽屋では「ミッチー」ではなく「及川君」だったりするというエピソードも聞けて楽しかったです。
30代
人生最高の食事は忌野清志郎さんと行ったお好み焼き屋さんでした。思い出とともに人生最高と言っていて素敵な人だなあと思いました。忌野清志郎さんとの数々のエピソードはどれもほっこりとするお話ばかりでとても楽しく視聴することが出来ました。二人は似たところが多く、惹かれていったのだと思いました。及川の人柄が分かる回で良かったです。
40代
元狂犬?!MCの加藤浩次とはなんと同い年!ドラマ「半沢直樹」で共演する歌舞伎チームの演技を、顔芸ならぬ“顔プロレス”と例えていたのが笑えました。
デビュー前のライブハウス時代から王子様キャラで、最初は投げたバラの花をお客さんが避けていたのが、徐々に取り合いになるまでたった一年だったとか。
数々の失恋話に、忌野清志郎さんが現場についてきてしまう思い出話、下着はすべてファンからのプレゼントという話など、あっという間の30分でした。そしてもちろん最後はミッチーのウィンクで〆。
50代
人生最高の食事は忌野清志郎さんと行ったお好み焼きで、思い出とともに最高とおっしゃっていたところが素敵だと思いました。お二人とも似たところがあり惹かれていったのだと思いました。この番組は料理だけではなく、思い出エピソードもきけて好きです。
40代
また、深夜にコンビニで働いていたなんて芸能人もそういう時代があったんだと思ったら、努力は大切なんだと思いました。
30代
ナポリタンスパゲッティの旅をはじめているそうで、鉄板スタイルで、目玉焼きがのっていたら最高といっていて、喫茶店系の昭和スタイルなB級グルメなのが好きなのかと思いましたが、紹介していたのは、横浜のナポリタン発祥の高級洋食店のようなかんじでした。
40代
忌野清志郎さんが学園祭や映画撮影についてきてしまった話は面白かったし、ミッチーは元王子と言ってもしっかりカメラ目線をしてしまうのはさすがです。
40代
また、亡き忌野清志郎さんのお茶目なエピソードは、映像として目に浮かんでくるようでした。忌野清志郎さんとの思い出が詰まったお好み焼き屋さんが、とても美味しそうでした。
40代
2020年8月15日放送回 ゲスト:中丸雄一
ごちそう様:中丸雄一さん(KAT-TUN)
ゲストは、KAT-TUNの中丸雄一さん。その飄々としたイメージで、『他のジャニーズとは星が違う』と自虐的に語り、キラキラした“王道のジャニーズアイドル”ではないという中丸さん。でも実際は、多才で、他にはないキャラクターで愛される唯一無二の存在。そんな中丸さんがジャニーズらしからぬ素顔を見せ、波瀾万丈なグループの過去を振り返りながら、アイドル人生で出会った“おいしいもの”を語った。
■お品書き東京・原宿「過酷な青春時代を支えたラーメン」
原宿駅から徒歩約1分のところにある、とんこつラーメンの名店「九州じゃんがら」。15歳でジャニーズ事務所に入所した中丸さんがジャニーズJr.だった高校生の頃、番組のリハーサルやレッスンなどでほぼ毎日のように渋谷のNHKに通っていたという。その帰りに、同期の亀梨和也さんらジャニーズJr.の仲間たちとほぼ毎日のように立ち寄っていたのが、このお店だった。中丸さんがよく食べていたのは、とんこつスープに自家製焦がしニンニクマー油を加えた、熊本ラーメンがルーツの「こぼんしゃん」。カピタン(フライドガーリック)・きくらげ・ねぎをトッピングしていたそう。
当時、歌って踊ってカロリー消費がハンパなく、しかも育ち盛りだった中丸さんにとっては、NHKの食堂でとる夕食では足らず、ボリューム満点のラーメンもペロリ。さらには麺を食べた後、残ったスープにご飯を投入。シメに食べるスープを吸ったご飯もたまらなく美味しかったという。まさに中丸さんにとって、デビューを目指し、もがき苦しんでいたジャニーズJr.時代の忘れられない青春の一杯。
*店舗情報:「九州じゃんがら」東京都渋谷区神宮前1-13-21 1F
東京・赤坂「自分への最高のご褒美」(人生最高の一品)
KAT-TUN中丸雄一さんの“人生最高の一品”は、赤坂にある「燻」の「トリュフとフォアグラのオムレツリゾット」。赤坂の裏路地にある隠れ家的レストラン「燻」は、“燻製料理の達人”と称されるオーナーシェフ輿水さんが旬の新鮮食材を使って、ここでしか味わえない料理を提供。おまかせコースのみという贅沢な大人のお店で、独創的な和洋瀬中の極上料理を一皿ごとに合わせたお酒と堪能できる。中丸さんはこれまで2回しか訪れたことはないが、『今まで食べた料理の中で明らかに一番で、全ての料理が絶品』と語り、“ここぞ!という時の自分への最高のご褒美”として食べたい料理だという。それもそのはず、“フレンチの神様”ジョエル・ロブションが『東京の楽しみは、「すきやばし次郎」と「燻」に行くこと』と大絶賛するほど。「燻製のアスパラガスと自家製ベーコンのクリームスープ 燻製黒胡椒添え」は、“燻製料理の達人”と称されるオーナーシェフ輿水さんが自ら開発した燻製機で調理したアスパラガスをスープにし、自家製ベーコンを加えた一品。
燻製することで旨味を増した「燻製プリン」は、常識を覆す他では食べられない一品。
そして、おまかせコースの最後の方に出てくるのが、中丸さんの“人生最高の一品”「トリュフとフォアグラのオムレツリゾット」。最高級フォアグラと黒トリュフがたっぷり入った濃厚なリゾットをオムレツにしたもので、調味料にも燻製した塩・胡椒を使い、とことん燻製を堪能できる贅沢な一品。この料理は、美食家として知られるビル・クリントン元アメリカ大統領が『アンビリーバブル!生まれて初めての味に出会えたことにとても感動した』と大絶賛したという。
中丸さんがこの店に最後に行ったのは、3度目のメンバー脱退を受け、KAT-TUNが充電期間に入った2016年。その後、2年という充電期間を経て再始動したKAT-TUNは今、同じ思いを持つ3人で前へ進んでいる。中丸さんが次に「燻」を訪ねるのは、きっとアイドル人生で何かを成し遂げた時に違いない…“自分への最高のご褒美”として。
*店舗情報:「燻」東京都港区赤坂2-16-19 赤坂イイヌマビル B1F
グループの活動など色々と苦労している方でした。でも、その苦労の為かヒューマンビートボックスができたり、フルーツの飾り切りができたり、普段から努力して技を身に付けてきた方なのだなと感じました。それから、真面目に話してるのに、言葉選びが面白い方だと思いました。
料理は、赤坂のお店のオムレツリゾットがとても美味しそうでした。高級なお店のようなので行けないですが、食べてみたいなと思いました。
20代
40代
30代
30代
40代
他のバラエティー番組などでもそうですが、真面目にしていてもどこかふざけている感じがしてしまって、それがかえって中丸さんの魅力になっているんだと思いました。紹介していた料理は、さすが芸能人という感じのものかが多く、食べてみたくなりました。
40代
ジャニーズjr.時代、デビューするために自分の特技ボイパを身につけたり、どんな人たちがどんな場面でデビューするかと分析をするなど、努力してこられたんだなと思いました。グループメンバーが、少なくなっていくときの気持ちも告白されていて興味深かったです。
紹介されていた燻製のお店がすごく美味しそうでした。とても高級な所ですか、いつかは行ってみたいと思いました。ボイパを加藤さんとセッションする場面は、グダグダで笑えました。
50代
また、ジャニーズのデビューに至るシステムや、KAT-TUNからメンバーが何人も抜けていった当時の心境など、興味深い話をナチュラルに語っていたのが、中丸くんの人柄だなと思って見ていました。とはいえ、人生最高のお料理として紹介していた「トリュフとフォアグラのオムレツリゾット」は、いきなりVIPな一品でギャップが凄まじかったです!
50代
また中丸さんが、ジャニーズJr.時代の思い出話や、KAT-TUNのメンバーが一人、また一人脱退していったときの心境や残ったメンバーとの絆など聞き応えたっぷりな内容でした。個人的には司会の加藤浩次とのヒューマンビートボックスの掛け合いが面白かったです。
40代
2020年8月8日放送回 ゲスト:中川家
ごちそう様:中川家さん
ゲストは、中川家の二人、剛さんと礼二さん。「M1グランプリ」初代チャンピオンをはじめ、お笑い界の賞レースを総なめにしてきた“最 強の兄弟漫才コンビ”が、鉄板芸“大阪のおっさん&おばちゃんネタ”を大放出しながら語った、“笑いの才能”を育んだ「大阪のおいしいお話」。
■お品書き大阪・難波「漫才のネタになるアレ」
中川家の鉄板芸“大阪のおっさん&おばちゃん”のネタ元の一つが、大阪・難波にある「インデアンカレー」南店。NGK(なんばグランド花月)の近くにあり、出番の合間に行って昼食をよく食べるこの店で、カレーライスを食べながら人間観察をするのが二人のルーティーン。遭遇する面白いおっさんたちを見かけると即採用してNGKで披露。ここから、数々の爆笑ネタが生まれたという。もちろん「カレーライス」の味は絶品。1947年創業当時から変わらぬ秘伝のルーは、とろみのある辛口で、その絶妙なバランスが癖になる美味しさ。これまで当番組にゲスト出演したテニスプレーヤー伊達公子さんや歌舞伎俳優・片岡愛之助さんも紹介した、関西の人々に愛され続けている一品。
*店舗情報:「インデアンカレー 南店」大阪府大阪市中央区難波 1-5-20
さらに、ネタ元をもう1軒。「インデアンカレー」でカレーライスを食べた後に立ち寄る「アラビヤコーヒー」。「インデアンカレー」の斜め向かいにある雰囲気抜群の喫茶店。ここのカウンターに座って「ブレンドコーヒー」を飲みながら、テーブル席にいるおっさんやおばちゃんの会話に耳を傾けるそう。喫茶店は、まさにネタの宝庫で、この店からも数々の爆笑ネタが生まれたという。
*店舗情報:「アラビヤコーヒー」大阪府大阪市中央区難波 1-6-7
大阪・実家「泣きながら食べた絶品鍋」
二人が子どもだった頃、決して裕福な家庭ではなかったという中川家。でも、強烈なキャラクターの父、そして愉快な近所のおっさんたちがいて、楽しい少年時代だった。そんな生活の中で、もらってきた軍鶏を飼っていたという。幼鳥から育て、散歩に連れて行ったりして可愛がっていた二人だったが、その軍鶏を父が地域で開かれていた闘鶏(鶏をたたかわせて勝負を競うこと)に出場させていた。そしてある日、負けてしまった軍鶏に向かって父がポツリと一言『もうあかんなぁ…』。その日の夜の晩ご飯は、「軍鶏鍋」だった。可愛がっていただけに辛かったし、最初は食べる気になれなかったというが、『うまいから』と父に勧められ食べてみると、めちゃくちゃ美味しくて一緒に散歩した風景とか一気に忘れ去ってしまったとか。二人が幼心に“命をいただく”ことを知った食体験だった。
大阪・難波「引退を引き止めてくれた…恩人との思い出の味」(人生最高の一品)
中川家の二人の“人生最高の一品”は、大阪・難波の「炭焼 すみれ」の「京揚げ」。NGK(なんばグランド花月)の楽屋口を出てすぐのところにあるここは、若手時代に先輩芸人の今行くよ・くるよさんによく連れて行ってもらった思い出のお店だった。コンビを組んで4年目、MBS(毎日放送)の番組「GO!GO!ハッスル家族ショー」で、桂三枝(当時)さん、西川きよしさんというベテラン二人と共演することになった中川家の二人。しかし、大先輩たちとの共演で緊張していた二人は、いつも恐縮してスタジオの隅っこで大人しくしていたという。毎週のスタジオ収録では、演出家に理不尽なことで怒られる辛い日々…ついに、芸人を辞めようと思い詰めるまでに。そんな二人を見た今いくよ・くるよさんが、よく食事に誘ってくれたそう。
そしてある日、二人が『もう芸人を辞めようかと思てます』と打ち明けると、今いくよ・くるよさんは決して怒ることはなく、やり続けたらこんな良い事があるよと、いつもポジティブな話ばかりをしてくれたという。そんな中で一番よく言われたのが、『(漫才は)うまいけど、おもろないな』という言葉だった。
以来、それまで綿密に台本を作っていたのを一切やめ、ステージ上で自由に作り上げていくスタイルになった中川家。今や鉄板芸となった大阪のおっさんネタもやるようになり、次第に中川家の客席は笑いの渦になっていった。中川家が変わるキカッケを作ってくれた恩人・今いくよ・くるよさん、この二人がいて、最強の兄弟漫才コンビは誕生したのだった。
そんな中川家の恩人、今いくよ・くるよさんとの思い出の味が、「炭焼すみれ」の「京揚げ」。油揚げより少し厚みのある関西風油揚げを焼いて、ネギと鰹節を振って生姜醤油で食べるシンプルな料理で、京都出身の今いくよ・くるよさんが『これ美味しいよ』と、いつも最初に注文していたそう。芸人を辞めようとしていた二人を救ってくれ、漫才師として変わるキカッケを作ってくれた先輩との思い出の味は、中川家の二人にとって、忘れられない一品となった。
*店舗情報:「炭焼 すみれ」大阪府大阪市中央区難波千日前 11-4
一品目のインデアンカレーが過去にゲストに出た片岡愛之助と同じでしたが、大阪のおっさんやおばちゃんネタが本当にいそうなキャラクターで面白かったです。お父さんの話も強烈で、怖いもの知らずなエピソードにびっくりでした。今いくよ・くるよさんの言葉で漫才のやり方を変えたそうで、先輩が見守ってくれるのが素敵だと思いました。
30代
食に関して、どういった趣向なのか、ちょっとワクワクしました。まず最初は、大阪・難波にある「インデアンカレー」でした。難波にあってよく通うお店との事。“おっさん、おばさんネタ”の原点だなんて、めちゃめちゃ訪れてみたくなりました。でも、本当に素敵な時間でした。
50代
卵焼きを焼いているおばちゃんの物まねをしていてニワトリにも見えてしまいましたが、面白かったです。お笑い芸人の家は面白いエピソードがたくさんあって原点からして面白いんだなと思いました。美味しそうなすき焼きも昔の方にはごちそうなので紹介してくれたんだと思いました。
30代
近所の人がニワトリの肉を食べにやって来ていたそうです。なんでニワトリの肉があるってわかるかというと、「コケー」とニワトリがさばかれて鳴く声が聞こえたからということです。しっかりとおいしく食べて供養されたことでしょう。
30代
2020年8月1日放送回 ゲスト:田原俊彦
ごちそう様:田原俊彦さん
ゲストは、田原俊彦さん。歌手デビュー41年目!サービス精神旺盛だけど実はシャイな素顔、そして59歳にして歌って踊り、輝き続ける男の熱い本音を垣間見せてくれた“スーパースター”トシちゃんを支え続ける“おいしいもの”とは?
■お品書き東京・南青山「30年愛してやまないカフェ」
『ほぼ毎日行く』という“芸能界随一のカフェマニア”トシちゃんが30年通い続けるカフェ、南青山の洋菓子舗「銀座ウエスト 青山ガーデン」。1980年代、多忙を極めていたトシちゃんがテレビ各局を飛び回る中、ちょうど立ち寄りやすい立地にあったこともあり、よく訪れていたそう。以来、30年愛し続けているという。オススメは、自家製マヨネーズがたまらない「トーストハムサンド」。塩を少しかけて食べると、さらに美味しさが倍増するという一品。
そして、「ホットケーキ」もオススメ。見た目もシンプルで美しい、昔ながらの“THEホットケーキ”で、柔らかすぎず硬すぎず絶妙な食感で、一度食べたら驚くこと間違いないという一品。
*店舗情報:「銀座ウエスト 青山ガーデン」東京都港区南青山1-22-10
「カフェマニア☆トシちゃん推薦!おしゃれカフェ」
20代の頃、男性情報誌「Hot-Dog PRESS」のケーキ特集号に掲載されているカフェを片っ端からチェックして通い詰めたというトシちゃん。今でも食後は必ずカフェでケーキを食べるというトシちゃんが、オススメの“おしゃれカフェ”を紹介。まずは、恵比寿にある「MERCER CAFE」。ここで必ず食べるのが、「名物!生キャラメルシフォンケーキ」。ボリューム感たっぷりだが、見た目の割には甘すぎず、ちょうどいい美味しさでペロリと食べられちゃう一品。*店舗情報:「MERCER CAFE」東京都渋谷区恵比寿1-26-16 柴田ビル1F
そしてもう1軒が、広尾にある「天現寺カフェ」。お気に入りのテラス席は、明治通り沿いで結構人目に付くが、それをトシちゃんは気にしないそう。変装もせず、プライベートでもスター感丸出しのトシちゃんは、『逃げ隠れしてもしょうがない。どうせ撮られちゃうんだから』とまで言い放った。
オススメは、『チーズ200%!』というほど超濃厚なチーズケーキ「絹フロマージュ」。この濃厚チーズ味に合わせる飲み物が、「ロイヤルミルクティー」。いつもはコーヒー派のトシちゃんだが、ここで「ロイヤルミルクティー」を注文するのは、その美味しさだけでなく、かわいいハート型のカップがお気に入りだからかもしれない。
*店舗情報:「天現寺カフェ」東京都港区南麻布4-12-2 ピュアーレ広尾1F
東京・麻布十番「青春時代を支えたお肉」
高校1年15歳の時、スカウトではなく、自ら売り込んでジャニーズ事務所入りしたトシちゃん。ジャニー喜多川さんとの初対面で、『スターになりたいです!』と直談判。その熱意を認めてもらい、『来週からレッスンに来なさい』と言ってもらい、芸能界の扉が開いたという。高校3年間は毎週末、地元の山梨から上京して夢を追う日々…そんな青春時代、ジャニー喜多川さんによく連れて行ってもらったのが、麻布十番にある焼肉の名店「三幸園」だった。15歳で初めて食べるホンモノの焼き肉に『なんだ!コレは』とビックリしたトシちゃんは、カルビのあまりの美味しさに感動したことを今でも忘れられないという。
ジャニー喜多川さんに厳しくもあたたかく育てられ、才能が開花したトシちゃんはやがてアイドルから国民的スターへ。しかし、ジャニー喜多川さんには褒めてもらった記憶はないという。だからこそ、当時は“ジャニーさんにうなずいてもらう”ことをモチベーションに頑張っていたと振り返った。
*店舗情報:「三幸園」東京都港区麻布十番1-8-7
東京・桜新町「ステージ終わりのご褒美スイーツ」(人生最高の一品)
田原俊彦さんが選んだ“人生最高の一品”は、桜新町にある「PLATINO」のチーズケーキ「アンジュ」。それは、必ず月に1、2回は自らお店に自ら足を運んで購入するという、トシちゃん最愛のスイーツ。材料のナチュラルチーズ、甘さ控えめの白ワイン、ゼラチン、メレンゲを混ぜ合わせて絞り、そこにカシスのジャムを入れた後、急速冷蔵。仕上がりは、普通のチーズケーキとは全く異なる。その包みを開くと…超ふわふわの極上スイーツ「アンジュ」が現れる。酸味の少ないフロマージュブランとフレッシュクリームのチーズムースは、一度食べたら誰もが虜になる一品。トシちゃんは、シャンパンを飲みながら食べるのが極上のひとときだという。
今年で、歌手デビュー41年目。還暦目前にしても歌って踊り続ける“永遠のアイドル”トシちゃんは、普段の生活から節制し、ファンの待つステージに臨んでいる。そんな大好きなステージの後、頑張った自分へのご褒美に食べるのが「アンジュ」だった。
*店舗情報:「PLATINO桜新町店」東京都世田谷区新町2-35-16サラ・グラディオ1F
50代
40代
30代
30代
50代
2020年7月25日放送回 ゲスト:橋下徹
ごちそう様:橋下徹さん
ゲストは、橋下徹さん。元大阪府知事、元大阪市長であり、本業の弁護士のほか、コメンテーターとしても活躍。様々な顔を持つ男の“激動の半生”を食の話題からネホリハホリ。実は、じっくり話すのは初めてという橋下さんとMC加藤さんの二人の“初ガチトーク”は見応え十分!夫として、そして父親としての意外な素顔にも迫った。
■お品書き大阪・北浜「夫婦で憧れ続けた名店」
23年前(1997年)、橋下さんが弁護士なったばかりの28歳の時、奥様と初めて行った高級レストラン「PONTE VECCHIO北浜本店」。ここは、橋下夫婦が『いつか二人で行きたい』と憧れ続けた大阪屈指のイタリアンの名店。高校の同級生だった奥様との交際がスタートしたのは、橋下さんが大学1年の時。しかし、橋下さんは東京の早稲田大学、一方の奥様が通うのは神戸の大学という遠距離恋愛だった。そして橋下さんが大学2年の時、奥様が親の大反対を押し切って上京。二人は同棲生活を始めることに。後に弁護士を目指し司法試験の勉強に励む橋下さんを、奥様は弁当屋と本屋のバイトを掛け持ちしながら全面的にサポートしてくれたという。風呂なし・トイレ共同・6畳一間の下宿先での同棲生活…銭湯代もままならないほどの貧乏暮らしだったが、二人は幸せだった。そうして二人で苦難を乗り越え、橋下さんは無事に司法試験に合格。弁護士となった1年目に、奥様と二人で味わった初めての贅沢。それが、憧れの名店「PONTE VECCHIO」でのひと時だった。
橋下さんが初めて食べて以来、ずっと大好きで特別な料理だというのが、スペシャリテの「温かいポテトのティンバッロとキャビア」。キャビアを贅沢にたっぷりと使い、バターがきいたしっとり食感の料理で、美味しく食べてもらうために専用の陶器製スプーンが用意されるという、シェフのこだわりが詰まった一品。
*店舗情報:「PONTE VECCHIO北浜本店」大阪府大阪市中央区北浜1-8-16大阪証券取引所ビル1F
「家庭崩壊の麻婆豆腐」(人生最悪の一品)
橋下さんが時々無性に食べたくなるという大好物が「陳麻婆豆腐」。中国四川省にある「麻婆豆腐」発祥の店「陳麻婆豆腐」の日本支店で唐辛子の辣(ラー)と四川山椒の麻(マー)が効いた本家の味を楽しめる。橋下さんが必ず一緒に頼むのが「岩手鶏のトウガラシ炒め」。油で炒めたトウガラシの旨味がたまらないクセになる一品。しかし、トウガラシを噛んだら最後…舌が痺れてしまい、その後の料理が食べられなくなるほどだという。でも、行く度に橋下さんは『絶対噛んじゃダメだと思いながら、今日は大丈夫かな?』と、ついつい噛んでしまい、後悔してしまう日々を繰り返しているんだとか。
病みつきになるほどの大好物「陳麻婆豆腐」が、橋下さんにとっては“人生最悪の一品”だという。独立して弁護士事務所を開き、多忙を極めていた30代、橋本さんはとにかく仕事最優先で家庭を顧みず、子どもに対しても厳しい父親だった。そんなある日、約束していた娘のバレエ発表会に仕事で遅刻…娘のハレの姿を観ることができなかった夫に当然奥様は怒ったという。しかし、橋下さんは気にも留めず、『とにかく陳麻婆豆腐を食べたいから行こう』と、頭の中は大好物の「陳麻婆豆腐」のことだけ。すると、奥さんが『陳麻婆豆腐の前に、やるべきことあるじゃない!』と大激怒!政治家時代には『やるべきことがあるだろ!』『いま増税じゃない!やるべきことがある!』などと、自らが言い放っていた熱い言葉を、家庭では逆に奥様に言われしまう始末。“やるべきことをやらない”夫に、奥様はさらにブチ切れて熱々の電気ストーブを放り投げるなど大喧嘩に…。結局、「陳麻婆豆腐」は後日仕切り直して食べに行ったというが、当時のことを奥様ははっきり覚えていた。『あの時はお互いに対する思いやりに欠けていたんだと思う』『さすがにストーブは危険だったけど後悔はしていません』と、アンケートに回答。それを聞いた橋下さんはタジタジに。『とんでもない夫で、父親だった』と、橋下さんは51歳になった今、昔の自分を反省する日々だとか。
*店舗情報:「陳麻婆豆腐」東京、神奈川、愛知、大阪に展開
東京・早稲田「支えてくれた愛妻との思い出の一杯」(人生最高の一品)
橋下徹さんが選んだ“人生最高の一品”は、「ラーメン」。それは、早稲田大学時代に橋下さんが暮らしていた下宿先の裏にある、早稲田で創業60年を超える老舗食堂「メルシー」の看板メニューで、橋下さんだけでなく、まさに長年愛され続ける早稲田生のソウルフード。その「ラーメン」は、学生に優しい450円という安さ。橋下さんの学生時代は、さらに安くて280円だったというから驚き。味は、THEシンプルなしょうゆ味で、お店で教わった橋下さん流の食べ方は、まず【(1)ラー油をかけて食べる】、そして【(2)お酢を2周かけて味変して食べる】という2段階。「しょうゆラーメン」+「お酢」の相性の良さ、いわゆる「酸辣湯麺」のような美味しさを「メルシー」で知った橋下さんだった。
風呂なし・トイレ共同の6畳一間の下宿先で、女人禁制だったにもかかわらず、大家さんにバレないように奥様と同棲していた大学時代。毎朝8時頃になると、裏の「メルシー」から聞こえてくる、どんぶりのカチャンカチャンと鳴る音? それが1日の始まる合図だったという。銭湯代もままならないほどの貧乏な同棲生活だったが、一杯280円の「ラーメン」を二人ですすったあの時代があったから、今の自分がある。激動の半生を支え続けてくれた奥様のために…これからの人生を送ると橋下さんは約束した。
*店舗情報:「軽食&ラーメン メルシー」東京都新宿区馬場下町63
早稲田大学に通っていた時に、後に結婚する奥様が彼を支えるためにアルバイトを掛け持ちし辛い時も楽しい時も共に過ごしていたという話や、娘さんが彼氏を連れてきた時にあえて政治の話をさせて父をいい気分にさせようとしていたなど、普段聞けない家族の話が面白かったです。
40代
そんな橋下徹さんの最高レストランは、大阪?北浜にある高級レストラン“PONTE VECCHIO 北浜本店”。橋下さんが弁護士になった28歳の時に、奥さんと初めて行った思い出の屈指のイタリアンの名店。素敵な話だと思いました。
そして、意外だったのが、ラーメンを食べるということでした。今になって凄く親近感を感じました。学生時代に慣れ親しんだ味って、一生物ですよね。しかし、ラーメンにお酢をかけるというのは、正直、疑問です。
50代
20代
弁護士事務所勤務1年で独立して、当時CMや広告が禁止だった中、「大きめの名刺」としてパンフレットを配ったと聞き、固定観念に囚われない姿勢は当時から変わらなかったことを知りました。人生最高のメニューが早稲田のメルシーというお店のラーメンで、素朴さにギャップがありました。
30代
2020年7月18日放送回 ゲスト:片岡愛之助
ごちそう様:片岡愛之助さん
ゲストは、6代目片岡愛之助さん。歌舞伎だけでなく、日曜劇場「半沢直樹」や大河ドラマなどに出演。人気歌舞伎俳優の“本当は教えたくない…絶品ご褒美メシ”とは?
■お品書き大阪・日本橋「お忍びで通う!大阪の贅沢なアレ」
片岡愛之助さんが『頑張れたな』という時のご褒美で食べに行くお店が、大阪の日本橋にある「六覺燈(ろくかくてい) 黒門(くろもん)本店」。ミシュランガイド一つ星評価を受けたこともある名店で、上質なワインと共に高級串揚げのコース料理を楽しめる。コースは、旬の厳選素材を使った串揚げが約20本。お客がどの調味料で食べればいいか迷わないよう、串の向きをオススメ調味料に指して提供してくれる。
「車海老」には、塩。
「えんどう豆のコロッケ」には、山椒塩。
「とんぶり(ささみ・しそ)」には、辛子レモン。
東京の銀座、麻布十番、代官山にも支店があり、愛之助さんはそちらにも足を運ぶという。オーナーの水野幾郎さんはとても男気のある方で、いつも愛之助さんの歌舞伎を応援してくださるそう。
*店舗情報:「六覺燈ろくかくてい 黒門くろもん本店」大阪府大阪市中央区日本橋1-21-16 たこそうビル2F
東京・銀座「夫婦で通う!銀座の極上お肉」
大のお肉好きだという愛之助さんが、ご褒美でお肉をよく食べに行くのは、銀座四丁目交差点に面した高層ビル内にある「神戸プレジール銀座」。眼下に銀座の夜景を眺めながら、極上のお肉を目の前で焼き上げてくれる鉄板焼きの名店。一緒に行く妻・藤原紀香さんもいつも喜んでくれるという。愛之助さんオススメは、何といっても「神戸ビーフのフィレステーキ」。
その他、神戸ビーフ、但馬牛、季節の野菜、旬の魚介など厳選食材を使ったアラカルトメニューも充実しており、中でも「神戸ビーフの炙りトロ寿司」、「アワビ」がオススメだという。
*店舗情報:「神戸プレジール銀座」東京都中央区銀座5丁目8番1号 銀座プレイス11F
「お金がなくなった時の人生最悪の炭水化物」(人生最悪の一品)
1992年19歳の時、2代目片岡秀太郎さんの養子となり、6代目片岡愛之助を襲名。その後、東京での歌舞伎座公演にも出演するようになった愛之助さん。当時、公演期間中の約1カ月は、銀座のホテル暮らし。そうなると、普段の食事も必然的に銀座周辺が多くなり、半月で給料が食費で尽きてしまっていたそう。そこで、料理を一度も作ったことのなかった愛之助さんだったが、仕方なく自炊をすることに。お米の研ぎ方もイチから教わり、総菜をおかずに白ご飯にふりかけをかけて食べていたそうだが、もともと大食いだった愛之助さんは3合でも物足りず、1食で5合も食べてしまったこともあったという。大阪・難波「歌舞伎人生の大きな転機の…思い出の味」(人生最高の一品)
片岡愛之助さんの“人生最高の一品”は「カレーライス」。それは、愛之助さんにとって歌舞伎人生の大きな転機となった思い出深い味。もともと歌舞伎の家に生まれたわけではなく、一般家庭に生まれ育った愛之助さん。松竹芸能の子役募集をキッカケに芸能界入りして、歌舞伎の子役にも挑戦。1981年に13代目片岡仁左衛門の“部屋子”となり、片岡千代丸として初舞台を踏んだ。そして1992年、19歳の時に2代目片岡秀太郎さんの養子となり、6代目片岡愛之助を襲名。養子縁組して、実際に歌舞伎の名家“松嶋屋”の家系に入った愛之助さん。実の両親は、“息子には好きなことをさせてあげたい”という思いから『よし!行って来い!』と快く承諾してくれたという。しかし、養子になったことで愛之助さんには1つ戸惑いがあった。それは、今まで“旦那”や“若旦那”と呼んでいた師匠を急に“お父さん”と呼ばなければいけなくなったことだった。“師匠と弟子”がある日突然、“父と子”の関係に…。なかなか呼べずに戸惑っていた愛之助さんに、父となった秀太郎さんが『ご飯食べに行こう』と誘ってくれたのが、「インデアンカレー」だった。「インデアンカレー」のカレーメニューは1種類のみで、愛之助さんがいつも注文するのは、ライス大盛り&タマゴ入り、通称「大玉」。1947年創業当時から変わらぬ秘伝のルーは、とろみのある辛口。最初は、本来の辛口の美味しさを楽しみ、その後タマゴを混ぜて少しマイルドな味わいで2度楽しむのがオススメだという。
二人きりでカレーライスを食べた時、父・秀太郎さんからこんな言葉が…『自分のいただいたことを100%120%に仕上げていくことが、明日への近道だから。頑張りなさい』と。気楽なカレー屋さんを選び、そんな言葉をかけてくれた父の気遣いに、愛之助さんは翌日から『よし!呼ぼう!』と会話の全てにいちいち“お父さん”を付けて呼んでみたという。すると逆に、『お父さん!お父さん!ってうるさい』と言われてしまったとか。そんな“父と子”二人きりで食べたカレーライスは、歌舞伎人生の大きな転機の深い思い出が詰まった味だった。
*店舗情報:「インデアンカレー 南店」大阪府大阪市中央区難波1-5-20
30代
40代
20代
2020年7月11日放送回 ゲスト:ファーストサマーウイカ
ごちそう様 ファーストサマーウイカさん
ゲストは、ファーストサマーウイカさん。“関西弁のヤンキー”キャラで大ブレイク!2019年下半期急上昇テレビ出演ランキング1位(日本モニター調べ)に輝くなど、今やバラエティ番組に引っ張りだこの彼女の素顔とは?そして、芸能界を生き抜くエネルギーとなったおいしいものとは?
■お品書き東京・新宿歌舞伎町「仕事前に一人で食べる!至福のお肉」
ファーストサマーウイカさんは高校卒業後、地元大阪の「劇団レトルト内閣」に入り、芝居の道へ。その後、本格的に女優を目指して上京するも…破天荒なアイドルグループ「BiS」、そして音楽ユニット「BILLIE IDLER」の一員として活動。そんな中、関西弁・ヤンキー・毒舌・大阪のオバチャンぽい・宝塚ぽい・スナックぽい…などといったキャラクターが注目されテレビ出演、タレントとしてブレイクを果たす。そんな彼女が「BILLIE IDLER」時代によく通っていたお店が、新宿歌舞伎町にある「新宿食肉センター 極(きわみ)」。一人焼き肉を楽しめるカウンターもあり、基本一人行動が好きなウイカさんにとって最高のお店だったという。新宿でライブがある時、ライブ前に一人でふらっと足を運んで食べていた料理が大好物の「あみればー」。食肉加工センターから毎日仕入れる新鮮な「朝締めレバー」を使用し、網脂(内蔵の周りにある網状の脂肪)で巻いた一品。火を通すとパサつきがちなレバーだが、網脂で包むことによって表面は焦げ目がついてカリッと、中はちゃんと火が通っているけどプルッとしたレアの食感が楽しめるという。
*店舗情報:「卸 新宿食肉センター 極」東京都新宿区歌舞伎町2-10-5 1F
東京「泣きながら一人で食べるアレ」
ウイカさんが住まいを決める際、「その店が周辺にあるかどうか」をポイントにするほど、大好きな中華食堂チェーン「日高屋」。上京後、首都圏に400店舗以上展開する「日高屋」の存在を知り、安くて美味しい上に、一人飲みできるところが大のお気に入りだという。そんなウイカさんは番組収録など仕事が思うようにいかなかった時、「日高屋」で“ひとり反省会”をするそう。その時、ビールを飲みながら食べるのが「油そば」。つまみは注文せず、1人前1.5玉の「油そば」をガッツリ食べながら、いつも反省しているという。*店舗情報:「熱烈中華食堂 日高屋」※首都圏を中心に400店舗以上展開する大手飲食チェーン
大阪・中津「芸能界への道を切り拓いてくれたカフェ」(人生最高の一品)
ファーストサマーウイカさんの“人生最高の一品”は、大阪・中津にあるカフェ「カンテグランデ」の「アイスチャイ&ケーキセット」。実はここは、ウイカさんの父が学生時代にアルバイトをしていた関係で幼い頃から連れて行ってもらっていた馴染みのお店だった。しかも、ウルフルズのトータス松本さんも昔働いていたことがあり、自らの曲「OSAKA STRUT」の中に「♪梅田行きのキップ買って~カンテGでチャイとケーキ~」という歌詞で登場するほどの名店。今も大阪に帰ると立ち寄るというウイカさんがいつも注文するのは、ウルフルズの曲と同じく「アイスチャイ」と「ケーキ」のセット。ケーキは、チーズタルトがオススメだという。そして、「チャイ」は味の濃いスリランカ産茶葉を使用し、熊本・阿蘇産の濃厚牛乳を加えて作る一杯。大阪でチャイを広めた創業当時のオーナーとスタッフが自らの足でインドへ渡り、仕入れてきた当時のレシピを大切に受け継ぎ、お客様に提供しているこだわりの味。
ちなみにイチオシ料理は、選び抜かれた10種類以上のスパイスを使用した味わい深いオリジナルの「カレー」。チャパティ(インドで食べられている非発酵のパン)の相性も抜群で、こだわりの一品。
実は、「カンテグランデ」は、ウイカさんと芸能界を繋いでくれた場所だった。ウイカさんが演劇の世界へ進む時、父が娘のために紹介した人物が、「カンテグランデ」のバイト仲間で劇団俳優のコング桑田さんだった。それから時を経て、東京でアイドル活動や音楽活動をする中、本来の夢である俳優に本腰を入れようと思ったウイカさんは、コング桑田さんに再会して相談。桑田さんの計らいで俳優メインの事務所に所属することになったという。そんな縁を繋いでくれたのは、父の存在、そして「カンテグランデ」。「カンテグランデ」があったからこそ、今の自分がある…夢へと導いてくれたカフェの味「アイスチャイとケーキセット」が、まさにウイカさんの“人生最高の一品”。
*店舗情報:「カンテグランデ 中津本店」大阪府大阪市北区中津3丁目32-2アルティスタ中津B1F
最初に紹介された焼肉はおいしそうですね~その後はラーメン、何というか元気な感じの女性なのでこういう力強いメニューが似合いますね、でも結構繊細なところもあるのがわかって応援したくなりました。とても自分を高めるための努力をしてらして、偉い!トークも紹介されたメニューもとても元気が出る内容で、かなり濃い番組になっていたと思います。
40代
レバーを一人で食べに行き、日高屋の油そばで反省会をするそうで、一匹狼タイプではあるけれどサービス精神旺盛で、おもしろさと真面目さがある人だと感じました。エゴサーチが日課で1日50回するのもびっくりですが、話のネタにするためでもあると聞き、勉強熱心だと思いました。自分の出た番組は見れないそうで旦那さんに見てもらうというビビリな面もあり、見た目と語り口とのギャップが魅力なのだろうと思いました。
30代
ファーストサマーウイカというネーミングについてさんまさんの番組で話そうと用意していたけれど、さんまさんに最初に言われてしまい、動揺してしまい、帰りの電車で大泣きしていたことなど色々苦労された過去もお持ちのようでした。また、お父さんが昔バイトしていた大阪のカフェも紹介されており、本当においしそうでした。お店の雰囲気も素敵でした。
30代
2020年6月27日放送回 矢作兼
ごちそう様 矢作兼さん(おぎやはぎ)
ゲストは、おぎやはぎ矢作兼さん。矢作さんがお笑いの世界に入る前、サラリーマン時代から仲良しのMC加藤さんと“今だから話せる禁断?暴露トーク”を展開。若かりし頃の二人の恥ずかしい思い出、超レアな矢作さん結婚秘話などと共に、人生のおいしい話を紹介。
■お品書き東京・三宿「大人の味を教わった…イタリアン」
1990年代前半、若者たちがおしゃれスポットとして集った世田谷区三宿。それを代表するのが、人気イタリアンレストラン「カフェ ラ・ボエム」。まだ20代だった加藤さんと矢作さんもよく通っていたこのお店…実は今思い出すと、二人には恥ずかしい思い出がある。当時、二人はお互い付き合っていた彼女を連れてWデート。一緒にテニスをした後、「ラ・ボエム」のテラス席でちょっと気取ってご飯を食べる…そんな流行にのったベタベタな青春のひと時を過ごしたこともあったという。そんな恥ずかしい思い出もある「ラ・ボエム」で、矢作さんが初めて食べて感動した料理が、蜂蜜をかけて食べるゴルゴンゾーラのピザ「ゴルゴンゾーラ蜂蜜添え」。今では当たり前だが、当時『ピザに蜂蜜!?』と衝撃を受け、『俺って、オシャレだな』と、ちょっと大人になった気分だったという。
他にも、ここで初めて知った料理が…サラダにチーズをかけて食べる「シーザースサラダ」。『なんてオシャレなサラダなんだ』と、驚いたという一品。
*店舗情報:「カフェ ラ・ボエム 世田谷」東京都世田谷区池尻 1-9-11 メゾン・ド・ソレー1F/B1F
東京・椎名町「大好物になった…思い出の味」
矢作さんの大好物「寿司」。寿司が大好物となった原点のお店がある。豊島区椎名町にある創業約70年の老舗「魚がし寿司」。矢作家の行きつけだった寿司店で、小学生時代には学校帰り、よく板前さんに『兼ちゃん』と呼ばれ可愛がってもらっていたという。そんな中、『寄っていきなよ』と声を掛けられ、寿司を食べて行くこともあったそう。小学生でカウンターに座って、ツケで寿司を食べていた!? 時には、『ここタダなんだぜ』と友達を誘って一緒に食べることもあったという。もちろん、小学生の矢作さんはツケの文化など知る由もなく、タダだと思い込んでいたが、実際は後でお母さんが支払っていたのを後々知った矢作さんであった。当時、小学生の矢作さんがよく食べていた握りが「イクラ」「たまご」「マグロ」。板前さんがお寿司を握る姿を見るのが好きで、いつも『かっこいいなあ』と思っていたそう。
*店舗情報:「魚がし寿司」東京都豊島区長崎1-6-5
東京・碑文谷「憧れの大先輩と共に通った…名店の味」(人生最高の一品)
矢作さんの“人生最高の一品”は、東京・目黒区碑文谷にある「吉法師」の「鴨せいろ(天邪鬼(あまのじゃく)そば)」。東急東横線・学芸大学駅から徒歩約10分、碑文谷交差点から程近いこの店は、矢作さんが以前暮らしていたマンションの近所だった。実はここ、矢作さんの憧れの人であり芸能界の大先輩であるタモリさんも行きつけの名店。共演した番組の収録終わりに偶然発覚し、後日ご一緒することに…すると、まさかのサシ飲み。最初は緊張した矢作さんだったが、憧れの人といろんな話ができ、最高に楽しい夜になったという。ところが、収録現場で『あの店の蕎麦は美味しい』と二人で散々盛り上がっていたのに、タモリさんはお酒をひたすら飲むばかりで食べたのは「骨せんべい」だけ。絶品の蕎麦を一緒に食べるのも楽しみにしていた矢作さんは、ちょっと拍子抜けしてしまったという。そんな最高に楽しい夜をタモリさんと過ごした矢作さんがオススメする「天邪鬼(あまのじゃく)そば(鴨せいろ)」は、 北海道・音威子府(おといねっぷ)産などの蕎麦粉を使用した手打ち蕎麦を鴨肉、ナス、ししとう、ごぼう、しめじ、ネギ、ゆずを使った絶品のつけ汁でいただく一品。大好きな蕎麦をタモリさんが一緒に食べることはなかったが、何より憧れの人と二人きりで過ごした…忘れられない味であった。
*店舗情報:「手打そば 吉法師(きちほうし)」東京都目黒区碑文谷4-2-3
そして、本格的なお寿司店に小学生の時から通っていたなんて、凄い!の一言しかありません。好きなネタは、「イクラ」「タマゴ」「マグロ」だなんて、思わず格好良いなあと思ってしまいました。何かとても矢作さんのトークに惹きつけられました。子煩悩の様もとても素敵でした。
50代
結婚のきっかけに樹木希林さんからの言葉があったという話が印象的でした。最高のメニューの鴨せいろはタモリさんとのサシメシだったそうで、お昼の顔になれたのはマネージャーのおかげだと話していたエピソードはタモリさんの懐の深さを感じました。
30代
2020年6月20日放送回 ゲスト:フワちゃん
ごちそう様 フワちゃんさん
ゲストは、大人気のYouTuber芸人フワちゃん。奇抜な衣装で超ハイテンション!今やネットを飛び出し、テレビでも大活躍する彼女の謎に包まれた素顔を、食を通して丸裸に!
■お品書き「砂糖が大好き!大の甘党フワちゃんの最愛レシピ」
大の甘党だというフワちゃんは、カレーをはじめ、ミネストローネなど何でも砂糖をかけて食べるのが大好き。そんな彼女が“騙されたと思って一度試してみてほしい”とオススメする甘党レシピを紹介。それは、「ご飯」に「ツナ」と「マヨネーズ」を加え、「醤油」をかけた後に、「砂糖」を大さじ2杯振りかける衝撃の一品。スタジオ全員がドン引きだったものの、フワちゃん曰く『東南アジアで大人気と言われるたら納得できる!割と発見的な味』らしく、甘じょっぱさと砂糖のジャリジャリ感が癖になる美味しさだという。東京・中目黒「夢を追いかけた原点のパスタ」
元々、お笑い芸人を目指していたフワちゃんは、学生時代に中目黒にあるお笑い芸人養成所「ワタナベコメディスクール」に通っていた。レッスン帰りに相方とよく立ち寄っていたのが、行列のできる人気のパスタ専門店「関谷スパゲティ」。厳選された約8種類あるメニューの中で、フワちゃんがオススメするのは、「塩バジリコ」と「たらこクリーム」。この2皿を注文して相方と二人でシェアして食べていたという。*店舗情報:「練りたて、茹でたて、炒めたて。関谷スパゲティ」
東京都目黒区上目黒3-1-2ハウスセンター中目黒ビル 1F東京・赤坂「大恩人と食べた!思い出の味」
お笑いコンビ「SF世紀宇宙の子」として活動していたフワちゃん。しかし、そのキャラクターが逆に出てしまったのか素行不良で事務所を首に…コンビも解散することになった。その後、ピン芸人として活動するものの、なかなか日の目を見ない中、友人の放送作家から『YouTubeに向いていると思うよ』と勧められて、YouTubeを始めることに。その放送作家と2人でチームを組んで活動し始めると、最初の動画をアップしてから約1年後…タレント指原莉乃さんがフワちゃんのtwitterをフォロー。『フワちゃんのYouTubeが面白い!』と、指原さんの出演番組にゲストで呼んでもらったのをキッカケに一気に大ブレイク!YouTubeチャンネル登録者数は現在、60万人を突破する人気YouTuberになった(※2020年6月19日現在、66万人)。そんな恩人と呼べる指原さんと時々食事に行くという。普段めったに行くことのないお店へ指原さんは連れて行ってくれ、中でも一番思い出に残っているのが、赤坂にある韓国料理店「プロカンジャンケジャン」。ここの「カンジャンケジャン」が絶品で忘れられない味だという。*店舗情報:「プロカンジャンケジャン」東京都港区赤坂3-11-7 ソシアル赤坂ビル 2階
東京・白山「貧乏な学生時代を支えてくれた!日本一の学食」
実は、最終学歴は東洋大学の中国哲学文学科(現・東洋思想文化学科)卒業というフワちゃん。大学時代は学校にも通いながら、芸人養成所にも通う多忙な日々を過ごしていた。しかし、次第に授業を欠席しがちになり、遂に留年。そのことを親に言えなかったフワちゃんは、1年分の学費と養成所の費用で約150万円の借金を抱えることに。そのため、生活費を切り詰めていたフワちゃんの主食は、大学の学食だった。実は、東洋大学・白山キャンパスの学食は「学食ランキング1位」(2017年&2018年、早稲田大学学食研究会調べ)に輝き、バリエーションに富んだ本格的な料理が食べられるという“日本一の学食”で知られる。フワちゃんのオススメは、「Curry manta」の「カレー2種(ハーフ&ハーフ)+ナンセット」 。もちろん、値段は学食なので500円という有難さ。それを貧乏学生仲間だった仲良し女子3人組でシェアして食べていたという。大阪「最悪なイベントで出会ったカレー」(人生最悪の一品)
昨年、いつもやっている営業の仕事と違って、楽しそうだなとノリノリ気分で参加した大阪でのパリピフェス。しかし、行ってみるとお客も30人ほどの閑散としたイベントだったという。そこで、休憩時間に気分を変えよう昼食を食べに行ったお店がネパール&インド料理店「ダイヤモンドスター」だった。すると、あまり期待せずに注文した「チキンバターマサラ」と「チーズナン」が超絶品だったという。特に、「チーズナン」は今まで食べた中で一番美味しいと言える一品で、今も食べに行きたくて仕方ないほど忘れられないという。*店舗情報:「ダイヤモンドスター」大阪府大阪市住之江区北加賀屋2-12-16
東京・板橋「夢を後押ししてくれたハンバーグ」(人生最高の一品)フワちゃんの“人生最高の一品”は、学生時代のバイト先「板橋3丁目食堂」の「煮込みハンバーグ」。アイスクリーム店、家庭教師…学生時代にやったバイトをほぼ全てクビになること15回。そんなフワちゃんが唯一4年間続けられたバイトがある。そこが、「板橋3丁目食堂」(現在は、板橋の地域活性化のため新業態「おにぎり専門店」として営業中)だった。バイト面接の際、遅刻した上に履歴書にも写真を貼り忘れるなど、フワちゃん自身『不採用だろうな』と思っていたが、店長の『夢は何ですか?』という質問に『芸人になりたいです』と答えたフワちゃん。『若者の夢を応援したい』と常日頃思っている店長は、その一言でフワちゃんを採用。しかし、バイトが始まると…最初に任されたホールではお客にタメ口を聞いてしまい、まもなくキッチン担当に。そして、キッチンではつまみ食いを繰り返して、終いに店長が任命したのは「お皿洗い隊長」。その後、全自動お皿洗い機が導入され、フワちゃんの仕事は超簡単な内容に。それでも店長はクビにすることなく、バイトを続けさせてくれた。そんなバイト先での思い出の味が、賄い料理「田舎風煮込みハンバーグ」だった。ダッチオーブンを使ってラタトゥイユのソースで煮込んだ本格的なハンバーグは、賄いとは思えない豪華な一品。
優しくて理解のある店長とは違い、仕事に対して厳しかったのが店長の奥さん。奥さんに仕事のことで厳しく怒られる時も度々あったという。ただそんな時も、この賄い料理を一緒に食べると場が和んだという。フワちゃんのキャラクターも幸いしていたが、何より実家を出て暮らしていたフワちゃんにとって美味しいご飯を食べさせてくれ、居場所となったこのお店、そして両親のような存在だった店長夫妻との出会いが大きかったという。
*店舗情報:「板橋3丁目食堂」(※閉店)
現在は、おにぎり専門店「板五米店」(東京都板橋区仲宿40)として営業中。
30代
2020年6月13日放送回 ゲスト:吉村崇
ごちそう様 吉村崇さん
ゲストは、平成ノブシコブシ吉村崇さん。MC加藤浩次さんと同じく北海道出身の吉村さんが、コロナが収束したら是非行って食べてもらいたい!故郷・北海道の絶品グルメを紹介。そして、芸人人生の危機を救った先輩・加藤さんの言葉と忘れられない料理、父への感謝を込めた“人生最高の一品”とは?
■お品書き北海道・札幌市「魅惑の北海道グルメ(1)」
地元の北海道札幌市に帰るとよく訪れるお店「ジンギスカーン」。ちょっとふざけた店名だが、数あるジンギスカン専門店の中でも、特に肉にこだわり、味は絶品の名店だという。高級フランス料理などにも使われるブランド羊サフォーク種の肉を塊のまま仕入れて捌き、希少な部位を提供している。
一昔前と違い、現在流通しているラム肉は全く臭みがないので、タレではなく、20種類のブレンド塩や刻みわさびやでさっぱりといただくのもオススメ。
*店舗情報:「ジンギスカーン」北海道札幌市中央区南5条西6丁目 多田ビル1F
北海道・札幌市「魅惑の北海道グルメ(2)」
ジンギスカンと並ぶ、定番の北海道グルメと言えば、味噌ラーメン。しかし、吉村さんがオススメするのは「ちゃんぽん」。札幌の繁華街すすきのにある「ちゃんぽん一鶴」。以前は夜9時頃オープンして夜間営業していたそうで、吉村さんはここでシメに「ちゃんぽん」をよく食べていたという。鶏ガラ・豚骨から出汁をとったスープに魚介などを加えた一杯は、本場長崎ちゃんぽんよりも少し濃いめの味つけ。寒い冬に食べると、身も心も温まるという。
*店舗情報:「ちゃんぽん一鶴(いっかく) すすきの店」北海道札幌市中央区南6条西3丁目 おふく会館1F
東京・赤坂「芸人人生を変えた餃子」
東京・赤坂にある鶏餃子専門店「赤坂よ志多」。実はここ、吉村さんが加藤さんと初めて会った場所。今からおよそ12~3年前、唯一のレギュラー番組がなくなって悩んでいた吉村さんに対し、加藤さんは相談にのり、いろいろアドバイスをしてくれたという。その時、加藤さんの言葉もあって気が楽になった吉村さんにとって、先輩の優しさに触れた忘れられない思い出の店。加藤さんもよく行くというこちらの餃子は、豚や牛ではなく国産の鶏肉を使用した餡が特徴。食べやすい一口サイズで、水餃子や手羽餃子など9種類もの餃子を楽しめる。
*店舗情報:「鶏餃子専門店 赤坂よ志多」東京都港区赤坂2-14-12高橋ビル1F
北海道・札幌市「支え続けてくれた父への恩返し」(人生最高の一品)
吉村さんの“人生最高の一品”は、札幌すすきのにある「鮨処うえの」のお寿司。幼少期に両親が離婚し、父子家庭で育った吉村さん。売れなかった若手時代には、親戚に頭を下げてお金を工面し仕送りするなど、夢を追い続ける吉村さんを父は何も言わず支えてくれたという。そんな父へのお礼と感謝を込め、初めてごちそうしたのが、このお店だった。人気メニューの一つが、国産かんぴょうを使用した「干瓢巻き」。
そして、父への感謝を込めてご馳走した“人生最高の一品”は、「手のせ雲丹(うに)」。時期によって仕入れ先を変えるうにを海苔はあえて使わず、シャリにのせるだけの一品。それを大将が手渡しで提供する。
*店舗情報:「鮨処うえの」北海道札幌市中央区南六条西3丁目 ジョイフルサッポロ1F
「不仲だったコンビの運命を変えた…最悪の一品」(人生最悪の一品)
今から約10年前、ある番組で海外ロケの仕事が増え、世界各地の部族にホームステイして過酷な生活を体験した平成ノブシコブシの二人。中でも、パプアニューギニアのある部族にホームステイした時に食べたものが衝撃的すぎて、まさに“人生最高の一品”だったという。それは、部族民の頭にのせた火鉢を使った謎の調理法で焼いた「クモの丸焼き」。その味は、まるで“焦げ”を食べているような感じだったとか。しかし、そんな最悪な食体験をした仕事が、平成ノブシコブシの運命を大きく変えることになる。
当時、キングコング、ピース、ノンスタイルといった同期がどんどんテレビ出演し活躍していく中、何も結果を出せずにいた平成ノブシコブシ。吉村さんは焦りもあり、うまくいかないことを全て相方の徳井さんのせいにしていたという。
当然、コンビ仲は最悪で…仕事以外では全く会話もなかった。そんな何もかもうまくいかなかった時に舞い込んできたのが、海外ロケの仕事だった。そのチャンスに二人は、全てをかけて必死に食らいついた。
すると、なぜか部族に愛された相方・徳井さんの存在のおかげで、結果的にロケも面白い内容になり、世間的にも好評だった。その後、人気が出てテレビで活躍の場を広げた二人は、現在の地位を築くまでになった。『今の平成ノブシコブシがあるのは、あの海外ロケで弾けた相方のおかげ』と語る吉村さん。今では、今までで一番仲が良い関係になっているという。
50代
私もラムが好きなので今度オススメされたお店に行ってみたいです。一番衝撃だったのは昔海外ロケで食べたという焦げた蜘蛛。売れるためになんでもやったというその時の必死なエピソードを語っていました。売れたところでお父さんにお寿司を振る舞ったという話は感動しました。
40代
50代
30代
2020年5月23日放送回
「タクノミでつながろう」特別編(1)
今回は、「タクノミで繋がろう」特別編!MC加藤浩次さん、女将・島崎和歌子さん、常連客・高橋茂雄さん(サバンナ)、アシスタントMC宇賀神メグさん(TBSアナウンサー)の出演者4人がリモートで飲み会を開催。これまで番組で紹介してきた706店舗1155品の中から厳選した“最高の肉料理”を肴にトークを展開。
■お品書き
寺門ジモン“人生最高の肉料理” 神戸 ?皮「サーロインステーキ」(2017年6月17日放送)
“日本一の肉好き”寺門ジモンさんの“人生最高の肉料理”は、神戸にあるステーキハウス「?皮」の「サーロインステーキ」。ステーキ店として世界で初めて“ミシュラン二つ星”の評価を受け、ジモンさん曰く、『日本一のステーキ!いや、世界一のステーキかもしれない!』というほどの名店中の名店。
*店舗情報:「?皮(あらがわ)」兵庫県神戸市中央区中山手通2-15-18
出川哲朗“人生最高の肉料理” 東京・渋谷 ゴールドラッシュ「ハンバーグ」(2018年4月14日放送)
これまで日本全国、さらには世界中を巡り、ありとあらゆる美味しいものを味わってきて、“芸能界一の食通”だと言い張る出川哲朗さんの“人生最高の肉料理”は、渋谷にある「ゴールドラッシュ」の「ハンバーグ」。専門学校の同級生ウッチャンナンチャンの二人(内村光良、南原清隆)と劇団シャララを旗揚げし、座長を務めながら役者を目指していた20代前半。出川さんは横浜の実家を出て、渋谷の六畳一間・風呂トイレなしアパートで一人暮らしをしていた。アルバイト生活で給料が入った時、ご褒美に食べたのが、近くにあった「ゴールドラッシュ」のハンバーグだった。以来、30年通い続けているという。
挽き肉に和牛の脂を混ぜることで旨味を増し、隠し味に醤油を加えたデミグラスソースが絶品。チーズハンバーグはマスタードとマヨネーズを塗った上にチーズをのせるという一工夫が堪らない一品。
*店舗情報:「ゴールドラッシュ渋谷本店」東京都渋谷区宇田川町4-7 トウセン宇田川ビル4F
オーナー加藤浩次“下積み時代のご褒美メシ”
MC加藤浩次さんには、下積み時代に心の支えとなったご褒美メシがあるという。それが、名店「叙々苑」の焼き肉。北海道から上京して25歳頃まで、芸人の仕事だけでは食べていけなかったという加藤さん。そんな加藤さんがバイトしていたのが、ママと娘さんの母子二人だけで切り盛りしていた中目黒のBar。お店の売り上げがいい時に、ママが連れて行ってくれたのが「叙々苑」の中目黒店」だった。北海道出身ということもあり、肉といえばジンギスカンだった加藤さんは、その時に初めて食べた名店の「カルビ」の美味しさに度肝を抜かれてしまい、肉の概念が完全に変わってしまったそう。それからというもの、お店の売り上げアップのために、お客のボトルをなんとか減らそうと必死だったとか。そして、『こんな美味しい肉を、食べたい時に食べられるようになりたい。そのために、仕事を頑張ろう』と誓った若かりし頃の加藤さんであった。
*店舗情報:「叙々苑 中目黒店」東京都目黒区青葉台1-29-12セブンスターマンション1F
森泉“人生最高の肉料理” 東京・赤坂 ルイプリマ「ビーフカツレツ」(2017年5月27日放送)
モデル森泉さんの“人生最高の肉料理”は、赤坂にある「ルイプリマ」の「ビーフカツレツ」。実はこれ、世界的ファッションデザイナーの祖母・森英恵さんを筆頭に華麗なる一族、森家の全員が虜になったという一品。
塊で仕入れた牛肉はメイン部分をカツレツに、そして余分なスジの部分はソースに使用。牛スジをたっぷり使った自家製デミグラスソースは『一滴も無駄にしたくない』と家族全員がお皿を舐めるほど絶品で、レアに仕上がったカツレツにかけると美味しさは倍増する。その美味しさは、いつもみんなをhappyにしてくれるという。
*店舗情報:「LOUIS PRIMA ?ルイプリマ?」東京都港区赤坂8-12-12 赤坂アンドロン1F
尾上松也“人生最高の肉料理” 東京・板橋 テンダーハウス基順館「シャトーブリアン」(2017年5月27日放送)
ただ美味しいだけでなく、味も見た目もパンチが効いた料理が好きで『とにかくガツガツ食べたい!』という尾上松也さん。そんな松也さんの“人生最高の肉料理”は、東京・板橋にある「テンダーハウス基順館」の「シャトーブリアン」。完全予約制で1日1組限定。政界や芸能界の人々が通う、知る人ぞ知る名店。
ただ美味しいだけでなく、味も見た目もパンチが効いた料理が好きで『とにかくガツガツ食べたい!』という尾上松也さん。そんな松也さんの“人生最高の肉料理”は、東京・板橋にある「テンダーハウス基順館」の「シャトーブリアン」。完全予約制で1日1組限定。政界や芸能界の人々が通う、知る人ぞ知る名店。
*店舗情報:「テンダーハウス 基順館」東京都北区滝野川6-84-8
女将・島崎和歌子“地元・高知の行きつけラーメン”
島崎和歌子さんの地元・高知県。家族みんなで通った思い出の店が「ラーメンの豚太郎」。高知県民はみんな知っている有名チェーン店で、オススメは「味噌ラーメン」。ただ、普通の味噌ラーメンではなく、なぜかトンカツがのっている。幼い頃から食べてきた島崎さんには普通だが、県外から来たお客は『味噌ラーメンにとんかつ!?』と、必ずびっくりする一杯。
*店舗情報:高知県内に約30店舗展開
志村けん“人生最高の肉料理” 東京・鶯谷 玉勝「ちゃんこ鍋」(2019年2月23日放送)
志村けんさんが愛した“人生最高の肉料理”は、東京・鶯谷にある「玉勝」の「ちゃんこ鍋」。ザ・ドリフターズに入った24歳当時、暮らしていた鶯谷。付き人から正式メンバーにとなり、初めてもらった給料で自分へのご褒美として食べたという。下町情緒あふれる街に佇むこのお店は1958年創業で、芸能界やスポーツ界の大物たちが訪れる名店。志村さんはじめ、多くの人たちが魅了された「ちゃんこ鍋」は、鶏肉と野菜が基本。白菜や牛蒡、人参、小松菜、豆腐などをまず敷き詰め、その上に福島県産伊達鶏をのせ、調味料を使わずに伊達鶏を15時間煮込んだスープを入れる。更にその上に野菜(一番ニラ、小松菜、ほうれん草、春菊)をのせてグツグツと煮込む。
何より美味しさの決め手は、醤油ベースの特製つけダレ。ネギ、伊達鶏の卵、青のり、一味唐辛子を加えたつけダレは絶品で、志村さんも何度もマネしようと作ってみたが再現できない美味しさだという。
初めての給料で食べたこの味が恋しくて…国民的人気者となった後も志村さんは度々、足を運んでいた。実は亡くなる10日前、入院中の志村さんに『玉勝のおやじさんが元気かどうか、確かめてくれないか』と頼まれた事務所スタッフがわざわざ来店してくれたという。ご主人の高橋正一さんは、『本人も具合が悪いのに、最期まで気遣いの方でした』と、志村さんの優しい素顔を明かしてくれた。
*店舗情報:「玉勝(たまかつ)」東京都台東区根岸3-2-12 鈴木ビル
30代
40代
2020年5月16日放送回 ゲスト:井川遥
ごちそう様 井川遥さん
ゲストは、井川遥さん。角ハイボールのCMでおなじみ!女優、モデルでありながら2児のママ!“癒し系の女王”としてOLや主婦をはじめ、サラリーマンからも大人気の彼女の素顔は“食いしん坊”だった。
■お品書き
東京・六本木「1日1回は食べる!病みつきの肉」
お店でメニューを選ぶ際には、食べたいものが多すぎて優柔不断になってしまうほど、自ら“食いしん坊”と認める井川遥さん。そんな井川さんの大好物は、1日1回は食べるという“鶏肉”。冷蔵庫にはいつでも食べられるようにストックしてあるそう。一番好きな鶏肉料理は、シンプルに茹でて塩胡椒でいただく「茹で鶏」。茹でた後は、お肉を取り出し、水溶き片栗粉を入れて「鶏スープ」にするのもオススメ。また、残った分は、卵を加えて「鶏雑炊」にアレンジできる。そんな無類の鶏肉好き・井川さんのオススメするお店は、六本木の東京ミッドタウンにある中華料理店「SILIN火龍園」。
*店舗情報:「SILIN火龍園」東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア ガーデンテラス 2F
「何度もチャレンジしてやっと克服した!牡蠣」(人生最高の一品)
井川遥さんの“人生最高の一品”は、果敢に何度もチャレンジして克服した「牡蠣」。牡蠣を求めて食べ歩いた結果、イチオシのお店は、赤坂にあるオイスターバー「ヴィノーブル」。瀬戸内海に浮かぶ無人島で獲れた希少な牡蠣が楽しめる。美味しく食べてもらうため、地元の漁師さんの直接指導で処理や調理法が徹底された、こだわりの牡蠣。オススメは、6種類が1セットになった「おまかせオイスタープレート」(※季節により種類は変更)。
*店舗情報:「オイスター&ワイン ヴィノーブル」東京都港区赤坂2-11-13 COMMON AKASAKA 1F
無類の牡蠣好きの井川さんには、他にもお気に入りのお店が。お箸でいただくスタイルの創作フレンチのお店で、普段は取材NGのところを今回特別に撮影の承諾いただいた。オススメは、「牡蠣の炭火焼き」。
*店舗情報:非公開